日本国沿岸警備隊、出撃せよ   作:川野冷

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前回の続きです。どうぞ。

ちょっと晴風の場面が多いです


第八話 対潜戦闘

SH-70 シーキャット 対潜哨戒ヘリコプター 機内

 

[、、、シーキャット!敵艦はどこだ!]

 

「ちょっと待ってくれ、、、センサーマン*1!見つけたか!」

 

「んー、、、!見つけました、深度150、データ送ります」

 

「見つけた!リンク*2が行くはずだ!」

 

[了解、そのまま追跡を。]

 

「了解!」

 

エメット CIC

「よーし目標は見えたな。、、、ソナー!見張り!魚雷は来てるか!」

 

「ソナー、流石に最大戦速じゃぁ聞こえませんよ、、、、」

 

[見張り員、あーちょっと待て、、、航跡2発、晴風の方に行ってる!。、、、、、なんで晴風電気つけっぱなんだ?]

 

「は?電気つけっぱで対潜やってるってか?」

 

「電信員、晴風に電気を消すように言え。こっちはレーダーでわかる」

 

「了解」

 

[あ、晴風、魚雷回避成功!後方で爆発したぞ!]

 


晴風 艦橋

 

「艦長、エメットから通信が、、、」

 

「内容は?」

 

「[電気を全て消灯せよ]とのことです」

 

「、、、、電気、全部消して!」

 

(電気が消える)

 

「何も見えない!?」

 

「夜目を慣らしておかないからだ、、、少ししたら見えると思う」

 

ドドドドン!*3

 

「魚雷回避成功!」

 

「あと6本‥」

 

「このドヘタクソな操艦はなんなんだ!艦長は誰じゃい!」

「この船はド素人の集まりか!、、、、ってぇ!なんじゃぁあの巨大な艦は!?」

 

「あれは沿岸警備隊の巡洋戦艦エメットです、、今、潜水艦と戦闘中でして‥」

 

「戦闘中?だったら航海灯も消すんだ!そのエメットとやらも消してるんだぞこの(自主規制)が!」

 

「そんなことしたら、、、ぶつかっちゃう」

 

「戦闘中に自分の居場所を伝えるドアホがいるかぁ!取舵一杯!」

 

「取舵一杯ぃ、、、取舵20度」

 

「聴音、聞き逃さないでね」

 

「わかりました」

 

「それとあの船にも聞き逃さないように伝えろ。、、、、こっちよりかは、機器が揃ってる、、、、はずだ」

 

「了解です」

 

「よし、、、これで時間は稼げるはずだ、、、、、」

 

 

 

「お前は誰だ‥?」

 

「私はヴィル、、、、」

 

「あっ!ドイツ艦の子だよ!目が覚めたんだ!」

 

「いや、それより今は戦闘だ。すぐに反撃の準備に移る!潜水艦戦ならワシに任せろ!」

 

 「へぇ〜」

 

 「潜水艦の本場はドイツだからな!」*4

 

 「「ほぉ〜」」

 

 「さすがドイツ」

 

 「そいつ?」

 

 「どいつ?」

 

「まずはド基本の爆雷で‥」

 

「一発しかない」(1Combo)

 

「じゃあド定番の対潜迫撃砲で‥」

 

「そんなの積んでない‥」(2Combo)

 

「M32対潜魚雷‥」

 

「いつの時代だよ‥ってか知らん!」(3Combo)

 

「じゃああのドデカイ船かそこの2隻のイージス艦は!」

 

「、、、どうなの?」

 

「前に装備について聞いたんですが、、、、今回の対潜装備、実弾しか積んでないらしく、、、」(4Combo)

 

「じゃあなにがあるんじゃぁぁい!」

 

「そう‥私達にはなにもない。だから知恵を貸してほしいの。」

 

「どうにかして潜水艦に一撃入れる方法ないのか!」

 

「うぅん‥」

 

「何か!」

 

「あっ‥!」

 


エメット CIC

 

「どうする、VLA使うか、、、、?」

 

「今回はVLA実弾しか積んできてねぇよ、、、、爆雷もない、ヘリも実弾しか積んでない」

 

「んー?、、、艦長、晴風から通信が」

 

「は?どうしたこんな時に、、、内容は」

 

「要約すると”掃海具で敵艦のスクリューぶっ壊して爆雷ぶち込むから援護と追撃をお願いします”みたいな感じです」

 

「掃海具!?」

 

「掃海具でどうやるつもりなんだ?」

 

「、、、、掃海具をスクリューに絡めさせるんじゃないか?」

 

「絡めさせる、、、?」

 

「昔の話だが、、、、知り合いの漁師が船の操作ミスって網に突っ込んで、スクリューが動かなくなって最終的にブルマーに救助されたことがあったんだ、、、、」

 

「あー、、、、そういう?」

 

「、、、ほんじゃ追撃と、、、、あと位置の捜索ですか。、、、シーキャットは?」

 

「家のは補給のために帰投中。他の艦のにでも聞くか?」

 

「そうしよう、通信を」

 

「はいよ、、、、回線開きます」

 

「エメットよりストーク1*5、敵艦の位置の報告を頼む」

 

[ストーク1よりエメット、現在位置を送信する]

 

「エメットよりストーク1、感謝する。通信終わり」

 

「位置情報を晴風にも共有。さて、、、、

対潜、対水上戦闘用意。VLA*6、1〜4番、発射用意。1、2番は200m手前で爆発、3、4番は直撃でデータ入力!」

 

「対潜、対水上戦闘用意、VLA、データ入力完了!いつでも撃てます!」

 

[晴風、掃海具展開、、、、、!?晴風主砲旋回、あと探照灯を照射!]

 

「、、、、まさか魚雷を主砲で迎撃するってか?ミサイルをCIWSで迎撃するのよろしく」

 

[晴風、主砲発泡、、、、敵魚雷、全弾自爆!晴風が突っ込みます!、、、、爆雷投下を確認!]

 

[、、、、弾着!]

 

「、、、、まじかよ。ソナー、晴風の爆雷は?」

 

「一応当たったようですが、、、、所謂カスあたりですね。」

 

「、、、、ここからは俺等の番だ。VLA1番!発射!」

 

「あいよ!VLA一番、撃ち方ヨーイ!」

 

「、、、、ってー!」

 

「VLA1番、弾着まで30!」

 

[見張りよりCIC、VLA、水上に着水!正常に作動!]

 

「、、、弾着!敵艦200m手前で自爆、、、急速浮上してきます!」

 

「っしゃぁ!、、、、レーダー!周辺水上目標は!」

 

「んーっと、、、、数隻、東舞鶴の教員艦です」

 

「じゃあそっちに救難は任せよう。」

 

[晴風、海域より離脱を開始!]

 

「ほんじゃぁこっちもだ、海域より離脱せよ!」

 

 

 

 

*1
航空士とも呼ばれる。レーダーなどの機器を操作する他、救難任務ではレスキュースイマーとして海上に降下、人命救助にあたるという重要な役目を請け負う人。

*2
データリンク。この場合航空機(SH-70)と船舶(エメットとその護衛2隻)の間で情報が共有される。

*3
(魚雷自爆音)

*4
マジ。史実でもWW1やWW2でアメリカやイギリスを始めとした連合軍はドイツの潜水艦「Uボート」にとても苦しめられた

*5
護衛の”ジーン”に搭載されてる機体。

*6
アスロックの一種。従来のアスロックは専用のランチャーを使用するが、このVLAはVLSからの発射が可能になってる。




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