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【設定】ディアスポラ系の生徒たちと関係者たち【真なるアビドス高等学校】

 

◯夢があふれる黄金郷【アビドス高等学校】のあらまし

基本的な立ち位置や背景に関してはリンク先参照

全ての始まりは数十年から始まった原因不明の砂漠化にあり、その対策ができないことで夢があふれる黄金郷の住人に特有の経済合理性から早々に損切りするため、【カイザーコーポレーション】を管理業者に指定して100年間の租借契約(一時退避)を結び、

【アビドス高等学校 本校】と三角貿易地帯:アビドス・トライアングルで結ばれている【ゲヘナ学園 シーワ分校】【トリニティ総合学園 アレクサンドリア分校】へと住民と財産を移した首都機能移転で砂隠れしたことに起因している。

 

 

◯本来の立ち回り……『前回(1周目)』の行動原理

砂漠化が止まらない自治区を租借地にして一時退避を済ませていた【真なるアビドス高等学校】としては、租借契約を結んだ100年間で砂漠化の解決策が確立されるまでは歴史の表舞台には戻らない長期戦略を採っていた。

と言うのも、不毛の大地:アビドス砂漠にこそ自分たちの繁栄の源になるものが眠っているという歴史や信仰上の理由から、聖地を手放すなどあり得ない話だったからだ。

そのため、『砂漠化の解決策が確立される』もしくは『100年間の租借契約が切れる』までは【真なるアビドス生徒会】を構成する“天上人(トップス)”が自分たち以外を下層民と見下して関わりを持つのを嫌がっていることもあり、基本的にはキヴォトス(外の世界)で何があっても無関心を貫き通している(不干渉とは言っていないのがミソ)。

なので、“シャーレの先生”が【アビドス廃校対策委員会】の支援要請を受けて本来ならば正式な管理業者の代行である【カイザーPMC】に武力介入して威力業務妨害しようが、

十数年前に砂漠化対策として【偽りのアビドス生徒会】と【セイント・ネフティス】が砂漠横断鉄道なる粗大ゴミを砂漠に打ち捨てようが、

“連邦生徒会長”失踪からサンクトゥムタワーの制御が失われるなど様々な要因でキヴォトスが滅亡の危機に瀕していようが、

自分たち【真なるアビドス高等学校】だけは古来から伝わる歴史と信仰によって助かることが約束された選ばれた民だと信じ切っているため、絶対に動こうとしなかったのである。

だからこそ、『学園の領土となる自治区を租借に出す』という異次元の政策を採ることができたわけであり、実際にキヴォトスが滅んだ後の新世界を生きるのは【真なるアビドス高等学校】の生徒たちとなっている。

 

一方で、キヴォトス最大の勢力を誇る最強校として他の自治区で恐れられてきた資金力と兵力は 全盛期ほどではないにしろ 依然として健在である。

歴史の表舞台に返り咲く時に備えてキヴォトスの状況の把握と制御が続けられており、砂隠れした後も引き続き水面下で干渉を繰り返し、学園都市:キヴォトスの現代社会の形成に多大な影響をもたらしている。

特に【真なるアビドス高等学校】が砂隠れして再編成された【新キヴォトス三大学園(BIG3)】の興隆に深く関わっており、それ以外にも近隣に存在する【ヴァルキューレ警察学校】【ワイルドハント芸術学院】などの主要学園の存続にも関わっている。

 

 

→ゲヘナ学園

そもそも、【ゲヘナ学園】の領土の一部が【アビドス高等学校】の最大版図に組み込まれていた頃があり、三角貿易地帯:アビドス・トライアングルによるマクロ経済の成長のため、わざと【シーワ分校】を【ゲヘナ学園】にとらせて貿易都市として成立させた過去がある。

そのため、【アビドス高等学校】との境界に位置する【シーワ分校】がかつては輸出入の調整弁の役割を果たし、【アビドス高等学校】の経済成長を促進させるバックドアとなっていた。

そして、キヴォトスで一二を争うマンモス校を養える豊穣の大地を持つが故に何も考えずに生きている馬鹿共に文明の利器を行き渡らせて市場開拓(格好の餌食)をして巨利を得てきている。

有事の際には、シーワ分校長に扮したアビドス生徒会兵士長が日常的な銃乱射事件を装って養成してきた軍団や各地に潜ませた間諜に煽動された暴徒たちを動員して 最強校時代の歴史を現代に蘇らせるべく 伝統行事とも言える“スクラップ・アンド・ビルド”を敢行して襲撃先の自治区を一夜にして火の海に変える準備ができている。

 

基本的に教育機関としての役割を果たすことができなくなった【ゲヘナ学園】の生徒たちを 学力偏差値が絶望的に低い 知恵を持たないケダモノと見下してはいるものの、

自分たちのマクロ経済を潤すための金蔓へと立派に育つように商業展開していることから、ある種の実験動物として愛着をもって世話をしている感覚になっているらしい。

実際、キヴォトスで一二を争うマンモス校の生徒数を誇る巨大な市場でヒットする商品が出れば必然的にキヴォトス中で流行るため、馬鹿だ馬鹿だと思いながらも大量生産・大量消費・大量廃棄による市場経済を支えているのだから、ゲヘナ憎しのトリニティ生と比べたら見下してはいるが 偏見が一切ない 自分たちに富をもたらしてくれる大切なお客様なのだ。

 

 

→トリニティ総合学園

そもそも、【トリニティ総合学園】の領土の一部が【アビドス高等学校】の最大版図に組み込まれていた頃があり、三角貿易地帯:アビドス・トライアングルによるマクロ経済の成長のため、わざと【アレクサンドリア分校】を【トリニティ総合学園】にとらせて貿易都市として成立させた過去がある。

そのため、【アビドス高等学校】との境界に位置する【アレクサンドリア分校】がかつては輸出入の調整弁の役割を果たし、【アビドス高等学校】の経済成長を促進させるバックドアとなっていた。

そして、清貧を謳う神学校に文明の利器を行き渡らせることで奢侈に溺れるように仕向けており、貧富の差が激しいお嬢様学校へと堕落させることに成功している。いつだって金持ちなのは貴族と教会なのだ。庶民に富や財が行き渡ることはない。

