なんか気づいたら3日経ってる…
ワカモと女先生の優しい日常はいずれガンにも効くようになる(確信)
先生「うん、ワカモもお疲れ様」
ワカモ「申し訳ありません、私、こういうものは不慣れでして、あまり力になれなかったでしょう?」
先生「そんなことないよ?」
先生「少なくとも、ワカモが手伝ってくれなかったら完徹コースだった自信があるね!」
ワカモ「あなた様…ふふっ、やはりお優しいですね」
先生「それにしても、まだ日が暮れるまで時間がありそうだし、カフェにでもいってみる?」
ワカモ「カフェ、ですか?」
先生「うん、最近トリニティの子に
「新しく出来たカフェ、すっごく美味しかったので是非言ってみてください!」
って教えてもらったんだよね」
ワカモ「なるほど」
先生「ワカモのおかげで時間ができたんだし、私がお金出すから一緒に行かない?」
ワカモ「あ、あなた様からの食事のお誘い…?
私は明日死んでしまうのでしょうか…?」
先生「そんなことないから!」
~~~
先生「ここが教えてもらったカフェだよ」
ワカモ「なかなか雰囲気のいい所ですね」
先生「だね、さっそく入ってみようか」
チリンチリ~ン
店員「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
先生「二人です」
店員「わかりました、ではあちらの御席へどうぞ」
先生「ありがとうございます」
先生「ワカモ、はいこれ、メニュー表」
ワカモ「あ、ありがとうございます」
先生「ふむふむ、なるほどねぇ…ここのおススメはこのパンケーキとカフェオレだって」
ワカモ「そのようですね。では私はそのパンケーキをコーヒーを」
先生「じゃあ私もパンケーキにしようかな―「なんだこの不味いコーヒーはぁ!?」
先生「うわっ、びっくりしたぁ…何事?」
ワカモ「どうやら、カウンター席の方からみたいですね…」スチャッ
先生「ワカモ、銃は大丈夫だから!」
不良「何だ!?この店ではロクに教育できてないバイトにコーヒー淹れさせんのか!?」
店員「いえ、そのようなことは決して…」
不良「ったく、折角そこそこ見た目がよさそうだったから来たのに、カスみてぇな店じゃねぇかよ」
バイト「うぅ…」グスン
不良「はーマジだりぃわ、こんなのに金払わなきゃいけねぇのかよ」
先生「はいはい、そこまでだよ~」
不良「あ?誰だよてめぇ…って」
先生「どうも、シャーレの先生だよ。」
不良「よぉ、シャーレの先生が何のようだ?」
先生「いやー、今のは少し言いすぎなんじゃない?」
不良「はぁ?言い過ぎも何も事実だろうが。お前さては素人だな?」
先生「まぁ確かにそうだけども…
コーヒー淹れられる人ってかっこいい!と思ってもなかなか手が付けられなくてね~」
ワカモ「…」ムッ
不良「あのな?コーヒーってのは淹れ方一つで味の変わる繊細な飲み物なんだぞ?
それなのにバイトにやらせるとかふざけてるのかって話だよ」
店員「いえ、当店ではバイトの子にもきちんと淹れ方を教えておりますが…」
不良「ハッ。じゃあその淹れ方が間違ってるか、このバイトにセンスがないかだな」
店員「そんな言い方…!」
先生「まぁまぁ、落ち着いて」
不良「素人は黙ってろよ。どうせコーヒーはインスタントくらいしか飲んだことねーんだろ?」
先生「うぐっ、でもちゃんと缶コーヒーも飲んでるし…」
不良「変わんねぇよ馬鹿。
味の良し悪しもロクにわからねぇ奴は黙ってるんだな!」
ワカモ「―では貴女にはそれがわかると?」
不良「あ?そりゃそうだろ」
ワカモ「なら、あなたがコーヒーの淹れ方を教えてあげればよいのでは?」
不良「は?なんでアタシがそんなことしなけりゃ―「それいいね!ワカモ天才!」
不良「お、おいちょっとまて」
ワカモ「これなら貴女は満足のいくコーヒーを飲めますよ?」
不良「やだよめんどくせぇ。
こっちは客なんだぞ?」
ワカモ「あら?
