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「え?お、お前・・・リリー?」
風太郎が呟いた次の瞬間!ガッシャーンという音と共に風太郎がぶっ倒れた!何故ならリリーが風太郎にハグをするために飛びついたからである!!そうして風太郎をハグした状態のリリーは、英語で一気にマシンガントークで
「Futaro!It's been a while!How have you been!?I was doing well!Of course, mom and dad are doing well too!It must have been God's good fortune to bring us together on such a wonderful day!By the way, how are Isanari and Raiha? If you don't mind, I'd like to meet them next time・・・.(フー兄!久しぶりだね!元気にしてた!?僕は元気にしていたよ!もちろんパパとママも元気さ!!こんな素敵な日に僕達を引き合わせてくれたなんて、神様が幸運を運んでくれたって事だよね!ところで、勇也さんとらいはちゃんは元気?もしよかったら今度会いたいんだけど・・・。)」
そう言いかけた所で・・・・・・
「待て待て!落ち着け!!一気に捲し立てられても困るんだよ!!」
「
「親父とらいはは元気だ・・・ところで何でお前此処に居るんだよ!」
「え?僕?僕は此処の理事長とパパが知り合いだったから、飛び級入学が出来た感じ・・・?」
「こ、これがコネって奴か・・・。取り敢えず退いてくれ。」
風太郎がそう言って、退く様に指示をするが。
「ヤダ。」
「は?」
「昔みたいに頭を撫でてくれないと、退かない。」
「いや、何言って・・・。はぁ〜、これで良いのか?」
そう溜息をつくと、風太郎はリリーの頭を撫で始めた。しかし、その状況で騒めきを見せたのは五月を含む風太郎付近の席に居た周囲の生徒である。何故なら・・・
「ったく、しょうがねぇなぁ。」
悪態を吐きながらも頭を撫でる風太郎の顔に、柔らかな笑顔が宿っていたからだ。あの悪い意味で一匹狼と知られる上杉風太郎がである!
「えへへ~・・・。よし!フー兄成分吸収完了!」
と、此処で呆気に取られていた担任が声を上げる。
「テイラー、お前上杉と知り合いなのか?」
「はい!フー兄は僕が日本にいた頃の
「・・・そうか。よし、上杉。お前がテイラーを案内してやれ。」
「え!?何でですか!?」
「そもそもお前は、学年一位だからな。今日くらい授業を受けなくても問題ないだろし、積もる話もあるだろう。行ってこい。教師命令だ。」
「職権乱用の極み・・・!!」
風太郎がそう言った瞬間である!風太郎の袖をクイックイッっと衝撃が走った。勿論その正体は・・・。
「フー兄は嫌なの?僕をguideするの・・・。」
目を潤ませて不安そうな顔をしてる、リリーの姿であった。そんな顔にNoと言える筈もなく・・・。
「いや・・・分かった、行こう。」
「やった!」
OKを出す風太郎だった。
※ ※ ※ ※
「へぇー、此処が美術室なんだ。初めて見たよ。」
「初めて?向こうでは無かったのか?」
「そういうわけじゃ無いんだけど、high schoolに入学しても、1年もせずに
「ふーん、飛び級ってのも苦労してんだな。」
「うん・・・だからこそ!!」
そう言うとリリーは風太郎の方に向き直り、マシンガントークをぶっ放す。
「I decided that when I came to Japan, I would become a youth! I would like to make up for the time I have spent studying so far! It will be like a dream to be able to enjoy school events with my favorite you!! I'm looking forward to it!!(日本に来たら、青春するって決めてたんだ!今まで勉強ばかりに費やしてきた時間を取り返すようにね!大好きなフー兄と一緒に学校行事を楽しめるなんて夢のようだよ!!これからが楽しみだなぁ!!)」
そう言い切ると、リリーは風太郎に花の様に
「ったく、興奮しすぎだ。まぁ、2年生は校外学習もあるって言うけどな。・・・っと此処が食堂だ。ってか、もうこんな時間だな。この食堂、結構混雑するからな。今の内に買っとくか。」
「OK!!あ・・・そういえば僕、食べてみたい日本食があるんだよね。」
「食べてみたい日本食?」
※ ※ ※ ※
「ん〜!This food is so yummy!」
「そうか、美味いか・・・というか、卵掛け御飯を食ってそんなに感動するもんなのか?」
そう言って、卵掛け御飯を満面の笑みで食べるリリーに突っ込みを入れる。
「するよ!向こうでは生卵を食べる習慣なんて、あんまり無いし・・・そもそもパパが「卵は火を通して食べる物だろう!」って言うから・・・。それにしてもフー兄、ご飯それで足りるの?」
リリーが心配そうに見つめる目線の先には、御馴染みの焼き肉定食焼き肉抜きがあった。
「いや、いつもこれだし・・・。」
風太郎がそういった瞬間、賑わう食堂にバンッっという、乾いた音が響いた。リリーが両手で机を叩いたのである!
