原作:魔法少女まどか☆マギカ
タグ:R-15 残酷な描写 アンチ・ヘイト クロスオーバー Lobotomy Corporation Library Of Ruina マギアレコード 例のAレ クソリプおばさん
疲れからか、不幸にも魔法少女がいるあの都市周辺に光の種が突入してしまう。
アンジェラをかばいすべての責任を負ったアインに対し、 光の種の主カルメンが言い渡した示談の条件とは・・・
それにより魔法少女の都市を練り歩き始めたねじれとE.G.O開花した魔法少女達… 過熱した都市の希望と絶望はついに危険な領域へと突入する……
※TDNまどか×プロムンのクロスです
この都市では「特異点」と呼ばれる革新的な技術が存在している。しかしその技術は人々を豊かにするはずが豊かにすることはなく逆に一人を苦しませたり、一部の有権者にしか利用価値がないの。
その技術の副産物によっては利益をもたらすこともあるけれどそれはあくまで表面上を見た上でだけ。
この電車だって一瞬で目的地に到着するといっているけど実際は異空間で何百年万もの途方もない時間を過ごしてその時間をエネルギーとして絞り取ってから目的地に送りだしているね。
その間の苦痛の記憶はその会社の技術により綺麗さっぱりなかったことになる。だから何も知らない子供たちの殆どはその事に気づかずに何度も利用しているの。
ただお金を持っている人はその苦痛を回避することのできる方法を利用しているみたいね。
それ以外の技術もたくさんあるけれど言いたいことはこの特異点という技術は単に便利なものではないということ。人々が便利を享受している下で途方もない苦痛を受けている人がいる。
誰かがいったのか人が都市を作り都市が人を作る。
人間は残酷であるから都市も残酷である、と。
あらゆる子供たちが今日自分が幸せに生き残るために周りの子供たち傷付けることをためなわないようになってしまっている。
……技術が発達した割にはその技術よってより悲惨な目にあっているのは皮肉よね。
私もかつてはその仕組みを変えるために仲間達と頑張っていたのだけれど……まあ今回はそこは重要じゃないのよね。
今私は子供達が己の夢と願望を素直にさらけ出すことができるように手助けしているわ。そしたらなんとこの世界とは別の都市の物語が見れるようになったの。
その世界ではこの都市のように技術は発達していないけれどまだ病気は重症ではないみたいね。それでもやっぱり子供達は争ったり傷ついたり素直になれなかったりしてこの都市と大した違いはあまりないみたい。少し残念であるけれどもどの世界の子供たちもそう中身は変わることはないということなのかしら。
でもその都市では特異点がない代わりに「魔法」という奇跡があるみたいなの。
「やあ!僕の名前はきゅうべえ!僕と契約して魔法少女になってよ!」
そう、この生き物と契約することで願いを何でもかなうことができるらしいの。資格のある少女限定だけどね。翼の企業が見たら欲しがりそうなものみたいだよね?
