機動戦士ガンダムSEED FREEDOM TRINITY DESTINYX XPLOSION(シード・フリーダム・トリニティー・ディスティニー・エクスプローション)   作:タケノコ屋

1 / 1
近年公開した劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDO」をベースにした小説作品「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM TRINITY DESTINYX XPLOSION(シード・フリーダム・トリニティー・ディスティニー・エクスプローション)」のプロローグで、今回は第一話前に描かれるメンデルに起きた事件と復讐と理想の為に戦うゼハードを主人公とした回で、一話を読む前にこちらを読めば一話をより楽しめます。

初代ガンダムや鉄血のオルフェンズなどの登場船舶やMS、オリジナルMSなどが登場、さらに物語に大きく関わる登場人物達も登場しますので、お楽しみに。

では、PHASEX(フェーズ・エクス)-00「運命と自由、変革の序章(トライエイジ・コズミック・ファースト)」ご覧ください。


第0章 PROLOGUE OF Mendel
PHASEX-00「運命と自由、変革の序章(トライエイジ・コズミック・ファースト)


機動戦士ガンダムSEED(シード) FREEDOM(フリーダム) TRINITY(トリニティー) DESTINYX(ディスティニー) XPLOSION(エクスプローション)

 

PHASEX(フェーズ・エクス)-00「運命と自由、変革の序章(トライエイジ・コズミック・ファースト)

 

C.E.(コズミック・イラ)

遺伝子を調整し、生まれながらにして優れた身体能力や頭脳を持つ人類(コーディネイター)と自然のままに生まれた人類(ナチュラル)が存在する時代。

 

C.E.73

 

プラントの軍事工廠「アーモリーワン」にて三機の新型MSを地球連合軍第81独立機動軍ファントムペインによって強奪された事件「アーモリー1事変」、プラントの農業用コロニー「ユニウスセブン」が、地球軍側MAの放った核ミサイルにより壊滅した事件「血のバレンタイン」で破壊されて以降100年単位で安定軌道にあると言われていたユニウスセブンがナチュラルとの戦争継続を訴えるザラ派のザフト脱走兵達のテロリストにより、地球に向けて落下、地球各所に甚大な被害を与えた事件「ブレイク・ザ・ワールド」、このテロ事件をきっかけに地球連合はプラントに宣戦布告し、プラント制圧作戦を発動した「フォックストロット・ノベンバー」に端を発するプラントと地球連合軍による戦争「第2次連合・プラント大戦」が開戦した。

当初は主力部隊を囮に核攻撃によるプラントへの奇襲を行うも、ザフトは切り札ニュートロンスタンピーダーにより、プラントへの核攻撃は未然に防がれてしまい、それ以降、プラントの安全保障のため、積極的自衛権の行使を名分に地上への降下作戦「オペレーション・スピア・オブ・トワイライト」を発動、インド洋攻防戦及びガルナハン基地攻防戦西ユーラシア政変などザフトが誇るミネルバ隊の活躍により、カーペンタリア及びジブラルタルを包囲していた地球連合軍部隊は撤退に追い込まれるなど、徐々にザフト有利に進んでいた。

大戦の最中、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルにより、ロゴスの存在を暴露、状況は連合対ザフトから、ロゴス対反ロゴスへと急変、オペレーション・ラグナロク(ヘブンズベース攻防戦)オペレーション・フューリーダイダロス・レクイエム攻防戦の末、その元凶であるブルーコスモス盟主ロード・ジブリールは死亡、ザフトの勝利に終わった。

しかし、ギルバート・デュランダルが提案したデスティニープランに対し、ラクス・クライン率いるザフト・クライン派及び、オーブ軍、地球連合残党はレクイエムの中継ステーション「ステーション・ワン」、レクイエム及び機動要塞メサイアに進攻し繰り広げられた戦闘「メサイア攻防戦」が勃発、激闘の末、レイクレムは破壊され、ギルバート・デュランダルは機動要塞メサイアと共に運命を共にした。

デュランダルの死亡とメサイアの崩壊により、これ以上の戦闘継続は無益と判断したゴンドワナのザフト司令官がラクス・クラインからの停戦の申し入れを受諾した事により終結、オーブとプラントは停戦協定を締結。プラント最高評議会は戦後の再編のために、仲介役を買って出たラクス・クラインをプラント評議会へ招聘した。これによりオーブ・プラント間は事実上の終戦となった。

 

その第2次連合・プラント大戦から1年後、C.E.75、戦いはまだ続いていた。

 

世界は地球連合の加盟国からの独立を目指す小国たちの紛争や、連合内に浸透するブルーコスモスによるテロ活動など、多くの犠牲を払い戦争は終結を迎えるも、二つの人類の対立と憎しみは今もなお、各地にくすぶり続けていた………。

その事態に危惧したラクス・クラインはプラント、オーブ、大西洋連邦による共同設立した世界平和監視機構「コンパス」を創設、世界各地の紛争を軍事介入、鎮静化を行っていた。

 

だが、そんな混沌した紛争の最中、彼らコンパスの知らない所に恐ろしい陰謀や復讐が静かに進行していた………。

 

その陰謀や復讐は後のファウンデーション王国を発端に連合、ザフトを巻き込んだ事件ファウンデーション事件を超える“()()()”を引き起こすことになる。

 

何故この大事件が引き起こしてしまうのか、そしてその陰謀と復讐はどのように関わってくるのか?。

 

その隠された真実を知るには………ナチュラル陣営とコーディネイター陣営を分けた大規模な戦争「第1次連合・プラント大戦」開戦以前のC.E.68年に戻らなくてはならない………。

 

C.E.68年 L4宙域コロニー メンデル

 

メンデル………C.E.30年に到来した第一次コーディネイターブームと宇宙ビジネスの活発化に伴い、L4宙域にて他のスペースコロニーと共に建造が開始された研究用コロニーの1基で、コーディネイター作成を一大産業とする遺伝子企業G.A.R.M. R&D所有の研究所施設を有し、先進的なコーディネイターを生み出す研究も行われていた為、「禁断の聖域」、「遺伝子研究のメッカ」と呼ばれていた。

 

メンデル研究所

 

メンデル内にある研究施設。ここはより先進的なコーディネイターを生み出す研究を行われ、コーディネイターを生み出す人工子宮研究のほかにクローン研究も行われていた。

コーディネイター作成を一大産業とする遺伝子企業「G.A.R.M. R&D社」はその一つである。

 

研究員A「なあ、これからどうなるだろな………。」

研究員B「なんだよ?。」

研究員A「13前に起きたブルーコスモスのテロで、研究チームのメンバーが犠牲になった上に、人工子宮に関する技術は失なったからな。この会社はどうなるだろうな………。」

研究員B「さあな、俺達にはわからねえよ………そういえば………上は“()()()()”を検討しているみたいだぜ………。」

研究員A「研究?………何なんだ、それ?。」

研究員B「その研究ってのは………何でも“X領域(エックスラウンダー)”と呼ばれる人の脳の中で通常は使われない未知の領域を研究するみたいだったぜ。」

研究員A「ふ~~ん、X領域(エックスラウンダー)か………しかし、何で上はそんなもんに興味を持つんだ?。」

研究員B「お前、“SEED(シード)”って知っているか?。」

研究員A「SEED?。何だそれは?。」

研究員B「以前一度だけ学会誌に発表されて論議を呼んだとされる代物でな、何でも超人的な能力を発揮するって噂があるらしいぜ。」

研究員A「へ~~………それで?。」

研究員B「なんでもそのSEEDをベースにX領域(エックスラウンダー)の技術を取り入れ、コーディネイターとは全く異なる新人類を作成をするようだが………確か………名前はええと………………あっ、「“()()()()()”って言うらしいぜ。」

研究員A「ハイドープ?。」

研究員B「ああ、何でも特殊な装置でX領域を活性化させる事で、ハイドープ化させるみたいだが、噂じゃ、“()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()”みたいだぜ。」

研究員A「ふ~~ん、まあ、俺達には関係ないけどな………結局、上はなんでそんなもんを検討していたんだ?。」

研究員B「ああ………どうやら、X領域(エックスラウンダー)を発見していた研究員の研究に、上層部の他に地球連合も関心していてな、共同で研究を行うみたいようだぜ。」

研究員A「なんで地球連合が?。」

研究員B「ああ、」

研究員A「ふ~~ん………それで気になったが、その研究員って、誰なんだ?。」

研究員B「え、ええと………確か………あ、そうだった、“()()()()()()()()()()()()”だったな。」

研究員A「イオリアっ!?、イオリアって、あの太陽光発電システムの基礎理論を提唱、それを実現させた上、太陽光発電システムを応用し、木星の衛星エウロパで発見した未知の鉱石「クラルスラピス」で製造した太陽炉を建造、核に代わる新型エネルギーの動力機関「フォトン・ドライヴ・リアクター」の基礎理論を確立させた稀代の天才科学者じゃないかよ。た、確か………」

研究員B「ああ………何やらある研究から上層部だけではなく、軍のお偉い方が注目しているらしく、資金援助してるらしいが、極秘裏で行っているから、研究内容はわからねえんだな。」

研究員A「そうか………そういえば、イオリアは何してるんだ?。ここ数日姿を見ていないが………。」

研究員B「ああ、あの人は今、研究室をこもって何やら研究を行っているようでだぜ。その研究ってのは俺達も知らないようだけどな………。」

 

