宇宙戦艦夕凪 艦娘と地球を守ります 作:朝凪型戦艦二番艦夕凪
そんな中、大本営に夕凪の報告のために呼ばれたはずだが、突如増えた宇宙艦船である
神通と雪風も同行することに、一体どうなるんだ⁉本文始まります!
大本営
古田提督「さて、ついたわよ。ここが我らが帝国海軍の総本山、横須賀大本営よ。」
夕凪「すごいな、!、提督、ここは横須賀鎮守府と合同なのでしょうか?」
古田提督「えぇ、我らが帝国海軍きっての精鋭が揃っているわ。もちろん、陸戦隊とかも駐屯してるわ。」
神通「私も始めてきたので正直驚きでいっぱいです。」
雪風「迷子になりそうなほど広いですね。」
??「!、古田提督!こちらです!」
古田提督「!久しぶりだね大淀、それに明石も。」
大淀「すみません、こちらの準備が間に合わず。」
古田提督「いえ、気にしないわ。それよりも、今日は報告することが増えたせいで胃が痛いわ。」
3人(((本当にごめんなさい。)))
大淀「ハハハご愁傷さまです。それでは案内いたします。」
移動中
大淀「ここです。それでは、私はこれで失礼します。」
古田提督「わかったわ。ありがとうね。」
大淀 ペコリ
古田提督「...さて、それじゃあいくわよ。」
3人 コクリ
古田提督「失礼します。古田大佐以下新艦娘3名ただいま参りました!」ガチャ
夏樹元帥「お疲れ様、では、これより緊急会議を始める。今回は私、夏樹新治が司会を務める。それでは、来て早々で悪いが、夕凪くん、そこの証言台に立ってくれ。」
夕凪「わかりました。」
夏樹元帥「ある程度の話はしてあるが、君から直接聞きたい。まずは君の艦種と名前を言ってくれ。」
夕凪「はい。自分は朝凪型宇宙戦艦二番艦夕凪といいます。艦種は宇宙戦艦です。」
夏樹元帥「うん、では、次に君の前世について話してくれるか?」
夕凪「わかりました。自分の前世はただの一般人でした。どこにでもいる平凡な学生でした。癌に侵されてはいましたが。」
夕凪「癌が発覚したときにはステージ4、最早助かる道はありませんでしたね。最後死ぬ間際に中学三年の頃からはまっていた艦隊これくしょんというゲームが頭に浮かびました。今の艦娘達が出てくるゲームです。私はその後意識を手放し、死んだかと思われたのですが、何故かこの世界に転生してたんです。これが前世の事と、この世界に来るまでに起こった経緯です。」
夏樹元帥「なるほど、では、君はこの世界はゲームの中の世界だとでも言うのかね?」
夕凪「いいえ、あくまで自分の推測ですが、この世界は並行世界ではないかと考えました。」
??「そんなことがあり得るとはとても思えませんわ。」
夏樹元帥「濱戸中将、言葉を慎み給え。今は夕凪くんが話しているんだぞ。」
濱戸中将「彼の発言は最早妄想の域です。そのようなものが言うことを信じろと?それに、そのような妄言を信じるような士官も信用がなりませんわ。」
古田提督「な⁉」
夕凪「.....。」
夏樹元帥「濱戸中将!いい加減にしないか!」
濱戸中将「...失礼しました。」
神通(あの女、許しませんから。)
夏樹元帥「すまないな夕凪くん。続けてもらえないか?」
夕凪「はい。自分なりに考えたのですが自分が元いた世界と比べて歴史が違うことがまず挙げられます。」
夏樹元帥「君のいた世界だとどんな歴史だったんだい?」
夕凪「自分のいた世界だと、大日本帝国はアメリカに敗北し、日本は第二次世界大戦で敗北、アメリカに支配されていましたが、その後日本は目を見張る勢いで急成長を遂げ世界に再び台頭しました。ただ、旧大日本帝国のような威厳は無く、アメリカの犬のような状態でした。しかし、この世界では真珠湾攻撃の作戦前夜、突如として現れた深海棲艦によって艦艇の多数が轟沈、世界中で同時に起きたことから世界中の国々が休戦し、共同戦線を築いたと調べました。更に、自分のいた世界では男女比が凡そ1対1でしたが、この世界では1対100という馬鹿げた男女比になっているということです。過去に流行った謎のウイルスによって多くの男性が亡くなったのを調べました。その2つが最も大きな違いです。」
夏樹元帥「......素晴らしいな、この世界に来てまだ今日で3日目というのに、これ程まで調べているとは、恐れ入った。」
夕凪「いえ、情報はあって困ることはないので、自然と身につけているだけです。」
夏樹元帥「ふむ、そうか。(本当に元民間人か?軍人としてやってける能力が揃いすぎてる。)ところで、君は前世で少年時代は何をしてたのか聞いてもいいかい?あぁ、これは個人的な質問だから拒否してもらっても問題ないよ。」
夕凪「前世、ですか。.....。」
夏樹元帥「(しまった、これは駄目だったかもな。)すまない、この話は良いんだ。」
