蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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世界編、世界大会決勝。リトルギガント戦のリンクを貼ります。

宜しければご覧ください。
https://syosetu.org/novel/208077/85.html


世界大会閉幕の歴史 世界一は誰の手に!

 

 

 ヴィクトリオとワンダバはFFI世界大会決勝戦の日にやって来た。時刻は夕方。いよいよキックオフが近づく。

 

ヴィクトリオ「いよいよ決勝戦か………」

 

ワンダバ「この決勝戦、きっと驚くぞ」

 

ヴィクトリオ「? じゃあ、マインドフュージョンだ!」

 

 そして、ヴィクトリオの精神は、龍也とリンクした。

 

 

 試合開始時刻となり、いよいよ試合が開始される。

 

審判『キックオフ!』

 

ピィイイイーーーッ!!!

― KICK OFF(試合開始)!!! ―

 

 コトアールのキックオフから試合開始。――だが、

 

ゴーシュ「ふんっ!」ドッ!!

 

 

 ザシュウッ!!

 

 

ヴィクトリオ(……は? え、何が起こったの……何でボールがゴールの中にあるの?)

 

 

 いきなりの事に混乱するヴィクトリオ。だが、それはこの時の龍也たちも感じていた。

 

豪炎寺「何が………」

 

鬼道「起こったんだ………」

 

 

ゴーシュ「フッ、軽い軽い」

 

大介「ふっ、ちょっと脅かし過ぎたか?」

 

 会場中が何が起こったかをようやく理解し、大歓声に包まれる。

 

 

GOOOOAL!!

日本 0 ー 1 コトアール

 

実況『ご、ゴーーーーール!! リトルギガント、開幕キックオフシュートで1点を先制ーーーーーー!!!』

 

ヴィクトリオ(はぁあぁあああっ??!!! なにそれぇええっ!!???)

 

 絶句して心の中で開いた口が塞がらないヴィー。

 

 

円堂「…………」

 

聖良「キャプテン………」

 

 聖良がボールを拾い円堂に声をかける。円堂はまだ呆然としているが急に笑い、

 

 

 

円堂「すげえ、やっぱり世界一を決める試合はこうでなくちゃ!! 皆ーーーー! 今度は俺たちの番だ。行くぞ、反撃だーーーーーーっ!!」

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 イナズマジャパンボールで試合再開。龍也がボールを持ち、一気に攻め上がりシュート体制に。

 

鬼道「行け大海!! シュートを決めろ!!」

 

龍也「ああ!! 喰らえっ!! [フリーズゲイザー・V3]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 

 猛吹雪と落雷の高圧電流を内包したシュートがキーパー目掛けて飛んでいく―――。

 

 するとロココは、地区予選も含めて、この大会中初となる必殺技を発動する。

 

 

 

ロココ「[真・ゴッドハンドX]!!」ガガアッ!!

 

 シュゥゥウウ………

 

龍也「つ!?」

 

ヴィクトリオ(うそ!?)

 

 ロココは、龍也のシュートを軽々と止めてしまった。

 

 

 

実況『と、止めたーーーーーっ!! キーパー「ロココ・ウルパ」!! 世界のキーパーが、誰も止められなかった大海龍也を……ついに完璧に止めたぁあぁああっ!!』

 

穂乃果「そんな! 龍也君のシュートを、あんなに軽々と!?」

 

 

 そして、そこから一進一退の攻防が始まる、コトアールの必殺シュートは、この日のために円堂が龍也、フィディオ、エドガーに頼んで今までに撃った強力な合体シュートを受けて[ゴッドキャッチ]の強化を行なっていたためなんとか止めていた。

 

 ――だが攻撃。龍也の[ラストリゾートD]すら、ロココには歯が立たなかった。

 

 ―――そんな中、

 

ツバサ「アタシにシュートを撃たせて!」

 

 ツバサが進言。このままではどうにもならないと悟っていたイナズマジャパンは、ツバサにボールを集める。

 

 穂乃果は《加速世界》でボールを奪い、ツバサにパスを出した。

 

ツバサ「ナイスパス! 行くわよ!!」

 

 ツバサはジャンプして、シュート体勢に入る。

 

鬼道「っておい!?」

 

にこ「流星ブレードじゃあ破れないわよ!?」

 

あんじゅ「大丈夫よ」

 

にこ「え?」

 

 

 ツバサは代表選考試合の前、初めて大海に勝負を挑み、負けた時からずっと考えてきた。

 

