狩人さんはアーク暮らしを夢見たい   作:風袮悠介

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三周年でも正月イベントでもバレンタインイベントでも、ドバン副司令官の出番はありませんでしたね。
この作品を読んでいるドバンファンの皆様にとって、不満が募っていることでしょう。

これからも迷えるドバンファンの皆様のため、ちょこちょこ頑張って更新していこうと思います。
次のリコリココラボではきっと、千束を救うために頑張るドバン副司令官が出演すると思いますが、それまでの我慢と言うことで(リコリココラボ、明日公開予定らしいですが)

今年もドバンファンの皆様と仲良くできますように。


26話-一撃必殺

 ゴースの遺子は首を断ちきられ、消滅していく。

 後ろを振り返るとゴースもまた、遠距離の狙撃から頭部を撃ち抜かれて死にかけていた。

 エーブリエタースも同様だ。こちらはまだ、元気だろうが。

 

 残り二匹。

 いつもなら絶望的な状況。

 輸血液も水銀弾の数も乏しい。これ以上はここで使えない。

 武器を持ち替え、ルドウイークの聖剣を携え背中の鞘と合体させる。

 

「ドバン! ここは引き付ける!」

「なに?!」

 

 私はゴースに斬りかかり、その顔面に大きな裂傷を与える。振り切った大剣が、深々と肉を裂いた。

 すでに死に体のところをさらに一撃を加えたので、もうゴースは限界だろう。あとは再び遠距離狙撃で沈む。

 最後は、エーブリエタースのみだ。

 

 ふ、と息を吐いてスタミナを管理する。スピードを緩め、一撃を加えるだけのスタミナを回復させるのだ。

 

「振りかぶれ、ドバン! そして意識を込めるのだ!」

「は?!」

「お前ならできる! ルドウイークのように、いや、ルドウイークとなったお前ならば、彼の英雄のように導きの光を、いや! 月光を使えるはずだ!!」

「何を言ってるんだ!? ええいくそ!!」

 

 ドバンは私の言う通り、剣を振りかぶってその腕に力を込め始めた!

 やはりな、月光の聖剣の輝きが増していく!

 

 実はさっき、ドバンの懐に水銀弾を数発忍ばせたのだ。

 だが心配はないようだな。

 驚くべきことに、ドバンは水銀弾を使うこともなく月光を扱っている!

 

 エーブリエタースの攻撃を躱し、懐に入って大剣を振り抜く。その胴体にこれでもかと切りつけ通り抜ける!

 怯んだエーブリエタースを見て、私は叫んだ。

 

「ルドウイーク! やれ!!」

 

 ドバンはさらに輝きを増した聖剣を、大上段から振り下ろした。

 

 美しい。

 

 涙が出るほど、美しい。

 

 その輝きはルドウイークが操ったものとは違い、白く、優しく、淡く、それでいてしっかりと光の軌跡を描きながらエーブリエタースに着弾した。巨大な月光の輝きの刃が、私が付けたエーブリエタースの傷を、さらに抉る!

 

 叫び。

 

 エーブリエタースが叫ぶ。

 

 私の目と耳から血が溢れ、あまりの頭痛にルドウイークの聖剣を取り落として倒れた。

 薄れ行く意識の中で、私はドバンを見た。

 

 その全身から、ルドウイークとは違う光であるものの、彼と同じく気高い月光を迸らせ、エーブリエタースを見据えていた。ちょっと困惑してるようにも見えるが。

 エーブリエタースは全身を月光の光で焼かれ、断末魔の叫びを上げながら、夢のように消滅していった。

 

 これで……終わったはずだ……。

 私はルドウイークの姿を微笑ましく、そして羨望の眼差しで見てから目を閉じ……意識を失った。




これにてサブイベント戦終了です。
次回はエピローグを挟んでから本編に戻ります。
長々とお待たせしてすみませんでした。

ドバンの活躍はいくらでも盛って良いとされている。
何故ならドバンは人気キャラで、ファンもたくさんいるほどの名キャラだから。
いや……確かNIKKE本編でもドバンはこれくらい活躍してた……はずだ……!

この後のエピソードでNIKKEのサブイベントを盛り込んでも良いかどうか?

  • サブイベントも書いていい
  • メインストーリーだけ進行して欲しい
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