※今回リリー君が冒頭で遺伝子組み換え実験をしていますが、あくまでフィクションです。
現実では遺伝子組み換え実験を行う際は、
▼白衣姿
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今日は日曜日。世間は外出したり部屋でゴロゴロする中、白衣を着たリリーは自らの住居の一室である、床や壁が白く塗装された硬質ウレタン系樹脂*1に覆われた研究室で研究に明け暮れていた。
「よーし。取り敢えず、成長速度の速い
何やら難しい事を言っているが、別に研究の為や何かしらの大義の為している訳でもなく・・・ただ単に趣味でしているのである。
「ふぅ~・・・やっぱり、実験って楽しいよね~。二乃や一花にも、勉強の楽しさが伝われば良いんだけど・・・まぁ、おいおい考えよう。・・・結果が出るまで、
そう言って、スポーツウェアに着替えようとしたその時・・・
「ん?携帯から着信音?非通知・・・一体誰が?」
そう言って携帯を取ると、出てきたのは・・・。
「もしもし、テイラー君の御電話で合っていますか?」
「五月!?・・・どうして僕の電話番号知ってるの!?」
「上杉君に教えて貰ったんです。・・・今、御忙しいですか?」
「え・・・別に忙しくは無いよ?DNAを分離させてるだけだから。」
その回答に、五月は驚いたような声を上げる!!
「・・・?DNAを分離!?何してるんですか貴方!?ま、まさか犯罪!?」
「して無いよ!!ブラックペパーミントのDNAを分離させて、キウイフルーツのDNAに組み込む遺伝子組み換え実験をしてただけだから!!」
「そ、そうでしたか・・・すみません。あの・・・もし
「What?」
※ ※ ※ ※
そうして、リリーが五つ子のマンションに到着すると・・・。五つ子達が机を囲み、頭を抱えていた。
「・・・フー兄。この状況は?」
「あぁ・・・来てくれたのか。実はな・・・。」
そうして、ある程度説明を聞き終わると・・・
「そっか、今日は何故か外が賑わってると思ったら、
そうきっぱりと言い放つ。
「でも、全然終わんないんだよ~。」
そんな長女の声に・・・
「・・・分かった。僕も花火大会に行きたいから、少し
そう言って苦笑いをするリリーに・・・
「「「「「はーい。」」」」」
渋々と返事をした五つ子であった。
※ ※ ※ ※
そうして数十分後・・・。ドンドンピーヒャラピーヒャラと
「やっと終わったー!!」
「みんな、お疲れ様ー。」
「花火って、何時から?」
「19時から20時まで。」
「じゃあ、まだ一時間あるし屋台行こー!!」
「上杉さん早く早くー!!」
そう言って張り切る
「・・・・・・・・・。」
風太郎は疲れ切った顔をしていた。
「はぁ・・・。(今日は、いつにも増して騒がしいな。こいつらにしては宿題もすんなりやってたし、そこまでして花火が見たいかね・・・。)」
その時・・・
「フー兄!御待たせー!!」
「なんですか。その、祭りに相応しく無い顔は。」
「俺は、なんて回り道をしてるんだと思って・・・。」
横からリリーと五月の声が掛かる。そして、両者は・・・。浴衣に着替えていた。
「見て見て、フー兄!!Japanese kimonoだよ!!さっき、買ってきたんだ!」
「ん?お、おぉ。いつの間に買ったのか知らんが、似合ってるな。・・・えーと?」
笑顔を向けるリリーに賞賛の声を送り、五月の方をジーッと見やる。
「あ・・・あんまり見ないでください。」
五月がそう言って恥ずかしそうにするが・・・風太郎が発した言葉は想定できないものだった。
「誰だ?ただでさえ顔が同じでややこしいんだから、髪型を変えるんじゃない。」
「五月です!どんなヘアスタイルにしようと、私の勝手でしょう!」
そう怒る五月に・・・
「もう、五月。せっかくのfestivalなんだから、笑顔でいようよ。せっかく可愛い髪型なんだし、僕は五月の笑った顔が好きだな!それに、和風美人な感じで僕は綺麗だと思うよ!」
無邪気な笑顔で、リリーは褒めちぎったのだった。
「ふ、不意打ちで褒めないでくださいよ・・・///。」
そんな二人を微笑ましく見守りながら、一花が風太郎に忠告をする。
「女の子が髪型変えたら、取り敢えずリリー君みたいに褒めなきゃ。フータロー君は、もっと女子に興味持ちなよ~。」
「そうなのか・・・?」
「ほら、浴衣は本当に下着着ないのか興味ない?」
「それは昔の話な。知ってる。」
そこで、すんっとした顔の風太郎を動揺させるかの様に、一花が襟をずらそうとしたその時・・・
