魔法少女マジカルコマンドー、略してマジンドー。彼女は、巨大な悪の組織アリアシズに、妖精界コマンドーからやってきた妖精ビーと共に、一人立ち向かう孤高の戦士である!

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えーと、何も考えずに読んでください。


第1話

 私、大口ノエル中学生! どこにでもいる、筋トレ好きな普通の女の子です!

 私が住んでいるのは、ヤクザの巣窟と名高い広島県(壮大な風評被害。この物語はフィクションです)の罵哢罷哢頽(バルベルデ)町。最近、この町では、謎の怪物が現れてみんな困っているの。

 でもそんなとき、私は出会ったの。ビーと名乗る、謎の妖精に・・・

 

最終話 さらばマジンドー!

 

「ノエル、最近なんだかおかしくない?」

「え、そうかなジェニーちゃん」

 ノエルは、友人のジェニーと帰り道に語り合っていた。

「最近、変なキーホルダー持ってくるようになったじゃない。普通の中学生の女の子が、重火器なんかに興味を持つと思う?」

「ひ、人の趣味はそれぞれだから・・・」

 事実、大多数の女子中学生が興味を持つものと言えば、ドラマとか音楽とかそういうものであり、重火器に興味を持つのはほんの一握りだろう。具体的には、ラノベ界きってのガンマニアによって描かれる世界の住人など。

