成り変わりカイザー理事の奮闘物語   作:CoCoチキ

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九十五話 シロコが二人いる!?どう言う事だ!?

 

 「第三エンジンに辿り着いたは良いが…」

 「……」

 

 さっきより警備が厳重なんだが。シロコとケテルとその他大勢。ヤバいな。今回のケテルエネルギー系の武装と連結してやがる。

 

 「今度こそ逃さないよ〜」

 「覚悟してよね!」

 「シロコちゃん!大人しく捕まってください!」

 

 それで捕まったら苦労はない。間違いなく迎撃する気満々の体勢だぞあれ。

 

 「“シロコ、一つだけ教えて欲しい。どうして、プレナパテスの命令を聞いているの?“」

 「……違う、先生。私がプレナパテスの命令を聞いてるんじゃなくて——逆」

 

 …そんな事ある?

 

 「「色彩の嚮導者」が、私の命令を聞いているの」

 「“どう言うこと?“」

 「どうも何も、そのままの意味でしかないだろ!」

 

 だけど、だとしたらなんでプレナパテスはシロコを攫ったんだ?攫われる前のシロコに命令が出来るはずがない。なのにシロコの命令を聞いて動いている……この矛盾はなんだ?

 

 『シロコさんの現在位置を特定しました!』

 「…ヒマリ、シロコなら目の前に居る」

 『え?いえ、そんな筈は…シロコさんの反応があるのは「箱舟の第4エリア」の閉鎖されたセクションですよ?』

 「…は!?」

 

 じゃあ目の前に立っているシロコは誰だ?シロコに成り済ました誰かとでも言うのか?いや違う、彼女は間違いなくシロコだ。

 

 「……お前…まさか、フランシスと同じ「別の時間軸」のシロコなのか?」

 「…リジー、それどう言う事なの?私も「シロコ」(アレ)は、私たちの知ってる「シロコちゃん」じゃないのが今ので分かったんだけど」

 

 そう言えばフランシスと直接会ったことがあるのは俺と先生だけか。それにどう言うことって言われても、俺も分かってないんだよな。

 

 「言える事はあのシロコは別の時間軸からやって来たシロコだと言うこと、それとあっちのシロコが俺の事を知らない事だ。多分、彼女が存在したキヴォトスでは俺は居なかったか…それとも居たけど先生たちとは関わらなかったか…」

 

 関わらなかったはまず無いな、アビドスは必ずカイザーPMCに借金する事になってるだろうし。あるとするなら原作通りのカイザーPMC理事と出会って、そのカイザーPMC理事は早々に退場したって事なんだろ。

 

 「……やっぱりあなたはイレギュラー………」

 「どうやら本当だったらしい」

 

 だったらあれこれに納得出来る。納得は出来るけど……どうして彼女はこの世界に来たんだ?滅ぼすのが目的、それは何故だ?

 

 『ケテルからの攻撃、来ます!』

 「考えてる暇がねぇ!」

 「“今は次元エンジンを壊す事に集中しよう!“」

 

 エネルギー系の攻撃はシールドで弾いてボールのような敵に当てる。そこにクラスター爆弾を投げ込んで一気に吹き飛ばす。

 

 『リジー!避けてください!』

 「なに!?いって!?」

 

 雑魚敵に集中していたらケテルが接近してくるのに気付かず蹴り飛ばされて先生たちとの距離を離された。こいつ、ここで俺を確実に潰す気らしい。

 

 「邪魔をするな!」

 

 本当は危な過ぎるから使いたくなかった物だけど相手はケテル、俺単独じゃ相手に出来ない。

 

 「コン!俺が隙を作るから一気に攻撃を仕掛けろ!」

 『分かりました!』

 

 色彩化してると言っても相手も機械!だったらこれが効かない訳ないよなぁ!むしろ効いてくれ!頼むから!

 

 確実に当てるために接近し、ポケットから“EMP手榴弾“を取り出し、ケテルに向かって放り投げた後SGで撃ち抜いた。

 

 −バン!

 

 『2!;&.¥239;¥‘aka!?!?』

 「グァアアア!!?」

 『り、リジー!?何をしたのですか!?』

 「い…イkら撃て!……スksの間…ッグ!」

 

 俺の中の電子機器に色々と不具合が発生し、それと同時にとんでもない激痛が身体中に走った。だから使いたくなかったんだこれ!

 

 『っ!……フルバースト!』

 

 EMPで誤作動を起こしたケテルはその場で足踏みをしながら暴れ回り敵味方全てに攻撃を仕掛け、シロコ以外の敵が全滅した。コンに指示をして攻撃をさせて弾幕の嵐を浴びせケテルもワイヤーでどこかに逃げたからこれ以上、あいつは出てこないだろ。

 

 『EMPなんてどうして持って来たですか!!アホなんですか!?』

 「イや…aホって」

 『アホですよ!良いですか?しばらく動かないでください!今のでリジーの回路に動作不良を起こしてる部位があるので修復します!』

 

 遠くでエンジンの破壊音が聞こえて、シロコが撤退する姿が見えた。先生たちを止めようとする割には諦めが速い気がするけど、何を狙ってるんだ彼女は。

 

 『……シロコさんが撤退しました。お願いしますからあまり相棒に心配を掛けさせないでください』

 「スマン…」

 

 −−−安心しろ、この手はもう二度と使わん

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