第70話 逝く者の跡
西暦2024年2月13日、浮遊城第55層。
《はじまりの街》にある《黒鉄宮》より釈放された元旦から、今日に至るまでの2ヶ月間。
そして大きく変わったことは3つだろう。
1つはもちろん、カズ、ジェミル、ヒスイ、アリーシャの4人と新生《
《
55層主街区《グランザム》。またの名を『鉄の都』。
数世紀さかのぼった時代に準拠する本作では珍しく、街全体の建築物が石造りではなく鋼鉄でできている。無数の煙突や尖塔、立ち並ぶ鍛冶屋や彫金屋――その多くがNPC経営であるものの――も理路整然とし、隠し道的な散策路や街路樹はほとんどない。人口の多さとは裏腹に不思議と殺風景な印象を与える街だ。
ただ、早急に『鉄の都』を活動拠点としたことで、俺達5人はそれ相応の大金をはたいていた。おまけに51〜54層までのフロアボス戦も放棄しており、レイアイテムを手にするチャンスさえなく、現状このギルドは非常に貧乏だ。
そしてもう1点、大きく変化したのは知名度である。
急成長の反動で出費も激しく、ギルドホームこそ購入していないが、今や多くのプレイヤーが俺達のギルドを耳にしたことだろう。
なぜなら、5人パーティに女性が2人もいるからだ。
この比率は異様だと言える。加えて、1人は唯一の女性ソロプレイヤーにして《
これらのメンバー事情から、いかようにして水に混ざらない油のような人物達を抱え込めたのか。そういった興味を引いたようだ。
もちろん、ヒスイとアリーシャの目が届く範囲で「女の子と仲良くなるな!」などと公言できるはずもなく、往々にして野次馬はチラ見をする程度に収まっている。
そして被害が少ない理由は、俺とヒスイが恋仲……を飛び越えて、《夫婦》関係にあることをまだ誰も知らないからだろう。
もっとも、付き合いの浅いカップル並みに俺達の関係はプラトニックだ。なんと、キス程度が最大限の踏み込んだ愛情表現ときている。システム的に《夫婦》という判子を押されたとしても、やはり攻略中毒な俺は特別なことができなかった。
よって、人に知られたら平和の終わりだと感じる反面、別に知られてもなにも問題ないように見える、言わば相反した悲しさが日々俺の心を
「(つってもなぁ……マジで数日おきに完徹ではたらいてるし。ド素人がいきなりギルマスとかクッソきつい……この2ヶ月でイチャつくヒマとかなかったし……)」
《圏内》の転移門付近まで歩きつつ、そんなことをフラついた頭で考えたところで、突如として俺の空きスロットに出現したエクストラスキル、《暗黒剣》について思いを
これが大きな変化点の3つ目だ。
実はこのスキル、猛烈に対処に困っていた。なぜなら、これがただのエクストラスキルなのか、それともプレイヤー1人にだけ与えられる唯一の、俗に言う《ユニークスキル》なのか。その判別ができなかったからである。
確かめられる方法は1つ。《はじまりの街》にある地下ダンジョンへと舞い戻り、あの徘徊型フィールドボス《オブスクリタース・ザ・シュヴァリエロード》が
しかし厄介なことに、あのダンジョンは現在封鎖中。キバオウ達にだけ侵入を禁止しておいて、俺達だけこっそり再突入など良心の
「ならばせめて、新スキルの情報公開だけでも」というわけにもいかない。ヒースクリフの一件を思い出すまでもなく、エクストラスキルは名前が判明しても意味がない。結局、プレイヤーは『取得条件』が知りたいからだ。そして『取得条件』を教えるためには、またしてもダンジョンのことを他言無用にしたキバオウとの約束が邪魔をする。
必然、言い訳する形になってしまうが、俺はこの特別な力をひた隠しにすると決めた。
《ユニークスキル》とおぼしき力の秘匿と独占。俺がヒースクリフに強く浴びせた罵倒は、ブーメランのように俺の脳天に突き刺さっている。
しかしこうも思った。
これら特定人物に授けられた特殊なスキルは、実はすでに世に溢れているのではないか、と。
俺の場合は公開しようにもできない状態だが、考えるまでもなく公開するメリットはない。
