ASーエンジェリック・ストラトスフィアー   作:枯田

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第175話「篠ノ之箒という少女」

部屋に入ると、同室であるはずのティナはいなかった。

実のところ、鈴音はいまだ謹慎中の身である。

そのため、ティナのほうが部屋を移しているのだ。

今はこの部屋で一人、反省を続けている状況なのである。

「猫鈴に悪いことしちゃったしね」

「お前のISか」

「ぱ・あ・と・な・あ」

そういって、鈴音は箒の言葉を遮った。

AS操縦者にとって、ISコアは道具ではない。

共に考え、悩み、そして行くべき道を見いだすパートナーだ。

だからこそ、言い方には拘る。

これは一夏や諒兵がもっとも拘るところで、鈴音や他のAS操縦者たちはそれに倣っているということができる。

だが、今ならば、それが普通だと思う。

心があり、思いを交わすことができる相手を道具だと思えるはずがない。

その心こそが、今、学園から戦いの空に飛び立つ生徒たちの力なのだ。

「あんたも事情があるんだろうけど、まずその点から認めなさいよ」

「私はISは嫌いだ」

「ま、はっきり口にできるだけ進歩したのかしらね?」

今まではその思いすら口にできなかった。

そういう意味では箒も成長しているということができるだろうが、望む方向とは正反対な気がしないでもない。

それでも、その気持ちを認めなければ尚更ダメだと箒は思う。

「嫌いなものは嫌いだ。好きになる努力なんて簡単にはできない」

「まあ、それは同感よ。私だって嫌いなもんは嫌いだもん」

その点で言えば、実は鈴音のほうが好き嫌いがはっきりしている。

そして、その感情を隠すことがない。

だから嫌いな人間とは基本的には付き合わないが、好きな人間とは上手く付き合える。

その上で、ある程度の距離を保てば、相手が嫌いなタイプでも付き合うことができるのだ。

日本に来たばかりのころは言葉が通じなくてなかなか友だちができず、イジメられてしまっていたが、もともと鈴音が持っているコミュニケーション能力は高いのだ。

だから、イジメが収まってからは鈴音は普通にいろんな友だちを作っていた。

「それは一夏のおかげかな♪」

「一夏の?」

「正義感が強いからね、イジメ自体が許せなかったんだと思うわ。たぶん、それが私じゃなかったとしても助けたと思うわよ?」

仮に鈴音が男だったとしても、一夏は助け、良い友人となっただろう。

女だから助けるような下心がないのだ。

だからこそモテるのだが。

がっつき過ぎだと、取りこぼしてしまうことのほうが多いのである。

そのあたり、弾がいい例だろう。

彼女が欲しいといっていたころは、女の子にまったく相手にされなかった弾。

だが、エルと共生進化を果たし、その世話というか相手をしていることで、がっついていたころの気持ちが薄れた。

結果として、今は本音と簪に好かれ始めているのだから、人生というものはわからないものである。

「ま、それは余談だけどね。でも、あんたが知ってる一夏も似たようなもんでしょ?」

「えっ?」

「正義感が強いってとこ。何だかんだで曲がったことが嫌いで、何とかしようとするじゃない。それは今も変わらないわ」

確かに、思い返して見れば、幼いころの一夏も正義感は強かったように思う。

剣だけの記憶しかないように思っていた箒だが、決してそんなことばかりではないのだ。

「もっとも、それをゴリ押しするんだけどね」

と、鈴音は苦笑いを見せる。

その、『ゴリ押し』という言葉に箒は疑問を持った。

「自己主張が強いということか?」

「そうよ。相当強いわよ一夏。自分の考えが正しいと信じたら絶対曲げないもの」

「……そうかもしれない」

「まあ、私が出会ったころはけっこう成長していたせいもあるんだろうけど。そのあたりも変わらないんじゃない?」