メンデル 研究施設 研究室

 

個室で黙々と研究を没頭している研究員がいた。彼の名はイオリア・シュヘンベルグ。

彼はある研究を行っており、その研究は今まさに完成までこぎつけていた………。

 

カチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャ………………。

 

イオリア・シュヘンベルグ「………」

 

イオリアがコンピュータに操作していた。そのモニターの画面にはこう書かれていた………。

 

―第7次ハイドープ計画計画書―

 

 

()()()()()()()()()()()簿()

 

バナージ・リンクス

HSAAL:B

 

オードリー・バーン

HSAAL:C

 

ヨナ・バシュタ

HSAAL:D

 

キリコ・キュービィー

HSAAL:D

 

アービン・レスター

HSAAL:C

 

ゼハート・ガレット

HSAAL:S

 

ルチル・リリアント

HSAAL:A

 

エリクト・サマヤ

HSAAL:B

 

アグニカ・カイエル

HSAAL:A

 

カチュア・イノーシー

HSAAL:D

 

カミーユ・ビダン

HSAAL:A

 

ジュドー・アーシタ

HSAAL:B

 

ウッソ・エヴィン

HSAAL:B

 

ギギ・アンダルシア

HSAAL:D

 

アイラ・ユルキアイネン

HSAAL:A

 

ティファ・アディール

HSAAL:S

 

ユリン・ルシェル

HSAAL:A

 

シャクティ・カリン

HSAAL:S

 

デシル・ガレット

HSAAL:A

 

 

カチャカチャカチャカチャ………ピッ。

 

次に別の画像が映し出された………。

 

 

―エンジェル・ハイロゥ計画 計画書―

 

()()()()()()()()()()

 

建造期間:C.E.11年 - 建造中

完成予定:未定

 

会社名:ソレスタルビーイング、ベネリットグループ、ヴァナディース機関、VVV(ヴァルヴレイヴ)社、ヘルメス財団、ドルトカンパニー、アスノ財団、ビッグ・ブルー・ワールド、グランツェーレ研究所………

最高責任者:ソレスタルビーイング代表イオリア・シュヘンベルグ

施設責任者:ソレスタルビーイング代表主任ジェイ・ヌル

建設主任ベネリットグループ・グラスレー・ディフェンス・システムズ社長サリウス・ゼネリ

技術主任ヴァナディース機関代表カルド・ナボ、ヘルメス財団主任技術者マオ・ノーム

主任設計者:ヘルメス財団設計主任ペルシカリア

 

 

データ

 

建造状況

C.E.11年建造開始 C.E.68年完成度75%

C.E.11年コアユニット建造 ヴァナディース機関主導 C.E.68年

C.E.13年制御用リング建造のため、サイコフレーム及びガンダニュウム合金の生成、製造開始 VVV社主導 C.E.68年リング1完成度95% リング2完成度85% リング3完成度73% リング4完成度67% リング5完成度64% リング6完成度56%

C.E.10年新型エネルギーの動力機関「フォトン・ドライヴ・リアクター」及びミノフスキー・エフェクトを利用した重力下浮遊システム「ミノフスキー・クラフト」建造開始 ビスト財団主導 C.E.14年「ミノフスキー・クラフト」完成 C.E.68年取付状況30%、ただし出力不安定の為、出力調整中。

C.E.9年AGEデバイスやAGEビルダー開発、建造開始 アスノ財団主導 C.E.68年AGEデバイスによるシステム構築100%及びAGEビルダー試験評価開始

C.E.15年ジュピトリス船団による極秘資材運送開始 イプシロン財団主導 C.E.68年研究及び建設用の資材95%完了

C.E.10年Iフィールド・ジェネレーター建造開始 ビスト財団主導 C.E.15年「ミノフスキー・クラフト」完成 C.E.68年取付状況30%、ただし出力不安定の為、出力調整中。

C.E.9年パーメットニウム採掘の為、水星及び月での採掘開始 ヴァナディース機関主導 C.E.68年パーメットニウム採掘量80%

C.E.10年エンジェルハイロゥの機能を最大限活用すべく、専用のMSの開発、研究を開始 VVV社主導 C.E.23年エンジェルハイロゥの受信機となるハイドープ評価試験用MA試作一号「ジャグラー」完成 C.E.68年ハイドープ研究によりハイドープ専用MSとして、「G-セルフ」&「ガンダム・ルブリス」完成 評価試験中

C.E.1ハイドープ研究開始 ハイドープ研究主任エイミー・カー主導 C.E.30年ハイドープ計画始動 X領域(Xラウンダー)発見、さらに研究途中に「SEED」の存在を知り、秘密裏に研究を行う。 C.E.68年候補者50名 メンデル内にて試験運用中

C.E.1演算処理システム「ヴェーダ」建造開始 同時期にC.E.以前から秘密裏に再構築戦争までの軍事技術などが収められた人工知能を持つデータバンク「EXA-DB(エグザ・ディービー)」開発 ソレスタルビーイング主導 C.E.30年構築率45% EXA-DB導入の為の評価試験を行う C.E.68年構築率87% EXA-DBのAI機能に致命的なミスが発覚、C.E.30年で建造された無人軍事プラント「ウルカヌス」内にて改修、改良を行う予定。

 

カチャカチャカチャカチャッ……………ピッ。

 

 

―追加報告―

 

ヴィーナスバースディ計画

計画状況:諸事情により中止・白紙

 

木星探査計画(ジュピター)

計画状況:木星探査船エウロパ号を中心に、新型エネルギー研究・製造を目的とする宇宙ステーション「エウロパ」での研究は順調に進み、木星の衛星エウロパから発見した未知の鉱石「クラルスラピス」を精製して作られた太陽炉の試作型の建造が進み、ヴェータ及びEXA-DBの支援及びミノフスキー技術の応用などにより、約20年に掛かる製造作業を大幅に短縮、2、3年で完成させることに成功、さらに製造可能な環境に至るまでの航行時間も10年以下まで短縮された。現在、小型の太陽炉の開発、研究中。

 

メルクリウス計画

計画状況:太陽系惑星の探査で発見されたパーメット鉱石の研究と採掘を行われ、さらにハイドープとの関係性を調査、研究データは順調に進んでおり、パーメットを媒介に人間を機械と有機的にリンクさせることで、端末それぞれが独立した思考構造を持ち、なおかつ群れしての知性も持ち統率の取れた行動を行うことができるGUND(ガンド)を使った研究を行われ、さらにミノフスキー物理学、サイコミュ技術を加えて改良を施され、新型GUND(ガンド)、「Psycommu(サイコミュ) Gund(ガンド) Format(フォーマット)システム」、それらを総称して「PGF(ピギフ)システム」が完成。GUNDの最大の欠点は「データストーム」と呼ばれるパーメットに乗ったデータの情報量による負荷によりリンクした搭乗者に甚大なダメージを与える事だったが、サイコミュシステム及びミノフスキー物理学を加えて改良された事で、パーメットに乗ったデータの情報量による負荷がなくなり、性能も以前より大幅に向上された模様。

 

イヴァース計画計画

計画状況:環境改善プロジェクトを開始。しかし、開発データ内に不十分な欠点が多く見つかり、改良を検討中。C.E.68年現在、考案中 深宇宙探査開発機構D.S.S.Dと共同研究を行っている。計画では強力な磁場を発生させるための装置及びこれに対応する磁場展開装置を開発、実施実験を行う予定だったが、データ不足により装置の完成度が不十分だったため、試験運用を行いながら、収集・蓄積する事を行っている。

 

ソレスタルビーイング計画

計画状況:人類未到達の宙域への航行を行うべく建造、小惑星をベースにコロニー型外宇宙航行母艦へと建造、C.E.68年時は完成度は80%。それを支援を行うサポート組織「フェレシュテ」を結成。エウクレイデス級宇宙ファクトリー艦一号艦「エウクレイデス」建造開始。人類が宇宙開発・進出に推進する計画「フロンティアアーク計画」の中枢の要となる予定。

 

様々な計画が画面に出てくる中、イオリアは深くため息を吐いた………。

 

イオリア・シュヘンベルグ「………(人間は未だ愚かで、戦いを好み、世界を破滅に導こうとしている………知性を間違って使い、思い込みや先入観に囚われ、真実を見失い………それらが誤解を呼び、不和を呼び、争いを生む………人類は知性を正しく用い、進化しなければならない………そうしなければ、宇宙へ…大いなる世界へ旅立っても、新たな火種を生む事になる………それは、悲しい事だ…………)。」

 

先入観や思い込み、人種等で分かり合えず争いを続ける人類に複雑な思いを見せるイオリア。

一方、イオリアと別にある研究を行う科学者がいた。

 

メンデル 研究施設 ハイドープ研究室

黒のセミロングにポニーテールの女性の科学者。彼女の名はエイミー・カー。

彼女が研究していたのは、ハイドープと呼ばれる超能力者のような存在の研究であった。

 

ハイドープ

 

正式名称「Highdope Sensitive Adaptation Ability(ハイドープ感応適応能力)」、通称「HSAA(ハイサー)」。

 

脳内に点在する「X領域(エックスラウンダー)」にアクセスし、予知や他者との交信能力、常人以上の反射神経を発揮する一種の「超能力者」、単に「能力者」とも呼ばれる存在。

