帝都初恋剣戟譚   作:新免ムニムニ斎

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ショッキングな描写があります。注意。


善悪を問わず美しい花

 ——二〇〇三年五月十八日、午後六時四十五分。東京都台東区某ビル内。

 

 

 

 

「テメェ、なんて事をしてくれたぁ!?」

 

 オフィスチェアが猛然と蹴飛ばされる大きな音が、男の怒号とともに一室に響く。

 

 アルミブラインドで窓を(さえぎ)り、蛍光灯で照らされたその空間は、一見するとオフィスと呼んで差し支えない、それなりに広い部屋だった。

 しかしよく見ると、デスクやチェアや応接セットといったモノに混じって刀や甲冑、熊の頭の剥製といった武張った飾り物が各所にあり、その部屋にオフィスならざる物々しい雰囲気を付与していた。

 ()()()の人間がここへ足を踏み入れれば、だいたいは間違いなく萎縮することだろう。

 

 その部屋の一番奥にある、一際立派な黒檀机。

 そこを中心にして、人が集まっていた。

 黒檀机に座する者を含めて総勢十六人。

 みな一目で「そう」だと分かる、威圧的な容貌と装いをしている男達だった。

 

 今オフィスチェアを蹴飛ばした若い男も、その中の一人だった。

 後方へ持ち上げて、ボリュームをつけた上で整髪料で固められた髪。そうして端から端まで露わになった険の強い顔つきが、今は限界を超えた怒りで真っ青にすら見えた。

 突き刺すようなその眼光は、一人の人物に向けられていた。

 

「——落ち着きたまえ、菅野(すげの)(カシラ)。私はきちんと、君の親父(オヤジ)殿から与えられた仕事をこなしただけだぞ。なぜ叱責(しっせき)されねばならない?」

 

 その人物は、この状況に似つかわしくない涼しげな口調でそう告げ、左腰の刀の柄を指で弾く。

 

 他の十五人とはまるで違う、しかし別種の危うさを感じさせる雰囲気の男だった。

 目鼻立ちは端正だが陰険な印象の強い面長(おもなが)の顔と、その頂点から肩まで流れる髪。その前髪は左目だけを覆い隠し、深い闇を虹彩(こうさい)に凝縮させたような切れ長の右瞳を強調している。

 ネクタイ無しの黒スーツを身に纏った長身。そのベルトの左腰には、一振りの刀が差してある。本人の左手は、その刀の柄頭をしきりに指で弾いている。まるで抜くタイミングが早く来ないかと待っているかのように。

 

「叱責だぁ!? テメェ津村(つむら)ぁ、これがンなお優しいモンだと思ってんのかぁ!? テメェはこの『村越組(むらこしぐみ)』を潰すようなことをやらかしたんだぞ!! 分かってんのかぁ!!」

 

 菅野は限界を超えた怒りのまま、今度は机のモノを腕で薙ぎ払った。バラバラと床にモノが散らばる。しかしそれに眉をひそめる者はこの場に一人もいなかった。……それが、今この『村越組』に訪れている「危機的状況」を示唆していた。

 

 過剰な怒気で拳を振るわせて息を荒げ、言葉を発する余裕もなくなった菅野に代わり、黒檀机に座る壮年の男が静かに引き継いだ。

 

「……津村ぁ、どこの馬の骨とも知れねぇてめぇを、俺がこの組に雇った理由を覚えているか?」

 

 紺色のスーツを纏う体格は、骨太だがやや小柄だった。

 しかしここにいる全員が、乗用車すら持ち上げて浮かせることのできる恐るべき剛腕と、その一撃を身をもって知っていた。それは齢四十五に入った今なお健在だった。

 

 坊主頭の下にあるのは、ところどころ傷のある骨ばった顔貌。特に眉間の骨が浮き上がっており、そのせいで少し前屈みになっただけで目元が影に沈む。その闇から、静かな剣呑さを帯びた眼光が覗いている。

 

 ここにいる全員が震え上がらずにはいられないその静謐な殺気のこもった睥睨に、しかし津村という男は飄々(ひょうひょう)と答えた。左手指は相変わらず柄頭をしきりに弾きながら。

 

「もちろんだとも、村越(むらこし)の親父殿。この組の用心棒としてだろう? 親父殿を狙ったどこかの殺し屋を、私が目の前で斬り殺してやったのだ。銃相手に刀一本で快勝してみせた私の剣腕を、買ってくださったのだろう? 親父殿には商売仇が何人かいる。そいつらがいずれまた刺客を差し向けてくるかもわからん。その時のための備えだろう」

 

「そうかぁ、承知してるってわけか。じゃあ、それなら————」

 

 親父殿——この組の親分である村越は、その無骨な手を硬く握り、それを勢いよく机に叩きつけた。

 