まさか、あれだけ言っておきながら自信がないのですか?」
不良「はぁ!?やってやろうじゃねぇかこの野郎!!」
ワカモ「ではがんばってくださいね?
勿論、あなたもですよ?」ニコッ
バイト「ヒィィィ…」
〜〜〜
不良「ここは急がすゆっくりとやるんだよ」
バイト「な、なるほど…」
不良「馬鹿おまえここでそんなことしたら台無しだろーが!!」
バイト「す、すみません!!」
先生「すみませ〜ん、パンケーキ2つくださ〜い」
店員「あ、はい。ご注文承りました」
不良「ここが肝心だ。ここを間違えればいままでがどんなに良くても泥水になっちまう」
バイト「な、なるほど…」
ワカモ「あなた様、はい、あーん♡」
先生「んー!ワカモにあーんしてもらうとよりおいしくなるね~」
ワカモ「そんな…!嬉しさのあまり爆ぜてしまいそうです…!」
先生「じゃあお返しに…はい、あーん♪」
ワカモ「あ、あーん…」
先生「どうどう?」
ワカモ「…」
ワカモ「恥ずかしくてよくわかりません…」カァッ…
不良「おいそこイチャついてんじゃねぇ!」
〜〜〜
バイト「で、できました!」
不良「はぁ、なんかどっと疲れたぜ…」
先生「あ、私が飲んでもいい?もちろんお代は払うから」
バイト「あ、ど、どうぞ…」
先生「どれどれ〜…」ゴクッ
バイト(ドキドキ)
店員(ドキドキ)
先生「う〜ん…」コトッ
不良「どうだ?」
先生「苦いね!!!」
不良「まぁブラックだしな」
先生「でもインスタントくらいしか飲んだことない私でもわかるくらい違ったね。
なんていうか、深みがあるってかんじ?」
ワカモ「あ、私も飲んでもいいですか?」
先生「うん、どうぞ」
不良「まぁ、アタシにかかればこんなん余裕だな」
ワカモ「確かに。素人でもインスタントとの明確な違いを感じます」
不良「当たり前だろ?量産品なんかと一緒にしてもらっちゃ困るね」ハッ
バイト「…」モジモジ
バイト「あ、あの!」
不良「何だ?」
バイト「お、教えてくださってありがとうございました!
おかげで自信が持てそうです…!」ペコリ
不良「っ!」
不良「ま、まぁ?このくらいどうってことないっていうかたいしたことじゃないっていうか」
ワカモ「あらあら、照れているのですか?」
不良「うるせぇっ!
ア、アタシはもう帰るからな!
代金はここに置いとくからな!」
先生「じゃあね~」ヒラヒラ
バイト「ま、またのお越しを…」
〜〜〜
先生「いや〜、今回はナイス活躍だったね、ワカモ!」
ワカモ「そうでしょうか…?」
先生「うんうん、ワカモがあの子をいい感じに説得してくれたおかげで、事件を未然に防げたからね!」
ワカモ「いえ、そんな…
私はあなた様との時間を邪魔されたくないと思っただけで…」
先生「確かに、動機はそうだったかもしれないね。
だけど、それを実行する手段にワカモの優しさが出てたっていうか…
うぅむ、なかなか言語化するのが難しい…」
ワカモ「…それは、あなた様のおかげですよ?」
ワカモ「あなた様の優しさに触れ、私も少しだけ優しくなった。
きっと、そういうことなんだと思います」
先生「なんかそういわれちゃうと照れちゃうね…」
ワカモ「フフッ。そういうことですから…」
ワカモ「これからも、末永くお願いしますね、あなた様?」
今年一年もワカモが幸せでありますようにと祈りを込めて