あやかしランブル!~蒼澄カンナ伝:私の家がなんかデカい穴に呑み込まれてるんですけど……~   作:吾輩はもぐらである

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いよいよカンナ過去編の核心である「シジョウの惨劇」です


第二十八話:故郷へ続く道

十七歳の夏。少年院を出所する日を迎えた。

 

「院長、お世話になりました。」

 

見送りに来てくれた院長に最後の挨拶を交わす。

 

「ウチが居心地良いからって戻ってきちゃだめよ、カンナさん。何度も繰り返す子は犯罪傾向が進んでるって判断されて、もっとヤバい奴だらけの少年院に送られるからね。」

 

「分かってますよ。」

 

「ところで、具合は大丈夫?」

 

「はい、あれからは特に問題ありません。」

 

二日前、カンナは激しい頭痛に襲われ夕食中に意識を失った。すぐに病院に運ばれたが、病院に到着する前に意識を取り戻し、検査でも異常は見つからなかった。

 

「それにしても、北見さん来ないね。」

 

北見慎が迎えに来てくれるはずだったのだが、姿が見えない。

 

「急用で来られなくなったのかもしれないですね。あと十分待って来なかったら独りでシジョウへ向かいます。」

 

「そう。最後だし、ちょっと聞いていい?」

 

「どうぞ。」

 

「カンナさんって、もしかして北見さんのこと好き?北見さんと会う前の日とか微妙にテンション高かったよね?」

 

「死ぬほど好きです。狙ってるんで、手を出さないでくださいね。」

 

「うわー!北見さんってどう見ても大人よね?禁断の恋じゃん!」

 

「『北見先生襲っちゃいました罪』でまた捕まるかも?」

 

「いやん、何言ってんのよ、もう!」

 

院長と雑談を交わしながら北見慎を待つが、結局来ない。

 

「先生が来たら先に帰ったと伝えてください。では、二度と戻りませんので、お元気で。今までありがとうございました。」

 

駅舎でシジョウ行きの乗合馬車を待つ。だが、定刻を二十分過ぎても馬車は来ない。それに、どういうわけかシジョウ方面の馬車を待っているのはカンナだけだ。困惑するカンナに近隣住民と思われる年老いた男性が話しかける。

 

「お姉さん、もしかしてシジョウに行きたい人?」

 

「そうです。馬車が全然来なくて。」

 

「シジョウは今大変らしいのよ。」

 

「大変?」

 

「マガツヒだよ。凄いのが出たらしい。」

 

「いつですか?」

 

「二日前。シジョウ方面の便は当面運航停止になるんじゃないかな。帰れないなら暗くなる前に宿を取りなさいよ。夜のラクドウは治安が悪いからね。」

 

知らなかった。少年院では最新の新聞が読めない。収容者が関わった事件の情報が不用意に院内に拡散することを防ぐため、職員が内容を事前にチェックする時間が要るためだ。

 

「この近くに新聞が買える場所はありますか?」

 

「券売所の隣で買えるよ。」

 

新聞を買って読む。一面でシジョウのことが報じられていた。

 

『二体のマガツヒ シジョウを襲撃し行方くらます シジョウ全域に被害

 

〇月×日十六時二十八分ごろ、突如出現した昆虫型マガツヒの群れがシジョウの防護結界を突破し、シジョウ全域を襲撃した。中央区で有志の市民が徒党を組んで撃退に成功。

 

同日十七時十八分、北区〇丁目の山中より未確認の巨大マガツヒが突如出現。北区全域、及び中央区〇丁目以北に甚大な被害。体高約十五メートル、白い長髪を振り乱し、背中から巨大な羽を生やした骸骨のような外見で、絶えず笑い声をあげ、小型の不定形マガツヒを大量に引き連れていたとの目撃証言多数。こちらも中央区で有志の市民が徒党を組んで撃退に成功。

 

