霊がいる事証明された世界で少年は一人の占い師(?)詐欺師(?)と出会う




初めてオリジナル作品を書きました。
過度な期待はしないでいただけると幸いです。
つまらない、下手くそなど思うかと思いますがどうかとよろしくお願いします。

タグのボーイズラブは念の為です

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初めてのオリジナル作品です。

過度な期待はしないでいただけると幸いです。


第1話

昔、自分が生まれるよりももっと昔の話。ある場所で連続殺人事件が起こった。警察がどれだけ調べても手がかりが得られず、容疑者の1人も出てこなかった。この事件は世紀の難事件として迷宮入りになる。そんな時だった。1人の男が「それは霊の仕業です」と言い出した。いつの間にか現場にいた男に驚きつつも、その場にいた全員が男を鼻で笑ったという。「霊なんていない」「オカルト信者なら帰れ」等散々な言われようだったが、その男はニヤリと笑うと「私が霊を証明しましょう」と言い出した。

 

結果から言うとその事件は「霊」の仕業という事で決着がつけられた。男が何をしたのか、どう証明したのか、それは明らかにされなかったが捜査をしていた人達は一人残らず「霊は実在する」と証言したそうだ。

 

◇◇◇◇

 

「霊は実在する」

その認識が常識となった現在、今まで痛い人扱いされていた「見える人」が普通となり、街を歩けば昼夜問わず霊が闊歩している。

 

そんな、霊に囲まれながら暮らしている日常を謳歌している最中、占い師の様な風貌の男(?)に声をかけられる。

 

「君、女難の相が出てるよ」

 

「霊」と言うオカルトが現実となった事で、「占い」や「呪い」等といった物まで、『オカルト』の枠から飛び出そうとしている。それに伴い、詐欺等が発生している為、そこは今も昔も変わらない。正直な所、急に声をかけられ突然「女難の相」だとか言われても印象は良くない。そして、占い師の風貌等と言った事は撤回しよう。張り付いた笑顔をこちらに向け、足元には怪しげな壺。どっからどう見ても詐欺師のそれであった。足早にその場から離れようと決意し歩みを早める。

 

「今から出会い系でマッチした子に会いに行くんでしょ。その子、マルチの人だから辞めといた方がいいよ」

 

まだ、その詐欺師の男とは一言も話していない。出会い系などと言う古い言葉には引っかかるが、確かにマッチングアプリで知り合った女の子に会いに行く予定だ。

 

「この前の女の子は新興宗教の勧誘かぁ〜。おっと、その前はメンヘラちゃんか。更に更に、モラハラちゃんにも引っかかってるね」

「ちょっと!なんで知ってんすか!!」

 

全て実際にあった話だ。言われた子以外にも、初めてマッチした女の子は、身長180cm以上、年収1000万以上以外はお断りという子であり、その次の子は女と偽って登録していた男だった。勿論だがこの男にそんな話はしていない。そもそも他者にする様な話でもない。

 

「君の『守護霊』が教えてくれたよ」

 

『守護霊』とは、「霊」が見えるようになった現在でも見える人が極端に少なく人に憑く霊の事だ。皆に『守護霊』がいる訳でなく、『守護霊』が憑いている人は希少である。『守護霊』がいる事で得られるメリットは悪い霊「悪霊」からの被害「霊症」から身を守る事が出来ると言う物。

 

「俺『守護霊』いるんですか!?」

「うん、いるよ。凄い綺麗で立派な物を携えているよ」

 

その言葉に少しドキッとした。綺麗で立派な物、想像の中には巨乳のお姉さんの姿が

 

「凄い綺麗な桜吹雪と立派な上腕二頭筋だ!」

 

アニメとかにある妄想にヒビが入るのはこんな感じなのかと思う程に幻想は打ち砕かれそうになった。だが、年頃の男である。桜吹雪は着物、そして逞しい体付きの女性だ。そうであって欲しい。

 

「因みにですけど女性ですよね?」

「いや、男の人だよ」

 

ギリギリ保っていた幻想は今度こそ打ち砕かれることとなった。そしてすぐにハッとする。男性の桜吹雪と言えば時代劇にもある遠山の金さん。つまりは刺青、それが見えるということは

 

「君の『守護霊』全裸でムキムキの男の人だよ」

 

なんだかちょっと涙が出てきた。つまるところ夜の一人の営みも、友人同士の猥談も、18禁コーナーで右往左往している様子も『守護霊』の全裸のムキムキマッチョに見られていたことになる。

 

「ん?それを彼に伝えればいいの?」

「·····どうしたんすか」

「『守護霊』さんから君へ伝言」

 

『守護霊』から聞いたと言うだけあって会話が出来るらしい。息を飲んでその言伝を聞く。

 

「『お前の処女は俺が守る』だって」

「貞操ではなく!!?」

「『お前の処女は俺のもんだ』とも言ってるね」

「もうヤダお嫁にイケナイ!!」

 

常日頃から『守護霊』に尻を狙われている事を知ってしまった。知りたくなかった。これっぽっちも知りたくなかった。

 

「因みになんで彼に憑いたの?·····あ〜、そうなんだ」

「今度はなんすか·····」

 

正直これ以上知りたくないが、気になってしまう。どうして自分に憑いたのかその真意を

 

「初恋の男子に似てるんだってさ」

「·····」

「因みに、『守護霊』さん君のお尻常に触ってるよ」

「イヤダァァァァァァァァ!!」

 

余りにもショッキングな発言にその場から全力で走り去る。後ろか「マルチには気を付けてねぇ」と聞こえた気がしたがそれどころではなかった。

 

なんだかんだで、待ち合わせ場所に来てしまった。正直、あの詐欺師の様な男の話を鵜呑みにするのもどうかと思う。『守護霊』が見える人は極小数でそんな人が偶然自分の目の前に現れ、「君に守護霊がいる」なんて言われる確率はどれ程だろうか。多分人生2回目でも無いだろう。変に真に受けてしまった事を反省し女の子と合流した。

 

「いやぁ、ここに来るまでに詐欺師にあって大変だったんですよ。まぁ、君みたいに可愛い子に出会えたんで帳消しですね!」

「可愛だなんてそんな///·····そうだ!いきなりで申し訳ないんですけど·····」

 

そういうと彼女はカバンをゴソゴソと漁ると一冊の本を取りだした。

 

「不労所得って興味無いですか♡」




ここまで書いておいてなんですが前半部分無くても行けるというジレンマ

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