結果として、派閥抗争が激しい【トリニティ】中央の様子を億万長者だけの城門に閉ざされたコミュニティ(ゲーテッドコミュニティ)【アレクサンドリア分派】として遠方から高みの見物をしており、決して無視できない勢力と影響力を保持することで いかようにも中央への干渉を可能とする立ち位置を築き上げている。

金の力では億万長者しか集まらない超高級住宅の住民には絶対に敵わないし、信仰の面では最古の神学校を擁しているため、中央の派閥抗争に参加しないのに【トリニティ】最大最強の派閥であることは揺るぎない。派閥抗争に明け暮れている面々もそれを言い出したら何も言えなくなるので、暗黙の了解として殿堂入りさせて話題に上げないようにしている。

そのため、エデン条約をめぐる騒乱に関しても完全に無関係であり、まったくの無傷。テロを起こした【アリウス分校】の存在もまったく知らなかったし、今後も興味を持つことはないだろう。

そもそもとして、【エデン条約機構】なるものに依らずとも、【真なるアビドス生徒会】の号令があれば、【ゲヘナ】【トリニティ】の生徒たちの中に潜む不穏分子を煽動して戦力に組み込めてしまえる手筈が整っているので、学園の垣根など【真なるアビドス生徒会】からすれば最初からないのである。

 

ただし、数十年前の原因不明の砂漠化の対策ができないということで首都機能移転(一時退避)してから何十年も時が経っており、元々が【アビドス高等学校】の根城だったとしても、表向きは【トリニティ総合学園】の分校であることから、

時代の変化と世代交代に合わせて徐々に【トリニティ】の思想や価値観に染まりつつあり、それでは【真なるアビドス生徒会】の正しき歴史と信仰が継承されないとして、近年での【真なるアビドス生徒会長】の長人たる【アレクサンドリア財団】総帥に就任するためには修行先に他の学園に留学して広い視野を持つことが必須となっている。

要するに、トリニティ生のことをアビドスの金でぶくぶくと肥え太った世間知らずの井の中の蛙と見下しているわけであり、万民向けの【ゲヘナ学園】とは正反対の高級志向のハイエンド市場として重視はされてはいるものの、キヴォトスの真の支配者たる【真なるアビドス生徒会】の価値観からすれば成金趣味にしか見えない。

 

 

→ミレニアムサイエンススクール

砂漠化の解決策を発明させるために古来より多額の投資が行われており、十数年前から始まったIT革命による数々の新規事業開拓の配当をきっちりと受け取っている。

しかし、肝腎要の砂漠化の解決策ができあがっていないため、100年の租借契約が切れるまで気長に投資の回収をしながら新技術の開発や研究は注視し続けている。

一方で、【セミナー】会長である“ビッグシスター”調月 リオが失踪することになるAL-1S(天童 アリス)をめぐる内部抗争や公金横領に関しては 事の真相を知らないだけに さすがに予想外のことであり、

多額の投資金が【アビドス】復興に繋がる研究開発とは関係ない用途に使われていたことには憤慨して減資を下しており、その後始末に実質的な【セミナー】会長代行となった会計:早瀬 ユウカが奔走することとなった。

とは言え、基本的に砂漠化対策のこと以外では下層民との関り合いを避けているため、砂漠化対策の開発研究に大きな進展がなくても必要なことなので投資は続けており、あくまでもケジメをつけさせるための罰金である。

実際、当時の【アビドス生徒会】にすら金の力で解決できなかった大難こそが原因不明の砂漠化であるため、【ミレニアムサイエンススクール】に集められた叡智に賭けるしかない立場なのは重々承知しているわけなのである。

それはそれとして、【ミレニアムサイエンススクール】の新発明や特許を逸早く商業利用して巨万の富を築き上げることも抜かりなく行っているので、その頭脳明晰さや経営手腕に対しては成長株で在り続けることに順当な評価を下している。

 

 

→ワイルドハント芸術学院

元々が【アビドス高等学校】がパトロンとなって芸術振興の拠点として成立しているため、【ゲヘナ学園】や【トリニティ総合学園】にも負けない歴史を持つ学園が現代でも存続しているということは最大のパトロンである【真なるアビドス高等学校】が健在であることの証明になっている。

その最大のパトロンからの莫大な資金援助が失われた途端に財政破綻するという意味では、砂漠化の解決策を見出すために【真なるアビドス高等学校】からの支援によって成長した点は同じでも 数々の新発明で財政をまかなって自立している【ミレニアムサイエンススクール】とは比べるまでもなく、寄付金頼みの不安定な財政基盤となっている。

ただ、元から芸術振興なんて計算ずくで成長するようなものではないのは古来からパトロンを続けてわかっているため、基本的には生徒会長である【芸術評議会】評議会長を罷免するなどの大権を有することで学園の品位と質を保つように管理している。

と言うのも、キヴォトスの支配者たる【真なるアビドス生徒会】の長人たる【アレクサンドリア財団】総帥に就任するためには、ミクロな視点とマクロな視点、最低のものから最高のもの、世の中に存在する貧富貴賤を具に理解して清濁併せ呑んで全体の事を俯瞰できる視野を持つ必要があるため、

現在の【真なるアビドス生徒会】の本拠地である【トリニティ総合学園 アレクサンドリア分校】の億万長者しかいない閉鎖環境では価値観が歪むということで、下積み修行の留学先に自分たちがパトロンとなって品位を保ち続けた【ワイルドハント芸術学院】が選ばれることが多く、

そのため、【ワイルドハント芸術学院】と【真なるアビドス高等学校】の表沙汰になることがない繋がりは現在でも確固たるものとして継続されており、自身もまた芸術振興に携わることから【ワイルドハント芸術学院】の品位と質に一言申すようにもなり、結果としてより良きものが後世に伝えられていくわけである。

 

 

→ヴァルキューレ警察学校

ある意味において【ヴァルキューレ警察学校】にとって最大の怨敵であり、原因不明の砂漠化によって【真なるアビドス高等学校】が首都機能移転(一時退避)を選択して砂隠れした後、キヴォトス中に武器や弾薬をばらまいて暴動を引き起こして混乱状態に陥れ、現在まで続く 銃声や爆発音が絶えない犯罪天国(ゴッサムシティ)へと変えるきっかけとなった。

