ASーエンジェリック・ストラトスフィアー   作:枯田

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第213話「存在しない研究所」

千冬、丈太郎の二人は倉持技研の社長にアポイントを取り、極東支部の情報を得るべく交渉に赴いた。

だが、交渉はあっさり終わった。

はっきり言って、倉持技研の社長は何も知らない傀儡だというのが二人の印象だった。

「経営手腕なんかぁ、けっこうなもんらしぃがな」

「普通の会社社長としては問題ない人物だということなんでしょうね」

IS学園に戻る途中、カフェで交渉内容に関して二人で検討しているところである。

「だが、極東支部に関しちゃぁなんも知らねぇ。追及を止める方法としちゃぁてぇしたもんだ」

「倉持はあくまで極東支部の技術を利用して作り上げた開発会社ということですか……」

そして表の企業である倉持技研だけで開発ができるように施設は整えられている。

その陰で極東支部はISというものを追究しているのだろう。

倉持技研自体が開発会社として優秀なだけに、その奥に突っ込もうという人間はこれまで存在しなかった。

その上で、奥に来させまいとするあたり、存在の隠蔽技術は下手をすれば亡国機業の本部よりも上手かもしれないと思える。

「とはいえ、掴んだ情報が『零研』という略称だけなのは情けないです」

と、千冬は項垂れる。

倉持の社長との交渉で彼がポロッと漏らしたのがその略称だった。

予想通り、白式の開発はそこが行っていたらしい。

せめて正式名称くらいは掴みたかったが、彼はその後一切『零研』についての情報は口に出さなかった。

うまく誘導させて吐かせようとしたのだが、彼は『零研』という略称以外は知らなかったのである。

「正式名称がわかりゃぁ、そっから何か掴めっかと思ったがなぁ……」

そう呟きながら丈太郎もため息を吐く。

『まるで別れ話を切り出そうとしてるカップルですねー』

『せめて枕がある場所で語らんか、奥手ども』

と、いきなり声をかけてきた天狼と飛燕ことシロに、二人はジト目を送る。

「おめぇらな……」

「私たちは任務に行っていたんだぞ」

今後のISや生徒たちのための任務でナニをしてこいというのか。

ツッコミたい気分ではあるが、わりと気力が萎えてて突っ込めない二人だった。

とりあえず、倉持技研の社長との交渉内容を二機に伝える。

『ふむ、『零研』ですかー』

「手に入った情報がそれだけなんだ。さすがに気落ちしてしまう」

白式の開発は予想通りではあるので、新たな情報としては略称がわかっただけとなる。

千冬の言葉も当然だろう。

だが。

『いやいや、それはなかなか面白い情報じゃぞ?』

「何か気づいたのか、シロ?」

『妾も噂話を聞いただけじゃがの』

「噂だぁ?」

「私たちは情報をかき集めてるし、噂になっているなら耳に入っていてもおかしくないんだが……」

実際、束が情報を欲しがっているし、丈太郎自身、極東支部を探すために方々を調べ回っているので、噂があるなら既に耳に入っているはずだ。

しかし『零研』という言葉は初耳である。

だが、シロはしれっと言ってのけた。

『百年くらい前の噂じゃ』

『私がまだ奈良で座禅組んでたころですねー』

「「そんなもんわかるかっ!」」

思わず突っ込む常識人二人である。

とはいえ、少しは参考になればとシロの話を聞いてみる。

『妾は『緋宵』としてこっちに居ったからの。人の噂もよう耳にしたのじゃ』

「どんな話だ?」と、千冬。

『旧帝国陸軍の研究所の話じゃ』

「何?」と丈太郎。

『第1から第8まであった陸軍航空技術研究所には、誰も知らん0番目の研究所がある。そんな噂があったのじゃ』

その話を聞いて、千冬と丈太郎の目の色が変わる。

『零研』という略称とも符合する。

「どんな施設だったかって話ぁ知ってっか?」

『先進的な航空技術開発じゃったかのう。要は空を飛ぶための技術開発をしとるとか』

実のところ、実在した陸軍航空技術研究所は第二次大戦後にすべて廃止されている。

もし、その一つが現代にいたるまで存在し続けているとするならば、当然ISの開発を行っているはずだ。

最も先進的な航空技術ということができるからだ。

「織斑」

「はい。おそらくそれが現在の極東支部です。まさか元は我が国の研究所だったとは……」

驚愕すべきことではあるが、今やるべきことはわかりきっている。

「天狼、今の名称を覚えたな?」

『はいはいー♪』

「シロも頼む。軍事方面から調べていけば、何か掴めるかもしれない」

『よいぞ』

そう答えた二機はすぐにネットワークへとダイブする。

とっかかりを捉えたことで、千冬と丈太郎はすぐにIS学園へと戻ることにした。

が。

『ホテルには寄らんのかの?』

「「やかましいっ!」」

どうにもシロは自分たちで遊んでいる気がすると思う千冬と丈太郎だった。

 

