夏のネットと雨雲レーダー
301:名無しのファン 20XX/07/2X
は?
307:名無しのファン 20XX/07/2X
キマシタワー!
310:名無しのファン 20XX/07/2X
ワンワン何してんの???
315:名無しのファン 20XX/07/2X
細かいことはいい 塔を建てるんだ
321:名無しのファン 20XX/07/2X
キマシタワー!
326:名無しのファン 20XX/07/2X
お前ら細かくないこともスルーしてばっかじゃねえか
328:名無しのファン 20XX/07/2X
スルーしなきゃ理解できるとでも?
333:326 20XX/07/2X
せやな キマシキマシ!
337:名無しのファン 20XX/07/2X
あのさぁ……鼻出血で息が詰まらないように吸い出したんだろ
救急処置をそんな風に囃し立てるのは感心しない
340:名無しのファン 20XX/07/2X
鼻出血を放置はできない ←分かる
先輩が走るのやめてくれない ←まぁ分かる
じゃあ走りながら吸い出そう ←ワンワン
345:名無しのファン 20XX/07/2X
ワンワン分かんないww
346:名無しのファン 20XX/07/2X
審議ランプついてるけど反則よな
347:名無しのファン 20XX/07/2X
接触は接触だからなぁ
351:名無しのファン 20XX/07/2X
残念ながら当然
アルヘイボゥの顔ww すげぇ複雑そうwww
355:名無しのファン 20XX/07/2X
ワンワンと関わった時点でしんみりした引退はありえんのや
359:名無しのファン 20XX/07/2X
ウイニングライブの後にソロライブもあるんだ
お得! ……ごめんやっぱ寂しいわ
361:名無しのファン 20XX/07/2X
>>359 引退時くらいだからなぁこの手の特別ステージ
ドリームトロフィーリーグ行って欲しいもんだ
368:名無しのファン 20XX/07/2X
残り600地点の激エモ会話録れてた
http://UMAtube/xxxxxx/xxxxxx
370:名無しのファン 20XX/07/2X
>>368 え、ちかっ! ウマ娘ちゃん目の前やん!
377:名無しのファン 20XX/07/2X
新潟センチョクはこの近さも魅力やで
381:名無しのファン 20XX/07/2X
>>368 超GJ
>「シャキッとしなさい大バ鹿ワン子!!」
>「ひぇいごめんなさいぃ!!?」
やっぱワンワン調子おかしかったのか
それを先輩が叩き起こしたんやな
387:名無しのファン 20XX/07/2X
やはりキマシでは?
389:名無しのファン 20XX/07/2X
カップリングっぽい話題は荒れやすいから隔離スレでやろうな
【隔離】アナグラワンワン総攻め【無自覚魔性】
【隔離】アナグラワンワン総受け【無知の泥沼】
395:名無しのファン 20XX/07/2X
スレタイ芝1000m
716:名無しのファン 20XX/08/0X
URAから処分出たでー
http://〔URA公式〕
719:名無しのファン 20XX/08/0X
出走停止1ヶ月
まぁこんなもんやろ
720:名無しのファン 20XX/08/0X
新鮮な脳破壊も来たでー
http://UMAtter/AnaGla11/xxxxxx
1ヶ月しっかり反省します。
9月の出走予定は次の通りです。
確定:ムーラン・ド・ロンシャン賞(9月1週)→ヴェルメイユ賞(9月2週)→スプリンターズステークス(9月4週)
・10月は未確定ですが、恐らく全ての日曜日に走ります。
725:名無しのファン 20XX/08/0X
!??!? ?????
732:名無しのファン 20XX/08/0X
マジでツッコミ追いつかないんだが
738:名無しのファン 20XX/08/0X
>>720 とりあえず反省はしてないだろ
夏合宿で強くなりますって気合いが漲ってる
741:名無しのファン 20XX/08/0X
>>738 反省云々は比較的どうでもいい
ムーランからヴェルメイユってお前ワンワンほんと
それならせめてスプリンターズSは休めよ
742:名無しのファン 20XX/08/0X
ムーランはロンシャンでやるんだろうけど
ヴェルメイユってどんなよ 教えて有識者
749:名無しのファン 20XX/08/0X
ヴェルメイユは日本でいうたら秋華賞(=ティアラの3冠目)だよ
ロンシャン2400mだから凱旋門と全く同じコース
753:名無しのファン 20XX/08/0X
へー、じゃあ凱旋門も出るつもりなんだな
いつだっけ?
