Protect the photo. (写真を守れ。)
Good luck.
テレビではやはり7の月の予言がひっきりなしに行われていた。
アナウンサー「今年の話題といえば7月に現れる大王の話ですが・・・雑誌も売れています。」
来栖「確か、ウソノワールが大王になるかもしれないって日だっけ・・・」
ジェット「最近ひっきりなしだよな。」
正義「まぁ、それもですけどこっちはキュアエクレールですよ。」
小林「そうだよね・・・記憶を失っている・・・」
明智「誰なんだろう・・・私たちの近くにいるのかな?」
正義「ならショック療法で刺激を与えてみますか?」
ショック!
正義はそう言ってショックカプセムを回す!
ビリリリ!!
全員「しびびび!!?」
正義「エリザさん、ジェット先輩、ポチタン。なにか思い出せましたか?」
来栖「ううん・・・ダメ・・・」
ジェット「っていうかこんな電撃食らったら生まれたころの記憶までぶっ飛ぶわ!」
小林「そもそも私たちまで巻き込まないでよ!?」
明智「世界がまわる~!」
ポチタン「ポチー!」
正義「すみませんすみません。写真は蝶の姿だけですし森亜るるかの深層心理の写真も後ろ姿だけなんでよくわからないんですよ。」
一同が痺れていると・・・
帆波「皆さんどうかしたんですか?」
くれあがお菓子を届けにきたのだ。
帆波「ジェット君に頼まれたお菓子を届けにきたんだけど・・・大丈夫?」
ジェット「おぉ~店長のケーキだ!」
来栖「紅茶紅茶!」
常連の二人はテンション高くティーブレイクの準備に入る。
帆波「素敵な事務所ね。」
明智「そっか!来てくれたの初めてでしたね。」
正義「前に届けてきたのは店長でしたし、バタバタしてて忘れてました。」
小林「せっかくですからお茶でも・・・」
正義「お騒がせしたお詫びに。」
帆波「じゃあちょっとだけ・・・」
そうして皆はケーキとお茶を出して食事を始める。
小林「わー!!」
明智「いつみても花丸美味しそう!」
正義「うん、お母さんの手作りの次に美味しいですね。」
来栖「もう食べてる!」
ジェット「っていうかさらっとマザコン発言だな・・・」
そんな風に楽しんでいると・・・
帆波「あ・・・あの地図と写真は・・・?」
明智「調査中の事件のものなんです。」
帆波「ごめんなさい、目に入ってしまって。」
小林「いえ、調査といっても解決の糸口も見つかるかもわからなくて・・・」
帆波「そんなに大変なの?」
正義「証人を探してるんですけど記憶がないんですよ。やっぱり頭を叩いて・・・」
明智「だからダメだって!」
帆波「記憶・・・ケーキには見た目と味、それからもう一つ大切なものがあるんだけどわかるかな?」
来栖「ん~っと・・・」
小林「もう一つ・・・」
明智「・・・わかった!香りですね!」
帆波「正解!あんなちゃんの好きなブルーベリータルト、旬のブルーベリーとカスタードクリームの甘い香りが食欲をそそるでしょ?」
明智「はい!とっても!」
ジェット「それはいつもだろ?」
帆波「香りは食欲だけじゃないの、記憶とも強く結びついてると言われているわ。」
小林「そっか!ミルフィーユの匂いを嗅ぐとおばあちゃんと食べたことを思い出すの!」
正義「なるほど・・・プルースト効果ってやつですね。」
明智「なにそれ?」
来栖「それなら知ってる。フランスの作家、マルセル・プル―ストって人は失われた時を求めてって作品を書いた人なんだけどその作品の中に紅茶に浸したマドレーヌで主人公が昔のことも思い出すってシーンがあるの。」
正義「つまり特定の匂いを嗅がせれば結びついた記憶を思い出すかもってことです。」
帆波「そういうこと。香りは記憶を運んでくれるの。」
小林「まず香りを探す・・・ヒントになるかも!」
そうしてくれあのおかげでとっかかりをつまむ一同であった・・・