でも人間じゃないからこの宇宙人?は頭に発見されたら処理されるかしら。
だけど賢い子供達は気が付くわよね。ただで美味しい話なんてあるわけがないということが。
ほら、見て。
「ま、魔法少女になんか…なるん、じゃ……なかっ、た……」
バリバリバリ(少女だったものが叫ぶ姿)
「あ、ああ……!!そんなっ……」
「う、嘘よ!!!」
「ゆ、雪ちゃん…?」
どうやら契約した子ども達は個人ごとに特別な力を得るみたいね。
……まるで己の心を反映したような姿と願いによってそれぞれの力が得られるみたいなの。見方によってはE.G.Oみたいなものかしら。
だけど力を過剰に使ったり精神が不安定になるとこのように姿がねじれて魔女と呼ばれるモノになるらしいの。
……この姿もありのままの姿の一つなのかしら。
だけど私としてはこのシステムは少し仕様が雑かしらね。
特に女の子の子供たちだけというのはいただけないわ。
そもそも少女といっても幼すぎて物事の判断がつかない子供たちにも契約をせまるのはどうかしら。
確かに年齢が若いほうが感情の起伏が激しくそれにより正直な己の中身はさらけ出しやすいけれどもいくらなんでも節操がなさすぎなんじゃないかしら。
中には物事の判断さえできない子供たちにも声をかけて契約を迫るのはどうかと思うの。
己の中の真の願望というのを知るのには自分だけてはなく世の中のことも知らないとわからないし作られないと思うの。
だから私としては本当に子供たちだけではなく成熟した子供たちのほうがより真の己自身の姿になりたいという思いを作りやすいと思う。
…まあ、中にはその願望を見つける前に潰れてしまう子供たちも存在しているからそのときは私が手助けしてあげるけれど。
そもそもこの自称宇宙人の目的は私とは明確に違うから言いがかりのようなものなんだけれどね。だけどこの有り様を見たら少しは言いたくなってしまう。
感情が無いといってもそうならば他にもっと効率の良いエネルギー生成なんかあるのに。 それこそ人間ごとエネルギーに変えちゃえばいいのにね。昔私達がやっていたように。
それ以外でも翼の特異点の技術を用いればいくらでもできるとは思うの。その都市では頭の監視なんかないのだから。
さて、前置きはこのくらいにしておいてこの都市では特に面白い存在の子供がいるよね。
友達のために何度も時間を遡っている子供が。
この子供は時間を戻す過程で人間関係を何度もやり直すことと、戻るたび発生する異なる課題を対処するのにとても疲労しているようね。……まるであの子のことを見ているようだと思わないアイン?
『………』
……ふふっ流石に意地が悪すぎたかしら。でもそのあり方は貴方にも似ているよね。私のために頑張ってくれた姿とか。
私としてはあの子供には簡単に朽ちてほしくないの。だから私なりの応援をしてみようと思うのだけれどどうかしら?
知ってしまったからには黙って見ているのも薄情だと思うから。
じゃあこれからあの子供がどのような物語を辿るか見てみましょう。
…………
いつからだろうか。私がまどかのために時間を遡っている時に頭の中に謎の声が語りかけてくるのは。
「っはぁ…また失敗したわ」
『前回は焦りすぎたね。もう少しあの子に構ってあげるべきだったんじゃないかしら』
「……うるさいわよ」
初めて声が聞こえた時は他の魔法少女から話しかけてきたのかと思ったけど違った。
この声はそんなものじゃなく…とても言葉で表せないものだった。今まで聞いたことのないようなとても優しい声で私でさえつい惹かれるものだった。
……だから無視しようとしてもそうはできなく声の話す内容を否応なしに聞いてしまう。
『たまには息抜きとしてこの周回は休憩したらどうかしら? 見えているものが違って見えるかもしれないよ?』
「そんなことはできないわ それはこの世界のまどかを見捨てるということになってしまうもの」
『でも今のところあの魔女を貴方の手で倒すことなんかできていないでしょ? それに友達との会話で上手くできてないじゃない 特に最近は』
「それは…そうだけど……」
『上手く行かなくてイライラするのはわかるけれど、そんなときこそ落ち着かないといけないよ』
「わかってるわよそんなこと……」
『だから今回位は貴方のためにも休んだら?』
「……でも、そんなことは許されないわ」
この声の話す内容は殆どが納得出来るものばかりだった。中には聞くだけでも苛つくこともあるのだけれどその中でも図星をつくものがあり動揺してしまったりしていた。
『今回も頑張るのね?』