X領域自体は誰の脳にも存在するが、通常の人間ではほとんど使われることはない事が多く、覚醒する場合は、生まれたつき先天的に備え持った者、事故や戦闘などの精神的苦痛などにより発現する者、特殊な処置により人為的に発現された者などの三つに分かれており、数は少ない模様。

また、実験により2名以上の能力を共鳴させることで、その効果を増大させることもできる事も明らかになった。

ハイド―プ研究の基本理念は「過酷な宇宙環境に進出・適応し、生物学的にも社会的にもより進化した新人類」の研究であり、学界でも幾つか発表したが、ほとんど気にしていなかった………。

 

エイミー・カーもその一人も、長らくハイドープ研究を研究してきたが、周囲からの理解が出来ず、イオリア・シュヘンベルグ率いる私設研究機関「ソレスタルビーイング」に参加、研究成果もあと程度まで進んでいた。

 

エイミー・カー「……………(研究成果はある程度進んだ………ただ、連合、ザフトの政府上層部からは異端扱い、黙秘されるけど………それにこの研究を狙っている者達もいる………………一族ロゴスイプシロン財団、そして………コーナー家…………)。」

 

エイミーはハイドープの存在に異端視する連合、ザフトの他に、様々な勢力が狙っている事に危惧していた。

 

エイミー・カー「………」

 

バサッ。

 

エイミーはある資料を読んでいた………。

 

 

―ラプラス計画―

 

ハイドープの脳を使った自律思考型AI制作計画。

被験者は以下の通り

 

ラプラス計画被験者リスト

 

エウレカ・ゼロ

精神に障害が発見、ノモア・ロング・ドーラットの推薦により、フォートセバーン研究機関へ移送

 

ユリス・アレクシア・フォン・リースフェルト

計画の選抜メンバーとして人工冬眠中

 

メリダ・アンジェル

計画の選抜メンバーとして人工冬眠中

 

エリーゼ・アンジェル

計画の選抜メンバーとして人工冬眠中

 

ロゼッティ・プリケット

計画の選抜メンバーとして人工冬眠中

 

チャイカ・トラバント

計画の選抜メンバーとして人工冬眠中

 

ルチル・リリアント

ゼハートに次ぐハイドープ能力の為、最有力メンバー候補だったが、アクタイオン・インダストリー社との交渉により、ユーラシア連邦 アクタイオン・インダストリー社 ギルガメス研究所へ移送

 

イゼッタ・フリーレリカ

計画の選抜メンバーとして人工冬眠中

 

ラライヤ・アクパール

実験中に起きた事故により、意識不明の状態のまま、ラプラス計画の一つ、「プロジェクト・PTWPPUAOCiS(ピティワップアーキス)」の試験運用の為、L3に建造された中立コロニーであるエンジェル内にあるハイドープ研究施設へ移送

 

 

 

(尚、本計画は極秘要件の為、表向きは登録抹消の事。)

 

 

エイミー・カー「………ふ~~………。」

 

資料を見て、ため息を吐いていた………。

彼女はハイドープ能力者を犠牲するような計画に不満を抱いていた。元々この計画はロームフェラ財団の強い推薦を受けたもので、特にモビルドール研究を行っている科学者ツバロフ・ビルモンの幾度の要請に頭を悩んでいた。

中でも被験者の一人、ラライヤ・アクパールはラプラス計画の流れを持つ別の計画「プロジェクト・PTWPPUAOCiS」の被験者として強制的に接収されたことである………。

 

PTWPPUAOCiS(ピティワップアーキス)

 

正式名称「Psycommu type wireless psycho-sensitive pilot unmanned/autonomous operation control interface system(サイコミュ式無線精神感応操縦無人・自律運用制御インターフェイスシステム)」

 

ハイドープ能力者による精神感応波により、MSを無人操縦及び自立行動させる無人操縦システムで、開発者はDr.ペルゲ。現在は開発途中である。

 

エイミー・カー「………(ハイドープは人類が齎した奇跡………しかし、この奇跡は人間の醜い欲望に汚され、争いを引き起こしてまう事になるとは………………皮肉ね………)。」

 

エイミーは深く考えると、覚悟を決めた事を閃いた。

 

エイミー・カー「………なら私がやる事は一つだけ………“()()()()”を進むしかないわね…………。」

 

祖言うと彼女はあるものを見つめた。それはカプセルに入った白い髪の小柄な少女がいた。その他にも、10代前半の少女の入ったカプセルが複数存在していた。

後に物語に大きく関係することになるものでもある………。

 

エイミー・カー「ええ、私よ………今から“()()()()()”へ向かうわ………ええ、すぐに準備して頂戴………後、私の研究機材も運んで頂戴………よろしくお願いね。」

 

そう言うとエイミーは研究所へ後にした。あるコロニーへ向かうのであった…………。

 

それから3時間後、メンデルに近づく存在がいた。

 

メンデル宙域

 

ゴゴゴゴゴ~~~~……………。

 

現れたのは、双胴船のような艦形を持つ艦であった。

 

コロンブス級宇宙輸送艦

 

両舷に設けられた巨大なカーゴベイが特徴で、双胴船のような艦形となっており、船体の大部分を積載スペースとしている宇宙輸送艦で、その艦の左右にも同型艦がいた。

 

ガシャッ………ガ~~~~~………………ヒュウウウ~~~………………。

 

 

その艦から巨大なタンクが運ぶ汎用MAミストラルの複数が運ばれて来た。ミストラルはメンデルの方へ向かっていた。

 

プシュ~~………プシュ~~………ガチャンッ。

 

メンデルに巨大なタンクが装着され、タンクについているチューブをミストラル二機で運び、メンデルにある機密用の穴に挿入した。

 

コロンブス 指揮所

 

コロンブス艦長「メンデルへの挿入完了しました。いつでも注入可能です。」

???「………よし、やりなさい。」

 

艦長に指示する謎の人物の命令により艦長は指示を出した。

 

プシュ~~~~~~………………。

 

ダンクから何かの気体が放出、注入されていた。タンクにはこんな文字が書かれていた………。

 

 

G3

 

一方、メンデル内にはその状況には知らなずに、科学者たちが普通の日常を過ごしていた………………。

 

メンデル ハイドープ研究施設

 

ワイワイ………ガヤガヤ………。

 

ここはハイドープ研究を行う施設で、積極的な研究が行われていた。

 

銀髪と色黒の肌の少年「!?………。」

 

銀髪と色黒の肌の少年は何かを感じ取っているように上を振り替えていた………。

一方、研究室で研究を終えたイオリアが廊下を歩いていた。

 

イオリア・シュヘンベルグ「………(“エンジェル・ハイロゥ計画”は私が生涯かけて作り出された“()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()”………後はこれを人類は知性を正しく用いてくれる者達に信じて託してみようと思う………ん?)。」

 

ピピピピ~~~………ピッ。

 

突然、携帯が鳴り、その携帯に耳を澄ました………。

 

イオリア・シュヘンベルグ「………ああ、君か、何か急いでいるようだが、どうした?……………!?、何っ!!?、それは本当かっ!!?………わかった………こっちで対処するから、君は急いでくれ。」

 

そう言うと、イオリアは急いで研究室へ向かっていた。

 

それから数分後………。

 

ヴウウウウウウウン………フォン、フォン………ヴウウウウウウウン………フォン、フォン………。

 

研究員達「あがが~~…………がはっ、はっ………ごふっ………。」

 

メンデル内に警報が流れてきた。廊下には研究員達が悶え苦しんでいた………。

 

実はタンクから注入していたのはG3ガスと呼ばれる毒ガスで、研究員達はその毒ガスを吸って悶え苦しんでいた。

 

タッタッタッタッタッタッタッタッ………バンバンバンッ………バンバンバンッ………。

 

そこへガスマスクと防護服を来た集団が現れ、次々と研究達を射殺していく。

 

研究員A「………くそっ………や、奴ら………俺達を皆殺しする気だ………。」

研究員B「ど、どうする………イオリアが警告しなかったら、俺達がやばかったぞ。」

研究員A「あ、ああ………だ、だが………ここもいずれ………!!?。」

 

ガ~~~~~~~………………。

 

ロックしたドアを溶接しており、突破されるのも時間の問題であった………………。

 

研究員A「くっ………ここも持たないな………。」

研究員B「ああ………俺達もここまでみたいだな………後は、イオリア達が無事に逃げ切ればいいんだがな………。」

研究員A「ああ~~………どうせ死ぬなら………あいつらも道連れだ………。」

 

覚悟を決めた研究員達。万が一の為に爆弾を準備していた………………。

 

ガ~~~~~~~………………ドガッ……。

 

研究員A、B「へっ。」

 

ピッ………ドゴオオオオオン~~~~~。

 

研究員が仕掛けた爆弾で、襲撃者を道連れに自爆した。

 

イオリア・シュヘンベルグ「!!?………………急いで緊急ハッチへ迎え。そこに“()()()()()()()”が準備しているはずだ。急いで向かえ。」

研究員達「はいっ。」

 

イオリアは生き残った研究達と子供達を脱出せんと奮闘していた。

 