撃退後、二体のマガツヒはシジョウ富士の方へ逃走し忽然と姿をくらまし、姿は確認されていない。シジョウ富士の麓には巨大な穴が突然出現している。マガツヒとの関係は不明。

 

なお、巨大マガツヒが引き連れていた小型のマガツヒの一部は今なおシジョウ全域で活動中のため、注意が必要。

 

死者、重軽傷者、行方不明者の数は現時点では不明。

 

シジョウ南区第一警察署のコメント:マガツヒの襲撃により警察も被害を受けた。特に北区と中央区は被害が大きく、十分な治安維持は困難と言わざるを得ない。両区には今なお小型のマガツヒが徘徊している。一刻も早い陰陽寮の介入が必要。

 

シジョウ南区主席行政報道官のコメント:シジョウは中央区に警察、行政の機能が集中しているという地理的リスクがあった。今回の襲撃でリスクが顕在化し、本来であれば陰陽寮との連携を主導すべき警察、行政の役職者が軒並み行方不明になっている。状況は一刻の猶予もなく、超法的措置により比較的被害の少ない南区、東区、西区で臨時特別議会を設置して意思決定を行うことにした。既に陰陽寮に大規模な活動権限を与えたが、治安維持活動に係る一部の権限の不足をご指摘いただいている。引き続き陰陽寮と緊密に連携し、被害の拡大を防ぎたい。

 

陰陽寮最高顧問葛の葉氏のコメント:昆虫型のマガツヒは「黒蝗」の可能性が高い。大型のマガツヒは初観測の個体の可能性が高い。今回の襲撃は通常予測されるマガツヒ禍の規模をはるかに上回る例外的な規模のものである。襲撃の翌日には本件を最重要案件の一つに指定し、市街地の応援部隊と防護結界の再展開部隊部隊を現地に投入した。状況に対処するとともに、今後発生する治安悪化とそれに伴うマガツヒの大量発生にも可能な限りの予防策を––』

 

脳が痺れたように機能を停止し、最後まで読むことができなかった。

 

(マガツヒ?シジョウ全域に被害?)

 

どういうことだろう?シジョウはカンナの故郷、半生の全てがあると言っても過言では無い場所である。家、学校、道場、シジョウ富士、友人たちと通い詰めた遊技場、家族の墓––。

 

(行かなきゃ。)

 

地図を買い、シジョウまでの道を調べて走り出す。季節は夏、距離は約五十五キロメートル。

 

「はっ、はっ。」

 

ラクドウの街を北へと走る。

 

(街の様子が変だ。警察や役人だらけ。みんな緊張している。それに、陰陽師みたいな人もいる。)

 

シジョウのマガツヒが流入するのを警戒しているのかもしれない。つまり、それだけマガツヒが大量発生しているということだ。焦燥のあまり吐き気を催しながらも駆け足を速める。

 

ラクドウは平野、シジョウは山の街のため、道は基本的に坂道である。野を駆ける狼のように荒い息を吐きながら休むことなく走り続ける。ラクドウの市街地を抜け、その先の田園地域を抜け、ラクドウの防衛結界を抜けると、大きな森が広がってる。森を南北に貫く道を行き、森を抜ければ地図上はもうシジョウに着いている。そこから数キロの無人地帯と田園地域を抜ければ市街地にたどりつく。

 

(何だ、あれ?)

 

森を抜けると、道のはるか先にぼんやりとシジョウの街並、その更に奥には名勝シジョウ富士が望める。その道を、こちらに向かって走る人だかりが見える。

 

(こんなところに人が大勢いる?何で?)

 

距離が縮まると異変に気付いた。人だかりの人々は肘より先の腕が刃のように鋭く尖っている。老若男女全員が刃の先端をカンナの方に向け、同じ走り方、同じ速度で迫ってくる。

 

(マガツヒだ!)

 

よく見ると、同じような集団があちこちに居る。街の方から、森の方から、カンナに気付いた集団が次々に殺到する。皆、一様に狂喜の笑みを浮かべている。

 

(走れば逃げ切れるな。どうする?)