一方、【真なるアビドス生徒会】側からすれば、原因不明の砂漠化に対処できずに首都機能移転(一時退避)をせざるを得なくなった【真なるアビドス高等学校】の苦境に対して、旧態依然として中央の政争に明け暮れて これまでキヴォトスの一定の秩序と平和を維持してきた これまでの貢献に対する誠意を見せてこなかった【連邦生徒会】への報復として 歴史の表舞台から去る前の置き土産を渡しただけに過ぎず、

【真なるアビドス高等学校】が他の自治区から恐れられる要因となっていた“スクラップ・アンド・ビルド”のノウハウと装備をキヴォトス各地の反乱分子に分け与えて、租借地となって無人の荒野となる広大なアビドス砂漠を奪い取る余力を削ごうとしていたのである。

事実、キヴォトス中に派兵してはスクラップ・アンド・ビルドしていた【アビドス高等学校】の圧倒的な資金力と兵力によって、本来ならば唯一無二の警察機構としてどこよりも治安維持に動かなければならない【ヴァルキューレ警察学校】の代役を務めていたことにより、

潤沢な予算や装備を消耗せずにいられた【ヴァルキューレ警察学校】は労せずしてキヴォトス中の治安維持ができ、なおかつ精強な軍事力を有する軍警察として十分な抑止力と成り得たのである。

しかし、それはあくまでも【アビドス高等学校】におんぶに抱っこの状態に過ぎず、その恩を忘れて政争に明け暮れている【連邦生徒会】の野心が原因不明の砂漠化で弱りきっていた【アビドス高等学校】攻略に差し向けられることが危惧された。

結果、そのおんぶに抱っこの状態が解消された現状の【ヴァルキューレ警察学校】は法執行機関というだけあって他の学校にはない優秀な装備を持つが、予算不足もあって弾薬を含めた全体の装備も練度も不足気味で、市民たちからはまったく当てにされていない税金泥棒の評価が定着するほどに弱体化することとなる。

 

 

→連邦生徒会

学園都市:キヴォトスは【連邦生徒会】を国権の最高機関とする連邦国家【キヴォトス連邦】であり、その成立には当然ながら各自治区を預かる各学園の賛同と加盟が必要不可欠であった。

要するに、【キヴォトス三大学園(BIG3)】特にその筆頭格である【アビドス高等学校】の多大な協力と貢献があって【連邦生徒会】ひいては【キヴォトス連邦】が存在しているという認識から、【連邦生徒会】には【アビドス高等学校】に返しきれない御恩があるため、何においても【アビドス高等学校】が優遇されるのは当然だとしていた。

そのため、【アビドス高等学校】があちこちの自治区に派兵してスクラップ・アンド・ビルドを行うのも黙認しており、それによる経済効果が認められていたため、税収や治安維持の面でも【アビドス高等学校】に大きく依存していた【連邦生徒会】はその横暴に見て見ぬふりをするしかなかったのである。

当然、時代が経る毎に【アビドス高等学校】の踏ん反り返った態度に不満を募らせていくものの、太古からキヴォトスに君臨していた最強校に対抗することは不可能であるため、いつか王者の座から引き摺り下ろすことがキヴォトス中の総意になりつつもあった。それぐらい【アビドス】は恐れられ恨まれていたのである。

そして、ようやく訪れた機会というのが【アビドス高等学校】を襲った原因不明の砂漠化であり、ここで弱体化を図りつつも、従来通りの役割を果たしてもらおうと言う、あまりにも都合の良い計画を練っていたところ、【真なるアビドス高等学校】が砂隠れして完全に歴史の表舞台から姿を消す異常事態に直面。同時に、キヴォトス各地で一斉に暴動が発生し、それどころではなくなってしまったのである。

結果、汚職と政争が蔓延していた【連邦生徒会】は【キヴォトス連邦】成立を古来から支え続けていた屋台骨が抜けたことで財政悪化と治安悪化に見舞われることになり、まともな国家観を持たずにいたずらに政治を弄んできたツケで現在に続く犯罪天国(ゴッサムシティ)へと転落することになったのである。

 

実は、“アビドスの英雄”小鳥遊 ホシノが計画していた【連邦生徒会】襲撃を裏で支援する用意があり、もしも小鳥遊 ホシノが襲撃を敢行していた場合、襲撃は100%成功して【連邦生徒会】は完全に消滅し、学園都市:キヴォトスは群雄割拠の戦国時代に突入することになる。

ただし、その時に至っても真っ先に歴史の表舞台に返り咲いて覇を唱えるのではなく、水面下から各学園に干渉して各地の紛争を裏で操って全体が弱体化したところを一気に併呑する周到な計略を練っており、

そのために三大学園の中にあって独立性を維持できる土地柄の【ゲヘナ学園 シーワ分校】と【トリニティ総合学園 アレクサンドリア分校】を支配してきたわけであり、いつでも【キヴォトス連邦】を打倒する備えを怠っていなかったのである。

ただし、結果として小鳥遊 ホシノはその選択をしなかったため、小鳥遊 ホシノの決断こそが今日のキヴォトスに繋がっていることから、紛れもなくキヴォトスの命運を握っていたキーパーソンとなっていた。

 

 

→偽りのアビドス高等学校

勝手にひとんちの看板と住居を使って好き勝手している連中ではあるが、管理業者である【カイザーコーポレーション】がきっちりと不法滞在者の立ち退きをやってくれているため、基本的には相手にしていない。

ただし、【偽りのアビドス生徒会】生徒会長:梔子 ユメと副会長:小鳥遊 ホシノがたったふたりの最後の生徒になっても【アビドス】再興をあきらめずに必死に頑張っている姿は『夢があふれる黄金郷の住人の精神に相応しい』ということで【アレクサンドリア財団】総帥:金獅子 シブキの琴線に触れることになり、

最後まで梔子 ユメがその在り方を貫いて卒業を迎えた時には残った小鳥遊 ホシノを【真なるアビドス高等学校】に迎え入れようという賭けの対象になっていた。

それをもって租借地となったアビドス自治区の不法滞在者の一掃が完了するはずだったのだが、突然の梔子 ユメの死によって状況は一変し、しばらくは完全に忘れ去られていた。