夕凪「いえ、お話します。.....自分は幼少から体が強くなく良く病気になっていました。それにスポーツ等も苦手であまり動ける方ではありませんでした。ただ、母方の祖父が剣道と言っても型式のものでなく対人戦を想定した剣術を指南していて、両親から疎まれていた自分は良く祖父母の元に預けられていました。そこで祖父に剣術を習い、体をつくった感じでしょうか。その後は高校までは学業、部活動、修行をこなしていたのですが、ある日自分が出かけていたとき母方の祖父母の家が放火魔に焼かれ二人共亡くなりました。」
夏樹元帥「.....夕凪くん、辛ければもう話さなくて良いぞ。」
夕凪「いえ、大丈夫です。続きですが、祖父母が亡くなったとき自分を最も責めましたね。今思えばどうしようもなかったのですが、それでも、何で家にいなかったんだ、今日に限って何で家の近くにいなかったんだとずっと自問自答してました。少し前ならば祖父が祖母を助けて逃げれたでしょうが、祖父が体調を崩してしまっていたので逃げれなかったそうです。それでもなんとか逃げようとしていたのを柱に押しつぶされて亡くなったと聞きました。正直自分の意識は消えていたので何をやっていたか全く覚えていないんですよね。ただ、一つだけ覚えているのが、祖父母の家を燃やしたのが自分の親父だったことです。」
全員「「「「「⁉」」」」」
夕凪「心底憎かったです。何度殺そうと思ったか、でも自分の体がそれを許しませんでした。先ほどお話ししましたが、癌にかかっていたようです。自分が癌だと診断されるまで祖父母が死んで一週間も経っていませんでした。元々病気に強くなかった体だったのと、若さという2つのもので一気に侵食、祖父に鍛えられていたおかげで常人であれば動けないような状態だったそうです。その後は段々と遠のく意識の中、修行をしない日にしていた艦これを懐かしみながら死にました。そして今に至ります。」
全員「「「「「.....。」」」」」
夕凪「すみません。少し重かったですね。」
夏樹元帥「すまない夕凪くん。君にはつらい過去を思い出させてしまった。一度小休憩を挟む。十分後に再び再開する。」
全員「「「「「了解しました。」」」」」
神通「あの、夕凪さん、大丈夫ですか?」
夕凪「すまない、少し外の空気を吸ってくる。」
神通(夕凪さん、私が何か力になれれば良いけど。)
濱戸中将「.....。」
大本営庭園
夕凪(まだ乗り越えられて無いようだな。)
濱戸中将「ちょっといいかしら?」
夕凪「あなたは、濱戸中将閣下?」
濱戸中将「えぇ、ところで、あなたうちの鎮守府に来ないかしら?」
夕凪「.....どういうことです?」
濱戸中将「言葉のまんまよ。あなたみたいな精鋭を瀬戸内海に浮かべてるのはもったいないわ。それこそ私のいる横須賀鎮守府で敵の侵攻を防ぎつつ大本営のお膝元で昇格するのも手よ。あなたは損をすることは無いわ。」
夕凪「...すみませんが、たとえ中将閣下のお願いでも自分は呉に所属したいと考えているので許容しかねます。配属変更であれば古田大佐にお話をお通し願います。それでは、そろそろ時間ですのでこれで失礼いたします。」
濱戸中将「...へぇ、いい度胸してるじゃないの。私はそう簡単に諦めはしないわよ。」
会議室
夏樹元帥「では、仕切り直してこれから夕凪くんにまたいくつか質問をしていく。夕凪くんは現状をどう思っているかい?」
夕凪「現状、深海棲艦を押しているように思えますが正直言えば敵の戦力が未知数である以上どうなるかは不明です。それに、後々詳細を話しますが敵の新型を確認しました。」
夏樹元帥「何⁉」
夕凪「後々昨日の深海棲艦の大侵攻の件で話す時にお話するので今はご容赦下さい。そして、その新型は正直に言えば数が揃うと一瞬でこちらは逆転されます。」
??「そんな、各鎮守府にいる大和型でも駄目なの?」
夕凪「えっと、中島中将ですよね?確かに、中将閣下の言いたいことも理解できますが、今の自分は多分どこの鎮守府の艦艇よりも単純な能力だけならば強いと思いますが、それでも互角レベルの敵です。大和型や長門型など一部の艦であれば攻撃は通るでしょう。しかし、殆ど損傷を与えられないか、もしくは遠距離からの攻撃でやられるでしょう。奴らは恐らくミサイルなども搭載してます。それに、ガトランティスの艦は今の自分の最大火力である波動砲、それを超えるかもしれない装備を保有している可能性があります。」
神通,雪風「「⁉」」
神通「夕凪さん以上の戦闘力を持っているのですか⁉」
雪風「そんなの、私達でも相手にならないと思います。」
夕凪「一応、自分がある方法を使えば一度だけならばどれほどの敵艦隊が攻めて来ても倒せます。」
中島中将「なら、なんとかなるんじゃないかしら。」
