今回は、あの白黒の魔法使いさんがでてきて弾幕ごっこをします。
が、それは終盤のお話です。
タイトル詐欺ってやつですかね……
それでは、急展開・誤字脱字に耐えられる方のみ、
続きをご覧ください。
霊夢が飛び立ってから4時間。
拓人の能力の検証をはじめ、大体の事が分かった。
まず、物に対して得られた情報はこんな感じである。
その一、イメージによる創造が可能。
その二、その一による想像の後、「なぜこの場にある」等と
矛盾したことを思ったり、集中力が切れると消滅する。
その三、外見とその物が持つ効果を知っていれば創造が可能。
その四、イメージ力や集中力により、創造できる物に制限がある。
練習により強化可能。
その五、物に対するすべての現象はイメージによって具現化可能。
その六、大きな物に現象を起こすにはそれなりの集中が必要。
その七、物の『耐久力をあげる』等といった現象(これを強化系と名義)や、
物を『見えなくする』等といった現象(これを状態変化系と名義)は
時間制限がある。 練習により延長可能。
その八、物を創造したり、現象を引き起こす際には、
対象となる物の種類や大きさによって霊力の消費量が違う。
続いて、自分自身に関する情報はこんな感じである。
その一、強化系の現象や状態変化系の現象は物と同じく時間制限がある。
これも、物と同じく練習により延長可能。
その二、身体の怪我は意識しなければ時間はかかるが自動で修復可能。
強いイメージによる修復(これを肉体修復系と名義)もできるが、
小さな怪我でも非常に多くの霊力を消費する。
自分自身にする分には物とほとんど同じでさほど苦労はしなかったが、
最も苦労し、結局情報が得られなかったことがある。
『生物に対して』どのようなことができるのか分からないのだ。
周りにあまり生き物がおらず、たまに飛んでくる鳥で検証しようにも
検証する前にどっかに飛んでいってしまうのだ。
しかしそれ以前に、拓人の体力が限界を迎えていた。
「つ、疲れた~~~」
四時間連続で能力の検証を行ったため、霊力をかなり消費してしまったのである。
何気なく腕時計を見てみると、短針は十二を指していた。
すると、腹の虫がぐぅ~、と鳴り出した。
いつも休みの日は九時くらいに朝食をとっていたのに対し、
今日は七時くらいに朝食をとったのだ。
いつも以上に腹が減っても仕方がないというものだろう。
早く霊夢帰ってこないかな~
そんなことを居間に寝転びながら思っていると、
庭に誰かが降りてきたようで、土を踏む音がした。
噂をすればなんとやら、と思いながら体を起こし迎えようとしたのだが、
「おかえり、霊夢。
俺、腹減ったん……だけ、ど……」
「よぉ、霊夢!
暇だから遊びにきた……ぜ……?」
そこには、拓人の思っている人物はいなかった。
頭には大きな黒い帽子に、そこから腰まで伸びている綺麗な長い金髪。
右手には頭まで届くほどの箒を持っており、
メイド服を思わせる白黒の服を着ている。
その人物はどこからどう見ても、
東方Projectにおけるもうひとりの主人公、霧雨魔理沙だった。
しばらく唖然としていた二人の沈黙を破ったのは向こうからだった。
「……え~と、どちら様なんだぜ?」
「え、あの、その~」
いきなりのことで気が動転してしまい、うまくしゃべることができない。
そこへ、拓人が待っていた霊夢が帰ってきた。
「ただいまーって、魔理沙来てたの?」
「あのさ、霊夢。 こいつ誰なんだぜ?」
初対面の相手に『こいつ』なんて言うかな普通……
そんなことを拓人が思っている間にも話は進んでいく。
「ん? あぁ、昨日入ってきた外来人よ。
今はもう、この世界の住人だから仲良くね」
「へぇ~、そうか……それじゃあまず自己紹介だな!
私の名前は、霧雨魔理沙! 普通の魔法使いだぜ!
魔理沙って呼んでくれ」
「ど、どうも。
昨日やってきた普通の人間の五十嵐拓人です。
こちらも拓人で構いません。 よろしく」
「あぁ、よろしくな拓人」
一応の自己紹介が終わったところで霊夢が割り込んでくる。
「それで、今日は何しに来たわけ?