研究員C「奴らがここに来る前にここから脱出しろ!、慌てなくていいから急げ!。」

研究員D「さあ、みんな。止まらずに奥まで行のよ。」

イオリア・シュヘンベルグ「もうここは私だけでいい。君達も早く行きなさい。」

研究員E「し、しかし………博士はどうするつもりで?。」

イオリア・シュヘンベルグ「奴らの目的はここの研究の奪取と私の命だ。私が時間稼ぎしている内にできるだけ遠くへ逃げてくれ。メンデルから脱出後、合流地点の小惑星フロント「フォールクヴァング」と合流してくれ。話はすでにプロフェッサーに通している。皆、無事に生き残ってくれ。」

研究員F「わ、わかりました………どうか、博士もご無事で………。」

イオリア・シュヘンベルグ「ああ。君達も。」

 

イオリアの指示を受け、研究員達はプトレマイオスと呼ばれる宇宙輸送艦に乗り込んでいた。

 

宇宙輸送艦プトレマイオス

 

イオリアが創設した私設研究集団「ソレスタルビーイング」の宇宙輸送艦で、全部で三隻で建造されていた。

 

ウォ~~~~ン………ガタンっ………。

 

次々とメンデルから離脱するプトレマイオス三隻。そこへ、MAのメビウス数十機が襲撃してきた。

 

““メビウス(リニアガン搭載型)”&“メビウス(対艦用有線式誘導ミサイル搭載型)

 

三隻のプトレマイオスを撃墜しようとしていた。。

 

研究員G「こ、このままでは、撃墜されてしまうっ!!?。」

研究員E「こんなあろうとも、無人操縦のDユニット部隊で準備している。直ちに出撃させる。」

 

ウィ~~~ン………ガチャンッ………プシュ~~~………ヒュウウ~~~………ゴ~~~………。

 

自立式高性能無人機Dユニット

 

無人操縦を可能とする無人機で、脚部が存在せず、両腕部のビームキャノンを武器とする。全機で48機で、各プトレマイオスの四つのコンテナから4機ずつ出撃させ、メビウス部隊と交戦した。

 

バシューーーン………………ダダダダダダダ~~~……………ドオオオオオオン~~~~………………。

 

無人操縦でメビウス部隊を圧倒するDユニット部隊。低コストながらもAIも優れていたため、相手の攻撃を呼んで回避し、撃破させるなど、戦果を挙げていた。

 

研究員E「Dユニットが迎撃している間、今に内に宙域から離脱だ。」

研究員G「ああ………あそこまで行けば、俺達は助か………。」

研究員H「お、おいっ!………あ、あれを見ろっ!!?………。」

研究員G「!!?………ま、まさか。」

 

三隻のプトレマイオスの現れたのは、たった1機のMSであった。

 

プロトジン・カスタム・ハイマニューバ(PGCHM(ピグハム)

 

ジンのプロトタイプ、プロトジンを戦闘用にチューニング、改良を施された改造機で、大型バックパックを装着、スラスター化させた脚部による強力な推進力を生かした高い機動性と追加装甲を加えた防御力を誇り、重斬刀や76mm重突撃機銃、高周波ブレードトマホーク、試作型高エネルギービームライフル、ドーバーガンと呼ばれる機体の全高を超える長さをもつカートリッジ式のビーム砲、二連装地対地対艦ミサイル「ファルコーネSSM」を装備している。

 

???「そうよ………そのまさかよっ!!?。」

 

ブゴ~~~~~~………。

 

三隻のプトレマイオスに直進するPGCHM。

 

研究員E「で、Dユニット部隊を迎撃に向かわせろ。その間、子供達や非戦闘要員をコンテナを詰め込めろ。コンテナは自立移動が可能だ。せめて、子供達だけでも………。」

研究員G「あ、ああ………わかっている。」

 

ゴ~~~~~~………バシューーーー、バシューーーー、バシューーーー………ヒュンッ……ヒュンッヒュンッ………バアアアンーーーーーーーッ………バシュッ、バシュッ………ドオオオオオオン。

 

引き換えてしてきたDユニット部隊の攻撃を易々とかわし、次々と返り討ちにしていく。

 

???「へっ………なかなかすごいMSじゃねいかよ………だがな………そんなもんは俺には通じねえええ~~~~っ!!?………ちょいさぁ!~~~~~。」

 

その動きはエースであり、無人操縦のMSでは相手にならない程。しかし、その間に三隻のプトレマイオスはコンテナを分離し、脱出艇として次々と離脱していた。

 

子供A「え~~~ん。」

子供B「うう~~~。」

子供C「」

銀髪と色黒の肌の少年「………。」

 

コンテナ内にパニック状態に陥り、皆心配していた。その中でも銀髪と色黒の肌の少年は冷静に状況を見つめていた………。

 

???「へっ………逃げ切れるつもりか………ところがぎっちょん!。」

 

ゴ~~~~~………………。

 

急接近して、プトレマイオスの一隻に近づき、そして………。

 

ガチャッ………。

 

???「へっ……逝っちまいな。」

 

バシュッ~~~……………ドゴオオオオオオオオン………………。

 

ドーバーガンにより、プトレマイオスの艦橋が直撃、爆沈した。

 

???「もひとつ!……ちょいさあ!。」

 

ボシュウウウウウ……………バシュ~~~~………………ドゴオオオオオオオオン………………。

 

乗員1「うわ~~~~………」

乗員2「ぎゃ~~~~………。」

 

二連装地対地対艦ミサイル「ファルコーネSSM」&ドーバーガンの連撃を食らい爆沈されていく二隻目のプトレマイオス。その光景に焦る研究員達。

 

研究員E「に、2番艦が撃沈された………子供達を早くっ!!。」

研究員G「あ、ああ………急いでコンテナに避難しろっ。」

研究員H「わ、わかった。」

 

研究員達は子供達をコンテナに避難させていく中、PGCHMが迫ってくる………。

 

???「なぶり殺しにしてやるぜ………!!?。」

 

バシュ~~~………バシュ~~~………バシュ~~~………。

 

現れたのは無人機のDユニット数機がPGCHMを攻撃し、プトレマイオスを助けた。

 

???「ちっ………っの野郎ぉぉお~~………邪魔すんじゃね~~~!!。」

 

ドオオオン~~~チュンチュンチュンッ………ドオオオオオン………………。

 

数機のDユニットを相手に迎撃するPGCHM。その間、コンテナの離脱準備が終えていた。

 

研究員C「いいか、君達は生き延びるんだ。万が一のためにランチを準備している。いざとなればそこで脱出してくれ。」

研究員D「みんなのことをお願いね……………“()()()()”。」

銀髪と色黒の肌の少年「………(コクッ)。」

 

ゼハードと呼ばれる銀髪と色黒の肌の少年はそう頷けると、子供達と共にコンテナに乗り込んでいく。

 

ガコン………ゴ~~~~………………。

 

次々と空域から離脱始めるコンテナ。そして………。

 

???「フハハハハハハハハァ~~~………これでお陀仏っ!!。 」

 

ヴォォォォォ………………ヒュンッ………ザシュウウッ………………ドゴオオオオオオオン~~~~。

 

Dユニット部隊を壊滅させたPGCHMは最後に残ったプトレマイオスに急速に迫り、高周波ブレードトマホークを振り下ろし、艦橋を切り裂かれて爆沈していった………………。

 

???「残るは雑魚だけか………まあ、一人も残らず、まとめてお陀仏ぅ!。」

 

ビュウウウウウウウ~~~~………………。

 

自立移動可能なコンテナ12隻を追うPGCHM。ドーバーガンを構えた。

 

???「へっ、逝っちまいなぁ! 。」

 

ドオオオオオオオン~~~~~………………チュドオオオオオオオン。

 

ドーバーガンの一撃を食らい内の一隻を撃沈させた。

 

操縦士1「くっ……一隻堕とされたかっ。」

操縦士2「全機に告ぐ、できるだけ散開して離脱しろ。」

 

全速で散開しつつ離脱始めるコンテナであったが、そこへメビウス部隊も加わり、無慈悲な殲滅戦を行われた………………。

 

ビュ~~~~………………。

 

12隻の内の一隻には、ゼハードと呼ばれる銀髪と色黒の肌の少年が乗っていた。

 

操縦士3「!!?………あそこのデブリ帯へ向かえ。子供達を下す。」

操縦士4「わ、わかった………。」

 

コンテナはデブリ帯へ向かう中、多くのコンテナを撃墜させたPGCHMが探索していた。

 

???「たくっ~~………どこに隠れているんだ?………!?。」

 

見つけてしまった………見つけてしまった!!?………今まさにその凶刃が今迫ろうとしていた………。

 

???「へっ………見つけたぜ………オレを前に逃げてみろ!、隠れてみろよぉ~~~!!、ハッハァッ!!?」

 

バシュ~~~~………バシュ~~~~………ダダダダダダダダダダダダダ~~~~~~。

 

コンテナに向けて試作型高エネルギービームライフルと76mm重突撃機銃を放つPGCHM。

 

チュンチュンチュンチュン………ドゴオオオオオン~~~~~………………。

 

操縦士3「くっ………機関部がやられたか………。」

操縦士4「だ、駄目だ……この機体は保たないぞ………!?。」

ゼハード「だ、大丈夫ですか?。」

操縦士4「おい、坊主、お前達はランチへ向かえ。いざとなったらランチをパージさせる。」

ゼハード「!?………しかし………。」

操縦士3「もしお前らに何かにあったら、命がけで預かった俺達の恥なんだよ!、早く!。」

ゼハード「……わ、分かりました………でも、あなた方は?。」

操縦士4「俺達はこのあと脱出するさ………気遣いは要らん。さあ、行きな。」

ゼハード「うん………ありがとう……どうかご武運を。」

操縦士3「ああ………お前らもな。」

 