 どうすればより上手くなれるか、どうすればより強くなれるか、けど技術をあれもこれもと習得しようとするとどうしても1つ1つの内容が薄い物になってしまう。

 

ツバサ「今のやり方じゃあ駄目だ。」

 

 ツバサはやり方を変える事にした。いろいろな技術を習得しようとするのではなく、今ある技術を、極限まで極める。

 

 広く浅くではなく、狭く深く。技1つ1つの練度を極限まで上げて一点突破の必殺にする。そのためにとにかく、思考と改良を重ねてきた。

 

 

龍也「? おい…[流星ブレード]って、あんなに高くジャンプしてたっけ?」

 

 龍也はすぐにその違いに気づいた。

 

ツバサ「絶対に決める! これが……私が修練の先に行き着いた、[流星ブレード]の進化系にして、私の最強のシュート技。[天空落とし]だぁあぁあぁぁああぁあっ!!」ドッゴォオオォォオオオン!!

 

 

 ツバサがボールを蹴った瞬間、宇宙(そら)が堕ちてきた。そのすさまじいパワーで、コトアールゴールを脅かす。

 

ロココ「くっ、[真・ゴッドハンドX]!!」ガガァアアッ!!

 

 シュートを受け止めたロココ。だが、明らかに押されている。

 

ロココ「ぐうぅぅぉおあああっ!!」ビリビリ

 

ツバサ「決まれぇえぇえええっ!!」

 

ロココ「そんなっ!? パワーが……っ、うわぁぁああああっ!?」

 

 ザシュウッ!!

 

 ツバサは、龍也でも破れなかった技を、自分1人の力で破り、ボールをゴールネットに叩き込んだ。

 

 それは…ツバサの成長。「進化」の証しに他ならなかった。

 

 

GOOOOAL!!!

日本  1  ー  1  コトアール

 

 日本が同点に追いつき、大歓声のスタジアム。コトアールボールから試合再開。

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 コトアール攻撃を、日本は必殺技で応戦。だが、コトアールもレベルの高い必殺技を使い応戦。日本の守備を掻い潜る。

 

 ――だが、

 

穂乃果「《加速世界》!!」

 

 穂乃果の《加速世界》が猛威を振るいボールをカット。再びツバサにボールが渡る。

 

ツバサ「絶対に決める!!」

 

 再び[天空落とし]を放つツバサ。――だが、

 

ロココ「点はやらない![タマシイ・ザ・ハンド]!!」

 

 

 ここでロココは新たな技を発動。今度は[天空落とし]を軽々と止める。

 

ツバサ「そ、そんな! なによあの技!」

 

 そしてここで、

 

ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

― 前半終了!! ―

 

 

 ここで前半終了のホイッスルが鳴り、両チームベンチに戻った所で一度マインドフュージョンを解除するヴィー。

 

 

ワンダバ「どうだった?」

 

ヴィクトリオ「………なに? あれ」

 

 茫然とするヴィー。

 

ヴィクトリオ「どうしたもこうしたも! 完全に俺たちの時代のサッカーのレベルを上回ってるよ!! なんで俺たちの時代にはパワーこそ正義みたいになって、この凄まじいテクニックが軽視されるようになったわけ!? おかしいだろ!!」

 

ワンダバ「お、落ち着け……それは恐らく化身が原因だな。この時代はまだ無かったんだ……」

 

ヴィクトリオ「にしたってありえないでしょ……」

 

ワンダバ「まぁまぁ……。お、後半が始まるぞ?」

 

 

 ヴィクトリオは、再び龍也とマインドフュージョンする。

 

 

審判『後半開始!』

 

ピィイイイーーーッ!!!

― 後半開始!! ―

 

 日本ボールから後半開始。コトアールはロココをFWに、GKを控えのケーン・サイトーに交代していた。

 

 パスを繋ぎ、攻め上がる日本。龍也がシュートを放つ。

 

 

龍也「決める! [ラストリゾートD・G5]!!」

 

 

 龍也の最強シュートが強襲。流石に控えのキーパーには……、

 

ケーン「止めて見せる![真・ゴッドハンドX]!!」ガシィッ!!

 

 

ヴィクトリオ(はあっ!?)

 

 なんと、控えのキーパーまでも、龍也のシュートを止めてしまった。

 

 ―――すると、

 

豪炎寺「大海、ディフェンスだ……大海?」

 

 

 

龍也「俺じゃあ点は取れない? ブツブツ…じゃあ俺がこのチームにいる価値は? ブツブツ……価値が無くなれば、皆離れていく…ウ、うぁぁあぁあぁぁあああぁああぁぁあぁあああぁああぁぁああっッ!!!