 ノエルが身に着けているキーホルダーは、銀メッキのライフルの形をしている。女子どころか、男子中学生でもこんなものを持っているのは珍しいだろう。

 そうやって、他愛のない会話をしながら歩いていると。

「ノエル! ついに奴らの本拠地を見つけたぞ! 至急向かってくれ!」

 妖精ビーが現れた。

「え、なに、なんなのこいつ。やけにオッサン臭い声だし、そのくせに見た目だけはかわいいし」 

「・・・うん、わかった。いこう、ビー!」

「変身だ!」

「コマンドー・チェーンジ!」

 ノエルは、そういって銀のライフル型キーホルダーを天に掲げた。

 すると、キーホルダーが強く発光し、ノエルの体を包み込んだ。

 彼女の衣服ははじけ飛び、光の粒子となる。そしてそれは彼女の体に再び吸着し、ビキニタイプの水着となった。

 さらに、彼女の周囲には手榴弾、ライフル、ロケットランチャー、ナイフ、軍用ベストなどが漂う。

 ガッギッゴッと効果音をたてながら、ノエルは漂う装備を装着した。

 迷彩の役割を果たす化粧を施し、ライフルを肩に担ぐと、デェェェェン! と大きな効果音を立て、魔法少女マジカル☆コマンドー、略してマジンドーへの変身が完了した。

「えっえっ何? なんなのこれ!? 何が起こったのか説明してよ!」

「駄目だよ。私は今から、あいつらの本拠地を爆破するんだから!」

「怖いわ・・・。テロリストよ・・・」

 混乱するジェニーを尻目に、ノエルは爆弾を一つ、ピンを抜いてぶん投げた。爆発すると、ワームホールが開く。

「・・・さて、最後に問おう。後悔はしないな? そして、覚悟はできているな?」

「・・・うん」

「よし。では、突入だ!」

 ノエルは、ワームホールに飛び込んだ。

 その先には、豪邸のようなものが建っていた。

「これが・・・」

「そう、これこそが奴らの──アリアシズの本拠地、ゲスアジトだ!」

 ノエルは、豪邸の周りにC4を設置し始めた。五米ずつ感覚を開け、豪邸の周囲全体に設置した。

「吹っ飛べ!」

 起爆スイッチを押すと、豪邸は大爆発した。

「ぬぅわにしやがるぅ!」

 そう言って現れたのは、深紅のテロリストの異名を持つ、四天王が一人、アシズである。

「アシズか・・・! 以前会った時には厄介だったが、今のマジンドーの敵ではない! とっとと倒し、アリウスの元に向かうぞ!」

「わかってる! よぉ〜し、必殺! おいで、マジカル戦闘機!」

 マジカル戦闘機とは、マジンドーによって召喚される、どこの国の軍隊でも必ず配備しているであろう戦闘機である。主翼には、ミサイルが装備してある。

「何、マジカル戦闘機だと・・・!」

「アシズ、あなたと戦ってる暇はないの! だから、とっとと・・・」

 マジンドーは、指を銃の形にし、アシズに向けた。

「吹っ飛べ! マジカル! スーパーミサイル!」

「な、なんということだ・・・! だが、これで勝ったと思うなよ! アリウス様は、貴様如きに倒せる相手ではないぞぉぉおおおお・・・!」

 そう言い残し、ミサイルの直撃を受けたアシズは灰と化して消えた。

「アシズ・・・。君は、かつては正義のために戦っていたはずだ。だがこうして悪となった以上、こうするしかなかったのだ・・・」

「ビー・・・」

「マジンドー、君が気に病むことはない。この戦いは、そもそもは私とアリウスとでつけねばならない決着だったのだから。・・・先を急ぐぞ」

 ビーは、そう言って先導した。

 その先には、ビーの宿敵である、アリウスがいた。

「ついに来たか、ビー。・・・ほう、魔法少女を連れてきたか。はっはっは、さて、こちらの生体兵器ベーネットに勝てるかな?」

「ベーネットだと!?」

「知ってるの、ビー!?」

「ああ、生体兵器ベーネット・・・。魔物が死体を回収する事件があっただろう、その目的がこれだ。阻止したと思っていたが・・・」

「すでに、死体は用意してあった。だがな、やはり私は強いものが欲しい。死体を多く使えば使うほど、このベーネットは強くなるのだ」

 なんと外道なのだろう。ノエルの怒りは、頂点に達した。

「ビー、私はもう我慢できない、あれを使う!」

 そう言って空中に生み出したのは、マジカルデグレチャフ対戦車ライフルだ。その威力は折り紙付きであり、並の走行であれば一撃で貫通してしまう。

「なんだと・・・!」

 その一撃で、アリウスは消滅した。悪は滅んだのだ。だが、まだベーネットがいる。ベーネットは、どこか震えているようだ。

「来なよベーネット、銃なんか捨てて、かかって来なさい! 私を倒すために作られたんでしょう!」

「貴様を殺してやる!」

 挑発に怒りそうになり、というか怒り、ベーネットはせっかく構えた拳銃を投げ捨ててしまった。

「誰がてめえなんか、怖がるもんかよ・・・。へへ、ハジキだって必要ねえや、小娘一人になんか」

「・・・」

 ノエルは、静かにナイフを構えた。今まで何度も彼女を助けてくれた、使い古されたマジカルファイティングナイフだ。

「誰がてめえなんか、てめえなんか怖くねえ!」

 完全に、ベーネットは我を忘れてしまったようである。

「ィヤロオブッコロシテヤラアアアアア!!!!!!!」

 ベーネットは、ノエルに向かってきた。ナイフを振り上げて、完全に急所を丸出しにしていた。

「チャンスだ、マジンドー! これが最後の一撃だ!」

「わかってる! いっけえええええ!!!」

 ノエルは、力一杯にナイフを投げた。ナイフは、ベーネットの心臓部に刺さった。それでも、ベーネットは止まらない。

「テメエハモウオワリダ!」

「ふざけないで! 終わるのはあんたよ!」

 ノエルは、近くに落ちていたパイプを拾い、さらに投擲した。ベーネットは、超高速で壁に吹き飛ばされた。

「ぐうううぬうああああ・・・」

 刺さったパイプからは、蒸気が吹き出していた。そして、ベーネットは消滅した。

「・・・これで、戦いは終わったな。何もかも、全てが。お疲れ様だ、ノエル」

「うん、こっちこそありがと」

 こうして、マジンドーとアリアシズとの戦いは終わりを告げた。

 ビーは、妖精界コマンドーに帰還した。

 ノエルは、ガンマニアとしての道を歩むことを決意した。その先には、明るい銃の道が待っているだろう。

 さらば、マジンドー! ありがとう、マジンドー!

 

完!




いかがでしたか?
本作は、最終話のみとなっております。
コマンドーMADから得た情報をもとに、魔法少女モノを書いてみようという謎の思想に基づいて、執筆させていただきました。
もう、考えないでください。感じてください。
感想、評価をお願いします。

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