コンテナから次々とパージしていくランチ。そして、炎に包まれたコンテナは無情にもドーバーガンに撃ち抜かれてしまう………。

 

バシュ~~~~~~ン………………チュドオオオオオオオン~~~………………。

 

爆破四散してしまったコンテナ。ランチ数機はデブリ帯の裏に隠れるのであった………。

 

???「へっ………御臨終だ………ん?。」

 

一方、ランチで脱出を図るゼハード達であった………………。

 

ゼハード「…………。」

栗色の跳ねっ毛と額のビンディが特徴の少年「…………。」

茶色のセミショートの少年「…………。」

ツインテールに束ねられた薄紫色の髪の少女「…………。」

子供1「………た、助かったの?。」

子供2「僕たちは………生き延びたんだ………。」

???「ところがぎっちょん!、逝っちまいな!。」

 

ダダダダダダダダダ~~~~………ガガガガガガッ………チュドオオオオン~~………………。

 

ランチの一つが破壊され、次々と攻撃し始めた。

 

???「一人じゃさみしいだろ!!、お仲間のところに送ってやるよ!!!。」

 

ガガガガガガガッ………ドオオオオオン………………。

 

ゼハード「ここにいれば皆殺しされるだけだ。ランチを囮にして身を隠すんだ。」

 

ゼハードがそう言うと、ランチを自動操縦し、デブリ帯の隕石の裏に隠れていく………。

 

がガガガガガガッ………チュドオオオオン………………。

 

自動操縦したランチが破壊され、周囲を見渡すPGCHM。ゼハードは急いで隠れる場所を見つけようと周囲を見渡した………………。

 

ゼハード「………!!?。」

 

ゼハードが見つけたのは、廃棄されていた強襲装甲艦であった。

 

ゼハード「急いであそこに隠れよう。急いで。」

 

ゼハード達は廃棄されていた強襲装甲艦へ向かった。一方、ランチを次々と撃破し、皆殺しにしたPGCHMはまだ生き残りがいないのか、周囲を探していた。

 

???「はっはっはっはっはっはっはっはっはっ………鼠一匹いねぇのかい?…………ん?。」

 

見つけたのは、廃棄されていた強襲装甲艦であった。

 

???「………強襲装甲艦か………まさかな………。」

 

ガチャッ………ダダダダダダダダダダダダダ~~~~~………………ドオオオオオオン~~~………。

 

試作型高エネルギービームライフルにより、大穴を開けていく強襲装甲艦。

 

???「………はっ……まさかな………ん?。」

 

ピピピピ~~~………ガチャッ。

 

???「何だ?………ああ、あんたか、“()()()()”の兄貴。」

ガウルン『そっちは片付いたか?。』

???「ああ………全員お陀仏になったからな………そっちはどうだ?。」

ガウルン『ああ………こっちはもう終わったからな………。』

 

ガウルンと呼ばれる人物の目の前にいたのは………“()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()”………。

 

ガウルンと呼ばれている非常に大柄の東洋人男性は、これまで多くの要人暗殺や無差別テロなど引き起こす残虐非道な数々の犯歴を持つテロリストかつ傭兵で、残忍残虐かつ冷酷非情、冷静沈着な思考と直感と危機回避能力に長けており、命を奪う事を楽しむ狂人かつ戦いそのものに快楽を見出す戦闘狂でもある。

 

ガウルン「あっけなかった………まだまだやりがいがねえ仕事だ………まあ、俺の仕事が終わった以上、ここは用はねえ。さっさと帰るわ。後は任せる………。」

???『へっ………相変わらず戦闘狂だな………ガウルンの兄貴………。』

ガウルン「………それと………依頼人に仕事は終了したと伝えてくれと言ってくれよ。」

???『おいおい………相変わらず他人任せかよ………こっちの身にもなってくれよ………………。』

ガウルン「………ふんっ………わかったよ。俺が報告にしとく………お前は証拠を残らず処理しとけよ。」

???『あいよ………念のためにあのメンデルにX線照射消毒して、表向きバイオハザードという事で片づけるようだぜ。まあ、俺らの出番はここまで見たいけどな………。』

ガウルン「………ふっ………好きにしな………俺は殺しが出来ればそれでいい………後は任せるぞ、“()()()()()”」

 

ガウルンがそういうと通信を終えた。

 

サーシェス「へいへい………相変わらずいかれすぎているぜ………兄貴は………まあ、俺も人の事も言えねえけどな………さて、今回神はどちらを選ぶか?………ま、どちらにしても戦争だがな、ふふふふ……。」

 

アリー・アル・サーシェス。

戦争のためなら如何なる努力も惜しまないプリミティブな衝動に準じて生きる戦争狂で、傭兵稼業のみならず、場合によっては子供を誘拐、洗脳し、戦いや自爆テロを実行させるなど、目的の為なら手段を選ばない傭兵である。

一方、コロンブスへ帰還したガウルンは自身の依頼主である人物に報告をしていた………。

 

ガウルン「………ということだ。あんたの依頼通り、やっこさんはくたばったぜ。」

???「………。」

ガウルン「まあ、俺の依頼が終わったからな………後で俺は帰らせてもらうぜ………。」

???「………。」

ガウルン「ん?………もう一つ依頼だあ?………小惑星フロントの「フォールクヴァング」を向かえ?………ははははは~~~………そういう事か………任せてくれ………。」

 

そう言うと指令室を後にするガウルン。黒い影に包まれた人物の口はにやけていた………。

一方、廃棄されていた強襲装甲艦では………。

 

廃棄されていた強襲装甲艦

 

サージェスにより大穴を開けられた強襲装甲艦内にはまだ生き残りがいた………。

 

ガラガラ~~………。

 

ゼハード「う………ううん………はっ!?。」

 

爆発の影響で気絶したゼハードは目が覚まし、目の前の光景に驚いた。それは………。

 

ゼハード「………くっ!………。」

 

空間に漂う子供達の遺体で、先ほどの攻撃に巻き込まれててしまったようだ………。

 

ゼハード「………誰か~~!、誰か居ないのか~~~~!………生き残っている者はいるか~~~~!!?………………!!?。」

 

ガンッ……ガンッ……ガンッ……バンッ。

 

ゼハード「レイル!、ダレスト!。」

栗色の跳ねっ毛と額のビンディが特徴の少年「ご、ご無事ですか、ゼハード。」

ゼハード「生き残っているのは君達か?。」

茶色のセミショートの少年「いいえ、私達の他は………。」

 

レイルと呼ばれる栗色の跳ねっ毛と額のビンディが特徴の少年とダレストという茶色のセミショートの少年の他、生き残った者はほんの数人しかいなかった。

 

ゼハード「…………!!?………兄さんっ!!?。」

 

ゼハードが見つけたのは、兄と呼ばれる赤髪と色白の肌が特徴の少年だった。すでに爆発を受けた事で致命傷を受けており、蟲の息で手の施しがなかった………。

彼の名はデシル・ガレット。ゼハードの実の兄である。

 

ゼハード「………兄さん………。」

デシル・ガレッド「はああ……はああ……はああ……はああ………へっ………ひ、皮肉だな………け、結局………お、俺は………お前を………超えてやれなかった………………。」

ゼハード「………………。」

デシル・ガレッド「ふっ………そ、そんな顔をするな………俺は………お前が嫌いだ………兄である俺を超えるなんてよ………。」

ゼハード「………………。」

デシル・ガレッド「……だが………お前の馬鹿正直な真っすぐな信念は………認めてやるよ………。」

ゼハード「………………。」

デシル・ガレッド「ほ、他の奴らが………はああ……はああ……お前を認めているなら………はああ……はああ……納得できるな………がはあっ………ごほっ、ごほっ………。」

ゼハード「兄さんっ!!?。」

デシル・ガレッド「ごほっ、ごほっ………はあああ………ど、どうやら……こ、ここまでのようだ………ゼハード………。」

ゼハード「………。」

デシル・ガレッド「お、お前の………お、お、お前のような………甘い考えでは………こ、この先には生き残れないぞ………う、うう………相手を容赦するな………その甘さを捨てろ………………さもなきゃ………こ、後悔するぞ………い、いいな、約束しろ………………。」

ゼハード「………(こくっ)。」

デシル・ガレッド「へっ………それでいいさ………。」

 

ゼハードが頷いて見せると、デシルは穏やかな顔を見せた………。

 

デシル・ガレッド「ふっ………あ、あの世で………見届けてやる………さ、最後まで………負けんじゃ……ねえ……ぞ………。」

 

そう言うと眠るように息を引き取るデシル。

 

ゼハード「!?………に、兄さん………………。」

 

兄を失ったゼハード。そこへレイルが駆け付けた。

 

レイル「ゼ、ゼハード………救援が………救援が来ました。」

ゼハード「救援?。」

 

廃棄されていた強襲装甲艦に近づく存在が来た………………。

 

()()()()()()()()()

 