しかし、ネフティスの令嬢:十六夜 ノノミが“アビドスの英雄”小鳥遊 ホシノに惹かれて【アビドス高等学校】の新入生になったことで梔子 ユメの後を継いだ小鳥遊 ホシノを対象に賭けが再開され、

それによって、本来は借金返済不能で問答無用で取り立てを受けるところを【真なるアビドス生徒会】が保証人になることで本編開始時の『完済まで あと309年と2か月』という【アビドス廃校対策委員会】の借金返済に追われる学校生活が成立することとなる。

 

つまり、【アビドス廃校対策委員会】の借金塗れの青春を支えていた一番の恩人ということになり、“アビドスの英雄”小鳥遊 ホシノに対しては一定の敬意を払っていた。

 

が、それ以外に対しては所詮はサテライトのクズという認識であるため、賭けを面白くするためのハプニングとして嫌がらせも普通にしており、黒見 セリカの誘拐をオーダーしていた黒幕も【真なるアビドス生徒会】である。

あくまでも自分たちがその精神性と能力を認めた“アビドスの英雄”小鳥遊 ホシノだけを尊重していたわけであり、その小鳥遊 ホシノが【カイザーPMC】の圧力に屈して自ら身売りして退学を選んだ時点で賭けは終了している。

そのため、『前回(1周目)』ではそこで完全に見放されており、そこから最後まで【真なるアビドス高等学校】はキヴォトスが滅亡の危機を迎えても絶対安全な場所に引きこもることになった。

一方で、『今回(2周目)』においてはアビドス遠征や帰還事業を推進するに当たって、すでに廃校寸前まで追い詰められた【偽りのアビドス高等学校】が主が居ぬ間に積み重ねてきた諸々を清算させる名目で自分たちが十分に管理できるところまでスリム化させた新アビドス自治区への独立を認めることになり、そこから独立を維持するか、自然消滅するかは【アビドス廃校対策委員会】の裁量に委ねることにしている。

というより、自分の代で歴史の表舞台に返り咲くことになるとは思っていなかったため、数十年の時を経てキヴォトスの中心で在り続けた最強校を復活させる覚悟ができていないことから、時間稼ぎのための消極的な姿勢に徹する他なかったのが真相である。

 

 

◯ここからの立ち回り……『今回(2周目)』での行動の変化

本来ならば『砂漠化の解決策が確立される』もしくは『100年間の租借契約が切れる』まではいつか返り咲く時に備えて影響力を各所に残しながら歴史の表舞台から完全に姿を消しているはずだったが、

その砂漠化の解決策を“シャーレの先生”北条先生がもたらし、更にはキヴォトス史上最大の軍事力【キヴォトス防衛軍】を結成して怪獣退治を遂行している実績と信頼、それに加えて失踪した“連邦生徒会長”の実質的な後継者と称されるキヴォトスの頂点に相応しい人間性に触れ、歴史の表舞台から姿を消した【真なるアビドス生徒会】の元へと辿り着いた事実も踏まえ、

“シャーレの先生”北条先生の下でキヴォトスが1つに団結して天変地異の時代:怪獣頻出期を乗り切る流れが生まれていたため、情勢の変化に伴い、ついに歴史の表舞台に返り咲くことになり、帰還事業の準備が開始されることとなる。

 

ただし、他の学園と同様に“シャーレの先生”というキヴォトスのまとめ役になった一個人を信頼して協調路線に入っているため、そのまとめ役がいなくなった途端に最強校であった誇りと歴史に賭けてキヴォトスに覇を唱えることになることから、歴史の表舞台に返り咲くということは同時に引き返せない選択をしたことにもなるのだ。

よって、本来ならば自分の代で歴史の表舞台に返り咲くとは想定していなかった【アレクサンドリア財団】現総帥:金獅子 シブキは完全な準備が整わないうちに強硬路線に舵を切ることがないように時間を稼ぎながら次の代に課題を託す方針を選択しており、最強校としての誇りと歴史から高圧的な態度をとりつつも“シャーレの先生”に顔を立ててもらいながら協調路線を維持しようとしている。

少なくとも、怪獣頻出期を乗り越えるためにも“シャーレの先生”の指導力は絶対に必要不可欠であり、もしものことがあった場合は【キヴォトス防衛軍】が空中分解して そのままキヴォトスが滅亡へと転げ落ちていくことを理解しているため、“シャーレの先生”には全面協力を約束している。

 

そのため、歴史の表舞台にかつての【キヴォトス三大学園】の筆頭格が返り咲いたことで、『前回(1周目)』で“シャーレの先生”コーイチ先生が体験したキヴォトスの歴史からは大きく変わることは避けられず、それがどのような結果をもたらすことになるのかは、まだ誰にもわからない――――――。

 


 

“夢があふれる黄金郷の支配者”金獅子(きんじしの) シブキ

本名

別名 繁吹きのライオネス(メスライオン)

学園 真なるアビドス高等学校 / トリニティ総合学園 アレクサンドリア分校

部活 真なるアビドス生徒会 / アレクサンドリア財団

肩書 財団総帥

学年 高等部3年

年齢 17歳

誕生日 2月1日*1

身長 166cm

趣味 下層民(サテライト)を見下して天上人(トップス)であることの幸運を噛み締めること

固有武器 Eye of Ra

武器種 HG(ハンドガン)

役割 STRIKER

クラス タンク

ポジション MIDDLE

遮蔽物

攻撃タイプ 貫通

防御タイプ 重装甲

 

 

 

基本的に【真なるアビドス高等学校】の一員であることから、キヴォトスが滅亡の危機に瀕しようと自分たちだけは生き残ると考えているため、“シャーレの先生”と接触しようとは思っていない。

特に、【偽りのアビドス高等学校】の学籍に正式に登録されている最後の生徒:小鳥遊 ホシノが退学届を出したことで見限ることになり、完全に世間に対する関心を失っている。

