考え事をしていた。
(永琳が言っていたことは本当なのだろうか?)
それは突然。
ふとした時間。
妹紅だけに伝えられた事だった。
前回のコメントも踏まえてつくってみる
―迷いの竹林 永遠亭前―
妹紅「それは…本当、なのか?」
妹紅は困惑していた。永遠亭の医者、八意永琳(ヤゴコロ エイリン)から告げられた言葉。
永琳「私は嘘をつかないわ。」
妹紅「…」
確かに。今までの経歴でこの医者が嘘をついたことがない。
妹紅「解決策はあるのか?」
永琳「ある分にはある。だけどそれは…」
永琳が悲しそうに虚空を見つめる。
妹紅「どうしたんだよ?」
妹紅に謎の威圧感や虚無感が押し寄せる。
永琳「妹紅、貴方は「死ぬ」かもしれないの」
そして、続けざまに呟く。
永琳「そして、「輝夜」も「私」も」
妹紅は理解が出来なかった。いや、正確にはしたくなかったのであろう。
妹紅「どういうことだ?」
つい返してしまった問い。だが覆水は盆に返らず。言ってしまったものは仕方がない。
永琳「さっきも言ったように私が作った「蓬莱の薬」は「完全じゃなかった」って言う事よ」
そう、そうだった。いつもの様に患者を永遠亭まで運び、帰ろうとしたときに呼び止められた。
妹紅「…」
そして告げられた言葉「薬の効果が消えるかもしれない」と。
妹紅「その…[解決策]とやら、聞かせてもらっていいか?」
医者が口を開く。
永琳「輝夜を「殺して」みなさい」
刹那、時が止まったように感じた。
妹紅「何を言っている?あいつは「不死」だぞ?」
よく知っている。そう、戦友だからだ。
永琳「知っているわ。「蓬莱の薬」の効果ね」
それも知っている好敵手として。あいつにも負けじと私自身も服用した「蓬莱の薬」
妹紅「なら何故「殺せ」と?」
頭の回転がついていかない。医者の言っている意味が解らない。
永琳「わからないかしら?貴方が「蓬莱の薬」を飲んだのは私や輝夜よりも7日ほど「遅い」のよ」
やっと理解した。それとともに理解したくなかったという答も出てきた。
妹紅「なるほど、「私」は「あいつ」よりも少しだけ「長生き」できるという事か」
この事は何の問題もない。
永琳「そう、やっと理解してくれたのね」
しかし解けない大問題。
妹紅「なぜ、「輝夜」を「殺せ」と?」
そう、「輝夜」を「殺せ」という問題。どういうことだ?
永琳「…」
医者は黙り、俯く。何か言い難いことでもあるのだろうか?
妹紅「言い難そうだな」
いや、そもそも「輝夜」を「殺す」ことが目的だったはずだ。「父親の仇」を打つために何度も「殺そうとした」ことも確かだ。
妹紅「…まぁ、いい。またここへ来るから」
この場から離れたかったため、少し無理矢理話を終わらせる。
永琳「ええ…じゃあ、また今度」
医者は言葉を残し永遠亭へ戻って行った。
妹紅「…帰るか」
妹紅は重い足取りで自分の家へと帰って行った。
どうすか! 少しはいい感じになりましたか?
ま、短編小説だから長くはないよね。
訂正