 ばきぃ! という音を立てて、黒檀机に窪みが出来上がる。しかしそれをなした村越の拳は、なおもおさまらないと震え続けていた。

 

「————それならなんで、その用心棒が、商売仇の組織を軒並み()()()にしてんだコラァッ!!」

 

 爆音めいた怒声が響く。

 

 子分だけでなく、部屋中のモノがその暴力的音波にビリビリとわななく。ペン立てが下に落ちて中身が散らばった。

 

 特に津村に対しては、目を背けたくなるくらいの凄まじい睥睨(へいげい)も送られていた。

 

 しかし、津村はやはり変わらず、鷹揚(おうよう)な調子で答えていく。

 

「何をおっしゃる? 私は立派に用心棒とやらの使命を果たしているではないか。——攻めこそが最大の守り。こちらに刺客を差し向けてきそうな組織を先んじて消し去る。そうすればこの組の平和は保たれるわけだ。合理的だとは思わないかね? どうしてここにいる誰もやろうとしないのか」

 

 村越は机上のモノを薙ぎ払い、さらなる怒号をぶちまけた。

 

「ヤクザの世界ナメてんのかぁ!! あの組織がどういう連中か知らねえのか!? 帝都の三分の一を縄張りにしてる関東(かんとう)黒森会(こくしんかい)の三次団体だぞ!!」

 

 それを耳にした子分らが、消沈する。

 

「てめぇ分かってんのか!? あそこにチョッカイ出すってことはなぁ、黒森会まるごと敵に回すってことなんだよ!! 今のこの村越組じゃ金も力も及ばねぇ!! やり合ったところで鎧袖(がいしゅう)一触(いっしょく)!! 一方的にぶち殺されるだけだボケが!! いや、殺されるだけならまだ有情……他所にナメられねぇようにいたぶり殺される可能性だってあるんだぞ!! ちくしょう、もう止められねぇ……!! 俺を含むここにいる全員の小指(エンコ)並べたって足りねぇんだよ!!」

 

「ならば知れたこと。その黒森会とやらを、皆殺しにしてやればいいだけの話ではないか」

 

「ふざけてんのかてめぇはぁ!?」

 

「本気だよ。なんなら、()()()()()()()? ……簡単だ。村越の親父殿、あなたが一言「やれ」と命じてしまえばいい。さすれば私とこの剣が、その黒森会とやらを一人残らず消し去ってくれようぞ」

 

 津村はそううそぶき、また左手指で柄頭を弾いた。

 

 そんな津村の発言に、全員が怒りを通り越して戦慄する。

 

 本気で言っている。そう分かったからだ。

 

 やがて、村越は大きくため息をつき、燃えるような怒りを鎮静化させた。

 

「…………そうか。じゃあここは一つ、てめぇに命じるとするかな」

 

 言いながら、机の引き出しのモノを右手で持ち、()()()()()()、その先端を津村に向けた。

 

「——ここで、死ね」

 

 TT-33。旧ソ連製の自動拳銃。

 ……より厳密には、その拳銃の海外コピー品。部品バラバラの状態で密輸入し、日本国内で再び組み立て直したものだ。なので、本物よりも性能は劣るかもしれない。

 しかし、人間一人を殺害するには十二分の威力を誇るだろう。

 その漆黒の銃口が、津村をまっすぐ見つめていた。

 

 若頭の菅野を含む他の組員が、弾に当たるまいと左右へ散開する。

 

 津村は、なおも変わらぬ涼しげな表情のまま、小首をかしげる。

 

「私を殺して、どうするおつもりかな?」

 

「てめぇの死骸を、戦争回避のための取引材料にする」

 

「出来るとお思いか?」

 

「可能性は薄い。だが保険としては持っておいて損は無い。もし駄目なら、ここにいる全員名前捨てて雲隠れするだけよ。この組は終わるが、俺達の命が助かる確率は多少生まれる」

 

 津村はふっと笑声をこぼす。

 

「……役に立つか分からぬ保険のために殺される側としては、たまったものではないな」

 

「てめぇが蒔いた種だろうが。てめぇの命をもってケジメつけろや」

 

「ケジメとな? 私はこの組の者ではなく、雇われの身だ。あなたから金を受け取ったことはあっても、親子(おやこ)(さかづき)まで交わした覚えは無いが?」

 

「ごちゃごちゃうるせぇよ。——さっさと死ねや」

 

 津村は冷たい微笑を浮かべた。前髪の隙間から、右目だけが(くら)く光る。

 

「なるほど——では、我々の雇用関係は、この時点で終わりということかな」

 

「そうだな。てめぇはクビだ」

 

 閃光、銃声。

 

 銃口から放たれた7.62mm弾は、確かに津村を射抜いたはずだった。

 

 少なくとも、村越の視界から見て、銃口は確かに津村の体の範囲内に入っていた。そして外すような距離ではない。

 