 

 

にこ「大海!? しっかりしなさい大海!!」

 

ロココ「精神が崩壊したか。」

 

 

 

曜「監督! 大海君の交代を!!」

 

久遠「駄目だ。今そんなことしたら逆効果だ。フィールドにいる仲間に任せるしかない」

 

曜「そんな……っ」

 

果南(龍也、お願いだから早く気づいて!!)

 

 

ヴィクトリオ(龍也さん、初めて自分の力が通用しない相手に出会ったのか……)

 

ワンダバ(だが……)

 

 

 

龍也(もう俺が「大海…」チームにいる価値は無い。早く「大海!」交代してくれ……「大海!!」)

 

 パァァアアアアン!!!

 

龍也「っ!?」

 

 俺が気づいたときにはコトアールに二点目を取られていた。俺、にこさんにひっ叩かれたのか……?

 

にこ「いつまでメソメソしてんのよ! まだ試合は終わってない!!」

 

龍也:「でも……もう……!!」

 

にこ「ふざけんじゃないわよ! ただ、「自分1人の力じゃ敵わない」相手が現れた、それだけじゃない!! 寧ろそれが当たり前! それがサッカーでしょうが!!」

 

龍也「っ!!」

 

にこ「自分1人の力で勝てない相手に勝つ為に、「仲間」が居るんでしょ!? なのにあんたはいつも1人で抱え込んで……もっと私たちを、仲間を頼りなさいよ!!」

 

龍也「仲間を……」

 

にこ「アンタ……もしも私たちがアンタを受け入れたのが「そうすれば勝てるから」とか打算的な理由だと思ってたんなら、本気でぶん殴るわよ! 私たちは全員、アジア予選の時からアンタを仲間だと思ってるし、アンタを信じてるのよ!? 私たちのエースは、こんなところで終わる人じゃない!! 1人で立ち上がれないなら、私たちが手を貸す。1人で点を取れないなら、仲間と一緒に取ればいい!! そんな当たり前のことに何で気付かないのよ!!」

 

龍也「………………」

 

にこ「次の私の……私達のシュートを見てなさい。ツバサ、鬼道! あれをやるわよ!!」

 

ツバサ&鬼道「「分かった(わ)」」

 

豪炎寺「ほら、試合再開だ」

 

 豪炎寺に手を貸して貰い立ち上がり自陣に戻る。そしてイナズマジャパンボールで試合再開。

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

ゴーシュ「貰った!!」

 

穂乃果「《加速世界(アクセルワールド)》!!」シュンッ!シュンッ!

 

 ボールをゴーシュに奪われ掛けるが、穂乃果が《加速世界(アクセルワールド)》で何とか振り切りキープする。

 

にこ「穂乃果、こっち!!」

 

穂乃果「にこちゃん!!」パスッ!

 

 そしてボールは矢澤に繋がる。

 

にこ「ナイスパス! ツバサ、鬼道!! 行くわよ!!」

 

ツバサ「ええ、やりましょう!!」

 

鬼道「大海に仲間の素晴らしさを教えてやらないとな。本当に世話の焼ける奴だ………」

 

 そして鬼道と綺羅が連続で交互にボールを上に蹴り矢澤が踵落としでボールを落とす。

 

 ボールには今にも大爆発を起こしそうなエネルギーがチャージされ、ボールの周りに1つの銀河が生み出され、それを三人同時にシュートする。そのシュートの名は……!

 

にこ&ツバサ&鬼道:「「「[ビッグバン]!!」」」

 

 3人の超破壊力のトリプルシュート。ケーンは必殺技で対抗する。

 

ケーン「[真・ゴッドハンドX]!!」ガガアッ!!!

 

 

 しかし、[ビッグバン]は必死にこらえるケーンを吹き飛ばしてゴールネットに突き刺さる。その上、あまりの威力でケーンの手首を負傷させた。

 

 

GOOOOAL!!!