夕凪「しかし、それをすると、日本近海はおろか、太平洋全域の大規模汚染の可能性があります。ですので、それは最終手段です。それに、日本近海で行えばそれこそ皆さんも危ういですから。」
全員「「「「「.....。」」」」」
夏樹元帥「夕凪くん。多分これからも君に苦労をかけるだろうがよろしく頼む。」
夕凪「お任せ下さい。それが自分の意志であり、自分が使う艤装の使命でもありますから。」
水戸中将「どういうことかしら?」
夕凪「水戸中将閣下ですよね?この艤装の使命というのは、自分が使っている艤装は元々自分がいた世界でもこの世界でも無いところであった艦なのですが、この感の使命は、地球を護ることです。ですので、自分とこの宇宙戦艦夕凪の艤装でこれからも護っていくつもりです。」
水戸中将「なるほど、そんな世界があるなんて。」
夕凪「まぁ、自分からすればこの世界もかなりすごい世界ですけどね。」
夏樹元帥「君の世界の話を聞いた後だと確かにそうだな。それで、君はこれからも呉鎮守府に着任して戦ってくれるのかい?」
夕凪「そのつもりです元帥閣下。」
濱戸中将「元帥閣下、彼ほどの戦力を瀬戸内海の鎮守府においておくのは我々の損失ではないでしょうか?」
夏樹元帥「どういうことかね?」
濱戸中将「我々は現在一時の優勢状況ではありますが、これからも大規模な深海棲艦の侵攻があったとき彼ほどの戦力が瀬戸内海にいるのは正直もったいないです。それこそ、日本最前線の鹿児島方面の鎮守府やここ、大本営お膝元の横須賀鎮守府に着任してもらうのがよろしいかと。」
夏樹元帥「ふむ、確かに一考の余地はあるが、彼は呉鎮守府で建造されそこで戦うのを望んでいる以上彼を無理やり移動させるのは得策ではないが?」
濱戸中将「しかし、この戦力を使わずしてどう対応していくのですか⁉彼の言う新型の深海棲艦が量産されれば国の中枢を担うこの場所が標的にされるのは明白です。そこで防衛をするのであれば最大戦力をここに配置するほうが良いですし、呉鎮守府以上の設備が揃っています。彼の練度上昇にもいいでしょう。」
夏樹元帥「確かに一理あるな。古田くん、君はどう思う?」
古田提督「確かに濱戸中将のおっしゃりたいこともわかりますが、それ以上に彼を建造したのは我々の鎮守府です。彼の希望であれば止める理由にはなりませんが、彼自身が望まない限り彼には呉鎮守府にいてもらいたいです。」
夏樹元帥「ならば、夕凪くん。君はどうしたい?」
夕凪「...自分は既に呉鎮守府の宇宙戦艦夕凪です。確かに自分が横須賀鎮守府で護った方が日本の被害は軽微でしょう。しかし、自分はそれには賛同できません。例え元帥閣下の命令であろうと自分は移動するつもりはありません。無理にでも移動させるというのならば力ずくで来て下さい。ただ、命の保証はしませんが。」
夏樹元帥(彼をここで失えば人類にとって大きな損失だ。)「わかった。では所属はこのまま呉鎮守府所属ということでよろしいか?」
濱戸中将「.....。」
夏樹元帥「異存は無いようだな。ならば彼はこのまま呉鎮守府所属とする。では、これにて夕凪くんへの質問を終わりとする。夕凪くん、長い間すまなかったな。席に戻ってくれ。」
夕凪「は、了解しました。」
夏樹元帥「それでは、この後第三次日本大侵攻防衛戦の件について会議を行う。それまで再び小休憩とする。」
全員「「「「「了解。」」」」」
濱戸中将「古田大佐、少しこちらに来て下さい。」
古田提督「?了解です。」
夕凪「.......。」
神通「夕凪さん?どうされましたか?」
夕凪「!あ、すまない。大丈夫だ。少し考え事をしてただけさ。」
(...提督、健闘を祈ります。大丈夫です。俺はどこにも行くつもりは無いですから。)
神通「...夕凪さん。」
夕凪「?どうした?」
神通「いなくならないで下さいね。」
夕凪「あぁ、もちろんだ。」
と言った形で中途半端ですけど、終わりが見えなくなってきたのでここらで切ります。
最近お気に入り登録者が増えてくださってすごい嬉しさを感じてます。具体的には苦手な教科で学年1位取ったレベルで喜んでます。それか、営業成績が社内1位になったとかのレベルで狂ったように喜んでます。
ただ、他の作者さんのを見てると自分のが幼稚すぎるレベルに見えて泣きそうです。
あれほどまでの作品が作れるように努力してまいります。見てくださってありがとうございました!
もしよければアドバイスをいただけると嬉しいです。出来る限りの要望に応えたいと思っています。
次回第三次日本防衛戦について、夕凪達3人の行方は?古田提督が呼ばれた理由とは?
最後に待っているのは笑顔か、それとも涙なのか?次回第六話 夕凪達の行方、彼らの決意はいかに?