昔々ある所に元兵士のマイケルとその相棒のボブが住んでいました。
ある日サーモンを釣りに川に行くと どんぶらこどんぶらこと1メートルくらいの桃が上流から流れてきました。
「おぉーこれがあれば当分飯にはこまらねぇな」
そう思ったマイケルは家に桃を持ち帰り早速桃を切ると
「おぎゃあ おぎゃあぁ」
と中から赤ん坊が!
「うわぁぁぁ桃の中になんで赤ん坊がいるんだよぉ」
マイケルもボブも驚いた。
「うわぁんうわぁん」
泣く赤ん坊をみて二人は焦ります。
「と、とりあえずメシを用意しよう」
なんと赤ん坊はパンを十個、ポークビーンズを6杯もたべてやっと静かになりました
「ど、どうするんだよボブ、これ〜っ捨てるか?」
「す、捨てるなんて俺には出来ない」
「俺もだよクソ〜ッ」
こうして育てることにした赤ん坊に桃太郎の名付け育てることにしました。
「くっそ〜桃太郎のやつなんて食べるんだ、日に日に増えてやがる、これじゃ大人になる頃には破産しちまうぜ」
「稼いだ金で悠々自適に過ごすはずだったのに、チクショウ!」
「は、働くしかないのか」
二人は桃太郎のせいで働くことになりましたが、なんだかんだ毎日が充実していきました
「パパ、パパ」
「見ろボブー!喋ったぞ、おい桃太郎パパはどっちだ?」
桃太郎は元気にすくすく成長しました。
「パパ!見てくれよ大分背が伸びたんだ!」
「確かに大分のびたなー、おお2cm更新だ!」
そして桃太郎は9歳になりました。
「誕生日おめでとう!」
「ケーキは遠慮なく食えよ!父さんらの分はいらん!」
「ほんと!?やったぁ」
「もう9歳か…早いもんだな?マイケル」
桃太郎らは幸せな日々を過ごしました。
そして桃太郎が13になった頃ある噂が耳に入りました、戦争の噂です、地獄より侵攻してきた魔王軍と戦争しようと言うのです。
「最近は桃太郎にも友だちができたってのに物騒だなーボブ」
「そうだな……おい桃太郎!けいこをつけてやる!」
そして16の誕生日の日、ついに魔王の軍勢が桃太郎の
村を襲ったのです!
魔王軍は村を焼き討ちしました。反抗したものは殺され、兵士たちは桃太郎たちを探しました。
かつて優れた兵士だったマイケルとボブを見せしめに殺そうとしたのです、そしてその技術を受け継いだ子供も
生かすわけにはいかないからです。
ドアを蹴飛ばして男が入ってきました、敵国の将軍フランキーです
「お前たち二人が投降するのなら……その子どもに手出しはしない」
「嘘をつけっ!」
応戦むなしくマイケルは腹を将軍に貫かれてしまいました
「桃太郎ぉ!お前はボブと一緒に逃げるんだ!」
「わ、わかったよ!」
マイケルを残し桃太郎はボブと一緒に逃げました
足が棒になっても、雨が降っても、転んで体が傷だらけになっても、逃げ続けました。
しかしどう見ても追いつかれるのはあきらかでした
そしてボブが話し始めました
「いいか、ここからはお前一人で逃げるんだ」
それを聞いた桃太郎は
「嫌だよ父さん!二人で逃げよう、もう少しすれば砦に着くのに」
父の思いを理解した桃太郎は涙を流しそうになりました
「泣くな!いいかよく聞け、このままでは……付く前に殺される、俺がここで……少しは食い止める」
桃太郎も追いつかれることはわかっていました、それでも諦められなかったのです
「大人しく言うことを聞いてくれいいか……いつか父さんらの仇をとってくれ!そのためにお前は逃げるんだ、頼んだぞ!」
「………!」
「行け!立ち止まるな!」
桃太郎は走り出しました、そしてもう振り返りませんでした、怖かったから振り返りませんでした。
そうして走って走って砦にたどり着き、保護されました
「大丈夫か君!一人でここまで?」
「…………」
桃太郎は答えませんでした、親のことに触れたくはなかったからです
「しばらく…一人に、できたら…」
「……わかった」
桃太郎は一人になったあと、溢れ出る涙をせき止められず泣きました、瞬きしなくてもいいほど泣きました
そして父の言葉を思い出しました
(父さんらの仇をとってくれ!)
「……わかったよ父さん……絶対に仇は……この手で取る!」
前半書いたよ