「……ええ」
『精神的な疲れで倒れて魔女なんかにならないでね?』
「…当たり前よ」
今回は私の身を心配しているようで休憩することを勧めてきた。しかし私はそれを受け入れる訳にはいかない。
……一度休んでしまったら私の中の何かが折れてしまいそうで怖かったたからだ。
「今回こそ…今回こそまどかを……」
・・・・・・・
逆行
46回目
「前回まさかマミがあそこで魔女になってしまうなんて…」
『あなたが来る前からかなりの苦労があったらしいわね』
「まさか杏子さんと殺し合いをしてただなんて……」
『かなりピリピリしてて思わずあなたが怯むほどだっだよね』
「ふう…私もまだまだだわね 今回こそは……
82回目
「くっ油断した…まさかさやかが織莉子なんかに唆されるなんて……」
『あの子はやはり危険ね 危害が出る前に排除したら?』
「…私に人殺しをしろって? 冗談じゃないわ 私はアイツとは違うのよ」
『でもあの未来予知の力は危険よ?』
「…それでも、何とかしないといけないのよ……」
『余り無理しないでね』
「…ええ」
163回目
「また失敗した……」
『大丈夫?』
「ええ…まだ、まだ大丈夫……」
『無理しないでね』
「………」
221回目
「………」
『今回はおしかったね 全員仲は保てたけどやはりあの魔女はどうしようもないね』
「どうして…あと一歩で……ワルプルギスの夜さえ倒せれば…」
『やっぱり根本的に戦力が足りないわね』
「………私自身の力が足りないから」
『そう落ち込まないで あんな規格外なのはどうしようもないよ』
「だったらどうすればいいのよ!!!」
『それこそまどかちゃんの願いで倒すしかないんじゃないかしら?』
「そんなことは論外よ!!!」
『本当にそうかしら?彼女自身の願いは魔法少女になりたいことなんじゃないの?』
「…私は託されたのよ キュウベェに騙された私を助けて欲しいって……」
『でもそのまどかはその世界のまどかであって全世界のまどかがそう願っている訳ではないんじゃないかしら?』
「…ッ それでも魔法少女になることは魔女になってしまうことだから受け入れてるわけにはいかないのよ……」
『じゃあやっぱりあの子達と一緒に何とかしないとね?』
「……ええ」
339回目
「な、なによあの化け物は!?」
『…アレはねじれね この世界でも生れるのね』
「ま、魔女ではないの…?」
『だって一般人である男の人があの姿になってたじゃない』
「アレにさやかが殺されるなんて……」
『発生した場所で考えると変化したのは彼女が恋している恭介という人かしらね』
「そのねじれってなに…?」
『詳しく聞きたい?いいよ 説明してあげる』
449回目
「………」
『前回は収穫があったね ねじれによってあの魔女が倒せることが判明したから』
「…………」
『おーい?大丈夫?』
「…………………」
『うーん流石に衝撃的だったかしらね まあ前が見えただけ良しとしましょう?』
「…………………」
541回目
「……少し、いいかしら?」
『どうしたの?』
「…………ねじれの発生条件を詳しく教えてくれない?」
『ええ、いいわよ』
543回目
「うっ おえっ……」
『自分からねじれになりにいくなんて思い切ったことをしたわね』
「はぁ……はぁ……これで、わかったわ 私はねじれなんかにはなれない いや、ならないわ」
『そう?たまたま前回はやり方が不味かっただけではないの?』
「……あんな悍ましいものになるくらいならまだ死んだほうがマシよ」
『ではあなたの友達は諦めるの?』
「…諦めるものですか 今回こそ……」
・
・
・
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????回目
「もう無理…無理よ……何をしてもまどかを助けられない……どうしたら……」
『大丈夫?今回は休んだら?流石に今の姿は見てられないよ』
「……ええ、そうだよね 今回だけ……今回だけだから……ごめんね、まどか」
「……嘘」
『ふうん 確かにあなたが行動しなかった時の結果は知らなかったわね まさか今回であなたの友達が魔法少女にならずあの魔女も上手く倒されるなんてね』
「どうして?」
『あのきゅうべえが言っていた因果が発生しなかったせいかもね』
「なぜ」
『あなたがまどかに関わらなかったからその因果が生まれなかったのではないかしら 予測でしかないけど』
「私のしていたことは無駄だったの……?」
『さあ?完璧に無駄ではないのではないかしら ただあなたが動くと上手く行かなくなるだけで』