 

 

『第零陸軍航空技術研究所』

公式には存在しないはずの研究所。

だが、百年ほど前から第二次大戦後まで、日本のどこかに存在するとまことしやかに言われ続けてきた。

空に憧れた研究者たちが集まり、航空技術について日夜研鑚を積み、いずれは宇宙へと飛び立つための研究を続けている。

 

IS学園に戻り、そんな報告を天狼から受けた丈太郎は、一つため息を吐いた。

「本当に噂話だなぁ」

『しろにーもまだ調べてくれてますが、すぐに見つかるのは噂話しかありませんねー』

当然の話である。

いきなり所在地が見つかるはずがないとは丈太郎も理解している。

とはいえ、不思議といえば不思議な話である。

記録により、公式に存在が確認できるのは第1から第8までの陸軍航空技術研究所だけだ。

何故、『0番目が在る』という噂話が広まったのか。

『そこなんですがー』

「何かあんのか?」

『当時、招集された研究者でいつの間にか行方不明になってる方がいるんですよねー』

「何?」

『時期は一致しません。素性も。ですが、陸軍航空技術研究所があった時代、ぽつぽつと行方不明者が出てるんです』

公式にも記録が残っていたと天狼は説明する。

帰郷した、外国に行くことになった、と理由もちゃんと記録されているのだが、行方不明となった研究者たちのその後が全く不明なのだという。

『生死の記録すらありません。行方不明というのが一番わかりやすいでしょう』

「とっ捕まったってのか?」

『可能性はあるかと』

何者かに拉致され、第零陸軍航空技術研究所に連れていかれた。

そう考えることもできるだろう。

だが、そうなると零研で研究されていた内容にいささか違和感を抱く。

『まとも』過ぎるのだ。

人体実験に代表される非人道的な研究だというのなら、拉致されて無理やり研究させられたという話は理解できる。

千冬と一夏、そしてまどかの母親である織斑深雪がまさにその代表例だろう。

しかし。

「天狼、白騎士が言ってた先進的な航空技術開発ぁ非人道的なもんだと思うか?」

『う~ん、サイボーグ化や生体改造などの人体改造を施して飛ぶというのであれば、非人道的と言えないこともありませんが……』

新世代のIS開発をしているらしい零研。

そして其処で開発された白式は、単一仕様能力を搭載したというかなり無理な性能を持っているとはいえ、ISとしてはまともに作られている。

つまり、他の研究所同様に表に出てきても問題がないのだ。

むしろ現代まで残っているというのなら、その名が轟いていても不思議はないだろう。

「謎の研究所じゃねぇかしんねぇな」

『謎だらけですけどー?』

「前身ぁ阿呆の研究所かもしんねぇぞ?」

『は?』

「俺みてぇに空に憧れた研究者、開発者が趣味で集まっただけってのぁどぅだ?」

『……何ですか、それは?』

丈太郎が思ったのは、それぞれの研究所に集められた研究者たちが自らの意思で寄り集まり、新しい航空技術開発に没頭してしまったのが、始まりなのではないかということだ。

「フェレスってASの情報ぁ貰ってたな?」

『はい』

「そいつが使ってた武装ぁやべぇもんだったか?」

『はて。かなり高性能ではあったそうですが、競技に出しても問題ないようなものらしかったですよ?』

「そこだ」

『ここですか?』

「すげぇ単純に高性能のISを作りたいだけって印象が強ぇんだ」

大量破壊兵器じみた武装だというのなら、今はディアマンテとなったシルバリオ・ゴスペルのほうが相応しいだろう。

軍事兵器という色合いも強い。

極東支部、つまり零研製の対『使徒』用武器は、確かに強力ではあったし、人間に向けられれば大きな被害を出すことは間違いない。