通常プレイでは極稀にキヴォトスもしくはトリニティの億万長者が集まる会合で会うことはあるかもしれない。

※【Vol.1 対策委員会編 / 第2章 失ったもの、手放さなかったもの】クリアで入手不可能となる。

→【アビドス生徒会】副生徒会長:小鳥遊 ホシノが退学届を出して【カイザーPMC】に降った時点で【偽りのアビドス高等学校】との契約が消滅したという扱いになるため。

 

 

◯固有武器:Eye of Ra   デザートイーグル 金メッキモデル

表向きは【トリニティ総合学園】の生徒であるため、イスラエル製の武器が選ばれている。

意外なことに戦闘では自ら盾となるタンク職であり、金ピカの服装も相まって戦場では非常に目立ってヘイトを集めることになる。

盾代わりに構えるのが口元を隠す金箔の扇子であり、高笑いを絶やさないために非常にやかましく、タンク職のために生存力が高く、HG(ハンドガン)なので制圧力はそこまで期待できないことも相まって、戦闘が長引いて非常に長く戦場に高笑いが響き渡ることだろう。

最大の特徴はEXスキルとサブスキルによる買収コンボであり、サブスキルで賄賂トークンを攻撃を受けた敵に付与することで敵の攻撃頻度を下げることが可能であり、これだけでも部隊の被ダメージ減少に大きく貢献するのだが、

その仕上げにEXスキル発動で賄賂トークンの数だけ画面全体の敵に寝返り判定を行い、寝返った敵をそのまま戦力に加えて連れ回すことができる。

更に、寝返りの成否判定に関わらず、EXスキルで回収した賄賂トークンの数だけ金塊を積み上げた遮蔽物を召喚することができるため、遮蔽物を能動的に準備できるという点で唯一無二の性能を誇る。

要は、敵の攻撃頻度を下げて部隊全体の被弾率低下に貢献するか、遮蔽物を用意して部隊全体の被弾率低下に貢献する、その2択が用意されている点で異例で、大量の敵を迎え撃つ場面ではタンク職の生存力と寝返りによる実質的な即死効果も相まって無類の強さを発揮する。

ただし、そのためには賄賂トークンを敵に付与した上で倒しきらないうちにEXスキルを発動する必要があり、EXスキル発動で得られる遮蔽物も敵を寝返らせたら無用の長物になる矛盾を孕んでいるため、かなり使い所の見極めが難しい浪漫性能となっている。

完全に得手不得手がはっきりしており、最大限に性能を発揮するためには寝返り効果は副産物と割り切って遮蔽物を召喚するタイミングを見極めて積極的に部隊の被弾率を下げる目的で使うのがいいだろう。

 

数十年前に始まった砂漠化で衰退するまではキヴォトス最大の勢力を誇る最強校の歴史と信仰を受け継ぐ当代の生徒代表として、他を圧倒した資金力と兵力を象徴する金満体質を一目で理解できるものが選択されている。

また、“暁のホルス”小鳥遊 ホシノとは対になる存在として設計(デザイン)されているため、固有武器の名称が<Eye of Horus>に対して<Eye of Ra>となっている。*2

 

堅牢な強度を持つリボルバー銃向けに作られていたマグナム弾を発射することが出来る自動拳銃というコンセプトをアメリカのM.R.I.リミテッド社が掲げ、アメリカのマグナムリサーチ社が設計し、イスラエルのIMI社が生産、改修を行った大型自動拳銃。その金メッキモデル。当初は特注モデルとして存在していたが、あまりにも人気があったことから通常モデル入りしている。

 

 

◯モチーフ

エジプト神話のヘリオポリス伝承の創世神話に登場する湿気を司る女神:テフヌト。ヘリオポリス九柱神の中心となるオシリス、イシス、セト、ネフティスの祖母神。

基本的に雌ライオンもしくはライオンの頭を持った女神として描かれ、配偶者である大気の神:シューの伝承に紐づけられた雌雄一対の創世神話の女神として扱われ、シューとの間に大地の神:ゲブと天空の女神:ヌトを成した。

そのため、天空(ヌト)を押し上げて大地(ゲブ)を分離させている夫神:シューを助ける一心同体の存在として世界の安定のために働く。

また、ヘリオポリス九柱神の始祖となる創造神:アトゥムの娘となるが、太陽神:ラーと習合したラー=アトゥムの娘とした場合、太陽神:ラーの取り外し可能な眼球“ラーの眼”であるとされており、

雌ライオンの姿を持つことから他にネコ科の姿をとる女神であるバステトやセクメト、ハトホルと同一視されることがあり、多様な働きと広範な信仰を同時に得ていたとされる。

 

そのため、キャラ造形は誇り高きメスライオンと成金趣味が鼻につく黄金塗れの金髪縦ロールの悪役令嬢を併せ持った上で、

アビドス砂漠側の神秘の継承者として、アビドス居住区側の神秘の継承者:“暁のホルス”小鳥遊 ホシノと対になる設定を敷き詰めている。

 

“暁のホルス”小鳥遊 ホシノ VS.“繁吹きのライオネス”金獅子 シブキ

偽りのアビドス高等学校 学園 真なるアビドス高等学校

偽りのアビドス生徒会 部活 真なるアビドス生徒会

(副生徒会長) 肩書 (生徒会長)

高等部3年 学年 高等部3年

17歳 年齢 17歳

1月2日 誕生日 2月1日

145cm 身長 166cm

借金塗れ 財政 金満体質

サテライトのクズ 身分 天上人の支配者

アビドスの英雄 造形 金髪縦ロールの悪役令嬢

Eye of Horus 固有武器 Eye of Ra

 

 


 

“夢があふれる黄金郷の智嚢”江ノ口(えのくち) メト

本名 江ノ口 メイア

別名

学園 真なるアビドス高等学校 / トリニティ総合学園 アレクサンドリア分校

部活 真なるアビドス生徒会 / アレクサンドリア大博覧会

肩書 アビドス生徒会書陵部長 / アレクサンドリア分校長&大博覧会筆頭書記官

学年 高等部3年

年齢 17歳

誕生日 4月13日*3

身長 168cm

趣味 貴重品の蒐集と保管

固有武器 Pillar of fire

武器種 SR(スナイパーライフル)

