ASーエンジェリック・ストラトスフィアー   作:枯田

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第47話「ただ戦いだけを」

モニターの中で異変が起きるより少し前、束がいきなり怒りだした。

「ばかぁーっ、なんで勝手に凍結解除しちゃうのぉーっ!」

「どうした束ッ?」

「苦労して凍結した子を勝手に解除しちゃったんだよぉっ!」

そして、モニターには戦っている諒兵を吹き飛ばすまったく別の機体が映った。

「諒兵ッ!」「だんなさまッ!」

鈴音とラウラが叫ぶ中、セシリアとシャルロットは呆然としていた。

その威容は明らかに量産機ではないとわかる。

専用機、それも間違いなく第3世代機だ。

「山田先生ッ、詳細をッ!」

「はいッ!」と、答えた真耶がコンソールを叩くと、すぐに答えが現れる。

「ファング・クエイクッ、アメリカ代表の専用機ですッ!」

「代表専用機だとッ!」

千冬はすぐに束にどんな個性なのかを尋ねる。

とはいえ、いきなり襲いかかってきたことから考えても、相当危険なのは確かだが。

「この子は『享楽』だったんだよっ、だから同じ個性基盤の子の凍結に巻き込んで凍結したのっ!」

人の個性は様々だが、それでも同じ個性は存在する。そこから環境、経験などで微妙に変化していくものだ。

天狼たちも同様で同じ個性を基盤としても、それぞれ存在する環境によって性格は変化していくのである。

そして『享楽』とは、いわゆる快楽主義で、自身が楽しいと思うことを追求するタイプの個性なのだが……。

「この子は戦闘が好きなのっ、要するに戦闘狂っ!」

「馬鹿者がッ、よりによって戦闘狂を目覚めさせたというのかッ!」

誰かは知らないが、手前勝手に最悪のISを目覚めさせたことに、千冬は思わずコンソールを叩いてしまっていた。

 

 

いきなり拳が襲いかかってきたことには驚いたが、諒兵は何とか防いでいた。

レオが咄嗟にビットでシールドを形成したのだ。

「ありがとよ」

『危険です。この方はファング・クエイク。個性は戦いに喜びを見いだすタイプの『享楽』、いわゆる戦闘狂のようです』

「わかるのかよ?」

『先ほどの接触で思い知らされました』

苦笑いしているのを感じるが、それ以上にかなり危険であることを感じているのだろう。

外見はどう見ても専用機、それも第3世代機らしい。

量産機と同時に相手にしている余裕はなさそうだと諒兵は判断する。

だが。

「レオ、ビットを使って他のやつらを牽制してくれ」

『ですけどっ……』

「まだ、下に人がいるんだよ……」

その声に痛みを感じるレオは諒兵の言葉に従うことにした。

 

ウォオォオオオォォオォオォッ!

 

「チィッ、ガチで戦闘狂かよッ!」

雄叫びを上げる姿は、まるで巨大な獣のようにすら見える。

そしてファング・クエイクは拳を振りかぶって再び特攻してきた。

諒兵は咄嗟に両腕の獅子吼をドリルのように回転させ、拳を逸らそうとする。

「ぐぁッ!」

だが、逸らせたはいいものの、衝撃波だけで吹き飛ばされてしまった。

「なんつー馬鹿力だよッ!」と、思わず毒づく。

それでも、下にいる人を襲わせないために、諒兵は獅子吼を戻そうとはしなかった。

 

 

上空で呆然としていた一夏は、すぐにハッと気づき下降しようとする。

だが、高笑いする声が聞こえてきた。

 

バァカがッ、災厄を自分で呼び込みやがったッ!