755:名無しのファン 20XX/08/0X
スプリンターズステークスの翌週です
762:名無しのファン 20XX/08/0X
ワンワン
767:名無しのファン 20XX/08/0X
日本語でたのむワンワン!
773:名無しのファン 20XX/08/0X
恐らく10月は
凱旋門賞→秋華賞→菊花賞→秋天
つまりスプリンターズからGⅠのみの5連闘(海外含む)だ
何言ってるかワンワンと思うが俺もワンワン
774:名無しのファン 20XX/08/0X
ワンワン…………
781:名無しのファン 20XX/08/0X
>>773 だがちょっと待ってほしい
ムーラン→ヴェルメイユ→聖蹄祭→スプリンターズ
と考えれば8連闘なのでは???
784:名無しのファン 20XX/08/0X
俺が、俺たちが……ワンワンだ!
789:名無しのファン 20XX/08/0X
助けてボゥ先輩──やべえ引退してた
もうダメだ……
790:名無しのファン 20XX/08/0X
分 か ら な く な っ て
参 り ま し た
797:名無しのファン 20XX/08/0X
いつものもうダメだ
396:名無しのファン 20XX/08/2X
mcちゃんの浴衣きたー! 珈琲豆の柄かわいい最高
……他の2人どうして体操着なん?
【画像1】【画像2】【画像3】
398:名無しのファン 20XX/08/2X
しっかしすげえ合同合宿だよなぁ
アナグラワンワン+ムーンカフェ+ニュクスヘーメラー
400:名無しのファン 20XX/08/2X
すごい というか こわい
401:名無しのファン 20XX/08/2X
ニュがなんか配信はじめとる
http://UMAtube/NH_astroCh/xxxxxx
403:名無しのファン 20XX/08/2X
今夜お祭りなんだっけ? 晴れて欲しい気持ちは分かるが
ワンワンと軽く走ってるだけ……だよな これが儀式?
404:名無しのファン 20XX/08/2X
ニュもたまによく分からんことする
406:名無しのファン 20XX/08/2X
おいおいおいおい 最新の雨雲レーダー
不自然な形に雲が切れたんだが!?
http://JPtenki/rader/
408:名無しのファン 20XX/08/2X
いや流石に偶然だろ
…………偶然だよな?
410:名無しのファン 20XX/08/2X
ニュたちの合宿所(推定)に座標ドンピシャじゃん
つまりワンワンが何かした結果ワンワン
8月の末、グラたちの夏合宿がもうすぐ終わる頃。
ニュクスヘーメラーは力強く宣言する。
「私が晴れにしてみせますっ!」
この日は午後から休養と以前から決まっていた。近くで夏祭りがあるから。
友人との合宿もお祭りも初体験なニュクスヘーメラーはとても楽しみにしていて──しかし残念なことに、数時間後の降水確率は100%である。
それをどうにかしようというのだ。ウマソウルによる奇跡で。
「……私も手伝うんですよね?」
「あ、そうでした。改めまして、私とワンワンさんが晴れにしてみせますっ!」
できるかできないかはともかく、【喚起】があるに越したことはないだろう。
そうしたわけで2人は(身体に負担をかけないレベルで)ジョギングを始めるのだった。
前提にあるのは以前に千田サキが述べた推測。
『レース外でも(“領域”を)使えるんじゃない? 今思うとここしばらくのお天気はおかしいもの』
ニュクスヘーメラーがアナグラワンワンを破った東京ダービーの頃、5〜6月とは思えない陽気が続いていたのは確かだ。それに『大レースの日には晴れてほしいお客さんが大半』なのも間違いない。その祈りが天に届くなら晴れるのも理解できる。
何より、合宿を経てグラはレース外で
http://UMAtube/NH_astroCh/xxxxxx
「よしっと。宣伝しときました」
「じゃあやってみますか」
「よろしくお願いします!」
祈りのリソースとなる『観客』の数を増やすためにライブ配信を流しつつ、2人はジョギングを始めた。
同時に、気象レーダーが異変を観測する。
