宇宙戦艦夕凪 艦娘と地球を守ります   作:朝凪型戦艦二番艦夕凪

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前回の日常生活とはうってかわって今回は戦闘前準備中心のお話です。また、かなり遅い投稿頻度なのに見てくださる方々、本当に感謝しています。これからもよろしくお願いいたします。それでは本編にどうぞ。


第十話 近海掃討作戦

数日後

横浜

大本営第一執務室

夏樹元帥「...関東圏だけでなく、関西、中国、九州、四国に空襲か。東北と北海道を除くほぼ全ての箇所に一斉空襲...陽動作戦か?いや、もし陽動であるならば主力クラスである空母郡を大量投入してまで空襲を行うか?」

 

夏樹総帥「敵は二度の大侵攻で失敗し自棄になってる可能性はあるかもしれんな。」

 

夏樹元帥「...これは、もしの話なのですが、敵はまさかあそこに基地を作っているのでは?」

 

夏樹総帥「...その可能性は大いにあるだろう。だが、我々は今現状の戦力だと敵の新型と出くわせば全滅必至だぞ。」

 

夏樹元帥「...また、彼に頼るしか無いか。呉の古田提督に連絡。硫黄島近を夕凪中将に偵察してもらうよう伝達しろ。」

 

連絡員「了解。」ダッ

 

呉鎮守府戦艦寮夕凪自室

夕凪(平和だなぁ。)

 

古田提督「あ〜、朝凪型宇宙戦艦二番艦夕凪は至急第一執務室に来るように。繰り返す朝凪型宇宙戦艦二番艦夕凪は至急第一執務室に来るように。」

 

夕凪(...平和だったなぁ。)トオイメ

 

呉鎮守府第一執務室

夕凪「古田提督。夕凪です。」

 

古田提督「入ってくれ。」

 

夕凪「失礼します。何用でしょうか?」

 

古田提督「夏樹元帥閣下より命令が来ました。至急硫黄島近海に偵察に行くようにとのことです。」

 

夕凪「硫黄島?あそこは深海棲艦の侵攻で放棄されたはずでは?」

 

古田提督「あぁ、だが、そこに深海棲艦の基地が出来ている可能性があるらしい。」

 

夕凪「⁉️」

 

古田提督「...これは知り合いの陸軍軍人から聞いた話なのだが、関東圏の空襲で一部の敵航空機が艦載機ではなく大型の陸上機だったそうだ。」

 

夕凪「なら、放棄された硫黄島は絶好の基地...。」

 

古田提督「おそらく敵の猛攻を受けるだろう。だが、この任務を果たせるのは経験の高い君しかいない。夏樹元帥もそう判断したようだ。」

 

夕凪「了解です。今すぐ向かいます。」

 

古田提督「もし、もしだ、もしも君が戻らなかった場合、その場合は日本の全ての戦力を動員して君を救い出す。だから安心しろとは言わないが。」

 

夕凪「古田提督。その言葉だけで十分です。では、行ってまいります。」

 

古田提督「...すまない、幸運を祈る。」

 

出撃ドック

明石「艤装に撮影及び情報保存メモリをつけました。これで多少ですが偵察はしやすくなると思います。」

 

夕凪「ありがとう。助かるよ。」

 

明石「幸運を祈ります。神通さんのためにも絶対に帰ってきて下さい。」

 

夕凪「あぁ。もちろんだ。...朝凪型宇宙戦艦二番艦夕凪出撃する!」バシュッ

 

数分後

横須賀上空

夕凪「この辺に展開中の敵機は無し。艦隊もはぐれが数隻いたが特に問題はなさそうか?」

 

副長「はい、観測もしましたが敵艦は映っていません。」

 

夕凪「よし、硫黄島に向かうぞ。」

 

数分後

硫黄島近海

副長「それにしても、敵が硫黄島にいると仮定すると、硫黄島に近づいてるのにやけに穏やかですね。」

 

夕凪「あぁ、以上なほど穏やかだ。」

 

技術長妖精「!レーダー照射反応検知!!これは、旧式のレーダーじゃ無いです!!レーダー波は、!ガミラス帝国のレーダー波と一致します!!」

 

夕凪「ということは...。」

 

レーダー員妖精「レーダーに反応!!本艦十二時方向に艦艇多数!!」

 

夕凪「来たか!総員第一種戦闘配置!!主砲発射準備!」

 

砲雷長妖精「主砲自動追尾初め。目標の座標入力、照準固定。」

 

夕凪「撃ち方初め!!」

 

夕凪の合図と共に青白い閃光が敵に吸い込まれていくように進む。

 

レーダー員妖精「敵艦二隻轟沈!!尚も敵はこちらに向けて突っ込んできます!!」

 

技術長妖精「!前方にエネルギー反応!敵艦の攻撃来るぞ!!」

 

夕凪「波動防壁展開!このまま突破する!!」

 

レーダー員妖精「敵航空機接近、艦上機及び陸軍機多数確認!」

 

夕凪「これはもう確実そうだな。」

 

副長「艦長、光学観測で現状の硫黄島の深海棲艦の基地を確認しました。これが映像です。」

 

夕凪「...なっ、こいつは。」

 