またお茶タダで飲もうってわけじゃないでしょうね?」
「いいじゃないか。
霊夢んとこいっぱいあるだろ、お茶」
「タダ、ってわけじゃないのよ。
少しは遠慮というものを覚えなさい」
「いいじゃんかよ少しくらい。
きのこやるからさ。 いいだろ?」
「……なんであんたはいっつもきのこなの?
きのこ以外に何かないの?」
「無いな。 私は本気になれば、三ヶ月はきのこだけで暮らせるぜ」
「あんた、いろいろとおかしいわよ」
ここにきて、二人の会話の内容に耐え切れずに大声を出して笑ってしまう。
不審に思ったか、二人とも純粋な疑問を浮かべた瞳をこちらに向けてくる。
「どうしたのよ、いきなり」
「いや、俺もお前らみたいに話してたこと思い出してさ。
懐かしいなってさ」
そこまで話したところで、いきなりぐぅ~、と腹の音が鳴る。
拓人は自分が腹が減っていることを思い出し、霊夢に昼ごはんの催促をする。
「そういや腹減ってたんだ。
何か食べものあるか?」
「台所にご飯と味噌汁が残ってたはずよ。
暖め直せばすぐに食べれるわ」
「おっ、飯か? 私も欲しいんだぜ」
「なんであんたに昼飯あげなきゃいけないわけ?」
「いいじゃんか、残ってるんだろ?
なぁ、いいよな拓人?」
「まぁ、別に構いませんが」
「しゃべりかたが固いな。
もっと気楽に行こうぜ、な!」
「そ、それじゃ、お言葉に甘えて」
そういうと、台所に入ろうとした拓人だったが、
霊夢に呼び止められる。
「どうしたの?」
「いや、俺が暖め直そうかとおもったんだが」
「いいわよ別に、私がやるわ」
「ちょっとした恩返しぐらいさせろって」
「恩返しねぇ……いいわ、今日はまかせるわ」
「んじゃ、暖めなおしてくる」
そして、霊夢が昨日入っていった台所へ、昨日の記憶をたよりに歩き始めた。
「あぁ~、やっぱりか……」
拓人は自分がつい先ほど言ったばかりのことを後悔した。
石で作られた台所に、その上に乗る見慣れない釜。
それは、江戸時代くらいの光景を彷彿とさせるものだった。
よくよく思ってみれば、
東方の文化は結構昔の時代だったはずだと思い出す。
河童のところに行けばなにか現代でも通用するものが置いてあるだろうが、
生憎今はまだ『紅魔郷』より前の時代であり、河童が出てくる『風神録』は当分先である。
話がそれかかったが、現代の台所を思って入ったのだが、
まったく違う台所だったので出鼻をくじかれたような感覚におそわれているところだ。
「しかし、ここでのこのこ戻るわけにもいけないし、
なにかいい案は……」
そして、十秒くらい考え込み閃いた。
「あ、能力使えばいいんじゃね?」
そう、つい先ほどまで使っていた能力である。
試しにIHクッキングヒーターなるものを出してみようと能力を使ったのだが、
「だめだ、全然出てこねぇ」
能力にまだ慣れてないせいか、いくら集中しても出てこなかった。
……なら火はどうだ!
「うおっ、こっちはすぐについた」
指先に小さな火が灯った。
だが、釜を暖めるほどは大きくなく、釜の下にあった木に火をつけ、
十分暖まったところで火を消し、三人分器に盛り霊夢と魔理沙のところに戻った。
「おーっす。 飯暖めなおしてきたぞ」
「ありがとう」
「ありがとなんだぜ」
三人分のご飯と味噌汁と箸を丸いちゃぶ台に乗せ、
両手を合わせて無意識に口に出す。
「いただきます」
「なにやってるのよ」「なにしてるんだぜ」
見事に同時に言い放った二人に、
少々苦笑いしながらも言葉の意味を説明する。
「俺の住んでた世界の国では、食べる前にこうして手を合わせて、
食べる穀物や野菜なんかに、ありがたくいただきます、って思いを込めて、
いただきますって言うんだ。」
「へぇ、そんな風習があるのね。」
「初めて知ったんだぜ」
「それで食べ終わった後は、ごちそうさまって言うんだ。
これは、食べ物をとってきてくれた人に、
とってきてくれてありがとうって思いを込めてるんだ」
「そんなことより早く食べようぜ。
飯が冷めちまう」
「まぁ、それもそうだな」
そういうと、三人とも食べ終わるまで、黙々と箸を動かし続けた。
「「「ごちそうさま(なんだぜ)」」」
「ふー、食った食った」
「あ~、私は食い過ぎたんだぜ」
「調子にのって三回もおかわりするからよ」
現在、簡素なご飯を食べ終わり、三人で茶を飲んでいるところだ。
お腹一杯に食べたはずなのだが、先ほどの検証で使った霊力が戻ってきておらず、
まだ疲れたような感覚に襲われている。
それに気づいたのか、霊夢が問いかけてくる。
「どうしたの、拓人?