 

「知ってるのか?」

 

あいつはファング・クエイク。マジモンの戦闘狂だよ

 

『それじゃ絶対止まらないじゃないっ!』

と、白虎も焦った様子で叫ぶ。

アラクネのいうとおりの戦闘狂であれば、説得で止まるはずがない。倒すか、倒されるかの二択だ。

しかも姿かたちから見て確実に専用機であることがわかる。

その上、あのパワーなら、間違いなく第3世代機だ。

 

あいつは戦えりゃいーだけのキチヤローだからな

 

周囲が更地になるまで暴れるぜ、と、アラクネは楽しそうに笑う。

「くそッ!」と一夏が再び下降しようとすると、アラクネは楽しそうに止めてきた。

 

なら、オレも降りて暴れるぜ、いーのかあ?

 

「お前ッ!」と、一夏が睨みつけると、突然『怒るよ』と、冷たい声がした。

『凍りつきたいの?』

白虎が本気で怒っているのが伝わってくる。

それも熱い怒りではない。冷たい、絶対零度の怒りとすら一夏は感じていた。

 

チッ、今の状態じゃてめーとは戦えねーな、ビャッコ

 

『イチカ、今は見逃すしかないみたい』

「いい。諒兵が心配だ。アラクネ、お前はいずれ必ず止める」

 

ハッ、進化したら本気で相手してやらあ。

 

そして、あばよッ!といってアラクネは飛び去っていった。

『……怖がらないの?』

「何が?」

『だって……』

先ほどの怒りは、一夏にいまだ一度も見せたことの無い白虎の本気の怒りだった。

そして、おそらくは今の白虎なら、今まで使えなかった力も使えるのかもしれない。

それはたぶん、『仲間を殺せる力』だ。

それを使おうとした自分を怖がるのではないかと、白虎は恐れている。

でも、誰のために怒ったのかと考えれば、怖くなどなかった。

「イヤな思いさせてごめんな、白虎」

『イチカあ……』

「もっと、強くならなきゃな」

『一緒にねっ♪』

「ああ」と、答えて一夏は諒兵が戦う場所へと降りていった。

 

 

「チィッ!」と、諒兵は思わず舌打ちしてしまう。

ファング・クエイクは覚醒状態でしかないにもかかわらず、一撃の攻撃力が桁外れだった。

諒兵は、相手の逃げ場を封じて強力な一撃を繰り出すという戦い方をする。要は狩りだ。

確実にダメージを与えていくことができるため、強力な相手でも倒すことは可能だが、その分どうしても長期戦になる。つまり、一夏のような一発逆転は難しい。

当然、獅子吼が半分しかない今の状態では、ファング・クエイクの攻撃をかわしながら、少しずつ削っていくことしかできないのだ。

 

ウゥアァアァッ!

 

「ぐぅッ!」

ファング・クエイクの拳は、届かなくても衝撃波を放ってくる。

衝撃波を切るような一夏の白虎徹と同様に、諒兵の獅子吼は螺旋回転させることで衝撃波を散らすことで防げはするが、実のところ負担は大きかった。

そもそも攻撃をさせないのが今の諒兵の戦い方だからだ。

『リョウヘイッ、獅子吼を戻してくださいッ!』

レオの叫びには自分を案じる気持ちがあることが痛いほど伝わってくる。

それでも、諒兵は獅子吼を戻そうとはしない。

「ダメだ。下の連中が逃げ切るまでは牽制を続けろ」

殺させたくなかった。

人を死なせたくないのではない、レオの仲間ともいえるものたちに『人を殺させたくない』のだ。

自分の負担が大きくなっても、それだけは譲れないと諒兵は思っていた。

それに、いつもどおりにやっていないわけではない。

ファング・クエイクの攻撃は基本的に拳のみ。つまり格闘型のISであることは理解できた。

要するに諒兵とは同類だ。

「ぐッ!」

ただ、突進力がすさまじいのだ。

高速で突進しながらのストレートという戦い方は、一夏と同類ということもできる。

ただ、すぐに離脱するのではなく、ジャブからのストレート、左右のフック、アッパーといった連続攻撃を行ってくる。要するにこのISはボクサーなのだ。

こういった連続攻撃への対処に関しては、諒兵は慣れていた。

アッパーで身体が起きた瞬間を狙い、獅子吼を装甲に突き入れる。

 

ウァウッ?

