あやかしランブル!~蒼澄カンナ伝:私の家がなんかデカい穴に呑み込まれてるんですけど……~   作:吾輩はもぐらである

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第四十二話:瑠璃猿のマガツヒ

カンナは式神になるという志を得てからも変わらず復興に従事し続けた。

 

式神になり、異界への突入方法を発見し、笑い女と黒蝗を倒すことが簡単な事とは思えない。長く故郷を離れることになるだろう。その前に、自分の中でやり抜いたと思えるまで復興を手伝いたかった。

 

惨劇から二度目の冬と春が過ぎる。中央区には少しずつ人の営みが戻り始め、マガツヒの発生数は激減している。復興が進んでいるという目に見える証拠が社会心理を大きく改善させるのだ。とはいえ、復興が進んでいるのは中央区だけで、北区は相変わらず陰陽寮の調査チーム以外は進入すら許可されていない。恐らく、穴を何とかしなければ真の復興は成し遂げられないだろう。先行きは長い。

 

梅雨。今年もテント村でひとり、19歳の誕生日を迎える。

 

(中央区の復興がひと段落したら式神を目指そう。)

 

珍しい晴れの夜となったその日、穴を見つめながらそう誓った。

 

惨劇から約2年が経った秋の始まり。カンナは中央区で最北のがれき撤去現場で作業をしていた。建設用のからくりが入れないような場所の瓦礫を撤去しつつ、不審者やマガツヒが現れたら現場の作業員を守る。

 

警護はカンナだけでなく、陰陽寮の式神が3人付く。弓矢と刀で武装した屈強な体格の初老の男性、犬神のアヤカシ小久保(じん)。青龍刀で武装した筋骨隆々の壮年の偉丈夫、猫又のアヤカシ薮原大悟。黄金の杖で武装した長身痩躯の若い女性、夜叉のアヤカシ伊良部祥子。3人とも凄まじい手練れで、近づいてくるマガツヒはカンナが気付く前に瞬殺してしまうので、ひたすら瓦礫の撤去に没頭することができる。

 

「誰かこっちに走ってくるな。」

 

小久保の犬耳がぴくぴくと動く。しばらくすると、北の方から男がこちらへ駆けて来る。

 

「すみませーん!」

 

「どうかしたの、兄ちゃん?」

 

「人を探しているんです。こっちに男の人が来ませんでしたか?」

 

「来てないけどねぇ。あれ?そういえば、どこから来られたか教えてもらえます?……ここより北では瓦礫の撤去はまだやってないはずなんだけどねぇ。」

 

「僕はあっちから来m––」

 

男が北を指すのとほぼ同時に、小久保が刀を抜き放ち男の首を跳ねる。

 

「あっ––」

 

男の頭部と胴体が身に着けた衣服もろとも色を失って半透明になり、ガラスのように砕け散り、何かに吸い寄せられるように飛んでいく。

 

「こいつは瑠璃猿(るりさる)のマガツヒの欠片だ。」

 

瑠璃猿のマガツヒ。中央区に稀に出現する神出鬼没の強大なマガツヒである。去年の年明けに初観測され、未だに討伐されていない。カンナも一度遭遇したことがあるが、護衛の式神と4人がかりで応戦したにも関わらず手も足も出ずに敗北した。

 

「祥子君、大悟君、カンナ君!今すぐ作業員を連れて中央区を脱出しろ!東区へ行け!俺は時間を稼ぐ!」

 

「はい!」

 

小久保が破片を追う。

 

作業員を集め、東区へ向けて走る。区境にはマガツヒには越せない結界がある。東区まで約4km。

 

「ヤブさん、追いつかれた時のことを考えません?」

 

伊良部が小声で薮原に問いかける。

 

「ぶっちゃけ、追いつかれたら終わりだな。策は1つだけあるが––」

 

「狐火に倒してもらう?」

 

「そう、それ。」

 