「駄目だよフー兄!ご飯はちゃんと食べないと!energy不足になって倒れたら心配だよ!!」
「いや、けど節約しないと・・・。」
「待ってて!ありったけのmeatsを注文してくるから!Excuse me!!この大皿にありったけのmeatsをお願い!!」
「あ、おい!」
※ ※ ※ ※
数分後・・・。
「・・・・・・・・・。」
「さぁ!フー兄!沢山食べて!学校を案内してくれた御礼に、僕の奢りだよ!!」
呆然とする表情をする風太郎と、ニコニコと無邪気な笑顔を浮かべるリリー。その両者に挟まれた机の上には、有り得ない量の肉が盛られた皿があった。思い立ったが吉日のリリーの性格はパワフルである!!
「あ、あんがとな。」
「
(学食でこんな量の肉を食うなんて、初めてだぜ・・・。・・・それにしても、こいつも昔から変わらずパワフルだよな・・・。四葉に似てる・・・。)
「フー兄?どうかした?」
「いや。今勉強を教えてる奴に、お前が似てるなって思っただけ。」
「フー兄、勉強を教えているの!?もしかして・・・家庭教師?」
「あぁ・・・。しかも5人もいるし、殆どの奴が勉強嫌いときたもんだ。猫の手も借りてぇよ・・・。因みにその中に五月も居るぜ。五月の場合、嫌いと言うより要領が悪いって感じだな。」
そう言って、苦笑いをする風太郎。
「・・・そっか、五月は勉強の仕方が非効率的なタイプなんだ。・・・ねぇ、フー兄。」
「ん?」
「フー兄が良かったらなんだけど・・・。僕、
「へ?」
「いや、一応これでもStatesでもtopの大学を首席で卒業したし、学力には自信があるんだよね。勿論フー兄のアルバイトの報酬を分けろなんて言わないよ。ただフー兄が大変そうだから手伝いたいなって。」
次の瞬間、風太郎がリリーの両手を握った!
