親愛なる隣人のヒーローアカデミア 作:白菜を身にまとった生命体
「…じゃあ、その時の傷でオールマイトとしての姿を維持するのに時間制限がついたってことですか?」
「あぁ、すまないね。君たちにこんな姿を見せて」
「…ま、誰にでも秘密はあるわな」
あの後、何故かオールマイトは縮んでしまったりなどのことがありつつ、現在は公園のベンチに座っていた。
「…というか、どうして僕達にそれを…」
「…君が後継者として相応しいと思ったからだ」
「後継者?」
「…一つ、私の個性について話そう。私の個性はOFAだ」
「ワン・フォー・オール?何だそりゃ」
「この個性は受け継がれる個性さ。次へ、また次へと繋がれた個性を私は受け継いだ」
「受け継がれる個性…ということは、オールマイトは」
「あぁ、私も無個性だ。君と同じように」
「成る程…」
「…なぁ、デク」
すると、爆豪が真剣な表情をしながら出久に話しかける。
「お前の秘密もオールマイトに明かしとけ」
「かっちゃん!?」
「オールマイトはお前にワン・フォー・オールを受け継がせてーんだ。俺たちに世間に秘密としていたことを明かしたんなら、お前も明かさなきゃいけねーだろ」
「…わかったよ」
出久はかっちゃんの顔を見てそう言うと、自身の秘密を話し始めた。
「君があのスパイダーマンか!まさか無個性だったとは…」
「何回調べても無個性判定だったので、間違いないです」
「しかし、年を考えるとなんて危ないことを…」
「あはは…」
「まぁ、いまさら言ったところでという部分はあるか…」
「…はい」
そんな会話をしていると、オールマイトは出久に問う。
「君に、ワン・フォー・オールを継承する覚悟はあるかい」
「…はい」
「なら…」
すると、オールマイトはヒーローとしての姿になると髪の毛を抜き
「食え!」
そう言った。
ー
「…継承方法ってもっと他になかったのかな」
あの後、オールマイトの髪の毛を食べた出久は勝己に回収された。
「これで、お前も雄英に行けるな」
「うん…とりあえず、当分は勉強しながら鍛えるよ」
「…どうしてだ?」
「オールマイトはあの肉体だからこそあんな超パワーを使えている。いくら身体が頑丈な僕でもそう易々と扱える力じゃない」
「確かにそうだな」
「だからこそ、鍛える」
「手伝うぞ」
「ありがとう…とりあえずあの砂浜のゴミ山を片付けから始めよっか」
「おう」
2人はそう言うと砂浜に積まれた瓦礫の山々を掃除し始めた。
ー
それから時が経ち、出久と爆豪は雄英高校に来ていた。それが、新たな物語の始まりであり、ヒーローの卵たちの物語の始まりだった。
次回はキャラ回
1.救われた者