乗員1「救援信号が放った宙域に到着。」

右目の傷跡が特徴の男「………乗組員達は?。」

乗員2「いいえ、まだ………ん?、音響反応があります!!。」

右目の傷跡が特徴の男「!!?………どこからだ!。」

乗員2「目の前の廃棄された強襲装甲艦からです。」

右目の傷跡が特徴の男「直ちに救助を向かわせろ。」

乗員1「あっ!、は、はいっ!!。」

右目の傷跡が特徴の男「艦長。私も行く。指揮を任せる」

艦長「はっ、ご武運を。ダズ・ローデン隊長。」

 

バージニア級輸送艦から救援を向かう救援隊。ダズ・ローデンと呼ばれる右目の傷跡が特徴の男を筆頭に強襲装甲艦内へ入り込んでいく。

 

ガンッ、ガンッ、ガンッ、ガンッ………ガコンッ。

 

ダズ・ローデン「大丈夫だ!、俺達は救助に来たんだ。誰かいるか?。」

レイル「ゼ、ゼハード………救援です。救援が来ました。我々は見捨ていませんでした。」

ゼハード「………………。」

ダズ・ローデン「!?………君がゼハードか………安心してくれ、我々は味方だ………“()()()()()()”様のご命令で来たんだ。安心してくれ。」

ゼハード「………イゼルカント様………。」

 

手を差し向けるダズ。それに応えるゼハード。

こうして生き残ったゼハード達は救助しに来た救援隊と共に宙域から離脱し始めた。そんな中、ダズは何者かと通信していた………。

 

ダズ・ローデン「………以上が生き残った乗員はこれだけでした。」

???『………他の生き残りは?………。』

ダズ・ローデン「………残念ながら………。」

???『………そうか………。』

 

通信の声からゼハード達以外の生き残った者が亡くなっていた事に悲しんでいるようだ。

 

???『………やはり、()()()()が危惧した通りか………生き残った者達を火星にあるセカンドムーンへ向かわせろ。しばらくその存在を隠せ。』

ダズ・ローデン「はい、ご命令通りに行います。“()()()()()()()()()()()()”様。」

 

火星のセカンドムーンへ向かうバージニア級輸送艦。その窓にはゼハードが廃棄された強襲装甲艦や撃墜されたランチの残骸を見つめていた………。

 

ゼハード「………。」

 

後の「メンデルハザード」と呼ばれる事件は、世間では大規模なバイオハザードが発生、多数の死者が出し、X線照射消毒が図られ、以来、G.A.R.M. R&D社所有の研究所施設は放置状態になり、同社はその影響を受け、倒産された。

しかし、この事件の裏に起きた真実は表に出る事はなかった………………。

それから7年の月日が流れ………。

 

C.E.75

 

L4宙域 アーモリーワン

 

アーモリーワン。

一次大戦後に新設されたプラントで、ザフトの兵器工廠が多数存在するプラント屈指の軍事都市でもある。

そのプラントに移動用シャトル4隻が近づいた。

 

移動用シャトル

 

ザフト兵達「わいわい………がやがや………おいおい………。」

白髪の短髪の青年「………。」

 

中にいるのはザフト兵達で、編入された新規編入されたばかりの兵士達である。その中でも、白髪の短髪の青年が外を見ていた………。

 

彼の名はセイシロウ・クダン。

ある事が理由で周囲から忌み嫌われ、ザフト軍上層部の策略により、強制的に軍に編入させられ、軍やプラントに不信感を抱きながらも予備戦力としてアーモリーワンへ配属されることになった………。

 

セイシロウ・クダン「………(アーモリーワンか………くだらねえ………。)」

 

セイシロウは不信感と嫌悪感を抱いていたが、そんな中、彼に近づく者がいた。

 

???「すまんけど、席空いてるかい?。」

セイシロウ・クダン「………あ、ああ………。」

???「いや~~いやいや………どこも席が空いておらなかったからな。丁度お前さんの席が空いているから見つけたからな………あ、言い忘れたが、俺はソウタ・ティガサーキ。お前さんは?。」

セイシロウ・クダン「………セイシロウ・クダン。」

ソウタ・ティガサーキ「セイシロウ・クダン………あ、ああ………お前さんが有名な上官殺しの………まさか、こんな所で出会うとは思わなかったわ………。」

セイシロウ・クダン「………。」

ソウタ・ティガサーキ「そう警戒しなくていいわ………俺らは同じ同期じゃないか、互いに助け合いしようじゃないか………遠慮するな……お互い緑服だからな……仲良く行こうや。」

セイシロウ・クダン「………ああ。」

 

セイシロウはソウタの人懐っこい態度に心を許すように見せるのであった………。

一方、そのアーモリワン内では………………。

 

とある部屋

 

???「………こちらは“()()”は順調に進んでおります………はいっ……はいっ………“()()()”を“()()()()”に搬入次第、ここを爆破します………はいっ………この秘密を知っているのは我々数名だけです………はいっ、無論……周囲には情報は漏らしておりません………………はいっ………お任せを………。」

 

恐ろしい陰謀がが水面下に静かに暗躍していた………………。

 

事務室

 

上司「ナトーラ、書類はまだ来てないぞ。何してるの!!。」

ナトーラ「あっ!!?…は、はいっ!!………す、すみませんでした!!?。」

 

彼女の名はナトーラ・エイナス。今まで基地内でしか働いた事がない事務畑の人物で、気弱で優柔不断で、気弱で優柔不断な軍人であるが、後に彼女自身がメサイアの艦長になろうとは彼女自身もその運命は知らない…………しかし、その運命は今まさに迫りつつあった………………。

 

アーモリワンから遠く離れた宙域

 

???「………。」

 

宇宙艦の窓を見る謎の人物。その顔には仮面を被っていた。

 

ガチャッ………タッ

 

???「失礼します。潜入部隊及びMS部隊の準備が整いました。いつでも出撃可能です。」

???「そうか、わかった………すぐに行く。」

 

そう言うと仮面の人物は副官らしき人物と共に部屋に出た。

 

???「………潜入部隊及びMS部隊にはハイパージャマーシステムを装備しておりました………後、“()()()()()()()”及び“()()()()()()()()”、他にも“()()()()()()()()”にも情報を流しました。これで奴らの目を引き付けられるはずです。」

???「そうか………ご苦労だったな、レイル。これで、我々の行動もやりやすくなるな。」

???「………はい、ゼハード様………ついに我々が奴らに復讐をする時が来ました………我らの宿願を果たす時が………。」

???「レイル………この作戦が我々“()()()()()”、そして………“()()()()()()()()()() ()”の壮大なる計画の一歩となる………失敗は許されない………わかっているな。」

???「はっ、わかっています。すべてはフェザール・イゼルカント様が目指す理想の為に………。」

???「ああ、そうだ………私は誓ったのだ……この命に代えても、イゼルカント様の創造されるエデンを実現すると………それが私に逃がしくれた恩人、イオリアへのせめての手向け………。」

 

ガシャ~~~~~………………バッ………………。

 

目の前にいるのは、多くの兵士達が並んでいた。ゼハードと呼ばれる青年はかつてはメンデルハザード事件の生き残りである彼と共にしていた青年は同じく生き残りのレイルであった。

 

ゼハード「聞けっ!、ヴェイガン及びソレスタルビーイングの兵士諸君。私は今ここに、「“()()()()()()()()()()()()()()()()()()”」の開始を宣言する!。」

兵士達「!!?。」

ゼハード「我々は多くの者を奪われた。ナチュラルやコーディネイター共の争いに巻き込まれ、幾度も自由を踏みにじられ、屈辱の日々を過ごして来たか、諸君らも知っているはずだ。」

兵士達「………。」

ゼハード「我々ソレスタルビーイングの目的は争いのない理想の世界、エデンの創造。そして、今亡きイオリアの意思と無念を晴らす事だ。かつてソレスタルビーイングの創設者であるイオリア・シュヘンベルグは人間の可能性を信じ、ハイドープによる対話による人類を分かり合わせるために変革が必要だと希望を語っていた。しかし、彼は死んだ。我々に未来と希望を導いてくれた恩人が、諸君が愛し信じてくれたイオリアが死んだ。何故だ!?。イオリアの掲げる人類一人一人の自由と信念、正義、理想のための戦いを神が見捨てるはずはない。彼は信じていた人間達に殺された!、己の保身の為に………。これまで私を含め、宇宙に行き場のない我々はこうして生き延びてきたのは何故か!。諸君、我々は同じ理想の為に集まり、同志として助け合ってきたのだ。たとえ、ナチュラルやコーディネイター、スペーシアンなどに関係なくもだ。だが、イオリアの想いを平然と踏みにじった奴らに情けは不要だ。我々はイオリアを初め、死んでいった同志達の為に武力による支配を行う事を誓った。今のナチュラルやコーディネイターはかの大戦を二度も終結したにも関わらず、争いを辞めようとしない、敢えて言おう、カスであると!!。地球連合やザフトに対し、我々は三分の一しか戦力は少ない。しかし、にも関わらず、こうして組織が拡大してきたのは何故か?、それはイゼルカント様やイオリアが残した高度な軍事技術力があったからだ!、諸君の家族や友人、仲間達はナチュラルやコーディネイター共の権力争いによって死んでいったのだ!、この悲しみも怒りも忘れてはならない!、我々は今、この怒りを結集し、地球連合、ザフト軍に叩きつけ、そして、勝利を得ることで我らの理想が近づくのである!、この勝利こそ、無念に散った者達への全てへの最大の慰めとなる。諸君、私に命を預けてほしい。イゼルカント様が目指す理想を共に行こう。来るべき未来と理想の為に………ヴェイガンとソレスタルビーイングに栄光あれ!!。」