葛の葉が去って2年近く経つが、狐火はまだ1体が健在で中央区を巡回している。強力なマガツヒの出現を探知すると、呼ばなくても勝手に飛んでくる。

 

瑠璃猿のマガツヒは強い敵から逃走する習性があると予想されている。前にカンナが殺されかけた時も、たまたま付近を巡回中だった狐火が駆け付け、瑠璃猿のマガツヒが逃げたお陰で一命をとりとめた。

 

「狐火が来るのにどれくらい時間がかかるのか読めない。策というより運任せの大博打だな。」

 

「瑠璃猿のマガツヒを私の結界術で閉じ込めて時間を稼ぎましょう。」

 

「だけど、祥子さんの結界術は確か––」

 

「はい。術者も結界に閉じ込められますし、術者が死ぬと数分で結界は消えます。私が瑠璃猿のマガツヒとタイマン張っても秒殺されちゃうので、狐火が来るまで時間を稼いでくれる人が必要です。」

 

「時間稼ぎ、かぁ。まあ俺の仕事だよな。」

 

「ですね。」

 

「あーあ、年明けには3人目が産まれるってのによ。」

 

「私もこの任務が終わったら新婚旅行だったんですけどねぇ。」

 

「待って下さい、私もやります!」

 

2人だけで戦おうとする伊良部と薮原に鋭い声を浴びせる。

 

「カンナちゃんは駄目。この作戦、囮は多分死ぬし––」

 

「私も一緒の方が時間稼ぎが上手くいく確率は上がる、ですよね?」

 

「……」

 

「自警団になった時からシジョウのためなら何でもやる覚悟です。やらせてください。」

 

「……すまない。俺ももちろん同じ覚悟だ。誰かが死ぬなら真っ先に俺が散ってやるよ。」

 

「カンナちゃんだけは、私たちが死んでも生きて帰ってもらうから。」

 

追いつかれないことを祈りながら東へ走るが、どうやら祈りは届かなかったらしい。

 

「コロロロロ……」

 

周囲を建設途中の建物に囲まれた広い道路、東区まであと2kmというところ。瑠璃猿のマガツヒの特徴的な鳴き声が響く。

 

(クソっ、追いつかれた!)

 

東区までの道中に他のマガツヒの気配は無い。

 

「全員走り続けろ!ここは俺らが食い止める。」

 

薮原が叫び、伊良部が杖でがりがりと陣を描き始める。

 

「狐火が来るまで何が何でも祥子さんを守り抜く!いいな、カンナさん!」

 

「はい!」

 

体内を巡る霊力の流れに集中する。さらさらと身体の隅々まで循環する霊力の流れが豪雨の後の川のように勢いを増し、身体という枠に押し込められて荒れ狂う濁流の渦となる様子を想像する。想像の世界で、カンナはこの世の全てをあらゆる脅威から守る絶対の守護者だった。前に瑠璃猿のマガツヒと戦った時は為すすべなく敗北したが、そんなことは関係ない。強き者とは、どんな時でも強い自分を思い描き、演じ抜き、最後には体現する者である。瑠璃猿のマガツヒを粉々に打ち砕き、勝鬨をあげる自分の姿を明確に思い描いた。

 

(発鬼。)

 

しくじれば作業員たちも皆殺しにされる。だが、不安も恐怖も感じない。

 

(私は蒼澄カンナ。式神になってシジョウを救う女だ!)

