ダンジョンに霞龍がいるのは間違いだろうか? 作:デキンハンザー
〜レオスside〜
というわけでベル君を助けるために階段を登り地上に来たんだけど……
「喚くな!ここはてめぇらがのさばっていい場所じゃあねぇ!!」
「グゴォ゙!!」
グロスが銀髪の
「グオ!!」
「フッ!!……ただのリザードマンじゃあないみたいね」
ナイフを尻尾ではじき飛ばし、攻めていたリドが黒髪ロングのアマゾネスに隙を突かれてリドの首を支点に一回転し地面に頭から叩きつけられて
「シャア!!」
「よっ!!……ウ~ン、ゴブリンだけどレベル4ぐらい?ん?」
「キュー!!キュキュキュキュ!!」
「えい」
「キュ〜〜!!」
飛びかかったレットは黒髪短髪のアマゾネスの右フックでぶっ飛ばされ、それをみたアルルが助けようと足に攻撃を仕掛けるが効いておらずデコピンで軽くぶっ飛ばされていた。
………うん。なんでロキ・ファミリアがこんなに早く来てんのよ!!いくらなんでも早すぎるよ!!どうしよ!!いきなりピンチだよ!! リドたちにお前が地上に出たらめちゃくちゃ騒ぎになるからステルスを常にして冒険者と戦わないようにバレないようにしろってキツく言われたけど!!一応広場の端の方で息を潜めてバレないようにしてるけど!!このままじゃあリドたちがやられる!!
そう思っていると戦いが起きているオレのいる反対側の広場の端の方で地面から大きな黒鉄の結晶が生えてきた!!そして黒鉄の結晶はパリンと割れた音をだして大きな人形の形をした物に変化した。
こ……コレはゴーレムだというのか!!?一体誰が!!そう思い、あたりを見渡すと、遠くの高い建物の頂上で両手を空に広げながら上をみている骸骨ヅラの賢者フェルズがいた。
このゴーレムを出したのはフェルズのようだ。しかもあの様子をみる限り、相当の自信作だと見えた!いけ!!ゴーレム!!ロキ・ファミリアをぶっ飛ばせ!!と心の中でゴーレムを応援してゴーレムが今動き出したと思った時
「みんな!!どいてどいて〜〜!!こういうのを待っていたんだよね!!!」
ズバン!!!
そんな音ともにゴーレムはティオナの
ドガーーーーン!!!!!
爆散した。……………ゴーレムが!!!オレとフェルズの希望が!!!あぁ!!フェルズが自分の大作が一発で爆散したから固まってる。心なしか虚しくなる笑い声がフェルズから聴こえてくる気がする!!
しっかしどうしよ……オレがやるしかないのか……?でもリドが
『オレっち達が冒険者達に殺される寸前まで、お前は絶対出るな!!絶対だぞ!!ホントに出るなよ!!フリじゃァねぇからな!!!』
って言ってたしな。まだ、様子見
ブモオオオオオォォ゙ォ゙ォ゙!!!!
雄叫びが聴こえた方向を見る。聴こえた瞬間、心臓を鷲掴みにされるような声、オレの友達、今、一番来て欲しかった
ブモオオオオオォォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙!!!!!!
おっ、コレは
そんな風に隠れてアステリオスを応援しているとアステリオスは背中に背負ってある緑色の戦斧を上に掲げて、戦斧に雷を迸し始めた。
……ファ!!い…いかん!!その魔剣は、いかん!!ぶっ放すのは待って!!オレ範囲の中入ってる!!オレの場所がバレてまう!!ちょっ!!……
ブモオオオオオォォ゙!!!!
バリバリバリ!!!!ドシャーーーン!!!!!
そんな轟音と共にアステリオスの魔剣から放たれた雷鎚は、あたり一面を白く染め上げ、破壊していった。
………状況は、どうなった?まず、ステルスは……問題なし。バレては……ないな……はあ……咄嗟に隠れられて良かったぜ。で……戦況は、と、コレは、おおベート、ティオネ、ティオナが痺れて動けなさそうだな!!よし!!そのまま
と思った矢先、顔が非常に整った金髪の少女、ロキ・ファミリア レベル6 『剣姫』 アイズ・ヴァレンシュタインがサーベルを構えアステリオスの前に立っていた。
「【
そしてアステリオスの右腕を切り飛ばした。
グオオオオオオオオ………!!
…………は?……………………アステリオスの腕が……………腕が…………………なんで………?……切った………誰が…………?
ブチッ
やってくれたなぁ……!!
〜フィンside〜
僕達、ロキ・ファミリアは人工迷宮 クノッソスの鍵を探す為にダイダロス通りで情報を集めていた。これまでの調査で都市外及びダンジョンに通ずる
この一報で僕はクノッソスで何かの
しかし、ベル・クラネルは、
僕は、うずいている親指を気にしてアイズを待機させ、ベート、ティオナ、ティオネの三人にモンスターの生け捕りを指示し、それを建物の上からみていた。そしてモンスターの生け捕りが終わりそうな頃……
ブモオオオオオォォ゙ォォ゙ォ゙ォ゙!!!