兵士達「栄光あれ!、栄光あれ!、栄光あれ!、栄光あれ!………。」

 

ゼハードの演説に士気を上げる兵士達。今ここにナチュラルとコーディネイターとの宣戦布告が始まったのである………。

後の第二のヘリオポリス崩壊と呼ばれる“()()()()()()()()”が起きるのであった………。

そんな時代に運命に導かれるように様々な者達がいた………。

 

大いなる秘宝を目指し、冒険をする夢を追う者。

 

傭兵ながらも熱い正義感を持つ災厄の狼の者

 

運命に翻弄され、避けられない運命と邂逅する事になる者

 

定められた運命に抗い、自身が目指す自由と理想を求める者

 

陰謀により大罪を負わされ、真実を追う者

 

宇宙(そら)から落ち、星の迷い子として、失われた過去を探す者

 

そして、地球連合やザフト、ファウンデーション、そしてソレスタルビーイングを初め、水面下に暗躍を始める各勢力。

その表と裏の争いが次第に壮大な事件を引き起こす事になるのである………………。

 

かの男が言った………………。

 

 

───躊躇うことはない……。

 

───それが、君達の想いなら……。

 

───望まれて、生まれた。

 

───世界が、望んだ。

 

 

かつて第二次大戦・メサイア攻防戦で戦死した元プラント評議会議長ギルバート・デュランダルの言葉で、死してもなおその影響は今だ世界に及ぼしていた………………。

だが、これは始まりに過ぎなかった。この運命に導かれし七人の迷い子達の運命を抗い、自由を得るために立ち向かう物語である………………。

 

 

 

FLY To a NEW STAGE! GUNDAM! 




如何ですか。PHASEX(フェーズ・エクス)-00「運命と自由、変革の序章(トライエイジ・コズミック・ファースト)」は?。

ガンダムシリーズに登場するキャラ達をスターシステム的に採用し、機動戦士ガンダム00や機動戦士ガンダムAGE、機動戦士ガンダム 水星の魔女などのキャラを重要キャラとして採用したり、ガウルンなどの別作品のキャラを登場させたりして、物語を大きく盛り上げます。

今回登場したメンデルは原作では大規模なバイオハザードが発生し、放棄されることになっていましたが、実はキラやカガリ、クルーゼ、デュランダルなどのキャラが大きく関わる場所になっており、さらにオリジナルストーリーにて、事故の裏には恐ろしい真実が隠されており、イオリアやゼハートなどのキャラが大きく関わるものとして登場します。

本作登場するゼハードは機動戦士ガンダムAGEに登場するキャラで、物語の重要キャラとして登場し、彼が幼かった頃からメンデルで生まれたのですが、実はキラとは切っても切れない関係がるのですが、ストーリーの流れにて明らかになります。
後半ラスト近くで演説するゼハードの演説シーンのセリフは機動戦士ガンダムのギレンの演説や宇宙戦艦ヤマトのデスラーの演説を加え、改変したもので、理想と死んでいった者達の無念を受け継ぐ彼の名演説に必見です。
また、前半のナレーションの一部にバイオハザード0の冒頭のセリフが組み込んでおり、他にもバイオシリーズのファイルを活用したシーンなど、バイオハザードシリーズの要素もあります。

本作に登場する船舶は機動戦士ガンダムの地球連邦の輸送艦、コロンブス級宇宙輸送艦や機動戦士ガンダム00の主人公達の母艦であるプトレマイオスなど、ガンダムシリーズの登場船舶をリメイクして登場しており、特にプトレマイオスはゼハード達を逃がすためにイオリアが建造されたもので、四つのコンテナはMS4機を搭載する上、脱出艦としての機能を持つ設定を持ち、本作では三隻が登場しますが、実はかなり量産されており、その内数隻は、主人公達の母艦として活躍することになります。
また、僅かしか登場しなかった廃棄された強襲装甲艦は機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズに登場する鉄華団の旗艦イサリビをベースにしております。

搭乗するMSはMAメビウスやガンダムW G-UNITに登場する「D-ユニット」が登場しますが、中でもジンなどのMSの元となるプロトタイプ、プロトジンを戦闘用として大幅改修、さらに多彩な武装で装備したオリジナルMS「プロトジン・カスタム・ハイマニューバ(Proto Ginn Custom High Maneuver)」、通称「PGCHM(ピグハム)」が登場、ジンやジンハイマニューバに匹敵するほどの戦いぶりを発揮します。

機動戦士ガンダム00に登場するイオリア・シュヘンベルグは本作では重要なキャラの一人として登場、様々な計画を立て、さらにイオリア計画の中枢と言えるエンジェル・ハイロゥの建造を行っていたのですが、様々な勢力から命を狙われており、それがメンデル襲撃事件の要因になりますが、万が一の為に様々な人脈を駆使し、様々な折衷案や予防策を用意するなど、原作同様、抜け目のなさを見せます。
また、エンジェル・ハイロゥと呼ばれる存在が劇中にて、設計データやそれに関する「オペレーション・エンジェル・ハイロゥ」など登場します。
原作である機動戦士Vガンダムに登場するエンジェル・ハイロゥをリメイク化したもので、研究、開発にはイオリアの理想に関係してくる重要な鍵を握る存在として物語に大きく関わる事になります。
機動戦士ガンダムAEGに登場するヴェイガンのフェザール・イゼルカントやダズ・ローデンも登場し、イゼルカントは実はマーシャンの人間でありながら、イオリアとは交流がある人物で、その影響力はゼハードを初め、多くの人間に関わることになるなど、物語に関わる重要キャラとして描かれます。
原作では火星出身だったので、SEEDの外伝Δとベストマッチしたので、採用しました。

ゼハード率いる組織「ソレスタルビーイング」は元々はガンダム00に登場する私設武装組織ソレスタルビーイングをベースをしており、元々は私設研究機関ソレスタルビーイングの名を取り、コーディネイターのみならず、マーシャンやスペーシアンを取り入れ、さらにイオリアの技術やマーシャンの技術、ヘルメスの薔薇の設計図の技術を取り入れたため、強大な軍事組織と化しており、その高度な技術力はザフトやファウンデーションを超える程でした。
因みにヴェイガンは原作では火星独立国家でした、本作ではソレスタルビーイングの実行部隊と言う設定でした。

劇中に登場するハイドープはSEEDシリーズに登場する本作オリジナルの能力者で、ニュータイプみたいな存在で、イオリアが発見、独自の研究によって明らかになりましたが、その能力を狙って、連合、ザフトなどの組織が極秘裏に研究をしている模様で、物語に密接的に関わる重要なファクターとなります。
その能力は一話以降に明らかになります。

また、本作の後書きに次回予告及びガンダペディアが描かれており、次回予告はSEEDの予告をベースにしており、予告の最後に「(命令形)、ガンダム(別のMSや戦艦、もしくは人物)!」のフレーズが入るのがSEED独自の特徴を加えるなど、原作準拠しています。
ガンダペディアはガンダムAEGの次回予告の終わりに登場する作中の設定・用語を解説するミニコーナーで、本編に登場するMS戦艦、重要な設定、用語などが記載しますが、裏設定も含まれているので、意外な発見が見つかるかもしれません。
因みにタグに記載されるヒスメントというのは、SDガンダム GGENERATION(ジージェネレーション) GENESIS(ジェネシス)に登場するヒストリカルモーメント(歴史的瞬間)の略で、主人公達の活躍や介入などでキラやアスラン、カガリなどのSEEDシリーズキャラとの出会いや行動を共にしたり、時には敵対や共闘する事も見せたり、予想もしない展開を見せるなど、ストーリーの流れで大きく関わるようになり、まさに歴史的瞬間というジージェネ要素なので、ゲームを参加しているみたいに見てくだされば嬉しいです。

今回はプロローグですので、メインキャラはゼハードでしたが、次回の第一話の主人公はセイシロウ・クダンで、一話はガンダムSEEDやDESTINY、機動戦士ガンダム、ガンダムAEGの一話がそれぞれオマージュとなっているので、ぜひ見てください。

では、次回予告及びガンダペディアをご覧ください。


次回予告

未だ燻り続ける争いの火種 炎に包まれる戦場 崩壊する大地に運命に翻弄される一兵士に過ぎない青年の覚悟が試される
次回 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM TRINITY DESTINYX XPLOSION『ガンダム起動!崩壊の大地に立つ』
生き延びろ!明日を信じて飛べ、ガンダム!!