なんか疲れてるようだけど」
「いや、多分霊力結構使ったからかな、たぶん大丈夫」
そういうと、魔理沙が驚いたような顔で、話に割り込んでくる。
「おい、拓人!
さっき霊力使えるって言わなかったか!?」
「え?まぁ、言ったけど」
「なぁ霊夢、こいつほんとに外来人か?」
「ええ、着てる服からみてわかるとおり、彼は外来人よ。
結構な量の霊力持ってて、しかも能力も持ってるわ」
「の、能力!?
それほんとかよ拓人!?」
ぐっと、後数センチで当たるというところまで顔を突き出される。
「ち、近い、近いよ魔理沙」
「あっ、ご、ごめんだぜ」
すると魔理沙は、なぜか少し顔を赤くするが、すぐさま顔の赤みを戻して座り直す。
「いいよ別に。
霊夢の言ってたとおり、確かに俺は能力を持ってる」
「へぇ~、外来人なのにすごいな。
で、どんな能力なんだ?」
「霊夢曰く、『想像を具現化する程度の能力』だそうだ」
「想像を、具現化……?
う~ん、いまいちよくわかんないんだぜ」
「まぁ、百聞は一見にしかずって言うしな。
実際にみてもらった方がいいだろ」
そういって、拓人は右手で何かをつかむような形にした後、
目を閉じて集中し始める。
集中すること五秒後。
「こういうことだ」
「す、すごいな……
どうなってるんだぜこれ」
拓人の右手には、今日の朝に霊夢に作らされた、何年も使ってきた茶碗が握られていた。
その光景に茶碗をまじまじと見つめる魔理沙。
「こうやって物を出したり……」
拓人はそういいながら右手を振って茶碗を消す。
細かな光の粒になって消えていく様に釘付けな魔理沙を少し小突き、
庭へ靴を履いて、今日の朝に霊夢にやらされた木の枝の切断をするためにもう一度集中する。
そして、またもや五秒後ぐらいに庭の土に木の枝が落ちた。
庭へ駆け寄ってきて再びびっくりしている魔理沙に能力の説明をする。
ちなみに、霊夢は魔理沙の隣に立っている。
「俺の能力はその名前の通り、思ったことをその通りにできるんだ。
茶碗があると思えば出てくるし、木の枝が切れると思えば切れるっていう能力だ」
「なんかそれ、強そうだぜ」
「私も思ったわ。 反則よね」
二人の感想は苦笑いで受け流した。
すると魔理沙が、霊夢のところに行き、拓人に聞こえないような声で話し始めた。
しかし気になるので、失礼を承知で二人のひそひそ声に耳を傾ける。
『なあ、霊夢』
『なんなの一体』
『お前がこの前教えてくれた『弾幕ごっこ』さ、
こいつにやらせてみようぜ』
『……何言ってるのよ。
拓人は能力持ってるけど唯の人間なのよ。
第一、やるったって拓人は弾幕の出し方すら知らないから
弾幕ごっこにならないわ』
『そこは、おまえに任せるってことで』
『無責任にもほどがあるわ。
いいけど、手加減しなさいよね』
『え!? 私が相手するのかよ?』
『言いだした人がやるのが当然じゃない』
『……わかったぜ』
二人の話を聞いて、一気に気分が落ち込む。
いきなり唯の人間である自分に弾幕ごっこをしようというのだ。
無茶である、耐えられるわけがない、瞬殺される、等と逃避的思考を頭の中で列挙する。
しかし、思っただけでは残念ながら話は進まない。
奇跡的に自分の考えが外れていることを祈りながら話しかける。
「話……おわったか」
「いきなりだけどさ、拓人。
私とやってみないか……」
そして一呼吸おき、
自分の考えが違っていると証明する言葉が放たれる。
「弾幕ごっこ」
……さらば、俺の人生。
「……と。ねぇ、拓…………ねぇってば!」