「私がしてきた意味は?」
『あなたが頑張ってきたという意味があるのではないかしら?』
「私が……魔法少女になった意味は……なかったの……?」
『う〜ん どうだろうね?でもあなたがその友達を救おうとした結果があるんじゃないかしら』
「………」
『それに思い出してみて あなたが魔法少女になった理由を』
「理由……?」
『あなたが願ったことはまどかを救うことではなく魔法少女となって友達との関係をやり直したいからじゃないかしら』
「……そんなことは」
『あなたは直接まどかを助けたいと願ったかしら?』
「わ、わたしは……」
『あなたは同じようになりたい自分を願っただけで直接助けたいなんて言ったかしら そのまどかって友達と同じように』
「………」
『ひょっとして今まで繰り返してきたことこそが願った結果そのものではないかしら あなたの知る友達と何度も関係をやり直すために』
「そんな……嘘よ…」
『既にあなたの願った結果が出ていたの あなたが認識していなかっただけ』
「は、ははは 既に私の欲しい望みが叶っていたですって?」
『あのきゅうべえって宇宙人は契約だけはしっかりしているからね』
「ふっふふふっ 全部私のエゴのせいで何度もまどかを殺していたって言いたいの?」
『あなたは一度も殺していないじゃない 結果としてあなたが繰り返すために死に繋がるだけで』
「……私の、せいで……」
『それでどうするの?今回もやり直すの?』
「………」
「……ええ、やり直すわ だってこれが私が望んだことだから」
『それがあなたの望んだことなの?』
「そうよ これが私が望んだことよ たとえ何度まどかが死んでしまっても私がやり直したいから 何度もまどかに会いたいから たとえ永劫の時が流れようとも私はなんども繰り返すわ …まどかを助けるために」
『それがあなたのしたいことなのね?』
「ええ、そうよ ……そんな自分になれるかしら?」
『なれるわ あなたは さあ目を閉じて その自分の姿を想像してごらん』
「…………」
「ああ、そういうことだったんだ………」
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この都市の物語はある少女が捻れてしまったことにより生まれた可能性の物語
「恭介……?なにしてるの……?」
「ああ!さやかじゃないか!見てよ腕が動かなくても演奏することはできるんだ!どうして気づかなかったんだろう!自分の身体があるじゃないか!」
「ひっ」
「ああ!あの音楽が頭から離れない!今の自分じゃ再現できないけれどもこの気持ちをもっと共有したい!」
「や、やだ やめてよ…元の恭介にもどってよ!」
「大丈夫だよさやか あの音楽を聞けばさやかもわかるから!それじゃあお願いします!」
「えっ」
「やっと話は終わったワケ?じゃあ早速アリナたちのミュージックを存分に楽しんでいってネ!」
「くふっ 私たちマギアリベレーションオーケストラをね!」
「……ううん、違うよ あなたの言っていることは間違っている」
「ま、まどか?誰と話しているの?」
「くっ まどか逃げて! 魔法少女じゃないあなたを巻き込む訳にはいかないの!」
「おい!ボサッと突っ立ってんじゃねえぞ!」
「あなたの言う通り私は鈍臭くて誰も役に立たない今の私が嫌いだよ ……でもね、ほむらちゃんはそんな私を助けるためにたくさん時を戻ってくれたんだ」
「鹿目さん…?」
「確かに今でも魔法少女になりたい自分がいる でも、魔法少女になんかならなくても今の自分を受け入れて……真っ暗な先の未来を照らすことができて、誰かの助けになれるのならば……」
【私はもう何も怖くない!】
《E.G.O開花・灯し火》
なんで、こうなっちゃったんだろう
わたしはせいか、みとの三人でこの団地で過したかっただけなのに…
だけどある日から団地の雰囲気が変になってきてそれに心配したお母さんが団地から私のために引っ越すことを言ってきたの
団地から離れて学校も変わっちゃって二人に会えなくなるなんてわたしは絶対に嫌だと思っているとキュウべえという生き物から魔法少女になって欲しいと言われた。そのかわりにわたしの願いが一つだけ叶うんだって
わたしはそこで二人はどんなことを願って契約したのかを聞いてしまった。
……既にわたしは死んでいて願いによって生き返っていることとか色々聞いた。 頭が混乱してグチャグチャだったけどこのままではいけないと思い私は「心を繋げる力」が欲しいと願った。
私はこれ以上二人と離れたくないから。