 しかし、

 

「——親父殿、どこを狙っている? (かす)りもしていないぞ?」

 

 目の前の津村は、相変わらず腹の立つ飄々たる笑みを浮かべたままだった。

 

 ギョッとして、手元を確認する。……照星が、津村の体の範囲内から若干右へズレていた。

 

 避けたということか。剣の腕が立つのは知っていたが、素早い身のこなしだ。

 

 だが、そう何度も同じことは続くまい。村越は銃撃を続けた。

 

 今度は「銃を持っているから」と慢心せず、よく敵を見て撃った。 

 撃つという気勢を強く見せて、津村の微かな回避運動を誘い、これから来るであろう場所へ銃口を回り込ませて撃つ。

 大きい部位を撃つと見せかけて、小さい部位を撃ったりもした。

 

(なんだと……!?)

 

 だがしかし、いずれも当たらなかった。

 

 しかも、外した時の感覚も、何か変だった。

 

 まるで——撃った弾丸が、津村を避けるようにして、別の方向へと吸い込まれていくような。

 

 八発撃ち尽くした。

 

「……その銃は装弾数が少ないのが難点だな。まぁトカレフの方が密輸は楽なのだろうが。この国は刀には甘いが、銃器には滅法厳しいからな」

 

「て、てめぇっ…………いったい、()()()()()()……!?」

 

「あなたが()()()()()()()、こうなる事は確定していたんだよ」

 

 次の瞬間、津村の左腰から、旭光(きょっこう)のような閃きが(ほとばし)った。

 

 さらに次の瞬間、拳銃を握っていた村越の右手の感覚が()()()()

 

 ぼごとっ。

 

 重い肉が落ちる音と、鉄塊が落ちる音とが混ざった落下音。

 

 音源は、村越の腕から切り離されて机に落ちた右手だった。ホールドオープンされたTT拳銃を、なおも大事そうに握りしめていた。

 

 それをしたのは、蛍光灯の光を受けて(ぬめ)った輝きを放つ、上へ抜き放たれた津村の刀身だった。

 

 村越の右手首の()()から、赤い血華が勢いよく咲き誇った。

 

「ぐあぁぁぁぁぁ——!!」

 

 同時に、嘔吐のような絶叫を上げる村越。

 

 あったはずのモノが失くなるという身の毛がよだつ思いを味わいつつも、しかし極道として修羅場を潜り抜けてきた身だ。体は正確に対応した。残った左手でネクタイを外し、口でその端を噛みながら右上腕をきつく縛って止血する。

 

 半自動的に止血を行いながら、村越は津村を見て、そして怖気(おぞけ)を覚える。

 

 ——今まで見せたことの無い、恍惚感に酔いしれたような笑み。

 

 昏く輝く右目には、赤い華のように出血する村越の右腕が、ひどく鮮明に映っていた。

 

 この時、村越はようやく気がつく。

 

 ——自分が飼っていたのが、ただの辻斬りの狂人ではなく、とんでもない化け物であったことに。

 

「テメェ!!」「このカスがぁ!!」「よくも親父を!!」「生きて帰さねぇぞ!!」「ぶっ殺してやる!!」……親分を斬られたことに子分らが激昂し、臨戦の姿勢を見せる。拳銃(チャカ)短刀(ドス)、部屋に置いてある椅子など、各々の武器を取る。

 

 ——だめだ、やめろお前ら、そいつには絶対に敵わなねぇ。

 

 村越はそう叫びたかったが、恐怖で喉元が硬直して、声は出てきてくれなかった。

 

 殺し合いは……否、無慈悲な鏖殺(おうさつ)は始まってしまった。

 

「死ねオがごぼぁ!?」

 

 オフィスチェアを振りかぶった子分……外川(とがわ)は両手を瞬時に斬り落とされ、さらには首に深々と一太刀を入れられた。両手首と首元から血華が咲き誇り、オフィスチェアが外川の両手ごと床に落下。

 

 外川を斬ると同時にその横を通り過ぎた津村の後ろから、子分の松岡(まつおか)が両手でしっかり握った短刀を先んじて突進をしかけた。

 どんっ、とぶつかった松岡だが、同時にその背中から()()()()()()()()

 それが引っ込むと同時に崩れ落ちた松岡の首を、津村がサッと軽い一太刀でかっさばいて血の華を開花させた。津村は無傷。

 

 銃声。撃ったのは金田(かねだ)である。

 しかし恐怖で震えた手がTT拳銃をも震わせ、弾丸は大きく外れた。

 二発目を撃とうと銃口を津村に向け直す前に、銃身に短刀が突き刺さった。……津村が投擲(とうてき)したものだ。先ほど松岡を刺した拍子に奪い取ったのだ。

 

「ひ——」

 