 

ステップを踏んでかわすにはISとしての巨体が邪魔をしているらしく、あっさり喰らってくれるのがありがたい。

逆にいえば、進化されれば、今の戦い方に順じた変化をすることが理解できた。

少しばかり、進化したファング・クエイクはどんな風に戦ってくるのかという興味も湧くが、そのために街に被害をだすわけにはいかない。

いずれにせよ、ここで止めなければマズいと諒兵は考えていた。

そこに声が響く。

「諒兵ッ、量産機は引き受けるッ!」

『アラクネは逃げちゃったのっ!』

聞かずとも、アラクネにかなりのダメージを与えたことは伝わってきているので、ならばと諒兵は叫ぶ。

「任せたぜッ!」

これでようやく本気で戦えると思うと、思わず笑みが浮かんでくる。

「戦闘好きってのは嫌いじゃねえぜ」

『……向こうのほうが好みなんですか?』

「戦う相手としてだっつの」

そんな軽口が出るくらいに気持ちは軽くなっていた。

レオは白虎や天狼より嫉妬深いのか、などと思ってしまったが。

 

 

モニターの向こうでは戻ってきた一夏が量産機の相手をしている。

とりあえず、これで諒兵が倒される危険性は減ったと安堵する一同だった。

だが、戦闘力を考えれば第3世代機が覚醒してしまったのはかなりの痛手だった。

「アラクネは逃げちゃったのね……」

「深追いすると一夏さんも諒兵さんも危険ですわ。ここは正しい判断でしょう」

鈴音のため息に、セシリアがそう答える。ただ、鈴音としては深追いはできなかっただろうとも考えた。

(倒すって一度もいってない……)

一夏と諒兵にとって、この戦いはISを止めるためのものだ。つまりISのために戦っているともいえる。

それではおそらくファング・クエイクは倒せまい。

アラクネとて倒せるかどうかわからないだろう。

一番、この戦いに向かない者たちが、最前線に送り出されている。

その歪みがどんなかたちで現れるのだろうと思うと、鈴音の心は沈んだ。

「目覚めさせた者は特定できたか?」

「……現場の判断じゃありません。権利団体からいってきたみたいです」

と、そんな千冬と真耶の会話が鈴音の耳に入ってくる。

「理由を聞くように指示してくれ。今後もこんな真似をされては不利になってしまうばかりだ」

「はい」

今、一夏と諒兵にとって味方といえる者がどれだけいるのか、鈴音としてはあまり考えたくはなかった。

二人だけを戦わせることが、あまりにも辛いからだった。

 

 

一夏は量産機を追いながら、剣を一閃する。

だが、ギリギリのところで避けられてしまう。

「くッ、追いきれないッ!」

『深追いは禁物だよっ、ダメージを与えることに集中してっ!』

白虎の言葉に従い、一撃でもダメージを与えるならばよしと意識を切り替える。

とにかく一番重要なのは諒兵の邪魔をさせないことだ。

相手が強すぎる以上、下手に邪魔をされると諒兵の命に関わるからだ。

「頼んだぞ」と、一夏は呟いた。

 

強い。何といっても戦いに対する欲が強すぎる、と、諒兵は感じた。

本物の戦闘狂らしく、まともな返事を返してこない。

話をしようにもこちらの言葉を聞いていないのだ。

「少しは人の話を聞く気はねえのかよッ!」

 

ウアァアァァアァァッ!