……でもその後に頭の中から声が聞こえたの。『本当にそれがあなたの願いなの』って 私はそうだと答えたけどその声の人が言うには違うらしいって
私はこの気持ちは本当にだと思ってたんだ ……でもその声の人の話を聞いている内に揺らいできちゃったんだ
うん、私は確かに2人の気持ちを知りたいし私の気持ちを伝えたい
……でもそれ以上に一緒に居たいの
わたしは願いでも妥協しているようだったんだ
それを意識してると2人がいつの間にか来て言い争っていた
魔法少女は人じゃなくなるとかごめんねとか色々言ってたけどそんなことよりも私は本当の願いがわかったんだ
「ねえ、聞いてくれる?私の本当の願いを」
「…みとの願い?」
「うん、私は2人とずっとにいたいの ずっとこの先も」
「………」
「たとえどんなことがあっても私達が一緒なら大丈夫だと思うから」
「みと……」
「うん…そうだよカルメンさん 私の願いはいつまでも3人とずっといっしょにいることだよ」
「……え?」
「誰と話しているの…?」
「相野みと 残念ながら君の願いは既に叶えられているんだ 変更することはできないよ」
「うん…うん……そうだよ 私達はずっと3人でいるの いつまでもいつまでもずっと 3人と一緒なら何も怖くない」
「ど、どうしたのみと 様子が変だよ…」
「キュウベエ!みとに何をしたの!!」
「……いったいなにが起きているんだ?」
「ねえ、二人とも……私と一緒にずっといてくれる?」
「……えっ?」「きゃあああああああ!!」
「これは……あり得ない!人間自身の力で願いを叶えるなんて!」
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「ねえ、2人ともどう?」
「うん…悪くないかな それ以上に安心するよ」
「2人の心臓の音もわかるしなんだか落ち着く……」
「良かった…無理やりしちゃったから嫌われると思ってた」
「そんなことないよ」「うん、そうだよ 嫌うなんてことは絶対ないよ」
「2人とも、ありがとう…」
「「「これからもずっと一緒だよ」」」
《ねじれ発現・友愛の魔法少女 みれか》
「はあ…また来たのね貴方 何度来ても同じなのがわからないのかしら」
「……全ての暁美 ほむらは消えないといけない」
「もうその言葉は聞き飽きたわ」
「貴方は何とも思わないの?まどかを苦しめるだけでなくあまつさえ願いを否定するなんて……」
「ええ、思わないわ これこそが私のまどかに対する愛なのだから!」
「やっぱり私という存在はまどかを苦しめるんだ……私なんかがいるから…まどかがいつまでも苦しい思いをするんだ」
「ふん、なんとでも言いなさい」
「今度こそ……殺してやる……
死ね!悪魔(わたし)!!!」
「いい加減に……消え失せなさい……
消えろ!魔王(わたし)!!!」
《EMERGENCY 緊急戦闘発生》
魔王ほむら 対 悪魔ほむら
「いろは、あなたにこれ以上聞く話はないわ 死ぬのが怖いなら逃げなさい!」
「私が死ぬのが怖くてやちよさんを引っ張ってきたと思ってるんですか!?」
「なら、こんなことをする理由はなによ…くだらない理由なら許さないわよ」
「やちよさん…今、私達が戦っても上手くいかないことはわかってるはずだよね?」
「…道を開けなさい 私はとても落ち着いているわ」
「今のやちよさんでは私の攻撃すら防ぐことができないよ… 前を見ずに走り出し、武器を振るうのを見てどこが落ち着いているの?」
「どうせ倒す相手よ むしろ恐怖に怯えず強く心を持ったほうがいいんじゃないかしら?」
「そうだとしてもただの八つ当たりの復讐になるだけです 度の過ぎた怒りは自分に帰ってきてしまいます… 怒りで我を忘れるべきではないことはやちよさんがわかっているじゃないですか そしてそれを教えてくれたのは、やちよさんじゃないですか!」
「…皆を嘲笑いながら殺していった奴らに見せる心構えなんてないわ アイツらに見せる慈悲なんてないわ!」
「だとしても!……だとしても…ういはそんな行動はしなかった… やちよさん…冷静になって…」
「……… いろは、私もわかってる みんな自分で決めて命をかけて戦い、そして私たちに託したことを」
(すまん、みんな……もう少し耐えられたはずのに……)
(あの魔女やねじれに勝つには……力不足だったかな)
(……それでも最後までみんなのために動けたんだ)
「…でも認められないならどうするの?それが完全に皆の意識だと言えるの?その選択に少しの圧が無かったって言えるの!?
