ヘルタにゲーム勝負を挑む銀狼
リクエスト第2弾

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知り合いからのリクエスト第2弾
下手だけど許してくだしあ。
夜勤の合間に書いたの。


また凍結された!

 ぴこぴこ 。かち、かち 。

 

 部屋に響く無数のゲーム音 。

 コントローラーの音 。

 キーボードの音 。

 

 とある科学者に様々なゲームのデータがBANされてしまい

 1部は復旧できたものの、それ以外は全滅 。

 最初からだ 。

 

 勿論 。いつか仕返ししてやる 。

 あの忌まわしき ━━━━━ 。

 

 ぴこん 。

 

 メッセージだ 。

 誰からだろう? カフカは今はいないし

 刃が送ってくるわけも無い 。ホタルと星は …… 今はピノコニーでお出かけだっけ 。私はゲームで忙しいから見送ったけど 。

 

「 げ 。 」

 

 相手の名前を見た 。

 ヘルタ 。確かにそう書いてある 。

 彼女が私のデータを凍結させた張本人 。

 まったく 。酷いったらありゃしない 。

 なんの用だろう 。

 

『今度、研究員達が新しいゲームを作ることになったの 。

 私は興味ないけれど、貴方ならいいテスターになるんじゃない?』

 

 …… なるほど 。

 これは彼女から私に向けての挑戦状だ。 ( 違う )

 今度こそ勝ってやる 。

 

 

 

 ▼▽▼▽▼▽▼▽▼

 

 

 

 着いた 。

 宇宙ステーション : ヘルタ 。

 ここに彼女の職員が作ったゲームが …… 。

 ふふん、どんなゲームでも私が楽勝にクリアしてみせるから 。

 

「あら、本当に来たのね 」

 

 冷たい声音と 、他のことに興味関心が向けられないその目 。

 普通の人間とは違う 、人形である彼女 。ヘルタ 。

 

「そっちからの挑戦状だから、逃げる訳には行かないし 」

「挑戦状? 私が? いつだしたのかしら 。

 私が出したのは貴方をテスターとして呼んだだけよ」

「そんなのはどうでもいいし 。

 今日こそ私が勝つから !」

 

 思いっきり指を指した 。

 彼女の説明を受けて違うと認識できたはまだいい 。

 けど、ここではいそうですかって帰ると …… 。

 ゲーマーとしてのプライドが許さない !!! 

 

「じゃあこれ、例のゲームよ 。

 私にもお願いされたから 、少しやった程度だけど 」

 

 ふん 。こんな初心者が作ったゲームなんか一瞬で …… 。

 一瞬で ……。

 一瞬……。

 

 おかしい 。難しすぎる 。

 なにこれは 、確かに慣れたアクションゲームのはずなのに 。

 こんなシビアな回避判定、初見じゃ …… 。

 

「 私も最初は苦戦したけれど、数分もしないうちに慣れたわ」

 

 余裕を見せつけられた 。

 大丈夫、私も慣れてきたところ 。

 だから、ここが勝負時 …… ! 

 

「ヘルタ、勝負しよう 」

「勝負? なんのかしら 」

「どっちが先にこのゲームをクリアするか!」

「くだらない 」

「ふん、逃げるんだ 。じゃあ私の勝ちってことで 」

 

 鼻を鳴らし、鼻歌を歌いながらそう宣言する 。

 

「待ちなさい 」

「その勝負受けてあげる。でも、私も暇じゃないの 。私の貴重な時間、どうしてくれるのかしら 」

「いいよ 。私が負けたらヘルタの言うことを聞いてあげる 」

 

 勝てる自信しかない 。

 そう、私がゲームで負けるなんて …… 。

 

 

 

 負けた 。

 おかしい、なんで 。

 なんで?? 

 

「じゃあ約束通り …… 」

「…… わかった 。何すればいい? ハッキング?」

「私の彼女になりなさい 」

「わかっ ━━ は???」

 

 なんだ、それは 。

 え、本当に何??? こわ、え???? 

 

「アスターや星にも言われたの 。

 大切な人が出来ればきっと考えが変わるって 。

 私はそんなことないと思うから、その検証に付き合いなさい 。

 拒否権はないわよ 」

「嘘! 拒否したって何にもならないから ! 私は拒否する!」

 

 こんな女と、ましてや人形と付き合うなんて有り得ない 。

 考えられない 。しかも検証だって ? ふざけてる。バカバカしい 。

 

「そう、仕方ないわね 。

 ゲームの条件すら守れないのなら 」

 

 ぴこん 。ぴこん、ぴこん 。

 持ってた端末がうるさく鳴いた 。

 なんだろう、一瞥した 。

 

 ━━━━━ また凍結された!?!?!? 

 

「呑んでくれるのなら解除するわ 。

 もちろん、前の分もね 」

「…… わかった、分かった 。そっちに付き合う 」

 

 負けた 。

 この私が2度も …… ! 

 

 

 

 これからはテスターとしても、彼女としても呼ばれるらしい 。

 はぁ …… なんでこんなことに …… 。

 いつか仕返ししてやる!!!! 

 


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