「……はっ! 俺は何をしてたんだ……」
気づくと霊夢と魔理沙が心配そうにこちらの顔をのぞき込んでいる。
どうやら「弾幕ごっこ」と聞いて、数秒間意識がとんでいたようだった。
正直に弾幕ごっこが怖い、と言い出すわけにもいかないので、
即席で考えた言い訳を使用する。
「ごめんごめん、ちょっとめまいがしてさ……
で、弾幕ごっこだっけ? 何だそれ、遊びか?」
「ええ、私が最近考え付いたのよ。
遊びでもあるし、この世界においての決闘方法でもあるわ」
「私もこの前霊夢に教えてもらったんだけどな。
簡単だから拓人も簡単に覚えられると思うんだぜ」
「あなたは霊力も能力もあるから、
すぐできるようになると思うわ」
そんなことできるようになりたくない、というのが拓人の本音だった。
そんな思いを無視するかのように霊夢が話を続ける。
「基本のルールを説明していくわね。
弾幕ごっこは、名前のとおりに弾を放って相手に当てる遊びよ」
「弾ってなんだ?」
「私でいうところの霊力の塊みたいなものよ」
「ちなみに、私は魔力を使うんだぜ」
「見た感じはこんなのよ」
そういうと、霊夢は右の手のひらを上に向ける。
すると、白い塊みたいなものが手のひらに出てきた。
「これを相手に何回かぶつける、それだけよ」
「それだけ?」
お、なんだ? 原作みたいにものすごい弾幕やスペルは出てこないのか?
やったぜ! これで死なずにすむ!
と思ったのもつかの間。
「あと、スペルカードっていう必殺技みたいなのもあるわ」
残念ながら、一瞬で拓人の考えは木端微塵に粉砕された。
激しく落ち込みながらも一応話を聞いておく。
「……スペルカードって、なんだ?」
「スペルカードっていうのは、こういう札のことよ。
私たちは面倒くさいからスペカって呼んでるけど」
そういうと霊夢は弾を消し、服からなにか札見たいなものを取り出した。
その札には『夢想封印』とかかれてあった。
外の世界で霊夢の代表的なスペカと聞かれたら、ほとんどの人がこれを答えるであろう。
「それで、このスペカを相手と同じ数だけ持って、
先にスペカがなくなるか、相手に何回か被弾させたら勝ちよ」
「な、いかにも簡単なルールだろ。
私もすぐに覚えられたぜ」
「まぁ、簡単だな」
ルールだけは……
と脳内でセリフを付け加えてから、
何とか弾幕ごっこをしないように話を持っていこうとする。
「で、俺に弾幕ごっこをしろと。
俺は弾幕の作り方すらしらないんだが」
「いいわ、私が教えてあげる」
「スペルカードはどうするんだ?」
「実践して自分でつくってみて。 はい、これがスペルカードよ。
ここに自分のスペルの名前を書くか、霊力を流し込めば自動で書かれるわ」
どうやら、拓人の努力は無駄なようだった。
霊夢は何も書かれていない札を渡してきた。
もう逃れられない、と腹をくくり、霊夢に弾の作り方を教わることにした。
「はぁ……それで、どうやって弾って作るんだ?」
「まず、手を出して」
いわれたとおりに右手を霊夢に差し出す。
「それで、手のひらに霊力を集めるの。
そうすればできるはずよ」
何だその大雑把な説明は……
と思いつつも霊夢の言葉に従って手のひらに霊力を集め始める。
ちなみに、霊夢がいなかったときに霊力の使い方はなんとか身に着けたので
霊力の扱いに関しては何の問題もない。
「そう、もう少しよ」
「おお、のみこみが速いんだぜ」
さらに集中する。
すると、一つの弾が右手の上に浮かんだ。
「えっと、こんなのでいいのか?」
「えぇ、もう少し速く出せれば完璧よ」
「すごいぜ拓人!