だが。

「ISに乗ってる人間なら対抗はできる。つまり、競技にも使えるレベルに収めてやがる」

『つまり、趣味人の集まりですか?』

「阿呆が集まっててめぇの趣味に没頭した。が、出来上がったもんの性能ぁ高かったとなりゃぁ、おめぇならどうする?」

『まあ、ほっとくでしょうねえ……あ』

そう答えて天狼は気づいた。

零研の研究者たちは、放っておいても高性能な兵器やISを作る。

その開発資料をもとに軍需産業として商売を行えば、かなりの利益を生み出すことができるだろう。

亡国機業はそこに目を付けたのだ。

『要するに『零研』などという組織は存在しない。才能を無駄遣いする変人の集まりということですか』

「あぁ、だから噂にしかなんなかった。実体があるよぅでねぇんだ」

無論のこと、施設はどこかに存在しているだろう。

しかし、亡国機業極東支部としてではなく、また第零陸軍航空技術研究所としてでもない。

ただの変人の寄り合い所なのだ。

そうなれば公式の記録なんてあるはずがない。

彼らの成果は他の研究所から発表されてるのだろうから。

行方不明というのも、自分が所属していた本来の研究所で仕事をせずに自分の趣味に没頭してしまっていたからだろう。

「あぁいう連中ぁ金の出どころなんざ気にしねぇ。研究開発さえ続けられりゃぁいぃ」

『そのお金と場所を提供したのがかつては軍であり、今は亡国機業だった……』

だが、その亡国機業も今はない。

だから女性権利団体に商売を持ちかけたのだろう。

前例のない、最新鋭の高性能AS『天使の卵』を孵化させるまで守るために。

「天狼、倉持の研究員を全員洗い出してくれ。仕事ぶりから日常生活まで手に入る情報ぁ全部だ。違和感あるヤツぁ必ずいるはずだ」

『はい、しろにーやアンアンにも伝えます』

そう答えた天狼はすぐに行動を開始したのだった。

 

 

 

亡国機業極東支部こと『零研』にて。

スコールが女性権利団体の女性に対して、説明を行っていた。

「現在のところ、三時間ほどのメンテナンスで完全回復できるそうです」

「かかるわね……」と、女性は眉を顰める。

「肉体の損傷もありますので。ASの治癒能力を回復させてからの肉体治癒となります」

淀みなくそう答えるも、相手の表情はあまりいいとは言えない。

せめて自分たちの状況くらい把握して整備に来てほしいと思うのは余計な欲だろうかとスコールは落胆する。

「フランスでは大きな成果を上げることはできたけど、こちらの被害も大きかったわ」

「心中、お察しします」

相槌を打つスコールは、ボルドーでの戦闘資料の内容を思い返す。

確かにサフィルスから七機のサーヴァントを奪って見せたことは大きな成果だろう。

IS学園の遊撃部隊はまだ数機のISコアを抜き取ることができただけだ。

奪った上に権利団体のAS操縦者を増やせたのだから、その点においてIS学園を上回ったと言うのは間違いではない。

もっとも相手もさすがにここで自慢話をしたいわけではないだろうとスコールは目を細める。

「我々のASに新たに武装を搭載することはできないのかしら?」

「現在のところ調査中とのことです。今すぐのご報告は致しかねます」

落胆したような顔でため息を吐くその女性を見て、スコールは思う。

何もかも自分たちに都合よく動くわけがない。

ゆえに、普通は様々な手を考えておくものだ。

失敗したときに打てる次の手があるかないかで、勝利を得られるかどうかが決まるのだから。

ため息を吐きたいのはこっちだと言いたい気分を抑えつつ、スコールは笑みを作る。

そして、その女性は整備中のAS操縦者は任せると言って帰途に就いた

 