箒の記憶の中の一夏は、まず何よりも剣を振っている姿が思い浮かぶ。

だが、今思えば、その剣は決して篠ノ之の剣ではなかった。

篠ノ之道場ではちゃんと型を教えるのだが、型に自分を当てはめるのではなく、型を自分に合わせて変えていた面があった。

「篠ノ之の剣とはいえなかった。一夏が振るっていたのは昔から一夏流だったかもしれない」

篠ノ之流から、さらには姉の千冬から、剣を吸収しつつ、自分のための剣へと昇華していって、今の一夏の剣がある。

「ほら、変わってないじゃない。あいつ凄い頑固なのよ」

「確かに頑固かもしれないが……、お前は何でそう思う?」

「一夏と諒兵が仲良くなってくのを見てたからね」

「……友だちになりたいと思ったからだといっていたあの話か」

箒にとっては嫌な思い出がある、あの月夜の対峙。

そのとき鈴音が、一夏が諒兵と友だちになろうとしたのは、単に友だちになりたいと思ったからだと一夏がいったという話を聞いた。

そのときのことがきっかけで、鈴音に対して激しい敵愾心を持っているのだから、箒としてはあまりいい気分ではない。

だが。

「アレ、その話したっけ?」

「忘れたくても忘れられない」

「そうだったっけ……。ん?あ、そうね。あの時か」

鈴音の脳裏に、月明かりの中、横たわる一夏と諒兵の傍で箒と話していた記憶が映る。

そんなことがあったような気がすると鈴音は感じていた。

「ちょっと言い過ぎたけど、悪いこといったつもりはないわよ?」

「正直、認めたくない。だが、今はその話は置いておく」

実際、その点を掘り下げると、一夏のことを知るための話ができなくなってしまう。

あくまでもそちらが目的なのだから、今、そのことを蒸し返すつもりはなかった。

「そう……、なら、そうね、一夏が諒兵と一緒にケンカ屋をするようになった理由とか聞きたい?」

「……聞かせてくれ」

「素直でよろしい♪」

「怒るぞ」

どうにもからかっているようにしか見えない様子に、箒の額に青筋が増えてしまう。

そんなことは気にもせずに、鈴音は話を続けた。

「一夏と諒兵は似てるのよ」

「……何処がだ?」

「根っこ」

「根っこ?」

「つまり、根本的な部分が一緒なのよ。守りたいって気持ちがね」

ただ、一夏は自分が信じるモノを守りたいと思うのに対し、諒兵は自分の大切なモノを守りたいと思う。

それが違いとなっている。

「一夏の場合、まずは千冬さんよね。ただ単に姉としてじゃなくて、その象徴ともいえる剣を守りたいと思ってるのよ」

「織斑先生の剣……」

「ブリュンヒルデの剣、その強さを一夏は強く信じてるから、その弟である自分も剣では負けちゃいけないって思ってる。要するに自分たち家族の強さを信じてるのよ」

単に家族を守りたいというのであれば、スタイルに拘る必要は実はない。

それどころか、剣に拘ることもない。

だから、一夏は道場に通うことをやめ、新聞配達のバイトをすることを選んだ。

しかし、剣自体を捨てはしなかったのだ。

「ちゃんと自己流で振ってたもの。それこそ自分の、そして自分の家族の強さを信じてるってことだと思うわよ?」

「なるほど。それはわかる」

「信じるものが何であってもさ、間違ってないと思えるなら守るし、そうじゃなければそれはおかしいっていえるのが一夏なのよ」

正義感が強いというのはその部分である。

他人のことだからどうでもいいとは考えられないのが一夏なのだ。

お節介だともいえる。

エゴイスト的な鬱陶しさ、いわゆる『ウザい』人間にもなってしまうのだが。

「でも、あまりそういうことをいっているところを見ないぞ?」

「根っこっていったでしょ。成長して、言うのをガマンしたり、言うタイミングを考えたりするようになったのよ」

実は鈴音は一夏が箒の剣に対して思うところがあった話を聞いていた。

箒自身が気づいていないだろう剣の変化に対して、言うべきかどうか迷っていることを。

もっとも、それは一夏が伝えるべきことだと思うので、さすがに今はいわないが。