 

マガツヒとは戦ったことが無い。だが、今ここでマガツヒに立ち向かえるのはどう見ても自分だけだ。

 

(逃げたら街まで着いて来るかもしれない。倒してしまおう。私ならできる。)

 

北見慎の座右の銘を思い出し、小声で呟く。

 

「強き者は家族を守れ。より強き者は故郷を守れ。最も強き者は人類の未来を守れ。」

 

強くなる。少年院で自分に誓った。苦しくても、辛くても、誰かが自分を救おうとしてくれても、自分が弱ければ救われることはない。救われたければまず自分が強くなるしかないのだ。

 

カンナにはもう家族はいないが、故郷がある。多くの人々が誰かの助けを待っているはずの故郷が。ならば自分がその誰かになろう。

 

体内を巡る霊力の流れに集中する。さらさらと身体の隅々まで循環する霊力の流れが豪雨の後の川のように勢いを増し、身体という枠に押し込められて荒れ狂う濁流の渦となる様子を想像する。想像の世界で、カンナは強くなるという目標を達成した猛者中の猛者だった。マガツヒと戦うのが初めてでも関係無い。行く手を阻むマガツヒを圧倒的な力でなぎ倒し、無人の野で勝利の雄たけびをあげる自分の姿を思い浮かべた。

 

(発鬼。)

 

心の中で唱えるのと同時に、霊術を発動する。全身に力が漲る。身体が燃えていると錯覚するほどの熱を感じる。荒かった息が十分な休息を取った直後のように落ち着いていく。精神の器に荒々しく闘争心が注ぎ込まれ、緊張感と焦燥感を追い出していく。まずは少年院での誓いが嘘でないことを自分自身に示して見せよう。

 

「どけぇ!」

 

雄たけびをあげながら目の前のマガツヒの群れに突っ込む。マガツヒたちは刃のような腕の先端を向けて応戦するが、不可視の鎧に弾かれ、カンナの飛び蹴りでまとめてはるか後方に蹴散らされる。

 

(嫌な感じ。本物の人間みたい。)

 

襲い来るマガツヒを次々と屠る。人間の姿をしていても一切躊躇せず、拳で頭を潰し、手刀で身体を貫く。発鬼が生む集中力といち早く故郷へ駆け付けたい想いで、余計な思考が入り込む隙が無い。

 

最後の一体となったマガツヒに止めを指す。

 

(まだ居るな。)

 

街へたどり着くまでの間にもマガツヒと思われる気配を感じる。こちらへは向かってこず、何者かと対峙しているようだ。

 

(人が襲われてるって感じじゃないけど、ここからじゃ分からない。一応急ごう。)

 

休むことなく走る。

 

(この人たち、陰陽寮の人だ。)

 

どうやら街周辺のマガツヒと戦闘中の陰陽寮の部隊と遭遇したらしい。陰陽師の制服である黒い着物を着た人間の指示で、式神たちが連携を取りながらマガツヒの相手をしている。

 

「そこの女性!」

 

後ろから女性の声。振り返ると、剣を構えた目つきが鋭い金髪の女性が立っている。

 

「戦場につき抜刀したまま失礼。私はヤツカ。陰陽寮ナクサ本部の所属です。現在、シジョウの防護結界再展開部隊の一員として行動しています。身分の提示と、なぜここにいるのかをご説明願います。」

 

ヤツカは左腕に「陰陽寮」と書かれた腕章を着けている。全身から発せられるピリピリとしたオーラが「絶対に指示に従わせる」という強い意志を雄弁に物語っている。ついさっきまで戦っていたのか、玉のような汗をかき、剣には土埃が付着している。

 

「蒼澄カンナです。シジョウの住民です。家に帰るところでした。」

 