黒いミノタウロスが現れた。ベート、ティオネ、ティオナが黒いミノタウロスに攻撃を仕掛けるも三人相手に黒いミノタウロスは互角以上に渡り合っていた。
あの三人を相手にしてあんなに戦えるとはなんて戦闘力だ……しかも、動きをみるにまだ発展途上……危険だ……!!
そう思っていると黒いミノタウロスは背中に背負っていた緑色の戦斧型魔剣を上に掲げる。それをみた僕は、隣にいるハイエルフ、リヴェリアに急いで指示を出す!
「リヴェリア!『結界』!!」
指示をする前にリヴェリアは魔法の詠唱を済ませていたようで魔法を発動させる。
「【ヴィア・シルヘイム】!!」
ブモオオオオオォォ゙ォ゙ォ゙!!!
バリバリバリ!!!ドシャーーーン!!!
リヴェリアの結界が完成と同時に魔剣の雷が視界を白く染め上げる。そして、次に目にしたのは崩壊した広場に魔剣の雷撃で痺れて動けなさそうなベート、ティオナ、ティオネの三人、そして好戦的な笑みに顔をゆがませて両手の二振りの戦斧を構える黒いミノタウロスだった。
僕は、待機を指示していた隣のアイズに新たに指示を出す。
「……生け捕りはもういい……やれ、アイズ」
「わかった」
そうしてアイズは僕の隣から飛んで黒いミノタウロスと対面する。
「【
グオオオオオオオオ……!!
アイズは黒いミノタウロスの右腕を切り落とした。その後、アイズの攻勢で戦いが進んでいく
しかし、僕はまだ疼く親指が気になっていた。まだ、何かある。そう思案しているとリヴェリアに声をかけられる。
「フィン、どうした?あの黒いミノタウロスは強いがアイズの方が攻勢だ。何かあるのか?」
「……あぁ……親指の疼きが抑まらないんだ……まだ……何かがある。注意してくれ」
「……そうか……わかった」
そうしてリヴェリアと共にアイズの戦いを見る。アイズは黒いミノタウロスに連撃を浴びせて一旦下がりまた黒いミノタウロスに攻撃を仕掛ける。その時だった。
バシン!!
そんな音と共にアイズは横に吹っ飛び、壁にぶつかった。
「アイズ!!」
リヴェリアが吹き飛んだアイズを助けに向かう。しかし、僕は今、何が起きたか思案するのにいっぱいだった……何が起きた……?黒いミノタウロスは何もしていない……何もしていないのにアイズが勝手に吹っ飛んだように見えた。まるで不可視の何かにぶつかったように………………!!不可視……!!まさか……あのモンスターが……?!
僕は、僕が思案にふけっている間にアイズに
「リヴェリア!!注意しろ!!ヴェミs……」
ギシャアアァァァァァァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!!!
僕が叫び終える前に、それは姿を現して黒いミノタウロスのそばに……守るように咆哮した。僕は確信した。ヴェミスドラゴン……この
「リヴェリア……アイズは…?」
僕の問いにリヴェリアではなくアイズが答える。
「私は大丈夫……魔法の防御が間に合った。まだ戦える」
その言葉に僕が答える前に異変に駆けつけ、僕の隣に来たガレスが答える。
「その震えている腕では剣は振れんじゃろ……それにいくら魔法の防御が間に合ってもそのダメージでは前に出せんわ!」
「ガレスの言う通りだ。アイズ……リヴェリアと一緒に下がれ」
アイズはそれでもと食い下がってきたがリヴェリアにアイコンタクトをし、無理矢理アイズと下がらせた。
「しっかし、フィンよ、どうする?あれは相当の化け物だぞ……黒いミノタウロスは後ろに下がったようだが……」
未だに動かないヴェミスドラゴンを見ながら僕はガレスに提案する。
「ヴェミスドラゴンに対しての情報は、以前アイズ達が遭遇した一回きりしか情報がない……出方を見るために攻める」
「ほう……どうやって……?」
「挟み込んで攻める!!」
「乗った!!」
僕がヴェミスドラゴンの右側からガレスが左側からヴェミスドラゴンを挟み込むように走る。ヴェミスドラゴンは、左右の目玉をそれぞれ僕とガレスに向けてまだ様子をみているようだ……なら!!僕が隙を作る!!僕は一気に加速してヴェミスドラゴンの死覚、顎下に入り下から飛び上がりながら槍を突き上げる!!しかし、ヴェミスドラゴンは分かっていたからのように首を曲げて僕の槍を避けた。だがそれは織り込み積みだ。ここから目を狙う!!この至近距離なら!!僕は鋭く槍をヴェミスドラゴンに突くが
「なっ!!」
この至近距離で僕の槍を躱した!なら連ぞ
「がっ!!」
「フィン!!」
連続で繰り出そうとした僕の槍よりも速くヴェミスドラゴンの舌が僕の腹に届き、広場の端までふっ飛ばされる。とてつもなく痛い……すぐには動けそうにないけど少なくとも僕は最低限の働きはできたかな……?