ガンダペディア
【メンデル】
L4宙域にあるスペースコロニー。
C.E.30年に建造が開始、完成され、コーディネイター作成を一大産業を行われ、人工子宮研究による、より先進的なコーディネイターを生み出す研究も行う遺伝子企業G.A.R.M. R&D所有の研究所施設を保有しており、さらにクローン研究も行われていた。そのため、「禁断の聖域」、「遺伝子研究のメッカ」と呼ばれいる。
C.E.55年にはブルーコスモスの襲撃、C.E.68年にはバイオハザード「メンデルハザード事件」が発生、多数の死者を出し、コロニーは放棄され、X線の大量放射により消毒されるも、その影響でG.A.R.M. R&Dは倒産、以来、無人になってしまった。
主人公であるキラやカガリの父であるユーレン・ヒビキや妻のヴィア・ヒビキ、ディスティニープランの提案者ギルバート・デュランダル、そして、イオリアもここに所属しており、地球連合軍に雇われたコーディネイターの傭兵、主導の下最初期のコーディネイター技術を元に、戦闘面に特化させたコーディネイター「戦闘用コーディネイター」を作り出し、クローン技術によりラウ・ル・クルーゼやレイ・ザ・バトル、プレア・レヴェリーを生み出してきた。
それゆえ、キラとラウ、ムウを初め、多く人間の運命を狂わせてきた因縁の地でもあり、すべての戦争の始まりの場所でもある。

【メンデルハザード事件】
C.E.68年、メンデル内に起きたバイオハザード事件。バイオハザードにより多数の死者を出し、コロニーは放棄され、X線の大量放射により消毒されるも、その影響でG.A.R.M. R&Dは倒産、誰も住まない無人のコロニーとなった。
しかし、それは表向きで、実際は謎の部隊によるG3と呼ばれる毒ガス兵器により研究員達を大量虐殺、さらに脱出を図った生き残りをMAやMSにより殲滅され、バイオハザードの事故として処理された。
なお、この事件に生き残っているのはゼハートを初め、僅かな生き残りだけで、イオリアもこの事件に巻き込まれて死亡した。
なお、この事件の首謀者はメンデルの構造をしている模様で、その関係者である事が伺える。

【ハイドープ】
正式名称「Highdope Sensitive Adaptation Ability(ハイドープ感応適応能力)」、通称「HSAA(ハイサー)」。
詳細は不明ながら、イオリアが見つけたものらしく、人類の可能性の一つ、「SEED」と並ぶ可能性の一つにして、能力であり、研究員曰く「過酷な宇宙環境に進出・適応し、生物学的にも社会的にもより進化した新人類」の事。
X領域(エックスラウンダー)と呼ばれる人の脳の中で通常は使われない未知の領域を開花する事で能力が発現する。
イオリア主導の研究を行われていたが、連合やプラントもその研究を直視しており、密かに秘密裏の研究を行われており、それ以外にも多くの組織や機関などもその研究を行われており、その多くは非人道的な研究で行われていた。
物語の重要な存在として主人公やキラ達と大きく関わることになる。

【エンジェル・ハイロゥ】
イオリア・シュヘンベルグが主導に計画や建造を行っている存在。
詳しい詳細は不明ながらも、様々な機関などが大規模な建造に関わったり、設計データやそれに関する「オペレーション・エンジェル・ハイロゥ」など、ストーリーの随所に登場するなど、重要な存在である事が伺える。

【ソレスタルビーイング】
天才的な科学者イオリア・シュヘンベルグが人類の革新の為に創設された私設研究機関。
主にハイドープ研究を重点的に行われており、他にもフォトン・ドライヴ・リアクターやミノフスキードライブ、新型GUND「PGF(ピギフ)」、量子コンピュータ「ヴェータ」や人工知能EXA-DBなどの様々な新技術の研究、開発も行われている。
イオリアにより多くの優秀な科学者・技術者を多くスカウトしており、さらに多くの支援者や出資者から資金援助をもらっており、多くの独自の研究所や施設を保有したり、大西洋連邦や国連などに影響力を与える程の世界的組織でもあったが、メンデルハザード事件によりイオリア死後、組織が瓦解、解散してしまうが、イオリアの意思を継いだ有志により、独自の行動により別々の道を歩むようになり、その中の一人、イゼルカントは自身の理想を実現すべく、生き残ったゼハート達を保護、教育、多くの同志や有志達と共にソレスタルビーイングの名を受け継ぐ巨大な軍事組織を創設させることになった。

【プロトジン・カスタム・ハイマニューバ(PGCHM(ピグハム))】
ザフト軍が開発した試作型モビルスーツ、プロトジンを戦闘用にチューニング、スラスター化させた脚部や追加装甲などを大幅改修され、戦闘用に改装されたMS。通称「(PGCHM(ピグハム)))(Proto Ginn Custom High Maneuver)」。
新たな動力原の試作型として開発された「ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉」を搭載されており、供給されるエネルギーを得た事で、その戦闘能力と機動力はジンに迫る強さを発揮する。
重斬刀や76mm重突撃機銃、高周波ブレードトマホークなどの通常装備を初め、試作型高エネルギービームライフル、ドーバーガンなどの試作兵器を装備しており、MS小隊を相手に戦える程。
メンデル付近で初出撃し、D-ユニット部隊やプトレマイオス三隻を撃破させるという成果を見せ、その戦闘データは後のジンなどの次世代MSに受け継がれることになる。
実はザフト軍の正式機体ではなく、とある組織の支援と資金援助により改造されたMSで、データ収集の他に証拠隠滅及び関係者の始末が主な任務で、任務遂行後は破棄されたが、後にトレジャーハンター集団フリーデンのリーダー、フリードに改修され、自身の愛機となった。

【Dユニット】
イオリア・シュヘンベルグ率いる私設研究組織「ソレスタルビーイング」が防衛用に開発された自立式高性能無人機。脚部が存在せず、両腕部のビームキャノンを武器とする。
AIによる無人操縦で動き、低コストながらも相手の攻撃を呼んで回避し、撃破させるなど、戦果を挙げるほどの性能を誇る。
因みにAIはハイドープ研究により高性能化されたもので、自ら相手の動きや攻撃を予測、回避行動を行ったり、連携攻撃や支援攻撃を行うなど、その戦闘ぶりはまさにエースパイロットに匹敵するほどである。
実は辺境のコロニー・資源衛星都市MO-V及びD.S.S.Dとの共同開発をしたもので、防衛目的でプトレマイオスに配備されているが、MO-Vにも配備され、D.S.S.Dのバウトロヤの中継ステーションのAI研究のサンプルとして保管されている。

【コロンブス級宇宙輸送艦】
地球連合、大西洋連邦が保有する宇宙輸送艦。
両舷に設けられた巨大なカーゴベイが特徴で、双胴船のような艦形となっている。船体の大部分を積載スペースとしているため、MS50機もの運搬が可能とされ、固定武装は気休め程度だが、前後左右上下に対空ミサイル六門を持つ。物資の運搬や、兵站拠点の構築などの後方任務が主な任務。
旧式艦らしく、主に表舞台に出る事がない模様。
劇中では何者かが保有する艦として三隻登場、毒ガス「G3」の運搬やメビウス部隊の母艦として使われた。その後は証拠隠滅の為に爆破処分された模様。

【プトレマイオス】
イオリア・シュヘンベルグ率いる私設研究組織「ソレスタルビーイング」所有の宇宙輸送艦。
メインカラーは上部が水色で、下部が白。イルカや鯨といった水生生物を彷彿とさせるデザインである。
輸送目的の為に開発されたが、MS運用も兼ねており、艦本体前部を囲むようにガンダムを格納したMSコンテナが4つ配置されており、そのコンテナを回してMSを中央部のカタパルトに移動させ、出撃させる。このコンテナは開閉式で、格納時に使用するほか、緊急時にはカタパルトを使用せず蓋を開けて直接出撃させることも可能である。また、コンテナは脱出艇としての役目を持ち、切り離して行動する事も可能。
武装は輸送艦の為、非武装であるが、武装ユニットである強襲用コンテナを換装する事で、ある程度の戦闘が可能。
内部の設備はメインブリッジのほか、ブリーフィングルーム、メンバーそれぞれの個室、シャワー室、メディカルルーム、独房、アクセスルームなど多岐にわたる。またMSの整備には自動ロボット「カレル」が複数存在する。
量産性が優れており、メンデル配属以外にも多く使われている模様。
劇中では三隻登場、メンデルからの脱出に使われたが、PGCHMによりすべて撃沈された。

【バージニア級輸送艦】
輸送やMS運用に開発された多目的輸送艦。前部が左右に分かれた双方に2基のコンテナが扇子状に配置されており、ブリッジはコンテナの上に存在している。武装は計4基のリニアキャノンとミサイルが搭載されている。専用ブースターを取り付ける事で、火星まで数日間で到着する速力を持つ。
生き残りを救助に目的に来たダズが指揮する搭乗艦として登場し、ゼハード達を救出し、火星へ向けて出発した。

【強襲装甲艦】
とある企業が研究中に偶然発見し開発された人工重力の生成も可能な反応炉「エイハブ・リアクター」及びリアクターの波動に反応して高質化する特殊塗料装甲「ナノラミネートアーマー」を装備した戦闘用宇宙船で、「強襲」「装甲」の名の通り、強襲装甲艦はそのどれもが強固な正面装甲と高い機動力(速力・旋回性)を有し、基本構造は、魚類を思わせる曲面状の艦隊と、その下部につきだしたカーゴベイ。
武装は計5門の2連装砲や計2門の2連装速射砲、計8門のミサイル発射管、計2門の多目的発射管、計2基の艦首アンカー発射機。
劇中では廃棄された状態で登場し、ゼハード達が身を隠す場所として乗り込んだ。なぜ小惑星に廃棄されているのかは、実は試験用に開発された初期型のようで、「エイハブ・リアクター」や「ナノラミネートアーマー」の試験運用に使われ、実験後にここに廃棄された模様。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。