呪術高専1年、伏黒恵は、特級呪物《宿儺の指》の回収任務についていた。
その過程で、とある非術師の男子高校生に宿儺の指を先に回収され、その先輩2人が夜の学校で封印を解く事を知る。
「え?なんか、ヤバい感じ?」
「ヤバいなんてもんじゃない.......そいつら、死ぬぞ」
宿儺の指は猛毒。その宿儺の指の気配に呪霊が集まり、最悪件の先輩2人は死ぬかも知れない。
伏黒恵は慌てて宿儺の指を拾った男子高校生、虎杖悠仁と共に学校へ急ぐ。
しかし、既に事は起こっていた。
非術師の虎杖悠仁は外で待つよう伝え、学校の中に入る。
「もう開放されたか!宿儺の指に呪霊が集まってる!玉犬!」
自身の式神で呪霊を祓い、奥へ奥へと進む。
そして、宿儺の指の所在らしき場所へ到達する。
「人間ごと飲み込む気か!」
囚われている2人の人間。
このままでは、自身が助けるより早く2人は食われ、宿儺の指も飲まれてしまう。
だが、その時。4階の窓を突き破り、虎杖悠仁が乱入。2人を回収した。
その隙に玉犬で呪霊を祓う。
「何故来た?と言いたい所だが.......良くやった」
幸か不幸か、非術師の虎杖悠仁のお陰で2人の命は助かり、宿儺の指の回収も成功した.......に、思えたが、まだ呪霊は居た。
慌てて虎杖悠仁を押し、代わりに攻撃を受ける。壁を突き破り、連絡棟の上に出る。
恐らくは2級。いつもの自分ならなんて事は無い相手だが、先程のダメージが酷い。
「クソッ.......頭回んねぇ.......!」
式神を召喚する為、指で影絵を作ろうとするが、上手く作れない。そこに、再度の虎杖悠仁の乱入。
「馬鹿!なんで来た!」
「なんでって!お前もやべーじゃねぇか!」
「呪いは呪いでしか祓えない!お前じゃ無理なんだよ!!」
何とか対抗していた虎杖悠仁だったが、2級呪霊の攻撃に耐えきれず、飲み込まれそうになる。慌てて吹き飛ばされた宿儺の指を、口の端でキャッチする。
「馬鹿野郎!飲み込まれるぞ!指を渡せ!」
なんとか玉犬を召喚し、2級呪霊に攻撃する。その隙に虎杖悠仁と宿儺の指を回収。しかし、頭がフラフラしてその場に倒れ込む。
「くっ.......俺は領域展開出来ないし、これ以上.......!」
「りょ、領域展開?伏黒!なんだそれ!」
「虎杖!今そんな事関係ないだろ!」
「あるだろ!俺にそれが出来れば良いんだな!?」
「はぁ!?呪術師でもないお前が何を.......」
いきなりファイテングポーズを取る虎杖悠仁。
「MY NAME IS KAISEN…JUJUTSU KAISEN!!!」
「!?」
「領域展開!」
「エネルギー...吸収...アリーナ」
呪力ゼロ
拳のみ
勝者あり
途端、周りの風景が変わる。
プロレスのリングのような場所に、リング外には巨大な掌が無数に下から上に伸びている。
「(領域展開!?虎杖は非術師じゃないのか!?MY NAME IS JUJUTSU KAISENってなんだ!?それに呪力が錬れない!ぐ.......分からないことが多すぎる!!)」
「虎杖!お前呪術師だったのか!?」
「ソカモナ!!」
「何言ってんだ!?い、いや、この際後で確認しよう!呪霊は!?」
2級呪霊の方を見ると、なにやら苦しそうにしている。
どうやら呪力そのものを否定するこの領域展開《エネルギー...吸収...アリーナ》は、呪霊特攻を持っているらしい。
「オラァ!!」
虎杖悠仁の渾身の打撃により、2級呪霊が吹き飛ぶ。リングの端に当たり、苦しそうに項垂れる。
「(アイツは.......虎杖悠仁はなんなんだ!?)」
その後、2級呪霊を無事祓えた虎杖悠仁は、領域展開を解除する。
「え?何この状況」
すると、領域の外に居たのは呪術師最強の男、五条悟。
「五条先生!」
「恵。宿儺の指は.......ってより、今領域から出てきたよね。使えたの?」
「ゴメン、それ俺」
虎杖悠仁が申し訳なさそうに自分を指さす。
「え?.......君誰?」
「呪術廻戦です」
「虎杖って奴です。五条先生でも知らないんですか?領域展開出来る呪術師なんて、五条先生なら知ってるハズですが.......」
「うーん。知らないなぁ」
その後、五条悟が宿儺の指を回収。虎杖悠仁は特例として、呪術高専1年への編入が決まった。
すみません、集英社.......