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ドガン!!
ギシャアア!!!
隙をついたガレスがヴェミスドラゴンの頭を捉え戦斧を振るった。ガレスの渾身の一撃でヴェミスドラゴンは痛みに耐えられないように足をバタバタさせている。ガレスの頭への一撃は効いたようだ。そして、その隙を逃さないようにガレスはヴェミスドラゴンの胸に戦斧を振るう!!しかし、戦斧はヴェミスドラゴンの素早いバックステップによって躱され、続けてヴェミスドラゴンは後ろ足で立ち上がりながらガレスに向けてボディプレスを仕掛ける!!
ガレスは顔を驚愕に染めながらも後ろに下がってヴェミスドラゴンのボディプレスを躱す。
ドガーーン!!
もともとガレスが立っていた場所にヴェミスドラゴンが倒れ込み、大きな砂煙と大小様々な破片が舞う。あれを食らっていたらいくらガレスでもひとたまりもないだろう。
ヴェミスドラゴンは大きな砂煙の中隠れて、動いていない……ガレスがヴェミスドラゴンにまた攻撃を仕掛ける!!その時!
ビュン!!
「うお!」
大きな破片をヴェミスドラゴンが舌を使いガレスの顔に目掛けて投げた!!ガレスは驚きながらも戦斧で破片を顔に届く前にガードした。ガードしてしまった。
「ガレス!!」
僕は、ヴェミスドラゴンの狙いがわかりガレスに向けて叫ぶ。しかし、
「ぐわあぁあぁ!!」
「ガレスッ!!」
ガレスは、姿が見えないヴェミスドラゴンに恐らく突進を受けて脇腹から多くの血をだしながらふっ飛ばされた。
ヴェミスドラゴンは大きな破片を投げたのは一瞬、ガレスの視界を破片でいっぱいにするため、そして、その一瞬があればヴェミスドラゴンは透明になることができる。そうしてヴェミスドラゴンを見失ったガレスに隙ができて不意打ちができると
破片を使った一瞬の不意打ち……厄介なモンスターだ……!!
ギシャアアァァァァァァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!!!
ヴェミスドラゴンは勝ち誇った咆哮を上げる。………さて、どうするか?僕は痛みに耐えながら立ち上がり槍を構え、考える。ガレスは今、後ろに下がっていたリヴェリアにポーションをかけられて治療されている。アイズは腕の震えは収まり戦えるようだ。そして、ベート、ティオナ、ティオネの三人はまだ痺れているようだ。このままでは……と考えていると
ボン!ボンボン!ボン!ボン!ボンボボン!
シュ〜〜〜〜〜!!!
黒い玉が数多く広場に投げ込まれ、黒い玉が破裂し黒い煙を吐き出した。その黒い煙は広場を一瞬で包み込み僕たちの視界を奪う。しかも、風を起こしても煙は身体を纏わりついて離れない。そして、煙が晴れた頃には
「逃げられたか……」
ヴェミスドラゴンや黒いミノタウロスなどの『武装したモンスター』に逃げられてしまった。すぐに捜索をするためファミリアの団員に指示を一通り出したあとリヴェリアとガレスに後ろから話しかけられる。
「フィン」
「リヴェリア……ガレス……」
「心配するんじゃないわい。傷はポーションで治ったから大丈夫だ」
僕のガレスへの心配が顔から出ていたのかガレスに大丈夫だと言われてしまった。それに良かったと返してまた思案する。
まだヴェミスドラゴンは本気を出していない。アイズ達の報告にあった霧を出して操ってもないし、毒ガスも使っていない……今回の戦いはヴェミスドラゴンの透明化能力と身体能力、そしてモンスターとは思えない知能でここまでやられてしまった。まだまだヴェミスドラゴンの底が見えない。そう思案しているとまたリヴェリアに話しかけられる。
「フィン……武装したモンスターはどう行動するとおもう?」
「うーーん、恐らくは潜伏して体力を回復したあとダンジョンに帰るために
そう口にし、近いうちに再戦するモンスター、ヴェミスドラゴンを強く思いながら策を練る。次は勝つ!!
〜レオスside〜
ファーーー!!アイズとフィン、ガレスをしばけて少ーーしだけスッとしたぜ!!
周りに
そして今、オレはオラリオ上空をステルス状態で飛んでいた。
理由としては、ガレス、フィンとの戦闘の最中に投げ込まれた黒い煙によって視界を奪われたオレは、すぐさまフィンに追撃しようとしたけど、オレの後ろのほうに下がっていたアステリオスが広場から離れ、他の
あそこに行くか……!!あそこに行って保護してもらおう!!
そうと決まれば……いっくぞ〜!!