「リリー!本当に手伝ってくれるのか!?」
「あ、うん。」
「よっし!リリーが居れば何とかなるかもしれねぇ!」
「うん!僕が居れば鬼に金棒だから、安心してね!!」
※ ※ ※ ※
そうこうしてる内に、時間は過ぎていき・・・。
「あ、悪ぃリリー。俺そいつ等のテスト作らなきゃいけないんだった。大体の案内は終わったし、あとはブラブラしといてくれ。今日もバイトが有るから、放課後に校門前集合な。」
「All right!行ってらっしゃーい。さてと、手を付けて無いmeatsも少し余ってるし、どうしよう・・・。あれ?あそこに居るのって五月だ!声掛けてこよっと!」
そうしてリリーは、五月らしき後ろ姿の人物に声を掛けに行く。
「Hey!五月!さっきぶりだね!もしかしてlunch中?相席してもいいかな!?」
そうして声を掛けに行ったが、その人物はリリーを見ると・・・
「え?誰?」
「あれ?五月、star hairpinからribbonに変えたの?でも凄く似合ってるよ!」
「ア、アメリカ人?というか、小学生?オープンキャンパスなんてあったっけ?」
「どうしたの五月?初めて会ったみたいな反応して。Japanese jokeの1種かい?」
「取り敢えず落ち着いて。私は五月じゃ無くて二乃よ。五月は私の妹。」
「Really!?Ah・・・sorry.それから、僕は12歳だから日本で言うと中学生だよ・・・。」
「え?中学生なの?じゃあ何で此処に・・・?」
「もう既にStatesでは大学を卒業したんだけど、勉強漬けだったからJapanで青春を体験したくてね。パパと此処の理事長が知り合いだから転入したんだよ。」
「そういう事ね・・・。ところで五月と相席するつもりだったの?だったら、一緒に食べない?」
「え!?良いの!?Thank you very much!!」
そう言うとリリーは満面の笑みを見せたのだった。
(滅茶苦茶素直・・・この子、ちょっと四葉に似てるわね。)
※ ※ ※ ※
「皆ーお待たせー。」
2人が二乃の目的地まで向かうと、そこには五月を含めた美少女達が座っていた。
「あ、遅いよ二乃ー。お昼ご飯終わっちゃうよ。」
「四葉・・・焦らなくても昼休みは始まったばかりだから・・・。」
「三玖の言う通りだよ。ゆっくり食べよう。」
「二乃!?どうしてテイラー君と一緒にいるのですか!?」
「なんでって、さっきそこで知り合ったからよ。」
「Hi!五月!教室ぶりだね!lunchに相席してもいいかな?それともお邪魔だったりする?」
「いえ!私は問題ないのですが・・・。」
そう言って五月が他の少女達の方を見やると・・・。
「お姉さんは全然大丈夫だよー。」
と、ピアスをつけた少女が言い
「私も全然大丈夫だよ!!」
と、頭の上でうさ耳のようにリボンを立てた少女が言い放ち・・・
「私も・・・。」
と、ヘッドホンを着けた物静かな少女が言い放った。
「Thank you very much!」
そんな言葉に、リリーも
(((((可愛い・・・)))))
5人からそう思われてるとも知らずに・・・。
※ ※ ※ ※
「それじゃあ、改めて自己紹介させてもらうね。僕の名前はリリー・テイラー。Statesから来た12歳。最終学歴は大学生だよ。」
そうリリーが言うと、ピアスの少女が声を上げる。
「宜しくねリリー君。私は中野一花。トレードマークはピアスだよ。」
そして次に、二乃が自己紹介をする。
「さっきも言ったけど、私は中野二乃よ。トレードマークは・・・そうね、このリボンとでも言っておこうかしら。次、三玖の番よ。」
次に、ヘッドホンを着けた少女が名乗り出る。
「・・・中野三玖。トレードマークは・・・ヘッドホンだよ。・・・宜しく。次は四葉・・・。」
次に、ウサ耳リボンの少女が名乗りを上げる。
「私の名前は中野四葉だよ!トレードマークは、このリボンだよ!宜しくね!!」
そして最後に・・・
「最後は私ですね。中野五月です。トレードマークは、星のヘアピンです。改めて宜しくお願いしますね。」
「うん!皆宜しくね!ところでさっきから思ってたんだけど、皆って・・・
「あ、良く分かりましたね!そうです、私達五つ子なんです!!」
そう五月が言うと、リリーは合点が言ったような顔をする。
「そうなんだ!それにしても、こんなに個性的な子達と友達に成れたんだ。日本でも退屈しないかも!!」
「お?じゃあ、お姉さん達がリリー君の知らない日本の世界を沢山教えてあげるから楽しみにしててね!」
「うん!」
そうして、昼休みが終わるまで楽しい時間を過ごしたのだった。
※ ※ ※ ※
そして、放課後・・・。
「フー兄、お待たせ!じゃあ、生徒さん達の所に向かおっか!」
「おう。」
しかし、この時のリリーはまだ知らない・・・五つ子と風太郎との仲が、
リリー君の豆知識
リリー君は興奮が最高潮に達すると、英語で一気に捲し立てます。