そのくらいの配慮は一夏でもできる。

そして、それを覚えたのは、弾や数馬、諒兵といった友人たちと付き合っていく中で覚えたということだ。

「そのあたり、特に一番上手いのは弾かな。上手く防波堤になってくれてたのよ」

「防波堤?」

「一夏はおかしいと思ったらいいそうになるから、弾が上手くはぐらかしてくれてた。最近はそれを自分で覚えたの」

コミュニケーションを円滑に進めるためには、言うべきでないこともある。

その点の判断を得意とする友人がいたことで、一夏は孤立しなかった。

「仲良くなった相手にはいっちゃうけどね。でも、それが許せる相手だからいうだけなんだけど」

「悪いところは悪いというのは間違っていないだろう?」

「そうよ。でもそれだけじゃダメ。一方的に言うだけじゃ非難してるだけだもん。しかも相手に何も言わせないようにしていくのもダメ。悪いこととかおかしいとかはっきりいうのはコミュニケーションとしては最悪よ?」

「しかし、いわなければ伝わらないだろう?」

そして伝わらなければ、相手が気づくこともできない。

迷惑を感じたならば、その点を相手に伝えなければいけないと箒は思う。

この点は、実は考え方が一夏に似ているのだが、箒はコミュニケーション能力が低いので、言い過ぎてしまう。

結果として人間関係をぶち壊してしまうのだ。

「そうよ。言わなければ伝わらない。だから言わなくちゃいけない。だから井波さんや私が言ったんじゃない。でも、あんたムカついたでしょ?」

「う……」と、箒は思わず口を噤んでしまう。

実際、言われて腹が立ったのは本当だ。

守られるお姫様でいたいだけではないと自分は思っている。

しかし、端から見ればそう見えるのだろう。

そして、そう見えるということは、内心ではそうありたいと思う自分がいるということだ。

ゆえに腹が立った。

そんな言い方をすることはないだろうと箒は思う。

「そこよ」

「何?」

「はっきり言えば、私たちにアンタにそれを伝える義務はないの。でも、言ってあげなくちゃいけないと思ったの」

「だから何だ?」

「そうなったら、『言い方』を考えるしかないじゃない。誰だって責められればムカつくわよ」

実のところ、コミュニケーションで非常に大きく、また頻発するのに盲点となっている部分だ。

どんな人間であれ、欠点を責められれば腹が立つ。

「だから、ベストはわかんないけど、ベターでいいなら、まず相手のいいところを受け入れるのよ。んで、そこを褒めたりするの」

コミュニケーションを円滑に進めていくには、まず、そこが重要なのである。

そのいいところ、すなわち長所が芯となる。

そして芯がしっかりすれば、他の部分を修正していくのはそう難しくはない。

この部分においては良いといえるからこそ、他の欠点をその長所に合わせて変えられるからだ。

「私はあんたのこと好きよ」

「はあっ?!」と箒は思わず声を上げてしまった。

そんな彼女を見て鈴音は苦笑いを見せる。

「人間としてね。尊敬できる面もあるもの」

「えっ?」

「あんた一途じゃない。環境変われば他の人たちと触れ合う可能性がゼロじゃなかったはずだけど、今でも一夏なんでしょ?」

「それは……」

「ま、あんただと友だち作るの下手そうだけど、あんたが転校した先には親しい友人になろうとしたヤツもいたんじゃない?」

箒自身は良く覚えていない。

しかし、いなかったという可能性は低い。

余程、箒のほうから拒絶しない限り。

そして、箒自身は友人を作る努力はしなかったが、寄ってくる人間をそこまで邪険にするようなことはなかった。

姉である束は完全に壁を作ってしまっているが、箒はその点ではまだ一般人よりの考え方をしている。

もっとも、姉のことを聞かれると感情的になってしまうという面はあったが、ならば、その点を上手く避けてコミュニケーションを取ればいいだけの話で、その程度ならできる人間もいただろう。