 恐怖に駆られて逃げ出そうとした金田を、津村は一瞬で間合いの内に収め、目にも留まらぬ速さで銀の文目(あやめ)を描いた。

 ソレが通過した首、両手首、両大腿部から、赤い徒花(あだばな)が狂い咲き、散る。

 

 飛散した血の雫を、津村は両腕を広げ、一身に浴びた。

 

 頬に付いたソレを、舌で舐め取る。

 

 ドス黒い期待を孕んだ笑みを浮かべ、まだ生きている者達全員へ、前髪の分け目から覗く右眼で舐めるように視線を走らせた。

 

「う——うあああああ!?」

 

 最初は怒気のみに突き動かされていた子分らが、今や半狂乱で応戦しだしていた。

 

 この男を殺すには銃しかない。各自自分の机から拳銃を取り出し、遊底を引き、いっせいに津村を射撃し始めた。貫通力に富んだ7.62mm弾が、雨あられのごとく殺到。

 

 しかし、一発も当たらない。

 

 村越の時とまったく同じだった。

 

 まるで、弾丸が津村を避けて、別の場所へ吸い込まれていくような……全員が、そんな感覚に襲われていた。

 

 やがて、銃声の嵐が止む。津村に向いていたTT拳銃は、みなホールドオープンとなっていた。弾切れ。

 

 それは、死の宣告に等しかった。

 

「うああああああ!?」

 

 逃げ出そうと真っ先に部屋の出入り口へ駆け出したのは小峰(こみね)だった。

 

 しかし、何もかもが遅い。……津村がすでに出入り口前に先回りしていた。

 

 津村はすれ違いざまに小峰の首を斬る。血の華が咲く。

 

 そこから、次から次へと近づき、刃を走らせていく。絶命させていく。

 

 津村の間合いへ入ってしまった者は、みな血の華の花壇と貸して崩れ落ちる。

 

「こ……この、裏切り者がぁ——っ!!」

 

 刀で斬りかかってきた若頭の菅野を斬り伏せたのを最後に、この部屋はすっかり静かになった。

 

 ……ただ一人残された村越は、まるで酷い悪夢でも見ているような気分だった。

 

 自分を親父と慕ってくれていた連中は全員死体と化し、自分の城であるこの部屋は子分らの血で彩られていた。まさしく地獄絵図。

 

 そんな地獄を作り出した張本人は、何一つ気にする様子もなく村越へ振り向き、まるで日常生活めいた足取りで近づく。

 

 村越はよろけながら後ずさるが、窓際。

 

 津村の刀がいつでも村越の命を刈り取れる、不可逆な状況が出来上がる。

 

「——親父殿。あなたの可愛い子分らは、実に綺麗な「彼岸花(ひがんばな)」を咲かせてくれたよ。善人でも悪人でも、死に際に咲く華は等しく美しい。人間は平等だと思わないか?」

 

 子分の血で塗れた刀の向こうで、津村の黒い右目が妖しく底光りする。そこに宿るのは……この上無い恍惚。

 

 村越は常軌を逸したその言動と瞳に、再びの悪寒を覚えた。斬られた右手の痛みを忘れるほどに。

 

 ——彼岸花。

 

 その単語が引き金となり、村越の思考が自動的に巡り、記憶の中から「答え」を見つけだした。

 

 村越の眼が、大きく見開かれる。これ以上無いほどに。

 

「……お前、今「彼岸花」って、言ったな」

 

「それがなにか?」

 

 歯の根が合わない口で、村越は続ける。……事切れた自分の子分らへ視線を巡らせてから。

 

「……お前は今まで、ずっと敵の首とか、手首とか、大腿とか……そこしか狙ってねぇ。全部動脈だ。そこを一気にスパッと切り裂いて、馬鹿でかく出血させて……それをお前は、楽しそうに見てやがった…………」

 

「やはり修羅場をくぐっておられるようだ。この状況でそこまで仔細に観察なさるとは」

 

「…………知ってるぞ。俺ぁ……お前に似た奴を。

 十年以上前に……この帝都で、同じような殺し方をする、快楽殺人者が、いやがった。そいつも…………っ、お前と同じように、人の首を一太刀でかっさばいて、そこから飛び出す血を「彼岸花」とか、抜かしてやがった、イカれ野郎だった。…………そいつの入っていた、豚箱(ぶたばこ)が、最近ぶち壊されて、そいつも逃げたって話だ。

 …………そうだ、てめぇの名前は「津村」なんかじゃねぇ。それは、素性を誤魔化すための、ペテンだろ。

 てめぇの、本当の名前は——」

 

 村越の首筋から、真っ赤な「彼岸花」が咲いた。

 

 それは盛大に咲き誇り、しかし数秒ほどでしぼんでいき、やがて散り、()()ごと倒れた。

 

「——親父殿の「彼岸花」も、たいそう美しゅうございましたよ」

 

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