「蒼澄さん、シジョウは現在大量のマガツヒに包囲されています。市街地にもマガツヒが出現しています。陰陽寮の関係者、シジョウの要請を受けた支援団体、自警団員以外は接近禁止です。少し離れた場所に我々のキャンプがあるので私が送ります。」

 

「結構です。私は自警団に入るためにシジョウへ向かっています。」

 

このままでは追い返されると思い、咄嗟に嘘をつく。

 

「私はアヤカシです。つい最近までラクドウに滞在していましたが、故郷の危機を知って飛んで帰ってきました。ここへの道中、腕の先端が刃のように尖った人型のマガツヒを何体も倒してきました。必ず自警団の役に立てます。」

 

「ラクドウに滞在していたということは、南の方から来られたということですね?確かに、向こうにいた群れが消えたという報告がついさっきありました。」

 

「多分それ、私です。ちゃんと数えてないですけど五十体は倒したと思います。」

 

「ほぅ、事実ならば見事な腕前です。私はここの部隊長から身分が明らかでない者を通さないよう指示を受けています。他所からどさくさ紛れの不審者が流入することを防ぐための措置です。身分を証明していただければ、部隊長に通行を許可して良いか確認することは可能です。」

 

(マズいな。)

 

表には出さないが、カンナは若干焦っていた。

 

(シジョウの市民証明書を持ってるから身分は証明できる。でも、証明書には生年月日が書いてあるから未成年なのがバレる。自警団が未成年が入れない組織だったら、ヤツカさんに追い返す口実を与えちゃうな。)

 

「身分を証明できない場合は一度キャンプへ来て下さい。シジョウの役所の職員が数人常駐していますので、その方たちに事情を説明して、通行の特別許可を取って下さい。」

 

(責任問題になるかもしれないのに役人がそんな許可を簡単に出すわけがない。行けば当分キャンプ暮らしになるな。)

 

一刻も早く故郷の現状を自らの目で確認し、故郷のために動きたい。だが、ヤツカの指示に唯々諾々と従うとそれは当分先になるようだ。

 

(待たされるのはごめんだ。)

 

ヤツカを無視して逃走しようかと思ったが、それをやれば本当に不審者として取り押さえられかねない。周りは陰陽寮の人間だらけである。逃げ切るのは至難の業だろう。

 

(仕方ない。得意じゃないけど、ここは話術で乗り切るか。)

 

今すぐ故郷に帰る。腹をくくった。

 

「ヤツカさんに通行を制限する権限があることを証明していただけますか?」

 

予想外の返しだったのか、ヤツカが一瞬呆けた表情を浮かべた。

 

「えっと、先ほど申し上げたとおり、私はここの部隊長からの指示で––」

 

「では、部隊が通行を制限する権限をシジョウから与えられている証拠を出して下さい。シジョウで通行制限を行えるのはシジョウ警察か、シジョウ公安委員会から正規の手続きを経て権限を移譲された団体に限るはずです。」

 

陰陽寮はあくまで一非政府団体である。少なくともシジョウでは、然るべき手続きを踏んで権限を得ない限り、行政や警察の真似事など出来ない。今朝読んだ新聞に『治安維持活動に係る権限移譲が不十分』と書かれていたので、通行制限の権限も与えられていないのではと期待したのだ。

 

(どうなる?)

 

これはただの賭けである。権限が既に与えられている可能性もあるし、与えられていなくても「緊急事態にごちゃごちゃ抜かすな」と押し通される可能性もある。そうなればキャンプ行きは免れないだろう。

 

「……残念ですが、権限を与えられている証明はできません。我々が正式に許可を得ているのはマガツヒとの戦闘行為と防護結界の再展開のみです。物資や人の行き来の制限については臨時特別議会と詳細を詰めている段階ですので。」

 

どうやら賭けはこちらに分があるらしい。ヤツカは不快感を露わにしたが、嘘で押し通してくる人物ではないらしい。

 

「では、ヤツカさんに私を止めることはできないですね。通していただきます。みなさんのお仕事の邪魔はしませんので。」

 