私なんて初めてのときは結構時間かかったんだぜ」
「それじゃ、早速始めましょ」
「あぁ、そうだな。
初めてだし、スペカは一枚でいいよな拓人?」
「まぁ、魔理沙が言うならそれでいいけど……お手柔らかに」
「おう、わかったんだぜ」
「それじゃ、残機は三ね」
そういうと、拓人と魔理沙は庭の反対側まで歩き、
見た感じでもわかるような戦闘体制にはいった。
「それじゃ、私からいくぜ!」
いきなり魔理沙は、箒にまたがり飛び始める。
「空飛ぶなんて反則だろ!」
「勝負の世界に反則もなにもないんだぜ!」
魔理沙はそういいながらも、右手で一つ弾幕を作り飛ばしてくる。
「まずは、これでどうだ!」
「うわっ!」
弾の速さは時速三十キロくらいの速さで近づいてくる。
それを何とか体をずらして避け、弾の速さについて魔理沙に抗議する。
「おい、弾少し速くないか?」
「こんなの普通なんだぜ」
といいつつ、今度は二つ弾幕を作りこちらに飛ばしてくる。
何とか頭のスイッチを切り替え弾を正確に避ける。
「やるじゃんか。
そっちも弾飛ばしていいんだぜ」
「それじゃ、こっちからもいくぜ」
先ほどと同じように手のひらに霊力を集める。
弾幕ができたと同時に魔理沙に向かって気合を入れて放つ。
しかし、弾はとてつもない速さで飛んでいき、魔理沙の腹に鈍い音をたてて命中する。
「ぐふっ!
ちょ、そっちこそ速いんだぜ、ごほっごほっ」
「わ、わりぃ」
といいつつも何とか魔理沙の残機を一つ減らせたことに喜びを感じていた。
すると、魔理沙の表情が引き締まり、こちらをまっすぐ見据えてきた。
「ちょっと本気出すんだぜ!」
魔理沙の右手から弾が放たれるが、一つではなく小さめの弾が何発もこちらに飛んでくる。
「のわあっ!」
素っ頓狂な声を上げながら、弾幕を回避するために
魔理沙を中心に円を描くように走るが、一発が体にあたり被弾してしまう。
「くっ!」
これでお互いの残機は残り二つである。
「魔理沙、お返しだ」
今度は能力を使い、両手に弾をつくり魔理沙と同じように弾を放つ。
しかし、両手に弾を作ることに集中してしまい、
最初のようなスピードは出ず、空を飛んでいる魔理沙に容易く避けられてしまう。
「やるじゃんか拓人。
だが、そんな弾じゃあ私には当てられないぜ」
「くそっ、ならばこれでどうだ!」
そういうと、能力を使い霊力で作られた弓を創造する。
このとき、なぜか一瞬で弓が創造できたことに驚くが、
今は魔理沙との戦いに集中するべき、と驚きを頭の脇に置く。
弓を途中で止めずに一気に引き絞り、肩まで構えたところで、
能力で作った霊力の矢を創造して魔理沙に向けて放つ。
そしてその矢は、最初の弾よりもすばやく飛び、
魔理沙に吸い寄せられるように飛んでいき被弾する。
「くっ! 初心者相手に負けて……」
すると、魔理沙は一枚の札を取り出して自分の前に掲げ、
反対の手には六角形の何かを握っている。
う、嘘だろおい!
一瞬でそこまでを考え逃げようとしたが、
矢を放った反動で体が言うことを聞かない。
「やばっ……」
「やめなさい魔理沙!」
「負けてられないんだぜ!
恋符『マスタースパーク』!!!」
魔理沙は六角形の何かを前に突き出したかと思うと
何かが高速で回り始め、一瞬光った後、巨大なビームが襲い掛かってきた。
「拓人ーーー!」
霊夢の声が届いたかと思うと、巨大なビームに襲われ、視界が真っ白に覆われた。
第四話、いかがだったでしょう。
弾幕ごっこの説明、間違っているところがあればすみません。
戦闘シーンもあまり上手ではないと思いますが、これからがんばっていきます!
……あと、中途半端なところで終わってしまい申し訳ありません!
次回はちゃんと終わらせられるようにがんばります。
それでは、次回お楽しみに!