……そんなことを考えるたび、私は冷静になれなかった」
「最初は私だけさえ良ければいいと思ってた あの元凶さえ倒せれば何でもいいと思ってた …だけど知り合いやかつての友人、他人であっても一人一人死んでいくことにもう耐えられなかった」
「私は正しいの?私のことだけ考えることが本当にあっているの?私を信じた人たちが死んだというのにそれを黙認しつつ進むべきなのか…」
(……やっちゃん、ごめんなさい私はもうここまでみたい)
(クソッ…アタシなら最後まで戦えると思っていたのにな…)
「これ以上はみんなを巻き込まず立ち止まるべきじゃないのか 仲間たちだけでも助けるべきなんじゃないのか どっちを取るべきなのか 私か貴方達か」
「いろは、教えて 何が大切か私にはもうわからないのよ…」
「…やちよさん、私には答えることはできません 私はやちよさんよりも賢くないから… でもね、みかづき荘のみんなは誰かに強要されたわけじゃなかった やちよさんに従うことに対して圧力なんかなかったんだよ やちよさんだったからみんなついてきたんだよ」
「…皆が私を信じてくれたように私も信じていたことに従えばいいの?」
「………」
「やちよさん……」
「……?なにか声が聞こえない?この世のものとは思えないような……暖かくて美しい声が…」
「……?やちよさん私たち2人しかいないよ?」
「……なんですって?あなたの言っていることは間違ってる いや、あっているかもね」
「………」
私が利己的ですって?……私はそうは思わない
人間は一人では生きていけない そうなったらすぐに死んでしまうわ 他に誰か必要なのよ
……ああ、私が生かすべき人 そして私が必死になって生きていく理由になってくれる人…
私のそばにいることで他の誰かが生きていくことができ……その人が死なずに済むと同時に私も死んではならない
皆を守り、私もまた守る方法…私が死んではならない 私のことを考えることがすなわち皆のことを考えること…
だからあなたの言うことは…間違っている…そんな口車には乗らないわ
…ええ 利己的な気持ちを悪く見ないことはこういう意味なんでしょうね
「ごめんなさい 自分の感情に打ち勝てず上手いこと自分を制御できなかったわね あなたに、それと皆に謝るのはこれが最後になるかしら」
「いろは…私の目元は暗いせいで前を見ることができない 現実は恐ろしく、それゆえ偶に誤った道に進むこともあるわ
でも、力強く踏み出していけば結局正しい道へ進むことができる 前が見えないわけであって、道がないわけではないから」
……………
全員死んでしまったわ 誰も残ってない
ここであなた達は最後まで私と戦い…そして消えた
私だけ残っているのは滑稽極まりないわね
……闇しかない 前が見えない
何処に進むべきか 足を踏み出す勇気はどこからくるのか
皆は一体何を最後まで信じたの?