「話、くらいはするし、剣道部には友人もいた」

「女だけ?」

「いや、マジメにやってる男子部員とは話もできてた」

「ほら。でも、ずっと幼馴染みの一夏のことを想い続けてるんでしょ。私、その点は尊敬してるのよ」

「何故だ?」

「私はふらふらしてるからね」

そういって、鈴音は少し悲しそうな顔を見せた。

それが、何だか凄く女らしく見えてしまい、箒は一瞬だが顔を赤くしてしまう。

「どっちか選べないのって、酷い女だと思うわ。はっきりするべきなんだけど、どうしても先に進めないのよ」

「何故なんだ。正直、私はその部分は認められん」

「でしょうね」

そう答える鈴音を見て、箒は思う。

認められないが、そのことを鈴音自身がおかしいと、悪いことだと思っているとなると、責めにくいというか、責められない。

一夏も諒兵も好きだという鈴音の言葉を聞いて激昂した箒だが、それを本人が辛いと思っているとなると、別の感情も生まれてくる。

自分とは違うところであっても、鈴音も苦しんでいるということに、共感を覚えてしまうのだ。

「今はまだ、そう想ってなかなか先に進めない。片方を選んで、片方との関係が壊れるのが怖いから、先に進めないの」

「それでも、正しいとは思えない」

それは間違いなく箒の本音だが、かつて聞いたときのような怒りは感じなかった。

何故か、同情できる面がある。

今が大事すぎて、未来に進めない。

それは過去に縋って、今を受け入れられない箒に似ているからかもしれない。

だからか、わかる気がした。

「話が逸れたわね。一夏と諒兵が似てるってところなんだけど……」

「正直言って、似ていないと思うが」

「だから根っこだってば。枝葉の部分が似ないのは当然よ。生きてきた環境が全然違うもの」

「一夏は信じるものを守るといったな。対して日野は大切なものを守ると。その意味に違いはあるのか?」

「あるわ。諒兵が大切にするのは自分の家族、周りの人」

「それは一夏も同じだろう?」

「うん、でも決定的な違いがあるの」

「何だそれは?」

「自分自身を好きか嫌いか」

「えっ?」

「諒兵、自分のこと、あんまり好きじゃなかったのよ」

捨て子だった。

それが似ていながら大きな違いとして現れている。

一夏には千冬という血のつながった家族が傍にいたが、諒兵は天涯孤独だった。

そんな諒兵を、孤児院では、いろんな人が家族として扱ってくれていた。

「だから、自分のことを受け入れてくれた人を大切にするの」

「それは……」

「一夏は違うわ。千冬さんっていう絶対的なつながりがあったんだもの」

そこが、一夏と諒兵の一番大きな違いだった。

たった一人でも肉親がいた一夏と、天涯孤独の諒兵。

そのため、一夏は自分の在り方を気に入っているが、諒兵は自分自身のことが気に入らなかった。

「捨て子だから。親にも見離された自分だから、好きじゃなかったのよ」

今になって、ようやく諒兵が元来の守りたいという気持ちをはっきり表すことができるのは、実の両親の話を聞くことができたからだ。

それ以前は、身体中に棘を生やして、それでも受け入れてくれる人を大切にしていた。

「だから、一夏は諒兵と友だちになろうとしたとき、身体でぶつかっていったの」

言葉で欠点を指摘したり、こうあるべきだと示唆しても自分のことが嫌いな人間は決して変わらない。

負けん気があれば直そうとするという考えもあるが、実はそこまで正しくはない。

 

自分を変えようとする人間は、自分のことが好きなのだ。

 