役割 STRIKER

クラス アタッカー

ポジション BACK

遮蔽物

攻撃タイプ 振動

防御タイプ 特殊装甲

 

基本的に【真なるアビドス高等学校】の一員であることから、キヴォトスが滅亡の危機に瀕しようと自分たちだけは生き残ると考えているため、“シャーレの先生”と接触しようとは思っていない。

それでも、各学園の生徒会長からの紹介で引き合わされたという体で、“シャーレの当番”の募集には【トリニティ総合学園】高等部3年生:江ノ口 メトとしては登録されるが、【真なるアビドス高等学校】高等部3年生:江ノ口 メイアは登録されることがなくなる。

※【Vol.1 対策委員会編 / 第2章 失ったもの、手放さなかったもの】クリアで入手不可能となる。

→【アビドス生徒会】副生徒会長:小鳥遊 ホシノが退学届を出して【カイザーPMC】に降った時点で【偽りのアビドス高等学校】との契約が消滅したという扱いになるため。

 

 

◯固有武器:Pillar of fire L96A1 AWM

表向きは【トリニティ総合学園】の生徒であるため、装備はイギリス製のスナイパーライフル:L96A1 AWM(マグナム)を愛銃としている。

ノーマルスキルで上空から複数のドローンで制圧射撃を行い、EXスキルでAWM(マグナム)を超えるSWSM(スーパーマグナム)の超必殺の一撃を加える超攻撃型SRである。

そのため、2丁のAWライフルに多数のドローンを持ち込んでいることになり、考えるだけでも非常に操作が忙しいため、全体的にリキャストが重い傾向にあるが、その分だけ破壊力は絶大である。

 

固有武器の名称である火の柱(Pillar of fire)とは、雲の柱(Pillar of cloud)と並んで旧約聖書『出エジプト記』に記述されている神の顕現。

それはエジプトからの脱出においてイスラエル人を砂漠で導くために日中は雲の柱が目に見える道標となり、夜は火の柱が道を照らしたという。

 

PMライフル*4の名称でイギリスのアキュラシー・インターナショナル社で開発され、イギリス軍での狙撃銃トライアルに勝利し、L96A1の名で制式採用ライフルの座を手にした。

元々は競技用銃のため、一体の素材で作られた多くの狙撃銃のストックと違い、アルミのフレームにポリマーの外装を被せた構造となっており、バレルはフレームに接続されたレシーバーのみと繋がったフルフローティング構造となっている。

しかし、本銃を語る上で欠かせないのは、北国:スウェーデンでのトライアルに対応させるために極地戦闘用(Arctic Warfare)を意味するAWライフル*5へと改良されており、寒冷地での使用を想定した仕様が普及したことである。

こうして改良されたAWライフルがL118A1の名で改めて制式化され、結果として本国であるイギリスに逆輸入されたことで様々なバリエーションが誕生した。

ただし、知名度の違いからか、ゲーム等に登場するものやエアソフトガン等ではほとんどのものがPMライフルではなくAWライフルの方をL96A1として取り扱っている。

その改良型のAWライフルをマグナム弾である.300Win Mag、.338Lapuaに対応させたモデルがAWM(マグナム)であり、.338Lapuaを使用するモデルをL115A1の名でイギリス軍が採用している。

そして、その上に更に強力なマグナム弾を使用するAWSM(スーパーマグナム)が存在している。

 

 

 

◯モチーフ

旧約聖書 第2巻『出エジプト記』に見える 天上から炎の柱を使ってモーゼたちを導いたとされる “神の代理人”大天使:メタトロン。

偽典『エノク書』では天界の書記官:エノクが昇天した姿とされ、四大天使:ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルとは異なる信仰を集める別格の存在として扱われる。

別名としては“メトラトン”“ミトロン”“メラトン”“イオエル”などがあり、その肩書や異称として“契約の天使”“小YHWH”“神の代理人”“天使たちの王”など錚々たる異名で呼ばれることがある。

 

こうして【真なるアビドス高等学校】【トリニティ総合学園】の両方に属する;エジプトと関連がある天使に見事に該当しただけじゃなく、【ティーパーティー】とも独立した権威の持ち主の意味付けができた。

また、分校長を務める【アレクサンドリア分校】が博物館の都でかつ、【真なるアビドス生徒会】の一員としてアメリカ合衆国を結びつける要素としてメトロポリタン美術館 (通称:The MET)の学芸員をイメージしている。

 

A.エノク→エノクっち→エノクチ→江ノ口

 

B.メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art) → The MET →メト(→メトラトン→メタトロン(Metatron)

 

なお、本名であるメイアはゴルダ・メイアと同じヘブライ語のמֵאִיר(Me'ir、メーイール)、「光」という意味のםָאוֹר(マーウール)に由来する。ドイツ語風に発音するとメイヤーになる。

 

 


 

“夢があふれる黄金郷の号砲”間門(まかど) マニー

本名 間門 アマネ

別名

学園 真なるアビドス高等学校 / ゲヘナ学園 シーワ分校

部活 真なるアビドス生徒会 / the 24-7ストリップ・コンプレックス

肩書 アビドス生徒会兵士長 / シーワ分校長&the 24-7ストリップ総支配人

学年 高等部3年

年齢 17歳

誕生日 5月15日*6

身長 175cm

趣味 極限状態の真剣勝負

固有武器 Best Bower

武器種 AR(アサルトライフル)

役割 STRIKER

クラス サポーター

ポジション MIDDLE

遮蔽物 -

攻撃タイプ 爆発

防御タイプ 弾力装甲

 

基本的に【真なるアビドス高等学校】の一員であることから、キヴォトスが滅亡の危機に瀕しようと自分たちだけは生き残ると考えているため、“シャーレの先生”と接触しようとは思っていない。

それでも、各学園の生徒会長からの紹介で引き合わされたという体で、“シャーレの当番”の募集には【ゲヘナ学園】高等部3年生:間門 マニーとしては登録されるが、【真なるアビドス高等学校】高等部3年生:間門アマネは登録されることがなくなる。

※【Vol.1 対策委員会編 / 第2章 失ったもの、手放さなかったもの】クリアで入手不可能となる。

→【アビドス生徒会】副生徒会長:小鳥遊 ホシノが退学届を出して【カイザーPMC】に降った時点で【偽りのアビドス高等学校】との契約が消滅したという扱いになるため。

 

