ただただショタが細身な狼メスケモお姉さん(28歳)に性癖を破壊されるだけの話

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2024/09/04 加筆修正


20年くらい前の昼下がり

 

 

 

 

 ちゅ…と、僕のおでこから大きな口が離れると、なんだか香ばしいような苦いような、なんとも言えない煙草の匂いがした。

 

 でも、すぐに自分の高鳴る心臓の音と、おばさんからする大人の女の人の甘い香りに上書きされてしまったせいか、そんなにいい匂いじゃないはずなのに、すぐにもう一度嗅ぎたいような気持ちになる。

 

 そんな欲望が口からつい零れ落ちてしまったのか、僕が舌を動かし始める自分の口に気がついた頃には、既におばさんにもう一度のフレンチキスを要求してしまっていた。

 

 

 

「ね、ねぇ… 

もう1回、ダメかな…?」

 

 

「…ダメに決まってんだろマセガキめぇ〜…

ショウタが珍しくテストのご褒美欲しがると思ったらおでこにキスって、その映画よっぽど良かったの?」

 

 

「やっぱりダメか〜…

…え? あ…うん。主人公がヒロインとのキスで覚醒して、すっごいかっこいいロボットになって、宇宙人幽霊の足を切るの。」

 

 

「えぇ…なんだその設定。気になるから今度あたしにも教えてよ」

 

 

「えーだめだめ。僕だけのお気に入りだからね。」

 

 

「?

なんだよーケチだなぁ〜」

 

 

 

 …ちくり、胸がちょっと痛む。

 そんな映画なんてない。僕がおばさんにキスして欲しかったから、適当に作り話をしただけだ。

 

 おばさんはその勝気な眉と大きな犬耳を悲しそうにへにょりと八の字に曲げ、柔和な狼の口、マズルを何か言いたげにもにょもにょと動かす。

 

 そんな目の前に居るちょっぴりオーバーに悲しそうな美人を見てしまうと、いつも僕は自身のくだらない嘘ですらも、許されざる大罪のように感じてしまうのだ。

 

 …そして、ひとしきりリアクションを終えたおばさんは、今度はなんだかモジモジと手を服のポケットに伸ばしながらこちらをチラチラと観察し始め、その口をちょっと開いて鋭い狼の牙を煌めかせては、また葛藤するようにギギギとその口を閉じる、とてつもなく分かりやすい悩む動作をし始める。

 

 ああ、急にタバコ吸いに行きたくなっちゃったけど、せっかく遊びに来てる僕に悪いかなとちょっと考えちゃって、今言い出すか我慢するか迷ってるんだろうな。

 

 なんて、おおかたの想像がついた僕は、助け舟を出すことにした。

 

 

 

「…おばさん、たばこ吸いたいの?」

 

 

「え"…あ、ああ。」

 

「ごめんショウタ、分かっちゃった?

おばさんちょっと煙草吸いたくなっちゃった。

五分ぐらいで戻るから吸ってきていい?」

 

 

「うん、全然大丈夫だよ。あ、そこの棚の漫画読んでいい?」

 

 

「もちろん!できるだけすぐ戻るからさ。あ、ついでにアイス買ってきてあげよっか?」

 

 

「ほんと!? ハロゲンダッツが良い!」

 

 

「おおぅ、とことんマセガキだなぁもう…じゃあちょっと待ってて」

 

 

「お姉さんありがと!ゆっくりでいいからね!」

 

 

「ぷっ、あはは!分かってやってるだろ〜!」

 

 

 

 …がちゃり。

 

 口を開いて数十秒で話がまとまり、ラフなスウェットパンツとかっこいいトレーナー姿のおばさんは、ちょっとウキウキしながら六畳一間を守る錆びた鉄の青い玄関を開けると、カンカンと靴の音を鳴らしながら外階段を降りていった。

 

 部屋には僕が1人取り残され、さっきまで一緒に囲んでいたおばさんの匂いが残る机の上では、僕の78点の答案とバトルえんぴつ、それと飲みかけの2つのマグカップが所在なさげに縮こまっている。