「い、一花!!こんな公共の面前で・・・
リリーが突っ込みを入れた。
「ご、ごめんごめん。・・・まさかそんなに慌てるとは思わなかったよ~。けど、意外だね。アメリカ人って映画のベッドシーンとかで裸でいる事が多いから、女の子の裸に耐性があるかと思ったのに・・・。」
「アメリカ人全員が、
「一花!テイラー君を困らせないでください!!」
そんな調子の三人に風太郎は・・・。
(こいつらテンション高すぎんだろ・・・。)
と、少し呆れていたのだった。
しかし、先程風太郎を
(そんな事言いつつ、リリー君の着物も生足が出てるし・・・結構扇情的だよね。)
と、独り
※ ※ ※ ※
そして、数分後二乃に呼び出された風太郎、一花、五月、リリーの四人は他の姉妹達と共に、人混みに飛び込んだ。
「なんだ?何処かに向かってるのか?」
「花火がよく見える、絶好のspot?」
「そんなところよ。・・・ったく、今日は五人で花火を見に来たのに・・・。」
そう言って頬を膨らます二乃に、リリーが謝る。
「なんかごめんね。御邪魔しちゃって・・・。」
「俺は、妹と来てるだけだ。らいは、あんまり離れると迷子になるぞ。ここ掴んでろ。というか、リリーも掴んどけ。お前も身長低いんだから。久しぶりの日本の祭りだからといって*2、はしゃぎ過ぎて
「むぅ・・・。身長は関係無いでしょ。それに、あんまりその時の事覚えて無いし・・・。あ!あそこにTakoyakiとOkonomiyakiが!!Japanese
そう言って直ぐに暴走しようとする、リリーの首根っこを引っ掴み・・・。
「後で寄ってやるから、今は待て!!らいはも、急に走り出すなよ。」
「はーい。あのね、お兄ちゃん見て見て。」
そう言って風太郎の袖を掴みつつ、らいはが差し出したのは・・・
「うわっ!どうしたの、その数の
最早、乱獲されてきたのかとツッコミを入れたくなる程の、大量の金魚が入った袋だった。
「四葉さんが、取ってくれたんだ。」
「もう少し、加減は出来なかったのか・・・。」
そう言って呆れる風太郎に・・・。
「あはは・・・らいはちゃんを見てると、不思議とプレゼントしたくなっちゃいます。」
「これも、買ってもらったんだ。」
そう言って差し出したのは・・・。
「花火セット!?今日使うのかな・・・それ・・・。」
「いや、多分一番要らねぇやつ・・・。」
「だって、待ちきれなかったんだもーん。」
「いつやるんだよ・・・。四葉のお姉さんに、ちゃんとお礼言ったか?」
風太郎がそう言うと・・・
「四葉さんありがと!大好きっ!」
と、リリーに負けず劣らずの
「~っ!!あーん、らいはちゃん可愛すぎます!私の妹にしたいです!!待ってくださいよ。私が上杉さんと結婚すれば、合法的に
真顔でそんな事を言う四葉に・・・。
「自分で何言ってるか、分かってる・・・?四葉に変な気、起こさないでよ!!」
「ねぇよ!!」
二乃は風太郎に釘を刺し、風太郎も風太郎でそれを否定したその時・・・。二乃に詰め寄られ過ぎて、体勢を崩した風太郎が三玖に寄り掛かる体勢に成った。
「あ、すまん。」
そんな風太郎に三玖は顔を赤らめ・・・
「い、いいっ。」
と振り払った。そんな光景にリリーは・・・。
(間違いなく、あれはlikeからloveに変わってってるね。頑張ってね、三玖・・・。)
と、生暖かい目をしたのだった。
「テイラー君?どうしたのですか?」
「いや、
「大丈夫ですよ。二乃が、お店の屋上を借り切っていますから。」
「あー、成程。」
「それなら、さっさと此処を抜けて行こうぜ。」
そう言う風太郎に・・・
「待ちなさい。せっかくお祭りに来たのに、アレも買わずに行くわけ?」
「あれ?」
「
しかし、二乃の言葉に他の姉妹達は分かり合ったような表情をする。
「そういえば、アレ買ってない・・・。」
「アレやってる屋台、ありましたっけ?」
「あ、もしかしてアレの話してる?」
「早くアレ食べたいなー。」
「なんだよ・・・。」
「もしかして、以心伝心で分かり合ってる感じ?」
しかし、そんなリリーの期待を裏切る様に・・・。
「焼きそば!」
「かき氷!」
「リンゴ飴!!」
「人形焼き。」
「チョコバナナ!!」
別々の要望を言った後・・・。
「「「「「全部買いに行こーっ!!」」」」」
と、満場一致したのだった。無論、そんな五つ子に・・・。
「あいつらが本当に五つ子なのか、疑わしくなってきたな。」
「
呆れた目を向ける風太郎と、苦笑いを浮かべるリリーであった・・・。