 

「コロロー」

 

(来る。)

 

「かちゃん、かちゃん」という規則的な足音を立てて、何かがものすごい勢いでこちらに駆けてくる。

 

「上だ!」

 

薮原が叫ぶ。空から透き通った大きな何かが降ってきて、3人の前に「すちゃっ」と小さな音を立てて着地する。

 

「コロッコロロッ––」

 

そのマガツヒは一見すると瑠璃細工と見まがうほど美しく、均整がとれた外見をしている。身長約2m。その姿は尾が生えた筋骨隆々の類人猿のよう。しかし身体は青くガラスのように透き通り、空洞の体内は首の高さまで液体に満たされている。手には一振りの大矛。瑠璃猿のマガツヒだ。小脇に何かを抱えている。

 

「行くぞ!」

 

「はい!」

 

瑠璃猿のマガツヒが小脇に抱えていたものを投げつけてくる。小久保の頭部だ。目、鼻、口から血を流し、修羅の形相を浮かべている。

 

「ゴロ?」

 

瑠璃猿のマガツヒが首を傾げる。こちらの反応を伺っているようだ。

 

「このクソ猿がぁっ!ぶち殺す!」

 

薮原が矢のように飛び出し、瑠璃猿のマガツヒに荒々しく青龍刀を叩きつける。

 

(駄目だ、速すぎて追いつけない。)

 

瑠璃猿のマガツヒの身体能力は猫又のアヤカシの薮原と互角である。正に猿のごとく身軽に建物の間を飛び回るので、戦いに割って入るのが難しい。

 

「グロロ!」

 

「死ねぇ!」

 

瑠璃猿のマガツヒの矛術は人間なら達人の域だが、薮原の剣術はそれをも上回る。だが、瑠璃猿のマガツヒはどれだけ青龍刀で切り込まれても身体の表面しか傷がつかない。

 

「太極操甲の陣。」

 

伊良部の結界術が発動する。地面を突き破って無数の木が出現し、互いに絡み合い、一帯を覆う檻となる。

 

「ゴロッ!」

 

瑠璃猿のマガツヒが破壊しようとするが檻はビクともしない。

 

(よし!)

 

移動範囲が大幅に狭まったことで戦いに加われるようになる。薮原に叩き落とされ地に足をついた瑠璃猿のマガツヒに背後から飛び掛かる。

 

「ゴロロ!」

 

振り向きざまの大矛の一撃をかいくぐり、胴と頭部に一撃を見舞う。

 

(硬い!)

 

見た目とは裏腹に異様な硬さだ。特に胴が硬い。だが、頭部には大きなヒビが入った。

 

「距離を開けさせるな、蒼澄さん!」

 

「はい!」

 

瑠璃猿のマガツヒには防御不能の必殺技がある。カンナは瑠璃猿のマガツヒの襲撃を生き延びた時にそのことを陰陽寮に共有したので式神は全員知っている。だからこそ薮原も技を使わせないよう必死なのだ。

 

伊良部が杖で地面を叩くと今度は一本の灰色の木が出現する。木はバラバラと崩れて形を失い、後には木彫りの女巨人像の如き怪物が残る。

 

「殺せ。」

 

伊良部の命令で怪物が戦いに乱入し、更に伊良部も杖を振り回して戦いに加わる。

 

薮原の青龍刀が瑠璃猿のマガツヒの尾を切断し、伊良部が巧みな杖術で大矛を叩き落とし、怪物がそれを踏み砕き、カンナの一撃がついに頭部を粉々に打ち砕く。

 

(押してる!)

 

だが––

 

「ゴッ……ギャアアアアァァァァ!」

 

頭部が一瞬で再生し、濁った叫び声をあげる。

 

「うっ!」

 

「うおぉ!?」

 

「きゃっ!」

 

全身に強い痺れが走り倒れこむ。

 

(手足が全然動かない!四肢麻痺の呪い、初めて見る技だ。こんな呪術まで使えたのか。)

 

手足にいかにも呪詛の証といった風の黒い文様が浮かび上がるのを認める。何とか首を回して周囲を見渡すと、自分だけでなく、薮原、伊良部も倒れこんでいる。2人の手足にも自分と同じ文様がある。怪物も文様まみれだが、生き物ではないからか平然と戦い続けている。

 

「んぐぐ。」

 