好きだからこそ周りにも好かれようとする。

そのためにどんどん自分を変化させていく。

変わらないところが魅力というが、実のところは、時代や状況に合わせて少しずつ自分を変えているのだ。

その変化が小さいから気づかないだけで。

「そして、間違っていないと思ったから、一緒にケンカ屋するようになったわ。つまり、一夏のほうが変化したのよ」

自分の在り方とそれほど離れていないのならば、変化は容易い。

先ほども言ったように一夏は自分自身を受け入れているからだ。

だが、諒兵のほうは変わらない。

自分のことが嫌いだから、受け入れられていなかったのだ。

「面倒っていえば面倒よね。でも、そうしないと友だちになれないタイプなのよ、諒兵って」

「一夏がそこまでしたのは……」

「諒兵と友だちになろうとする自分は間違ってないと思った。そしてそんな自分のことを気に入ったから。諒兵のためじゃないわ」

結局、自分自身の在り方の問題であって、相手のためではない。

その在り方が相手に良い影響を及ぼす保証もない。

それでもそうするのは、自分の意志であり、エゴなのだ。

「そろそろ気づかない?」

「何?」

「あんたの問題点」

今の話は、実は箒にとって一番重要な部分を話していると鈴音は説明する。

わからないなら、どちらが自分に似ているかを考えてみればいいと付け加えて。

そういわれて考えて、そして……。

「私が似ているのは、日野のほうなのか……」

「うん。まあ、そっくりとまでは言わないけど」

それでも、箒という人間に似ているとするならば、一夏よりも諒兵のほうなのだと鈴音は断言する。

「だからあんた諒兵と仲良くしようとしないのよ。自分と同じ欠点持ってるんだもん。鏡見てるような気持ちになるんじゃないの?」

「……それだと私が考えなければいけないのは、自分の欠点についてじゃなくて、自分を好きかどうかなのか?」

「そう思うわよ?そのために大事なヒントはもうあげたからね」

「えっ?」

「自分のことを嫌いな人間が、自分を好きになるためには何が必要だと思う?」

欠点を受け入れることではない。

それではダメなのだ。

根本的な解決にはならないのだ。

何故なら、芯がブレてしまうから。

欠点を受け入れて直そうとするということは、別人になるということではない。

自分のままで、少しだけいい方向に向かうということだ。

だが、自分を嫌いな人間は、自分のままでいようとしないのだ。

だからぶれてしまう。

だから変わることができない。

まずは。

「周りの人が受け入れてくれるところをあんた自身が理解しないとね」

「……私のいいところを知れってことになる、のか?」

「そうよ。あんたがあんたのいいところを知らないと、結局芯ができないじゃない」

ただ、これは箒のせいとばかりはいえない。

むしろ周囲の人間が、箒のいいところを箒自身に伝える必要がある。

それが箒にとっての芯となり、箒そのものになる。

「それができれば、変わってくのはそんなに大変じゃないのよ」

「私のいいところって……」

「それもさっき言ったわよ?思い出してみれば?」

そういわれても、簡単には思い出せない。

そこは、むしろ欠点として言われ続けた部分だからだ。

でも、それは本当に欠点なのかと鈴音は話す。

「私はたぶんあんたが自分の欠点だと思ってるところこそが、一番いいところなんだと思うわ」

「それは……」

「そのくらい自分で考えてよ。今の話、じっくり思い返せばわかるわ」

さすがにこれ以上、敵に塩は送れないと鈴音は苦笑する。

だが、さすがに箒にも十分以上に自分のために語ってくれたことくらいは理解できる。

だから。

「わかった。後は自分で考える。今日はすま……、いや、ありがとう鈴音」

「どういたしまして♪」

そういって笑う鈴音の顔を見ると、箒は何だか悔しい。

だからこそ、あと少しの『答え』に、自力で辿り着いて見せると思うのだった。

 

 

 

 

 

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