四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハードすぎない⁉︎ 番外編 作:例示
真昼さん含むネームドオリキャラすら出てこない、モブオンリー話です()
相模野研究所(裏)の医療班。
文字通り封印区画に所属している人員の治療や検査を担当している部署で、比較的マッド率が低い部署である(ゼロではない)
なお、そこそこ人員がいるのだが他の部署からは「『再成』あるから要らなくね?」と常に言われている。
廃止案も何度も出ているが、トップ(真昼)の判断は変わらない。
絶対に、医療班は必要。と…
「申請されていた、水晶体測定式自動倍率調整機構ですが…」
資料を見ながら、目の前のキマッてしまっている研究班に審査結果を告げる。
自信満々でこちらを見ているが、どっからその自信が出てくる?
「外部転用にはまだ課題が多いとして却下されました」
「なぜです⁉︎ 試験では手動操作に対して速度も精度も優っていました!」
「その速度が問題です。調整速度が早過ぎて脳に負荷がかかり過ぎてましたよね?」
「そんなの慣れれば…」
「お前らみたいに頭イカれたら『再成』しますとか出来ねぇんだよ外はよぉ」
キレた。
てか上が言ってるんだから大人しく直せやボケ。
「初見で視神経過敏による平衡感覚の破壊と視覚の半永久的麻痺とかバカかよ。なんで弾撃つ前に使用者が半殺しになってんだよお前らどっちの敵だ? あぁ?」
「だから、それは訓練で克服できる…」
「視神経が死んだら『再成』してリトライ繰り返すのは訓練じゃねー。しかも訓練後も急な視点移動でそのまま失神する事例が半分超えてるよな? それを克服できてるとは言わねーよ」
とにかく精神が(まだ)キマってないこいつらの新品クローンで異常が起きなくなるまで、操作機構の改善を申し付けて追い出す。
同時に視神経を中心に異常発達した神経パターンのデータをまとめてデータベースに保存。
何に役立つかわからないけど、他のマッドがマシな使い方をしてくれることをマジで祈る。
「はい次ー。格闘技術における火薬加速の有効性ねー。アームパンチ*1したら肘が千切れる点は改善したんだね。改善策が骨と関節をチタンセラミックに置き換えるってコレもうサイボーグでしょふざけんな」
「ご安心ください。素材と周辺組織への定着に配慮した形状により、従来の人工関節に比べ十分の一以下の拒絶反応発生率と、高負荷時の組織剥離0.1%以下という快挙を…!」
「その素材を使った外骨格にマシンガン仕込んだ方が早えーよ」
「コンセプトをご覧になればわかるように、コレはそう言った兵器持ち込みが厳しい状況での高火力発揮が」
「弾薬は一発ごとにリロードが必要だろ? どうやって二発目以降の弾薬を持ち込むんだ?」
「それについては利き腕を攻撃用、反対側を弾倉用にすることで最低十発は予備弾倉を持ち込めます。軍用クラスの金属探知機にも反応しません」
「じゃあその技術で銃を仕込めよ! なんでそこからアームパンチなんだよ! ガードに撃たれたら近づく前に蜂の巣だろうが‼︎」
「撃たれるより早く無力化すれば問題ありません。脚の弾薬機構を使えば軍の上級魔法師レベルの加速力を非魔法師で発揮可能です」
「それ扱えるようになる頃には全身サイボーグじゃね? あと根本的に熱の排出が上手くいってないよ? 連続稼働後の機関部温度120℃って何? 余裕でバーベキューできるけど?」
「それについては血液中から水分を抽出して冷却する機構の開発が進んでおります。純水でないと蒸発時、残留物によって腐食の原因になりますので半透膜とアクアポリンを併用し生体内において高効率の濾過水を生成し…」
「違うんだよそうじゃないバーベキューからしゃぶしゃぶにすりゃあいいって話じゃないなんで分からない? 今の話で外でも使えるのチタンセラミックの人工骨・人工関節技術と高効率濾過水生成の方だよ?」
「それでは、アームパンチは…」
「却下だ却下! せめて全力戦闘後もボイル肉にならなくなってから申請しろ頼むから」
しょぼーん、と帰っていくおっさん研究者。
こいつ最初は踵にセラミックローラー追加して高速移動させようとしてた*2からな。