…もう誰にも聞くことはできない
…でもいつかまた皆と出会い、明ける日が来るのでしょう
…また貴方?しつこいわね
私は自ら呼び起した絶望に崩れ落ちも恐れもない
耐え忍び、力強く歩んでいけば良い結果になると信じている…
……いや、そんなものに崩れ落ちる必要はない
絶望がないなら希望もまたいらなくなる
恐れがあるから勇気も存在して……
この全てがないのなら生は無い 生きる理由がないのと同然であるから…
これからも私は私の為に戦う
私のために戦った皆を無下にする訳ではないわ
むしろここで崩れ落ちる方が皆に対しての侮辱よ
…あなたの話は最後まで気に入らないわ
でも面白い話だったわ
「たとえ一人でも悪夢は訪れてくる そして明けない夢はない… 一介の消える絶望ごときが皆の希望の光に勝つことができるかしら」
【覚悟なさい 今日、都市の絶望が1つ消えることになる】
《E.G.O開花・カーテンコール》
「ミラーズに異常があったって本当?」
「そうみたいなのよ〜 なんかいつもとは違う化け物が彷徨いているってウワサらしいわよ〜」
「それって魔女とか使い魔とは違うんですか?」
「見た目からして違うらしいわよ〜オマケに魔女の魔力の反応もしないらしいのよね〜 だから確認しようにも私は見れなかったのよね」
「おいおいそんなんで大丈夫かよ調整屋」
「……本当に大丈夫なのみたま?」
「まあ聞いた話だとその化け物は使い魔よりも弱いって話らしいわよ〜 だから現時点では観察中ってとこかしら?」
「うーん神浜の使い魔よりも弱いなら大丈夫ですかね?やちよさん」
「……まあ今度見に行ってくるわ」
「そう?助かるわ〜 あ、それとこれもウワサだけど時計頭の使い魔たちがその化け物と争っているって話らしいわよ? それにその時計はソコソコ強いって話よ」
「時計頭?なんだそりゃ」
「まあ、それも見かけたら調査お願いね〜」
「ええ わかったわ」
「そうそう、その時計頭なんだけどね〜
管理人って言われているらしいわ」
《鏡ダンジョン(ミラーズの最果て)共鳴反応発生中》
ダンテ、ご注意下さい。
『まだあなたは進み続けるの?またやり直さないの?この結末が貴方にとって本当に最良なことなの?』
「ええ 私はもう戻らない 私の友達が大切なことを教えてくれたから」
「真っ直ぐ立てる意志」
「分別できる理性」
「もっといい存在に成れるという希望」
「生き続けるという勇気」
『もう無理して進み続けなくていいのよ?これ以上進んでも辛いだけなんだから……』
「いいえ、私は止まらない もう自分に嘘をついて後悔したくないから」
「存在意味に対する期待」
「守り抜く勇気」
「快く信じ任せられる相手」
『これこそまどか…いや、全人類を救う力なのよ! さあ、私の手を取りなさい!』
「断るわ そんなものになることなんてまどかは望んでいない」
「鎖を断ち切り、恐怖に向き合う眼」
「過去を受け入れ、未来を創り出す瞳」
彼女の名前は■■■■■ 私たちの名前を覚えておいて
さあ、いつも通り始めましょうか
《E.G.O覚醒完了・紫の拳銃》
いくつもの可能性が生まれているわね これらこそが人の輝きだと思わない?
「これ以上の茶番はもう結構よ いい加減あなたは元の場所に戻りなさい」
いいえ、まだたくさんの子供たちに伝えないと、救わないといけないの まだ私は止まらないわアンジェラ
「……貴方の考えはわかったわ アイツが止めないなら私が止めてあげる…… カルメン」
ふふっ今回は上手く行くかしら?
「接待の時間よ 準備はいい?……ローラン」
「はいはい、貴方様の言う通りに ……それじゃあ、ゆる〜く始めますか」
《完全開放戦 開幕》
果たしてこの物語の結末はどうなっていくのか…
それはまだ誰にもわからない
another story in magical city
〜終〜
図書館にはまっちゃって(二周目)…ここんとこ毎日です
ウワーシャオが強イーータスケテクレー(火傷11)