 

◯固有武器:Best Bower H&K XM8+H&K M320

表向きは【ゲヘナ学園】の生徒であるため、装備はドイツ製のアサルトライフル:H&K XM8にモジュール式グレネードランチャー:H&K M320を装着したものとなる。

本来ならばアサルトライフル+グレネードランチャーでだいぶ重く、取り回しが悪いわけなのだが、

ここは学園都市:キヴォトスであるため、銃を手足のように扱える生徒たちならば難なく欠点を克服して性能を120%引き出せるようになっている。

非常に変則的な爆発属性ARであり、ノーマルスキルでグレネードランチャーを発射し、サブスキルでデバフをばらまいて、EXスキルでそこら中を爆発させて火の海にする爆弾魔として滅茶苦茶クセが強い性能となっている。

 

固有武器の名称であるBest Bowerとは19世紀後半のアメリカでユーカー(euchre)が流行した時に最高位の切り札として追加された 今で言うところのジョーカー札のことである。

つまり、道化師(ピエロ)である彼女自身を象徴する愛銃であり、そのホワイトフェイスとは対照的な凶暴性を象徴する赤と黒のツートンカラーはトランプに封入されている赤と黒の2枚のジョーカーが由来となる。

 

開発計画の前身となるOICW計画は1980年代より開始されており、歩兵銃に高度なグレネードランチャーを追加し戦闘能力を高めるというもので、

H&K XM8はアメリカ軍の次期正式アサルトライフルとしてドイツのH&K社で開発され、XM29へ移行する間の穴埋めとして1990年代後半-2000年代前半にかけて開発が進められていた。

H&K G36を基本設計に強化プラスチックなどの新素材を多く使用し、時代を先取りしたような先進的なデザインをしているのが特徴である。

銃身下部には40mmグレネードランチャー:M320やマスターキー仕様の12ゲージショットガン:レミントンM870などが工具なしで装着可能。

性能そのものは良好であったようだが、アメリカ軍御用達の傑作銃:M4カービンの改修で十分という判断で制式採用にならず、涙ぐましい売り込みで採用実績を細々と積んでいたようだが、最終的にカタログ落ちしている。

 

 

◯モチーフ

元々はナイル川東岸のテーベ(ルクソール)地方の大気の守護神“隠れた者”であり、ヘルモポリス8柱として古王国時代で崇拝されるまでは主要な神ではなく、

後に太陽神:ラーと一体化することでアメン=ラーとしてエジプトの歴史・文明の中心に君臨し、新王国時代にはアメン大司祭国家となって絶大な信仰と権勢を誇った“エジプトの神々の主”とされたアモン神。

しかし、悪魔学では語感が似ていることから『ゴエティア』に記載された悪魔:アモンの源流と見る説もあり、そこから更に七つの大罪の一つ「強欲」を司る悪魔:マモンと同一視されることにもなった。

実際、新王国時代のルクソールの繁栄の中心にいた主神であることから、金貨をばらまく悪魔の姿で表象される強欲者:マモンのイメージに結びつけられないこともないかもしれない。

 

ちなみに、化学物質:アンモニウム(ammonium)の名の由来は古代リビアのアモン神殿(アンモニウム)の近くで産出したことによるものであり、

実際、【シーワ分校】のモデルとなるシワ・オアシスにもアモン神殿が存在し、アレクサンドロス大王がペルシア帝国遠征前に砂漠を飛んでいた鳥を追ってシワ・オアシスに到着し、そこでアモン=ゼウスの神託を受けていったとされる。

余談ながら、後世のクレオパトラ女王もシワ・オアシスを訪れた際に入浴したとされるクレオパトラの泉が存在している。

 

それらを下地にしたことで【真なるアビドス高等学校】【ゲヘナ学園】の両方に属する;エジプトと関連がある悪魔を選定できただけじゃなく、【万魔殿】にも引けを取らない大物を据えることができた。

更に、【ゲヘナ学園 シーワ分校】はカジノの都:ラスベガスをモデルにしたことで、シーワ分校長は“隠れた者”として姿を隠したホワイトフェイスの道化師(ピエロ)となっている。

 

A.アモン→マモン→魔門→間門(まかど)

 

B.アモン→アマネ→あ、マネー!→マニー(→Money)

 

 


 

“夢があふれる黄金郷の再生者”井伏(いぶせ) ティト

本名

別名 百薬のイムセティ

学園 真なるアビドス高等学校 / ワイルドハント芸術学院

部活 真なるアビドス生徒会 / キヴォトス文化研究所

肩書 次期総帥 / 文研所員

学年 中等部3年

年齢 14歳

誕生日 4月15日*7

身長 155cm

趣味 新しいことへの挑戦

固有武器 La Tempesta

武器種 AR(アサルトライフル)

役割 STRIKER

クラス ヒーラー

ポジション MIDDLE

遮蔽物

攻撃タイプ 神秘

防御タイプ 特殊装甲

 

 

基本的に【真なるアビドス高等学校】の一員であることから、キヴォトスが滅亡の危機に瀕しようと自分たちだけは生き残ると考えているため、“シャーレの先生”と接触しようとは思っていない。

メタ的には『ブルーアーカイブ』のプレイアブルキャラは高等部の生徒たちが対象となっているので、中等部の彼女がもっとも実装される可能性がない。

それでも、世間的には好印象のワイルドハント生であるため、通常プレイでも何らかのイベントで遭遇することはあるだろうが、中等部の生徒の実装がない限りはNPC止まりだろう。

※【Vol.1 対策委員会編 / 第2章 失ったもの、手放さなかったもの】クリアで入手不可能となる。

→【アビドス生徒会】副生徒会長:小鳥遊 ホシノが退学届を出して【カイザーPMC】に降った時点で【偽りのアビドス高等学校】との契約が消滅したという扱いになるため。

 

 