伊良部が顎で器用に杖を持ち上げ地面を叩く。檻から解呪の効能を持つ金粉が降り注いで3人の手足を覆うように付着し、手足が自由を取り戻す。

 

「ありがとう、祥子さん。」

 

だが、その間に怪物が瑠璃猿のマガツヒに首を跳ねられて倒れる。

 

「ゴロロッ!」

 

瑠璃猿のマガツヒが大きく跳躍し、尾を檻の天井に巻きつけてとまる。

 

(傷がふさがってる。)

 

無数の傷、切断したはずの尾、奪ったはずの大矛。一瞬のうちに全て回復している。

 

「キョロロロ……」

 

瑠璃猿のマガツヒの身体に光が収束していく。

 

「あっ!薮原さん、伊良部さん、アレが来ま––」

 

「キュウウオオオォォぉぉ––」

 

咆哮と共に、瑠璃猿のマガツヒから眩いばかりの赤い光が発せられる。

 

(くそっ!)

 

この光は不可視の鎧では防げない。浴びると身体機能を低下させる呪術を喰らう。以前戦った時はこの光で秒殺負けを喫した。一命をとりとめたのはカンナだけで、他の護衛は多臓器不全で即死していた。

 

(作戦失敗だ。)

 

恐らく作業員はまだ東区に到達していない。何にせよ、結果を確かめることはもう出来なさそうだ。発鬼が強制的に解除される。意識が遠のいていく––

 

「がぁっ……あっ!?っ!っ!」

 

苦しい。全身に激痛が走る。呼吸もほとんどできない。だが––

 

(生きてる!)

 

視界の隅で薮原と伊良部が苦痛にのたうち回っているのが見える。

 

「コロロ。」

 

瑠璃猿のマガツヒが伊良部に迫る。檻が彼女の術と気付いているらしく、近くにいる薮原とカンナには目もくれない。

 

「うぉっ!」

 

信じがたいことに、薮原が立ち上がり瑠璃猿のマガツヒに飛び掛かる。呼吸もできないはずなのに数合打ち合うが、大矛の一振りでついに首が落ちる。

 

「やっ、ぶっ!」

 

伊良部も立ち上がり応戦するが、大矛が彼女の杖を弾き飛ばし、腹を貫く。

 

「おごっ……ごぷっ。」

 

大量に吐血する伊良部。刺さった大矛を支えに倒れるのを堪え、カンナと目を合わせる。

 

(何?)

 

何かを必死で訴えている。彼女は瑠璃猿のマガツヒを指さし、その後自鳩尾を叩く。次は薮原の胴を指さし––

 

「コロッ」

 

大矛が伊良部の首を落とす。術者が死に、檻が天井の方からゆっくりと消滅していく。

 

「フッ、フォロロッ、フォロロッ––」

 

瑠璃猿のマガツヒは消えていく檻を見上げながら勝鬨をあげ、飛び跳ねている。体内の液体が「じゃぼじゃぼ」と大きな音を立てて揺れる。

 

(……?)

 

脳が何かを、何かに気づけと訴えかけてくる。

 

(液体の音、大きくない?)

 

死に際の伊良部の行動を思い出す。確か彼女は瑠璃猿のマガツヒを指した後、自分の鳩尾を––

 

(あっ。液体が減ってる。)

 

瑠璃猿のマガツヒの体内を満たす液体。戦う前は首元まで高さがあったのに、今は鳩尾あたりまで減っている。

 

(おかしい。液体が零れてるところなんて見てないのに何で減ってるんだ?そういえば、頭部は最初から液体が空になってたけど、前に戦った時は頭まで液体で満たされていたはず。)

 

呼吸困難で酸素不足の脳が最後の力を振り絞る。

 

(伊良部さんが死に際の短い時間を、液体が減っていることに気付かせるために使った。液体には重要な意味があるに決まってる。いや、液体だから意味ではなく機能?それとも薬効?……あっ!)