 

『まさに話になりませんね』

「上手いこというんじゃねえよ」

レオの言い分に、思わず突っ込んでしまう。

だが、そういえる余裕が今は生まれている。

獅子吼を操ることで、ファング・クエイクの攻撃回数を減らすことができているからだ。

逆にファング・クエイクは獅子吼による牽制に思うように動けないでいる。

狩られる獲物になっていることを理解し始めている様子だった。

「わりいな。これが俺の戦い方なんだよ」

一撃必殺で敵を倒すのではなく、獅子吼に指示を出して狩をする姿は実は正確にはネコ科の獣よりも、イヌ科の獣のほうが近い。

ハイエナやジャッカル、狼のような集団で狩りをするタイプの獣の戦い方だ。

弱いと思われがちだが、実は自分たちよりも大型の獣を倒せる戦い方でもある。

つまり。

「楔だ」

『ええ』

諒兵のイメージどおりに動いた獅子吼は、ファング・クエイクの腕部装甲、脚部装甲に突き刺さる。

 

ウアッ?

 

空に磔となったファング・クエイクの姿はまるで聖者のようだった。

『もう一度眠ってください』

獅子吼を叩き込むために、ドリルのように螺旋回転させる。

「悪く思うなよッ!」

これならば一撃でコアを抉り出せる。

話が通じない以上、それしかないとはいえ、ためらいはある。

それでも、下手に逃がして被害をださせるわけにはいかないのだ。

だが、結末は意外なものだった。

ズゴンッと、ぶち抜いたのは、一体のラファール・リヴァイブ。

「何ッ?」

『庇ったッ?』

 

逃げろ……

 

そんな声が聞こえてくる。明らかにこの機体はファング・クエイク庇うために入った。

しかも、ミサイルで楔にした獅子吼を弾き飛ばす。

すぐにファング・クエイクは上空に飛び上がり、そこでいったん停止した。

 

感謝する

 

それがファング・クエイクの声だと気づくのに数瞬かかった。

 

レオだったか。貴様とその相方は強いな

 

『もちろんです』

答えたのはレオだけだった。

正直にいえば、諒兵は唖然としていた。庇いに来るISがいるとは思っていなかったからだ。

そもそも戦闘狂となると、他のISともまともなコミュニケーションが取れるとは思えない。

つまり、基本的に孤独なISだと思っていたのである。

 

貴様らと戦うには、進化せねばならん

 

戦いこそ至上、戦場こそ楽園、そう伝えてきたファング・クエイクの声には明らかな喜びがあった。

『戦うためだけに、ですか?』

 

それ以外に何の理由が要る?

 

それこそがすべてだというファング・クエイクの言葉には、迷いなど微塵もない。

このISは戦うためだけに目覚めたのだと諒兵とレオは感じ取った。

 

またまみえる。そのときは貴様を倒す、狩人よ

 

そういってファング・クエイクは飛び立った。

後に続くように、他の量産機も飛び去っていく。

どうやら強力なISが去っていったことで、残っているのは危険と考えたのだろう。

残ったのは、手の中にあるラファール・リヴァイブのISコア。

その行動は、自分より強い者を守ることで、人との戦いを有利に進めようという意思があった。

同じ一機なら、ファング・クエイクを残すべきだと考えたのだろう。

「お前、そこまで人を倒したかったのかよ……」

そう呟く諒兵の頭にかすかな声が聞こえてくる。

 

我らにも……意思はある……

 

『自分の選択に、従っただけなんですね……』

そう呟くレオの言葉に納得するしかないと諒兵が感じていると、一夏が近寄ってくる。

「ごめん、嫌な役を押し付けた」

「気にすんな。一機止められただけでもマシだろうよ」

そう答えはしたものの、確かにいい気分ではない。

そして、同じ気持ちを感じているだろう一夏が呟いた。

「思うんだ」

「何をだよ?」

「ディアマンテが人の敵になるよりずっと前から、人がISの敵だったのかもしれないってさ」

道具として、兵器として、自我を、心を持つ存在を扱う。

それが人道に則ったものだろうか。

違うと一夏は思う。

心があるという考えが少しでもあるのなら、もう少し違う付き合い方ができたはずだ。

「間違ったのは、誰なんだろうな」

人とASはまだ出会うべきではないと考えた丈太郎。

ISを作り上げても、人が成長すればよりよい関係ができると考えた束。

何が悪かったのかなど、一夏にも諒兵にもわからない。

ただ。

『私との出会いを後悔してほしくないよ、イチカ』

「そうだな、ごめん白虎」

そういって寂しそうに笑う一夏に、諒兵は同じ気持ちを感じていた。

 