◯固有武器:La Tempesta  ベレッタRx4 Storm

表向きは【ワイルドハント芸術学院】の生徒であることから、装備はイタリア製のアサルトライフル:ベレッタRx4 Stormを使用している。

ジョルジョーネの絵画『La Tempesta()』を想起させる緑と青でカラーリングされた銃身に雷光がアクセントとして付与されている奇妙な色彩の銃。

なぜ愛銃をそのようにデコレーションしているかについて訊かれても明確な答えは返ってくることはないが、総合芸術を専攻としている彼女にしか見えない世界観が込められているのだろう。

【アビドス高等学校】の次世代と再生を担う神秘の強い生徒として描かれていることから、無難な対応力のARに味方全体のHP回復とスキルコストを回復させる驚異のEXスキルによって、ヒーラーとしては非常に汎用性が高い性能に仕上がっている。

特に、EXスキル発動にスキルコストを使用しているのにEXスキルの効果でスキルコストを回復させることで次の展開に繋げやすい上に、味方全体のHP回復の効果はそこそこながら低コストで発動しやすく回転率がいいため、とりあえず場に居るだけでも仕事をしてくれる。

更にサブスキルで自身のコスト回復力も上昇させているため、全体への貢献度が非常に高く、短期決戦でも長期戦でも圧倒的な活躍を見せてくれる。

 

La Tempesta()』とはルネサンス期の巨匠:ジョルジョーネが1506年から1508年頃に描いたとされる絵画。

本名:ジョルジョ・バルバレッリ・ダ・カステルフランコはジョルジョ・ヴァザーリの『画家・彫刻家・建築家列伝』の記述以外に生涯はほとんど伝わっていない謎に満ちた画家であり、

ジョルジョーネ作と伝えられている作品は極めて少なく、形容しがたい詩的な作風の画家として知られているが、風景を単なる背景ではなく 絵画の主題として独立させて“風景画”と言うジャンルを確立させ、そこに何らかの意図を込めた具象を登場させる謎に満ちた詩的な世界観を創り出したことで、現在でもレオナルド・ダ・ヴィンチに準ずるほどの後世の影響力と議論をもたらしたとされる。

その中で『La Tempesta()』は画面右には乳児に母乳を与える座った女性が描かれ、川を挟んで画面左側には兵士のような男が、長い杖か槍のようなものを持って立っており、画面上部には近づく(Tempesta)が描かれているが、緑と青で表現された色調は抑制され、雷の表現は穏やかといえる。

このように人物像の背後に描かれている風景は絵画の単なる背景にとどまらず、最初期の“風景画”ともいえるもので、このジャンルの絵画の発展に大きく寄与した重要なものである。この絵画に表現された「静謐な」雰囲気は現在でも観る者を魅了し続けている。

なお、題名となる『La Tempesta()』と説明している当時の信頼できる文献は見つかっておらず、本当は何が描かれているのか信頼できる記録も存在しない。その意味でも謎めいた印象を助長させている。

 

Rx4 Stormは同社のPx4、Cx4と共に「Storm」シリーズを構成し、同ブランドのライフルシリーズとして販売が予定されていたが、最終的に傘下のベネリ社の製品ラインナップに加えられ、2005年から「ベネリ MR1」の名称で販売されている。その意味ではカタログのみに存在していた“幻の銃”と言える。

シリーズの他の銃と同じく人間工学に基づいた設計であり、射手の体格に応じて調節可能な銃床や、利き手を問わず操作可能なアンビタイプのマガジンリリースボタンなどを持つ。

最大の特徴として、ベネリ社が生み出したガス圧自動調節(A.R.G.O.:Auto Regulating Gas Operated)システムが採用されており、ガスポートを薬室の前方、ハンドガード内に配置することにより、従来よりも高熱・高圧で不純物の少ない発射ガスを次弾装填の為に利用できるようになった。

作動の信頼性の向上は元より、薬室からガスポートまでの距離が短くなったことで射撃時の排莢・装填動作に必要なボルト後退量も減り、反動が軽減され、銃本体の小型化・軽量化にも一役買っている。

使用弾薬は5.56mm×45弾のみで、マガジンはAR15/M16系列のものを使用する。

 

 

◯モチーフ

古代エジプトにおけるミイラ作りで遺体から取り出した臓器を保管するための4つのカノプス壺を神格化した“ホルスの4人の息子”の一柱:死者の肝臓を守る働きの 人の頭をしたイムセティ。イシスに守られ、南向きに配置される。

目立った神話や信仰の形跡はないが、父神:ホルスからは「持ち上げろ」と命じられており、死者を復活させるのを助ける役目を担っていたと見られ、起き上がることは『生きていること』を意味し、横たわっていることは『死』を意味すると見られる。

 

また、イムセティが司る肝臓とは働きは判明しているだけで500種類以上あるとされ、これだけの数の肝機能を人工装置によって全面的に補うことは出来ず、単一で機能する完全な人工肝臓の開発は困難を極めている。

そのため、肝臓の摘出および機能低下時の対処としては、肝細胞と人工装置との組み合わせによる、ハイブリッド型の人工肝臓が主流となっている。

他方、臓器の中での部位による機能の分化が少なく再生能力が強いため、一部に損傷があっても症状に現れにくく、自覚症状の少なさから“沈黙の臓器”と呼ばれる。

 

ホルスの息子でかつ唯一人の頭をし、完全な人工物に置き換えることが困難なほど多彩な機能を有する肝臓を守護する働きから、【アビドス高等学校】の次世代と再生を担うキーパーソンとしてデザインされている。

 

A.イムセティ→イムセ+ティ→イブセ+ティト→井伏 ティト

 

 

 

*1
小鳥遊 ホシノの誕生日:1月2日を入れ替えている

*2
古代エジプトでは非常に古くから太陽と月はハヤブサの姿あるいは頭部を持つ天空神:ホルスの目だと考えられてきた。

やがて、二つの目は区別され、左目:ウジャトの目は月の象徴、右目:ラーの目は太陽の象徴とされている。

*3
メトロポリタン美術館の創立日:1870年4月13日

*4
Precision Marksman Rifle

*5
Arctic Warfare Rifle

*6
アメリカ合衆国 ネバダ州 ラスベガス市の設立日:1905年5月15日

*7
世界芸術の日:レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年4月15日 - 1519年5月2日)の誕生日であり、芸術と創造性をたたえる国際的な記念日

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