 

パズルが組み合わさり一つの仮説に至る。

 

(液体は回復に使われてるんだ。最初から頭部が空だったのは、小久保さんとの戦いで負った傷を治すのに消費したから。今液体が鳩尾までしかないのは、私たちとの戦いで負った傷を治すのに使ったから。つまり、中身が空になるまでこいつを叩きのめしてやれば、勝てるかもしれない?)

 

仮説が正しい保証は無い。そもそも実現性が無さ過ぎる。だが––

 

(強き者は家族を守れ。より強き者は故郷を守れ。最も強き者は人類の未来を守れ。)

 

心の中で唱える、それだけで十分だ。

 

(中田原さん、橡さん、俊介さん、見てて下さい。私も、何があっても戦い抜きますから。)

 

よろめきながら立ち上がる。檻の天井を見つめていた瑠璃猿のマガツヒがこちらを振り向く。その時––

 

「●●●––!!」

 

倒れていた怪物が突然立ち上がる。薮原の胴体をカンナに投げつけ、勢いそのままに瑠璃猿のマガツヒに背後から襲い掛かる。

 

(よし!)

 

伊良部が薮原の首無し遺体を指した理由もわかった。受け止めると同時に豊かな毛並みの尻尾をまさぐると、金粉が大量に付着している。手でしごきとって舐めとると––

 

(動ける!)

 

痛みが緩和され、呼吸が戻る。金粉の解呪の効能だ。恐らく、身体機能低下の呪いを喰らって即死せずに済んだのも、四肢麻痺の呪いを解く際に身体に付着した金粉が呪いの害を抑えたのだろう。

 

「ゴロッ!」

 

「●●●……!!」

 

怪物が遂に敗北し、身体が形を失って崩れていく。檻ももう消滅している。

 

瑠璃猿のマガツヒがゆっくりとこちらを振り向く。体内の液体はまだ鳩尾までの高さを保っている。

 

(狐火の気配は無し。)

 

賭けには負けたようだ。

 

(私よりずっと強いあの3人が勝てなかった瑠璃猿のマガツヒとタイマン。頭では勝てるわけないって分かってるのに、何でだろうな、犬死にする自分の姿なんてこれっぽっちも思い浮かばないや。私の勝気の強さも、ここまで来るともはや病気だな。)

 

理性は敗北を確信するが、理性以外の全てが「戦え」と体内に叫び声を轟かせる。

 

「クソ猿、来いっ!」

 

腹の底から咆哮をあげて飛び掛かる––

 

▽▼▽▼

 

「フッ、フォロロッ、フォロロッ––」

 

瑠璃猿のマガツヒが勝利の雄たけびをあげている。腰の高さまでの液体が「じゃぽじゃぽ」と大きな音を立てて揺れる。

 

「……」

 

足元にカンナが倒れている。二発目の呪いの赤い光で多臓器不全を起こし、既に意識は無く、うめき声すら上げない。

 

「コロッ」

 

瑠璃猿のマガツヒがカンナの首めがけて大矛を振るうが、不可視の鎧に刃が跳ね返される。

 

「ギョロッ?」

 

首を傾げる瑠璃猿のマガツヒ。

 

「キョッ、キョッ––」

 

大矛でカンナの身体中を突き続ける。首、脇、腹、太もも。だが、不可視の鎧に阻まれ刃が通らない。

 

「あ”ぐっ!」

 

突如、カンナの身体が痙攣し始める。電撃を浴びているかのような断続的な強痙攣。

 

「ぐっ!ん”っ!あ”っ!?」

 

「ギョロッ?」

 

首を傾げ、カンナを観察する瑠璃猿のマガツヒ。矛がカンナの肩を突くと今度は血が流れる。不可視の鎧が消えているのだ。

 

「コロッ」

 

止めを刺すべく瑠璃猿のマガツヒが大矛を振り上げた、正にその時。

 

「ギョッ––!?」

 

カンナから黒い炎が噴き出した––

 

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