蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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〜 世界への挑戦ルート・完 〜

 

 

 イナズマジャパンがリトルギガントに勝利し、喜びに沸く中いよいよ表彰式だ。

 

司会『優勝、日本代表。イナズマジャパン。おめでとう』

 

円堂「ありがとうございます! やったぜー!!」

 

 円堂がトロフィーを上に掲げて空を見る。すると、

 

キラン

 

 なにか空が光ったように見えた。

 

円堂「? なんだ……あれ?」

 

龍也「どうした?」

 

 円堂が空を指さす。すると、スタジアム上空にワームホールが出現。ヴィーとワンダバの乗るヴィクトリーキャラバンが出てきて上空を旋回。フィールドに着陸した。

 

 

観客「な、なんだ……!?」

 

 慌てふためく観客たち。リトルギガントのメンバーや大介さんも警戒している。もちろんイナズマジャパンも……だが、

 

円堂「あれ? こんな事、前にもあった気が……」

 

秋「うん……って、円堂くん!」

 

鬼道「そういえば、1年生の入学式の辺りで……」

 

風丸「サッカー部を作ろうとした時に……」

 

豪炎寺「あの天馬って奴か?」

 

龍也「? お前ら知ってる奴か?」

 

 

 キャラバンのドアが開き、中から降りてくるのは、

 

ヴィクトリオ「はじめまして。イナズマジャパンの皆さん」

 

ワンダバ「円堂、豪炎寺、鬼道、風丸、お嬢さんも久しぶりだな!」

 

 

円堂「ワンダバ! って事は……、もしかしてお祝いに来てくれたのか?」

 

ロココ「え? マモル知り合い?」

 

 どうやら円堂たちの知り合いなようなので警戒を解くみんな。スタジアムの観客席では、世界の選手達や観客がじっと見ていた。

 

ヴィクトリオ「はじめまして。ボクの名前はヴィクトリオ・アルノ。この時代から、およそ220年後の未来から来ました」

 

 

全員『『『『!!!?????』』』』

 

 

 ヴィクトリオの言葉にぶったまげるスタジアム中の全員。未来から……!?

 

ヴィクトリオ「実は、この世界大会の予選をずっと見てたんです。究極化身を生み出すための、最強のイレブンの候補を探すために」

 

豪炎寺「究極化身……? あの天馬ってやつや、優一って人が使ってたあのマジンの事か?」

 

ワンダバ「アレは普通の化身だ。エルドラドの件が片付いてこちらでも20年近く経っててな。そしたら私たちの時代で、今度はまた別の事件が起こったんだ」

 

風丸「あの、サッカーという概念を歴史から消そうとしてる奴らか。片付いたんだな?」

 

ヴィクトリオ「はい」

 

ロココ「ちょっと待って! サッカーを歴史から消そうとする奴らだって!?」

ゴーシュ「まさか、本気でタイムスリップしてるとでも言うのか?」

 

龍也「マジか……」

 

ヴィクトリオ「全部お話しします」

 

 そして、ヴィクトリオは話し始める。アレから月日が経ち、平和になった未来世界。

 しかしそこに現れた、高次元人、マインドイーター。

 

 兵器は通用せず、それを打開する手立て……それが選手全員のハーモニーを同調させ、生み出したチーム全員の集合体……"究極化身"で対抗するしかないと判断されたこと。

 

 

穂乃果「未来でそんな事が……」

 

ヴィクトリオ「僕たちは、僕たちの時代でも伝説と語り継がれるこの大会を見て、その究極化身を生み出せるメンバーをスカウトしに来たんです」

 

鬼道「なるほど……話は分かった。―――で、誰なんだ?」

 

 

 

ワンダバ「うむ。我々が吟味し、スカウトするメンバーは……大海龍也、松浦果南、高坂穂乃果、風丸一朗太、鬼道有人、豪炎寺修也、円堂守だ。応じてくれるなら、君たちをメンバーに加えて我々はこれから、いまから22年後。君たちの息子や娘たちが活躍する時代に飛ぶつもりだ」

 

イナズマジャパン『息子!!娘!?』

 

 

 ビックリする全員。結婚できると思わなかったのかな?

 

ヴィクトリオ「イナズマジャパンの女性陣はみんな結婚して子供いますからね」

 

ワンダバ「そして、そんな彼らの時代にも、優秀な選手は沢山いる。彼らの歴史を見て、すべて終わったら今回のようにスカウトをかけるつもりだ」

 

果南「その後は?」

 

ヴィクトリオ「その次は皆さんの孫世代ですね。そこで終着点で、その後でマインドイーターとの決戦に向かおうと思ってます」

 

龍也「そっか……てか、この会話スタジアム中のみんな聞いてるけどいいの?」

 

ヴィクトリオ「この際仕方ないです」

 

 

 観客たちは……

 

観客『未来人だって……?』

 

観客『この世界とは異なる高次元の世界……?』

 

観客『侵略されてるって……』

 

ザワザワ……

 

 ざわめき出す観客たち。

 

ヴィクトリオ「それで、どうでしょうか? このまま放っておけば、地球から人間がいなくなってしまいます」

 

豪炎寺「と言うことは、俺たちの子孫が困っているということか」

 

ワンダバ「そうだ……」

 

7人『…………』

 

 

 

 ――すると、

 

円堂「俺は行く! 人間がいなくなったら、サッカーもなくなっちまう! そんなのは許せない!」

 

豪炎寺「お前ならそういう理由だと思ったよ」

 

鬼道「俺も行く」

 

風丸「俺もだ」

 

龍也「しゃーねぇな、行くか」

 

穂乃果「そうだね……」

 

果南「アタシ、今足を怪我してるんだけど……」

 

ヴィクトリオ「ああ、これから時代を回ってから行くので、決戦は恐らく体感時間で3ヶ月くらい後になります。その頃には怪我も治ってますよ」

 

果南「あ、じゃあアタシも行く」

 

響木「お前たち………」

 

ヴィクトリオ「帰ってくるときはこの閉会式の終わったあと1時間後の時間に日本街の宿舎に送り届けるので心配なく」

 

久遠「ああ、タイムスリップできるならそう言うことも可能なのか……必ず無事で帰ってこいよ?」

 

 

7人『はい!!』

 

 

ヴィクトリオ「じゃあ、乗って!」

 

 7人はキャラバンに乗り込む。そしてキャラバンは離陸し、全世界に中継されている中で、ワームホールに突っ込み22年後の未来世界へと旅立った。

 

 

 

 日本では……

 

財前「円堂くん……無事で帰ってこいよ………」

 

龍也の母「龍也……。神様……!」

 

 

 テレビ中継を見ていた日本の人たちが祈る中、数年の時間が流れた世界へと、キャラバンはワームホールを抜けた。

 

 

― 22年後・稲妻町 ―

 

ヴィクトリオ「着いたぞ! ここが未来世界。松風天馬と、大海竜太の物語だ!」

 

龍也&果南「ちょっと待って! 今大海って言った!?」

 

ワンダバ「ああ。腐敗したこの時代のサッカーを解放した2人の英雄のうちの1人。龍也、果南……君たちの息子だ!」

 

 

― つづく ―




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