鞭毛の運動機構を拡大して生体モーターを作るまではマジで優秀な研究者なのに、どうして使い方がこうなってしまうのか。
生体モーターの方も、カテーテルで大血管に留置して使える簡易人工心臓として外で実用化された。
元が体重を支えて高速移動させる出力だったこともあって、小型化しても十分すぎるぐらい血液循環させられたし、むしろ血管が爆ぜないように出力を下げる方が大変だった。
「常識のあるヤツがいない……どうして…」
「そりゃーこんなとこに落とされるヤツだからだろ。はいコレ、支給開始された新型。今回は電流出力を強化してよりキマるようになったらしいぜ」
同僚が休憩ルームから戻ってきて、共感覚誘導型LSDシートを渡してくる。
電解質シートから神経刺激の電流を舌経由で流し、LSDと同時に調合された香料で幻覚に指向性を持たせた強化麻薬だ。
ここでは研究成果の一つとして、娯楽用途の使用が認められている。
コレに関してはマジで優秀な発明だと思うし、法規制の問題が解決すれば市販してもいいんじゃないかとガチで思う。
とりあえず今回はさっきの研究員を存分にボコるトリップに入れたらいいな…
「というかリアルにサバイバルロッタリー*3してたヤツには言われたくないと思うぜ? アイツらも」
「失礼な。あたしは必要なら自分の身を削ってでも患者を助けてたぞ? お前みたいに継ぎ接ぎで変なモン作ってない」
「一応法律には触れてなかったんだけどな…」
「人を救った数は随一だったぞ」
ま、とりあえず仕事引き継がせて早く休憩しよ。
次の『皮膚沈着性クロロフィル錠剤の市販化』は説得面倒だったし助かったわー。
比較的マシ(中央値がバグってる)
水晶体測定式自動倍率調整機構
銃のスコープなどの倍率調整は基本手動であり、標的が遠近方向に移動している際の調整が難しい欠点があった。
レーザー測距との連携である程度は改善するが、非発見率の増加や重量増加の問題がある。
そのため使用者の眼の水晶体の厚みを測定し、それを元に倍率の調整をすることで高速・高精度の調整を狙った。
結果、ただでさえ高倍率では見え方の差から酔いやすいのに、その倍率が勝手に勢いよく変わるため視神経にバカ負荷がかかった。
当然研究員本人たちも何回か死んだのだが、再成で復活を繰り返した結果精神の方が慣れてしまい「いける!」とガンギマッてしまった。
火薬式格闘技術
ロケットパンチを生身で撃ちたい! というロマン全振り研究。
アホみたいな目標にバカ高い技術が注がれた結果、なんか使えそうなところまで来てしまった技術。
正直派生技術は使えるのでバンバン外部に流用されている一方、本命は使える見込みがない悲しき研究。
皮膚沈着性クロロフィル錠剤
シ○ニアの騎士で大体あってる。
当たり前だが全身緑になっても人間に必要なエネルギーには足りない上、全裸で日光を浴びる必要があるので通称『役立たずの変態』
改良版として、皮膚面積を増やす成分も配合して光合成量を増やそうと企んだが、見た目が皮でダルダルになった人間大モモンガになるため『どっか飛んでいってほしいぐらいキモい変態』に進化した。
医療班が超頑張った結果、紫外線ダメージを皮膚新生の代謝へ転換する美肌薬品として製品化した(もちろん肌の色は緑にはならない)
モブ1
最初からキレ散らかしてる方。口調がアレだが女。
元軍医で戦場の緊急手術において数々の移植・切除・修復を完遂し数多の兵士を救った名医。
ただ物資が足りない前線において必要ならば薬品・器具・臓器の全てを代替品でなんとかした結果、無断で治癒見込みのない患者から臓器を摘出して移植したりした結果、いろいろな経緯を辿り無事封印決定となった。
本人は命を第一に考えてるので倫理観はあると思ってる()
モブ2
最後にヤク持ってきた方。男。
軍関係の病院で研究と治療をしていて、腕は確かだった。
ただ研究内容が代替臓器による治療で、日本の法律上難しい移植の代わりになんとか法に触れない方法で代替臓器を用意しようとしていた。
最終的に消化器系の筋肉と下肢静脈から簡易人工心臓を作るまでになったが、だんだん人造臓器の製作自体が楽しくなってきてしまい、キメラ臓器などを作るようになったため無事封印行きになった。
きちんと自分達をクズと自認できてる(ここでは)マトモな人。