ニュクスヘーメラーたちの合宿地は富山県の東部。この日は日本海からの湿った風を受け、飛騨山脈の上空で次々に雨雲が生まれることは間違いないはずだった。実際にその予報はほぼ当たっている。
にも関わらず、ある狭い地域だけがぽっかりと晴れたままなのだ。あまりにも不自然に。
気象に携わるウマ娘でも──“領域”を知るほどの競走経験を持つのはヤマニンゼファーくらいだが──これをウマソウルの影響とは思わなかった。局地的とはいえ天候まで左右するとは普通思わない。
まぁ中には、『トゥインクルシリーズで走った30戦の公式レースが全て良バ場だった』という珍しい記録を持つウマ娘*もいるが。彼女のそれがウマソウルによるものだったとしても、現在謎に晴れているその地点にはレース場も存在しない。
その晴れ間の真下では、2人のウマ娘がジョギングをしているだけである。
「むむむ……なんとなくソウルに負担がかかってる、かも?」
「おー、そんなの分かるものなんですか」
「気のせいかもですけど。……というかワンワンさん」
「はい?」
「ムーンさんもですが、なんだかやる気ないですね。お祭り、楽しみなのは私だけでしょうか……?」
寂しそうなニュクスヘーメラーに慌てて否定を返したグラだが、少なくともこの晴れ乞いには消極的である。今夜お祭りに行けるとは考えていない。
ムーンカフェなどまだ明るい内から線香花火を始めてしまうほどだ(いち早く浴衣に着替えてはいるが、これは自撮りをマンハッタンカフェに送るためである)。
「楽しみだったのは本当ですよ、多分ムンちゃんも。でも今日のお祭りは──少なくとも打ち上げ花火とかは、雨で中止になると思っています」
「え、でも現に晴れてるじゃないですか?」
走りながら空を見上げる歳上の同期に、グラは思わず呻く。
「えぇ……ニュクスさんて割と感覚で“領域”使ってます?」
「頭で考えて使えるモノなんですかコレ」
「それはもっともですが、そういう話じゃなくて」
少し考えれば分かることだ。恐らくニュクスヘーメラー以外はみんな分かっている。晴れさせる試みが成功するか確かめたくて、グラはここまで口出しせずにいたが。
「晴れさせるのってアイテールの、つまり
「あっ」
「ニュクスさんって時々その、うーん」
「あううう……」
中学2年生からポンコツ疑惑をかけられる高校1年生がそこにいた。
ムーンカフェに至っては『やっと気付いたか』と言わんばかりに火の始末をすると、配信カメラに向かって終了の挨拶などをしている。彼女が最も辛辣と言えよう。
「あ、ちょっとそこの2人。走るのやめたらすぐ降りそうだから、私たちが中に入るまで走っててよ」
「流石にひどくないですか!?」
「あー、走っても無理みたいだよ配信やめちゃったから。撤収〜!」
結局は日没を待たずに大雨になり、夏祭りは日延べになった。明日には中央トレセンに帰る私たちにとっては無くなったのと同義だ。
「色々と参考になったな」
「ニュクスさんはめちゃくちゃ残念がってましたけどね……」
今夜はムンちゃんたちを招いていないので夢の中は私とアナさんだけ。だから遠慮なくエグい話もできる──いや、ニュクスさんがいても“練習台”とかぶっちゃけた言い方はしたけど。
そうじゃなくて、作戦会議的な意味で。
「あの空の“領域”って〈新月〉の範囲内なんですかね?」
「分からん。最終的に使い手の練度や気合いの問題になってくるんじゃないか」
「……応援してくれるファンの数とか?」
「影響はするかも知れん」
2人と共に走る菊花賞は激戦になるだろう。それまでの5戦*も含め、〈カリギュラ・ゼノ〉を使える今なら善戦できることは確実だとして……それだけじゃイヤだ。敗けたくない。
どう勝つか。そんなことばかり考える私は、自然と夏合宿での未達点を悔やんでしまう。ボゥ先輩の〈3色柱〉だ。アレがなんとかなればなぁ。
対してアナさんは、全然別のことを考えていたらしい。
「しかし意外だった。ニュクスヘーメラーの実験は失敗すると思っていたが」
「あれ、そうなんですか。なんでです?」
「観客が少な過ぎるんじゃないかとな」
アナさんは指折り挙げていく。ムンちゃん、サキさん、葵さん、真壁さん。以上4名だけ──あれ?