そんな話をデイライトに報告する。

「ま、あの連中に余計な力を与えたくはないけど」

『正直言ってこれ以上増長されるとぶっ放したくなるわ』

『ウパラさん、気持ちはわかりますが落ち着いてください。スコールさん、対応していただきありがとうございます』

整備の様子を見ていたウパラの過激なセリフに共感してしまうスコールである。

気を使ってくれるフェレスには申し訳ないのだが。

実際、応対するだけで神経が疲れるので、正直代わってもらいたい気分だったのだ。

「今のところは武装を持つしかあるまい。第3世代どころか、通常の武装も載せられんからな」

「説明は?」

「当然行った。だが、せっかくプラズマエネルギーで作った武装があるのに劣化した武装など持ちたくないと言ってきた。これでも必死に作ったのだがな」

そう言ってデイライトは苦笑する。

持ちたくないから載せろというのは、あまりにわがままが過ぎるだろう。

零研は駄々っ子の世話をしているわけではないのである。

「フェレスのような能力はパートナーが私だから生まれたものだろう。他のASでは進化後に新しい武装を載せられないことはIS学園の部隊が証明している」

『その言い方ですと、絶対に不可能とは思っていないようですね?』

デイライトの説明を聞いたフェレスがそう問いかける。

さすがにパートナーの性格はよく理解しているフェレスである。

「如何せん、ここではIS学園の部隊相手に試すことができんからな」

『なら、あの子たちでやってみるの?』

「試したいとは思うな。まあ、IS学園の第3世代ASのようにはできんだろうが」

意外な言葉が出たことに、その場にいた一同は驚く。

不可能だと言っているようなものだからだ。

デイライトとしては、不可能だと予測できることに無理に挑戦する気はないらしい。

「つまり、アプローチを変えてみればいいと考えている」

「どういうこと?」

「もっとも不可能と思えるのは量子転換だ。進化したASは進化時に自分が搭載されていた機体を己自身として量子転換している」

単純に言えば、ASや使徒は機体が持っていた武装、機能を全て自分の身体として進化しているのだ。

そこから新たに自分の身体を増設することなどできるはずがない。

それこそ人体改造の世界になってしまう。

「極端な例が白虎とレオだな。あの二機は武装を外した試験機のまま進化したので鎧以外に身体がない」

『あの子たちはもともと武器を持ちたがらなかったのよね……』

と、以前は同じIS学園にいたウパラが納得したように肯くと、フェレスも肯いた。

『そして、いまだに搭載したという話は聞きません』

「そうね……」

「しかし、おかしな話だと思わないか?」

そう言ってデイライトはニヤリと笑う。

おかしい、とはどういうことだろうかと一同が首を捻ると、デイライトが意外な意見を述べてくる。

「もともとは打鉄だったんだ。そして打鉄にも武装の格納領域はちゃんとある。それは今どうなっているのだろうな?」

『……あれ?』

『格納領域は私にもちゃんと存在しています。レトロフィット・パッチはそこを利用した能力だとヒカルノ博士が確認しています』

フェレスの能力であるレトロフィット・パッチ、すなわち武装の換装能力は、調べてみるともともと機体が持っていた格納領域をうまく利用した能力であることが判明していた。

そう考えると、白虎とレオに載らないのは何故かと考えられる。

『もしかして使い方がわからない?』と、ウパラ。

「いや、それは考えにくい。おそらく別の何かがすでに格納されているんだ」

『何か、とは?』と、フェレス。

「こればかりは私にもわからん。何しろ世界初の男性IS操縦者だったんだ。白虎とレオがどういう影響を受けているのかは、直接調べんことにはわからんだろうな」

さすがに今、直接調べるのは不可能だろうとデイライトは続ける。

如何せん、白虎とレオはIS学園にとって操縦者である少年二人と共に決して手放せない存在だからだ。

ゆえに、話を戻そうと言ってデイライトは続ける。

「もともと権利団体のASは第2世代進化しかできないが、武装は無くとも機体のベースの機能は進化できている」

「当然そこには格納領域も含まれるわね」

「うむ。共に進化することはできなくとも、そこに載せるくらいは可能だろう」

『けっこう簡単な話なのかしら?』

「いや、ここからが難しくなる」

矛盾するようだが、話としては単純だった。

ISコアから進化した使徒やASに載せられる武装がないのだという。

「銃火器やブレードなどの単位の大きい状態の物質で作られた兵器では、フェレスという例外を除いて使徒やASの格納領域には載せられない。単純に質が違うんだ」

『質、とは?』

「進化はISコアが人の心の情報を読み取り、自分の身体、もしくは操縦者と自分の身体を量子転換することまでは判明している」

『あっ、そういうことなのね』

「えっと……?」

「ウパラは気づいたようだな。量子から再構成されたのが使徒やASだ。つまり同じように量子から作り上げた武装でなければ、その格納領域に納められないのだ」

現実的に、量子力学、量子物理学は軍事でも採用されている。

現代科学では量子という考え方は非常に重要なのは確かだろう。

だが、一から量子で作り上げた兵器となると、話はほとんど聞かない。

ゆえに『載せられる武器』がないのだ。

ISは武装を量子転換して搭載するのだが、あくまで大きな単位で作られたものである。

ASや使徒となると単位から揃えていかなくては、新しく搭載することはできないだろうという。

「いわゆる量子兵器は研究課題としては非常に興味深いが、片手間でできることではないな」

そう言って苦笑するデイライトだが、実際、今の零研は『天使の卵』の孵化や女性権利団体の整備などで手いっぱいだ。

これ以上は手を付ける余裕がない。

なので、現在、権利団体のASに搭載できる武装を作ることはできないのである。

「で、その説明を私にしろというのかしら?」

と、スコールがジト目でデイライトを睨む。

調査中といった手前、何らかの答えを持っていかなくてはならないからだ。

かなり専門的な説明を、権利団体の人間相手にするのは骨が折れるどころの話ではないだろう。

だが、さすがにデイライトはそんなことは言わなかった。

「そもそも連中に理解できると思うのか?」

「無理だとわかるから、困ってるのよ」

「単純に、ASは後付けで武装を搭載することはできないと説明しておけ。まさかフェレスの能力まで明かしたわけじゃあるまい?」

「そうね。さすがにフェレスの能力なんて、うちの機密を話すほど馬鹿じゃないつもりよ」

「我々研究チームが無理だと言っていたと言えばいいさ」

人間関係では、割といい加減なデイライトはそう言って笑うが、人間関係で苦労しているスコールは少しばかり頭が痛くなっていた。

 

 

 

 

 


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