日本 2 ー 2 コトアール

 

 

龍也「スゲェ……本当に、点を取りやがった……」

 

 

 ここで、日本は選手交代する。

 

久遠「選手交代! 「矢澤にこ」に代わり、「渡辺曜」!」

 

実況『おっと、ここで日本とコトアール1人ずつの選手交代です』

 

 日本はにこさんに代わり曜。コトアールはキーパーにロココを戻し、FWにリュー・スケールが入る。

 

 

曜「大海君! 果南ちゃんからの伝言」

 

龍也「果南からの?」

 

曜「「私たちはまだ1人じゃあ龍也に敵わないけど、皆の力を合わせれば龍也に着いていける。龍也の本当にやりたいサッカーをして!」だってさ?」

 

龍也「果南………」

 

にこ「大海! ここからはアンタの番よ、しっかりやりなさい!!」

 

龍也「っ!! ……そう、だよな」

 

 何で忘れちまってたのかな。俺にはもう、こんなに信じても大丈夫な仲間が居たのに!!

 

曜「大海君!!」

 

龍也「よし、行くぞお前ら!! 俺1人じゃない。全員で勝つぞ!!!」

 

イナズマジャパン『『『もちろん!!!』』』

 

 

 

 2-2の同点。コトアールボールで試合再開。そこからはお互いに押し押されの全力勝負。龍也は自分1人で戦うことをやめ、仲間とのチームプレーが目立つように。

 

 元々の龍也の圧倒的な個人技に、仲間の力が合わさりコトアールも、手が付けられないほどに膨れ上がる。

 

 

 そして試合終了間際。日本がボールを確保する。

 

実況『ここでボールは大海に渡ったぁああっ!! 試合時間はあと僅か! このまま延長かあっ!?』

 

ウォルター「ムダっス! アンタじゃロココさんは破れない!!」

 

龍也「いいや? 俺1人で決められないなら、仲間と決めればいいんだ。豪炎寺、円堂!! 来い!!」

 

実況『ここで円堂がゴールを捨てて上がって行くぞーーー!?』

 

 そして俺たち三人でシュート体勢に。

 

 ボールの周りをぐるぐると反時計回りでダッシュすると風圧で上昇気流の竜巻を生み出し3方向から同時シュート。

 

円堂&豪炎寺:「[ジェット…!!」

 

龍也「ストリィィイイイムッ]!!!」

 

 

 竜巻はゴールへと伸びる風の道となり、シュートは竜巻の目を沿いながらゴールめがけてどんどん威力を増しながら突き進む。

 

ロココ「くっ、これだけは止めるんだ![タマシイ・ザ・ハンド・G4]!!」

 

 

ドガガガガガガガガガガガアアッ!!!!!!

 

 莫大なパワーとパワーがぶつかり合う。ロココも必死に堪えるが今にも膝を着きそうになる。

 

 

ギュゴォォォオオオオオオオオ!!!!!

 

ロココ「ぐぅぅうおおあああああああああっ!! 止めるんだぁあぁああぁあぁぁあっ!!!」

 

 ロココも必死に堪える。すると、シュートのパワーがだんだんと落ちてきた。

 

 ギュルルルルルルルルルル

 

マキシ「やった、止めた!!」

 

 ギュルル、ドッ、ゴォォォオオオオォォォオオオッ!!

 

 しかし、威力が弱まり、ロココが気を抜いた瞬間、[ジェットストリーム]は元の威力を取り戻し、ロココに襲いかかる。

 

ロココ「っ!? そんなっ、パワーが! うわぁぁあああああっッ!?」

 

 俺たちのシュートはロココを破り、ゴールに突き刺さった。

 

 

GOOOOAL!!!

日本 3 ー 2 コトアール

 

 

実況『ゴーーーーーールッ!! イナズマジャパン逆転!!』

 

 

ゴーシュ「くっ、まだだ!!」

 

 

ピッ、ピッ、ピィイイイーーーッ!!

― TIME UP(試合終了)!!―

 

 ここで、試合終了のホイッスルが鳴った。

 

 

ヴィクトリオ(勝ったの……?)

 

 円堂たちが得点板を見る。

 

日本 3 ー 2 コトアール

 

 得点板にはそう表示されていた。

 

ヴィクトリオ(………か!)

 

円堂「勝ったぞぉおぉおおおっ!!」

 

 スタジアムから、優勝を祝う花火が上がる。

 

 ここでヴィクトリオはマインドフュージョンを解除した。

 

ワンダバ「お疲れ。どうだった?」

 

ヴィクトリオ「いや、龍也さんたちの凄さがよく分かった。コレは俺たちの時代でも伝説と言われるだけあるよ……」

 

 

ワンダバ「そうだな。さて、じゃあクロニクルイレブン結成に向けて、めぼしい選手をスカウトに行くか」

 

ヴィクトリオ「うん!」

 

 ――果たして、選ばれる選手は?

 

 

― つづく ―




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