そこには硫黄島ではなく最早深海棲艦の巣窟としか言えないほど深海棲艦の陸上基地が広がっていた。

 

夕凪「陸上型深海棲艦。こいつらもいるのか。!!こいつは、カラクルム級だと⁉️確認できるのは二隻か。まずいな。すぐに撤退する。」

 

レーダー員妖精「本艦後方に多数の艦船反応を確認!!」

 

夕凪「後方の艦隊を撃破し、撤退する。全機銃座は迎撃用意。目標は敵航空機!弾幕を張って近づけさせるな!!」

 

レーダー員妖精「!!敵機直上!!」

 

夕凪「何⁉️」

 

ズドォォォォォン

 

夕凪「あぶねぇ、波動防壁展開してて助かった。」

 

レーダー員「敵艦接近!!」

 

夕凪「急速反転!!最大戦速で離脱しつつ敵を迎撃する。主砲は任せろ。魚雷とミサイルは任せた。」

 

砲雷長妖精「了解。艦首魚雷発射管撃て!!全ミサイル発射!対空砲は弾幕を張れ!!決して敵を近づけさせるな!!」

 

レーダー員妖精「敵機数機が弾幕をかいくぐって来ます!!」

 

技術長妖精「波動防壁を局所展開し敵機の攻撃は防ぐ。心配するな!!」

 

夕凪「主砲正面敵艦、撃て!!」

 

こうして夕凪達は硫黄島偵察をなんとか終え、敵の追撃を撃破し帰投した。

戦果

敵宇宙駆逐艦16隻轟沈

敵戦闘機133機撃破 敵攻撃機168機撃破 敵地上重戦闘機47機撃破

だが、これほどの敵を撃破したものの硫黄島敵戦力はこれ以上の艦船と航空機で守られているため攻略は現状戦力のままではほぼ不可能であった。

 

横浜

大本営第一執務室

夏樹元帥「まさか、これほどとは。」

 

夏樹総帥「今ここに夕凪中将達宇宙艦船を送ったとしても全滅は必至だろうな。」

 

夏樹元帥「連合艦隊を集めたところでこれほどの艦隊を撃破するのは不可能だ。」

 

夏樹総帥「一応だが、夕凪中将が積んでいる波動砲、あれを使えば敵艦隊を殲滅ないし敵の大部分を消滅させることはできるそうだ。...だが、それをすると艦隊はおろか、硫黄島すらも塵とかすだろうと言っておった。」

 

夏樹元帥「...今できるのはあの戦力を少しでも削ることか。...全鎮守府及び警備府等に伝達。菊花作戦発動。日本中の全艦娘は各地で敵機動部隊を最優先で殲滅せよ。なお、宇宙艦艇全艦は硫黄島近海にて作戦行動に移れ。我々の艦隊では奴らに手も足も出ない。関東圏付近の艦隊は絶対に硫黄島近海には近づくな、これは元帥命令である。」

 

2024年5月春も終わりかけ夏が始まろうとしているこの頃、日本は深海棲艦によって制圧された硫黄島奪還に向けて菊花作戦を発動。敵機動部隊を殲滅すべく全国で一斉に作戦が開始された。

 

三ヶ月後

戦艦寮夕凪自室

夕凪(...敵機動艦隊はこの三ヶ月でかなりの数を減らすことに成功した。硫黄島近海の艦艇も減ったし硫黄島の戦力も減った。だがおかしい、俺が最初に見たカラクルム級、あいつがそれ以来一度も確認されてない。)「...まさか。」

 

古田提督「緊急連絡!宇宙艦艇全艦は直ちに執務室へ!!」

 

夕凪「嫌な予感がする。」

 

呉鎮守府第一執務室

古田提督「急な召集で申し訳ない。ただ、今から貴方達には北海道に行ってもらいます。」

 

四人「「「「「⁉️」」」」」

 

夕凪「敵の侵攻ですよね。」

 

古田提督「えぇ、深海棲艦の陸上部隊と敵宇宙戦艦クラス数隻が北海道に上陸。既に内地で陸軍が遅滞戦術を行ってるけど状況は芳しく無いわ。」

 

夕凪「札幌泊地所属の艦隊は⁉️」

 

古田提督「既に全艦大破ないし轟沈したそうよ...。」

 

神通「そんな...。」

 

古田提督「北陸からも応援の艦隊が出たそうだけど、とてもじゃないけど間に合わないらしいわ。敵の速度が早すぎる。既に北海道の半分は占領されたとみているわ。」

 

朝凪「なんて奴らだ。」

 

夕凪「古田提督、急ぎましょう!生き残っている命を少しでも多く助けましょう!!」

 

古田提督「えぇ、夕凪を旗艦にみんな頑張って。私もこれからジェット機に乗って向かうわ。」

 

五人「「「「「はい!!」」」」」

 

古田提督「では、総員、出撃!!」

 

五人「「「「「宇宙艦艇の誇りにかけて!!」」」」」




今回は短めですがここで終わろうと思います。次回からは硫黄島決戦が始まるので次回作もお楽しみ下さい。また、別の作品も現在投稿してるので見ていただけると嬉しいです。出来れば高評価とお気に入り登録お願いします。
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