このようなショートストーリーを毎回本編後に番外編として投稿予定です。
別時空、キャラ崩壊などを含む可能性があります。というか絶対含む回あります。
――少し、昔話をしよう。
俺は昔、
悪を倒し、弱き者を救う正義の味方。そんな人間に、憧れていた。
普通の人だったら遅くても中学生になればで諦めるであろう、幼くて、小さな夢。
なんでそんな夢を見続けているのか、そもそもなんで憧れたのかすらもわからずに……それでも、いつか絶対になってみせると、心に決めていた。
……今となればわかるが、当時俺の話を熱心に聞いていたのはたった1人――愛美ねぇだけだった。
初めて愛美ねぇと2人で話したのは、俺が7歳の頃だった。
あの頃は確か愛美ねぇはまだ15歳だったか、それより少し上だったか……兎に角、丁度俺が今通ってる学校――俺達の世界では12歳から18歳まで、義務教育中等・高等部に通うことになっている――の生徒だったんだ。
その頃から愛美ねぇは教師になりたいと言っていて、将来の為の練習として俺は週末によく勉強を教えてもらっていた。
別に、俺が愛美ねぇにとって特別だったから練習台に選ばれたってわけじゃない。元々家が隣だったからってだけ。あの頃の俺はまだ純粋で、精一杯背伸びして愛美ねぇに追いつけるように勉強を頑張っていた。今思えば、もしかしたら、あれが……
閑話休題。
俺の親父は警察官だった。
あの頃はまだ治安維持隊なんてなくて、人間による醜人の差別だとか、醜人が起こしたデモだったりとかで警察官が家に帰れることなんか殆どなかった。
愛美ねぇはそんな時家――共働き家庭だったから、両親ともいないことなんて珍しいことじゃなかったんだ――をよく助けてくれた。
基本的に俺と夕食を食べるのも愛美ねぇだったからな。
ただ、俺が初等科に入って3年が経とうとした頃、事態は一転した。愛美ねぇが1人の少女を――莉奈を、連れてきたのだ。
「この子、人見知りだから――優しくしてあげてね」
愛美ねぇはそう言った。確かに、そう言ったんだ。
……なのに。
夕食や学校生活を共にする中で、莉奈は……
「超」が付くほどの横暴になってしまった……。
正直今でも初期に優しく接し過ぎた自分を恨んでいる。せめてもう少し加減を知っていたら、いい男を見つけられたかもしれないのに。それに、あれは優しさでもなんでもなく、ただ、俺の――
……いや、この話は止そう。少なくともこの場で話すことではない。
まあ兎に角、ここで言いたかったのは俺が幼少期から愛美ねぇからお世話になってたってことと、莉奈が
……さてと。
これを読んでいる諸君は……間違っても、こんな愚かな人間にはならないでほしい。
被害者は、これ以上いらないのだから。
【次回予告】
なんとか難を逃れた
しかし、そんな彼等の前に、謎に包まれた怪物「
次回、仮面ライダーモース
ACT2「■■等だ■は、■さ■い」
生きて、未来を掴み取れ!!