ピノコニーでの色々が終わった 星ホタ


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知り合いにリクエストされた星ホタ
2000文字も無いけど30分も掛からずに書いたから許してくだしあ 。


蛍に星の輝きを

 

 みんなが幸せな夢の中 。

 

 わたしだけが想う彼女の事 。

 

 そこで再開して …… 色々あって 、問題も解決した 。

 大変だったけれど、楽しかった 。

 これでお別れか 。

 

 なんて、とても寂しかったけれど、仕方ない 。

 わたしと彼女じゃ、進む道が違う 。

 帰る場所が違う 。

 わたしが知ってる彼女がいなくても

 昔の彼女も …… 優しくしてくれた、今の彼女も好きなんだ 。

 

 自覚してしまった 。しちゃダメだったのに 。

 笑顔の輝きが忘れられなくて 。

 手を引いてくれた温もりが忘れられなくて 。

 こんなにも、胸が熱くなってしまうなんて 。

 

 ねぇ、星 。君が …… 。

 

 

 

 

 ▽▼▽▼▽▼▽

 

 

 

 

 

 長い夢を見てた気がする 。

 大好きな彼女に告白する夢を 。

 わたしには、楽しいこの関係を壊すことができない …… 。

 

「ホタル?」

 

 名前を呼ばれてハッとした 。

 今は彼女とピノコニーでお出かけをしていた 。

 今度はお小遣い、全部使われないようにしないと 。

 

「なに 、星 ? 奢らないよ。

 また前みたいに使い切られちゃったら困るもん」

「その時はごめん …… 」

 

 ついこの間 。

 ピノコニーで事件が起きる前に知り合った時 、彼女に貯めてたお小遣い全部使われちゃって、悲しかった 。2人で楽しむためと思ったけど …… 。うん、でも …… 彼女が楽しそうだったから、つい許しちゃった 。

 

「…… もういいよ、反省してるんでしょ?」

 

 他所から見たら甘いと思う 。

 わたしも、甘いと思うから 。

 でも、怒るのは違う 。2人だけのこの時間を

 そんなことに使いたくない 。

 

「ねぇ、星 」

「どうしたの、ホタル 」

 

 キミは微笑む 。

 買ったばかりのアイスクリームを口端につけながら

 わたしに優しい笑みをくれる 。

 

「前、2人で行った、さ …… 夜景、見に行こう ?」

 

 建設途中で、普通の人なら入れない場所 。

 前に2人でそこでツーショットを撮った 。

 大切な思い出だ 。

 

 ドキドキしてると …… 彼女は驚いたように

 けど、嬉しそうな顔で …… 。

 

「うん、ホタルと …… また見たかったんだ 」

 

 そう言って、食べてたアイスを零してしまった 。

 

 

 

 

 

 ▽▼▽▼▽▼▽

 

 

 

 

 

 2人の思い出の場所 。

 短い日しか経ってないけれど

 まるで長い月日が流れた感覚 。

 あの日、キミをここに連れてきて

 一緒に写真を撮りたいってワガママ、聞いてくれたね 。

 

 とても嬉しかった 。

 でも、それと同時に悲しかった 。

 

 大きな問題がピノコニーにあるのは知っていた 。

 でも、直接キミ達に言うことは出来なかった 。

 

 結果 、キミを泣かせて ……

 傷つけて 、最低なことをしてしまった 。

 

「…… ねぇ、星 」

 

 震える唇で名前を呼ぶ 。

 愛おしい名前を 。

 好きな名前を 。

 

「 どうしたの、ホタル 」

 

 好きな人が名前を呼ぶ 。

 わたしの名前を 。

 その唇が揺れる 。

 

 どくん 。どくん 。どくん 。どくん 。

 

 夢の中なのに 、心臓がうるさく鼓動する 。

 止まって欲しいのに 、そう思う度に 加速する 。

 

「わたし 、 わたし ━━━━━ 」

 

 喉が詰まる 。たった2つの音 。

 たった 、たったそれだけの言葉 。

 

 

 

 ━━━ 好き 。

 

 

 それが出てこない 。

 言えない 。キミが離れてしまいそうで 。

 キミが居なくなりそうで 。

 

「…… ホタル ?」

 

 心配そうに彼女が顔をのぞかせる 。

 やめて、みないで 。

 わたしの顔は多分 、すごく赤い 。

 わかる 。こんなに熱いの 。

 こんなに心臓がうるさいの 。

 

 でも、言わなきゃ伝わらない 。

 言わなくても伝わるなんて

 それは嘘 。…… だから 、わたし 。

 

「わたし 、ね …… キミの事が 、好きなの 。 」

 

 伝えてしまった 。

 引かれたかな 。離れちゃうかな 。

 そう思うと胸が苦しいな 。

 きっと、言わなきゃ良かったなんて、後悔するんだろうな 。

 

 そんなことをぐるりぐるりと考え 。

 下向いてた顔を …… 決意を込めて 、キミを見た 。

 

 

 ━━━━━ 赤かった 。左手で口を抑え 、右手が震えている 。

 僅かに見える頬からは紅潮してる様子が見える 。

 わたしは、呆気にとられた 。

 いつも、クールな彼女がこんな顔をするなんて …… 。

 

「 ご、ごめ …… どういう顔したら、いいか …… 」

「でも …… ありがとう …… 私も、ホタルのこと、好きだよ 」

 

 ━━━━━ どくんどくんどくんどくん 。

 

 心臓の鼓動が加速する 。

 固まったまま見つめてしまう 。

 今は、酷く紅いだろう 。この頬は 。

 でも、そんなことはどうでもいい 。

 うれしい 。うれしいんだ 。

 この気持ちは、うれしい 。

 キミに好きと言って貰えた 。

 キミの口から聞いた 。

 

 そのふたつの音色が 、わたしの視界を鮮明にさせてくれた 。

 彼女からしたら、普通の返事かもしれない 。

 でも、でもでもでも! 

 わたしにとっては確かに特別なんだ、その2音は 。

 

「なんだ …… わたし達 …… 」

 

 ああ 。この場所に感謝しなきゃ 。

 きれいな夜景 。

 夢の中だろうか、都会のビル群じゃありえないのに、

 蛍が飛んでいる 。どこか、嬉しそうに 。

 

「気持ち、同じだったんだね 」

 

 ビル群に似合わない蛍は、星に照らされながら 。

 どこかへと飛んで行ってしまった 。


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