 

 僕は静まり返る大人の女の人の部屋に緊張してしまい、ふっと周りを見回してみた。

 

 すると真っ先に、妙に可愛らしいパステルピンクの色合いで、おばさんの抜け毛が少し付いたファンシーなベッドと、無造作に床に脱ぎ捨てられた、衣類や下着の山が見える。

 

 そして、その洗い物の周りの床には、断線しそうで少々心配になるガラケーの充電台や、役目を失って久しそうな洗濯物カゴがあり、更に読みかけの少年漫画がレースゲームのバナナのように放置してある。

 

 だらしないなぁ。なんて思いながらも、室内喫煙禁止のルールをきちんと守ってわざわざ外に吸いに出るあたりに、おばさん自身の善性が垣間見える気がして、そんなところも好きだ。

 

 

 

「すん...」

 

 

 

 …おばさんがルールを守るからと言って、僕までルールを守るとは限らない。

 

 僕は洗濯物の小山から少しはみ出ていた、おばさんの黒のレースのパンツを抜き取り、その匂いをちょっと嗅いでみた。

 

 強い柔軟剤の香りと、獣人特有のほんの少しの獣臭の奥に、僅かな煙草と…女の人の匂いを感じる。

 

 …ちょっと刺激が強すぎて変な気分になってしまった。

 

 早く落ち着かないと、おばさんが帰ってきた時にかなりまずいことになってしまう。

 

 僕は急いでパンツを小山に戻して、さして好きでもない漫画を棚から抜き取ると、何となく読み進めている振りをして、自身を落ち着かせようと試み始める。

 

 けど、それもなんだかえっちな内容の漫画だった。

 

 

 

「…うげ、大人向けだった。

絵柄が変だけどずっとえっちなシーンだ。」

 

「主人公は男の子で、相手の女の人は28歳。28歳… あれ、おばさんも28歳だったっけ……」

 

 

 なんだか2人ともギャンブルをしそうなぐらい顎がとんがっているせいで話が全く話に入ってこないし、まだ鼻の奥にさっきのパンツの甘い匂いがしているような気がするし、ちょうどエッチなことをしている登場人物の年齢がおばさんと被るしで、全然集中できない。

 

 僕はパタンと漫画を閉じ、机の上に放置されているおばさんのガラケーを開いて誕生日を確認してみた。

 

 やっぱり28歳だった。

 

 

 

「僕はおばさんのことをおばさん、おばさんって呼ぶけど、普通は28歳って、まだまだえっちなことするんだ。」

 

 

 

 世界が変わるような気分だった。

 

 お母さんとほとんど同じような歳の大人を好きになっちゃうなんて、今までダメなことだと思っていたからだ。

 

 そんな重大な事実に気が付いた僕は、しばらくおばさんとえっちなことをする方法を悶々と考え込んでしまい、気が付いたら10分くらい経ってしまっていた。

 

 そのせいで帰ってきたおばさんに机の上で置きっぱなしの漫画をからかわれても、うまく答えをまとめられなくて顔を真っ赤にしたまま固まってしまい、なぜか優しくなったおばさんに頭をポンポンと撫でられる羽目になった。

 

 撫でるために近付いてきたおばさんからは、先程よりも強いタバコの匂いがしたし、僕の足に当たるおばさんのモフモフの太ももは、歩いてきたせいかちょっと熱を持っていて、少し汗ばむぐらいだった。

 

 …その後「じゃーん!」と言いながら渡された、ちょっと高いアイスの味はよく分からなかったけど、自分のおばさんへの気持ちはよく分かった。

 

 こんな日が、ずっと続けばいいのにな。

 

 

 

 

 








おばさん
パンクな雰囲気の元気で細身な狼メスケモ
ちゃんと全身モフモフでケモ顔
犬耳とおへそにピアスがある
等身高め

ショウタ
青と白の混ざった毛並みのケモショタ
片方垂れ耳
等身高め


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エロばかりだけど他の作品も良かったら読んでね

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