「4人じゃ少ないからライブ配信って話になったような」
「そう、あれの視聴者も『観客』として祈りを支えたようだ。私は『同じ場にいる必要があるのでは』『だからバラバラな場所にいるこれでは失敗するだろう』と考えていた」
「あー」
確かに、リアルタイムに同じ場所にいることには何らかの力が伴う──気がする。少なくともあの配信を観てた人たちからのコメントとかは私もニュクスさんも全く読んでなかった。空気の振動とか情報みたいな意味での声援は途絶していたわけだ。
でも……どうかな、特に問題無いかも?
「祈りって意味では電波を挟んでも平気な気はするんですよね」
「ほう。場所は関係無いと?」
「いえ、うーん。なんて言うんですかね……
視聴者さんたちがどこから配信を観ていたか? それはきっと日本中で、海外かも知れなくて、アナさんのいう『バラバラ』だった。でも雨雲を遠ざけることはできたから、とりあえず脇に置く。
その人たちの共通点はニュクスさんのアカウントをフォローしていて、配信を開いたこと。彼女または私たちに興味があること。
……たぶん、合宿地がどこかなんて公然の秘密なのだ。そういう人たちの間では。
「
「ふむ? あー、それは、だとしたら筋は通りそうだが……」
レパードステークスで2着になって合流した時からずっと、ニュクスさんはハイテンションだった。合宿が楽しくて外泊でウキウキしてお祭りにワクワクしていた。それを知ってる人たちがあの配信を開いたなら、晴れてほしいと願ってくれるんじゃないかな。
「それは流石に、世の中を性善説で見すぎじゃないか?」
「世界中の人が同じことを祈るとは思いませんよ。あれを観てた層に限っての話です」
「うーん…………」
「アナさんが何に引っかかってるのかぴんと来てませんけど、実際に晴れたわけですし」
「それを言われると確かになぁ。これは私が固定観念を捨てるべきか」
改めて聞けば、アナさんとしては不特定多数の大衆に善意を期待すること自体が『バ鹿らしい』そうだ。
……なんで?
首を傾げたら苦笑いされてしまった。前の世界では人の心も荒んでいて、その時の常識が抜けていないだけで、こっちの世界では期待しても良さそうだと。
「一応、アリー先輩とかにも訊いてみましょうか」
「いや、覚えてる。『予想もしない悪意が潜んでるから気を付けろ』と何度も言われたな。だが善意の有無については触れられなかった。恐らくアソカツリーにとっても『あって当たり前』なんだろう」
「そりゃまぁ、基本的には私たちに好意的な人だけが動画とか観るんでしょうし」
「そう言えるこの世界は素晴らしいよ、全く」
はっきりは分からないけれど、前の世界で嫌な思いをしたってことだろうから……あまり深掘りせずにおこうかな?
とか考えていたのは、一応私なりの気遣いのつもり。気遣ったんですよこれでも。
なのにアナさんは勝手に闇が深い方へ爆走してしまう。
「まぁこういう善意の世界でもなければ、“領域”なんて誰もが隠すに決まってるんだよな」
「? そうですか?」
「局地的だろうと昼間限定だろうと、天候を変えられるんだぞ? 拉致って人体実験コースを考慮すべき異能だ」
「いやいやいや怖い怖い」
爆走というか、これがアナさんの通常運転か。全く困ったUMAソウルだ。