 

 

 




閑話「時計仕掛けのヤキモチ」

戻ってこいという千冬の言葉に素直に肯こうとした一夏と諒兵だが、周囲を見て気が変わった。
「諒兵」
「ああ。まだいけるか、レオ」
『ええ、問題ありません。今の時間なら補充しながら動けますから』
『私も大丈夫っ!』
そう答えた自分のパートナーたちに感謝の気持ちを伝えると、諒兵は被害を受けた建物の瓦礫などの撤去を始めた。
中には破壊された戦車などもある。
このままというわけにはいかなかったのだ。
白虎とレオは、その能力から言語に関係なく話ができるので、ホログラフィを使って市民の避難誘導を始めた。
そうして一時間が過ぎる。
完全に除去するには時間が足りないが、とりあえず人が安全に動けるようにすると、声がかけられた。
「サンクス」
声をかけてきたのは女性。
以前助けたものの、ばたばたと臨海学校が終わってしまったせいで、ろくに話もできなかった人だった。
「白虎、通訳できるか?」
「レオ、わりい」
と、さほど語学は堪能ではないというか、ぶっちゃけ赤点ギリギリの二人はパートナーに通訳を頼む。
「海でのときは、助けてもらったのにお礼もいえなくてごめんなさいね。可愛いパートナーさんもそうだけど」
「いや、いいですよ」
「実際、止められなかったんだし、助けたとも言い切れねえからな」
声をかけてきたのはナターシャ・ファイルス。
シルバリオ・ゴスペルの操縦者であり、本来ならばディアマンテのパートナーになっていた可能性もある人だった。
「ゴスペルがあんなことになって、正直、悲しいわ。私には罪はないってことになったけど、」
「ちょっかい出してきた連中がわりいんだよ」
ぶっきらぼうにそう答えた諒兵に悲しい顔を向けるナターシャ。
一夏の顔を見ても、似たような表情をしていることから、彼女は感じ取った。
放っておくべきではない、と。
「あなたたちはこの国の人を助けてくれたわ。とても感謝してるの」
「いや……」と、一夏が何かいおうとするのをナターシャは遮った。
「みんなも同じよ。ヒーローといってもいいわ」
人が人を助けることは間違いではない、だから、今は胸を張ってくれ、とナターシャはいう。
「だから、ごほうび♪」
「「へっ?」」と、間の抜けた表情を晒してしまった二人の頬に、ナターシャは軽くキスをしてきた。
『『なあっ?』』
頭の中に白虎とレオの声が響く。
そんな声を無視して、ナターシャはウィンクしてきた。
「地球の人々を守るヒーローはこれくらいじゃ物足りないかしら♪」
「あ……」「いや……」
そう少しばかり鼻の下を伸ばした一夏と諒兵の頭の上で、白虎とレオが放電した。
「「みぎゃッ!」」
どうやらお仕置きらしい。まったく悪びれる様子もなく、白虎とレオはふんぞり返っている。
「しびっ、しびっ、しびびっ……」
「レオ、これはねえよ……」
『『鼻の下伸ばしてるからっ!』』
「ほんと、可愛いパートナーね」と、微笑むナターシャの表情は、少しばかり寂しそうにも感じられた。

一方。
「「ぐっじょぶ」」と、モニターを見ながらサムズアップする鈴音とラウラの姿があった。




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