「いや、権限が無いことは認めますが、見ての通りマガツヒと交戦中です。安全を確保できるまでは通行は差し控えていただきた––マガツヒ接近!」

 

ヤツカが急に叫ぶ。見ると、街の方からさきほどのマガツヒの群れがこちらに向かってきている。かなりの数だ。

 

「住民であることの証明はできませんが、腕っぷしの証明は出来そうですね。」

 

カンナがニヤッと笑うと、ヤツカもやれやれといった感じの笑みを浮かべる。

 

「蒼澄さんもやるんですね?」

 

「はい。」

 

「素手ですか?」

 

「そうです。」

 

「私は蛇剣という改造剣を使います。鞭のようにしなり、伸び縮みする剣と思ってください。」

 

「分かりました。」

 

「一緒に戦うにあたって重要なことが一点。あなたは強いかもしれないが、素人。私は専門家。私が指揮を執り、あなたは従う。よろしいか。」

 

「大丈夫です。」

 

「会ったばかりの我々に高度な連携はできない。よって最低限の決め事だけ決めておく。マガツヒの群れを半分ずつ引き受け、どちらかがマズくなったら即退散する。逃げる方向は私が指示する。状況に応じて別途指示を出す。返事は『はい』か『イエス』以外は認めない。」

 

ヤツカの雰囲気が急に変わり、完全に部下に命令を下す上官の口調である。恐らくこれが彼女の仕事モードなのだろう。

 

「分かったら返事!」

 

「はい。」

 

「五十体倒したのがホラでないなら私に見せてみろ。行くぞ!」

 

殺到するマガツヒにこちらも突っ込んでいく。

 

「はああぁぁぁーーーっ!」

 

ヤツカが蛇剣を振る。剣が鞭のようにしなり、金属が空を切る「スヒン」という高く細い音がしたかと思うと、数体のマガツヒの首がまとめて落ちる。

 

(げっ!一瞬で五体は倒したぞ。)

 

カンナには複数の敵を一度に攻撃する手段が無い。紅連会本部を襲撃した時に発現したあの黒い炎を使えれば一気に敵を全滅させられるかもしれないが、出す方法がわからない。よって不可視の鎧で敵の攻撃を受け止めながらひたすら撲殺するのみだ。

 

(十六体目、十七体目、)

 

一体ずつ、焦らず確実に倒していく。発鬼が途中で切れたが、このマガツヒはさほど強くない。問題無く戦えた。

 

「何をちんたらしている!こっちはもう倒し終えたぞ。」

 

早くも自分の受け持ち分を全滅させたヤツカが戦いに割り込んできた。

 

「素人相手に無茶言わないで下さいよ。」

 

「反抗的だな。式神になって私の部下になれ。お前専用の可愛がりコースを用意してやる。」

 

(なんというか、創作に登場する「軍の鬼教官」のステレオタイプみたいだな、この人。下ネタだらけのオリジナルソングを歌いながらジョギングしてそうだ。)

 

彼女が御下劣シンガーソングライターかはさておき、プロだけあって戦い方は洗練されている。蛇剣をぶんぶん振り回しているだけに見えるが狙いは正確無比で、カンナの死角に入ったマガツヒから順に「スヒン」と首が落ちていく。とにかく一緒に戦いやすい。カンナが無我夢中で戦っていればヤツカが勝手に合わせてくれる感じだ。

 

気付くとマガツヒの群れを全滅させていた。

 

「お見事。世辞や冗談抜きで式神向いてると思いますよ。」

 

口調が元に戻っている。恐らく話し方でテンションを調整しているのだろう。

 

「正直言うと、街ではなく私とキャンプへ行ってほしいです。が、止められないことは分かっています。行くならせめてマガツヒの群が戻る前に、今すぐ街へ向かってほしい。」

 

「もちろん、そのつもりです。それでは。」

 

カンナはまた走り出した。

 

 

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