例えば誰かソロプレイヤーなどが《ユニークスキル》らしき強大な力を手にしたとしたら、十中八九その人物は力を独占するだろう。それで罰せられることもない。
だが俺は、この力を大切にしようと思えている。
運よく拾ったこの命と、その先に《暗黒剣》スキルがある。皆の団結でもぎ取った勝利であり、その事実はどう言い
あれから、暇さえあれば人目のつかないところで《暗黒剣》を使用し、鍛練するようにしている。熟練度も充分に高まり、実践投入も視野に入りつつある。
閑話休題。
とにかく、あらゆる面で順風満帆。この2ヶ月間は実にのどかな日常を満喫していた。
つい先ほどまでは。
「い~じゃない別に、あたし達は夫婦よ!? アリーシャが口を挟むところじゃないわ!」
「むきー! その上から目線っ! アタシだってねぇ……こ、この人には責任取ってもらうのよ! たまに借りてもいいじゃない!」
「いや、いいわけないでしょ!? それに責任ってナニ!?」
リアクションも声のボリュームも大きい彼女らに対し、俺は少々焦り気味で口を挟んでみる。
「あのっさぁ、お2人さん。それってどーしても
「「はぁっ!?」」
「い、いやなんか……周りから……こう、いわれのない殺気がするんだよ。あとヒスイ、夫婦ってのナイショに……」
「「ジェイドは黙ってて!」」
「あ~い……」
修羅場。よもや俺自身が立ち会うとは思わなかった。
これがハーレムもののチャチなゲームなら晴れて目標達成であり、ミッションコンプリートと言えよう。だがこれは現実であり、手放しに喜べる状況とは言えない。まったくけしからんことに、アリーシャの悪ノリも最近はエスカレートしている。
――あれ悪ノリかな?
「(ま、まあアレだ……ソロの頃に比べたらササイな悩みってやつ……)」
そう言い聞かせることで、俺を含む男性陣はしばらくことの成り行きを見守っていた。するとしばらくして、アリーシャは
ギルドの再結成以来、ハメを外すことはあっても一線を越えなくなったアリーシャにしてはわがままな行動である。勘に障ることがあったのだろうか。
しかしこれは困った。彼女は基本的にラフコフに狙われている、という前提がある。あのPoHが非効率にも執念深く同じ人物をターゲットにし続けるかは
「ルガ、ジェミル。悪いけどアリーシャを見といてやってくれねぇか。まさかソロ狩りなんてしないだろうけど、一応心配だからさ」
「うんわかった。じゃあ僕らはアリーシャさんといっしょにいるね」
「今日はマッピング休みかもねぇ。でも合流できそうだったらまた連絡してねぇ」
「おう、頼んだぜ2人とも!」
雑用を任せてしまった罪悪感はあれど、俺は手を振って2人を送り出すと面倒な事態を引き起こした人物に振り向く。
「さてヒスイ」
「な、なによ……? あたしは悪くないわ」
「言い訳は聞きとうないぜ。妙に突っかかってたけど、アリーシャも冗談のつもりだろうしさ。なんか今日は大人げなかったぞ?」
「だ、だって……アリーシャのあれは9割本気というか……」
「またまた~。んなわけないだろ。俺とヒスイは夫婦だぜ? あいつもそのヘンはわかってるだろうし、仮にそうならこのギルドにいるの辛いって」
「…………」
まだ納得のいかない
「んじゃあヒスイは次にアリーシャに会った時アタマ下げるように」
「い、いやよ……元はと言えばアリーシャが悪いんだし」
「ダメ。あやまんなさい」
「……はい……」
ショボンとしてしまったがやはり根は素直。俺が聞き分けの良くなったヒスイの髪をそっと撫でてやると、彼女は嬉しそうに目を細めて喉を鳴らした。
それにしても、甘えたがりというか、共に過ごす時間が増えたことで俺は彼女の側面によく触れるようになった。
いつだって凛々しく、聡明で、時には前線プレイヤーを先導し、弱音は絶対に吐かない。いつでも心の
彼女にも少女らしい感情がたくさんあった。失礼だが、どこか気の抜けた子供っぽさにはジェンダーギャップを感じたものだ。
「そう言えばまた3ヶ月たったよな。どうだ、たまには2人で主街区とか探検してさ、んで、あん時みたいにメシでも食いに行くか?」
「ええ、あたしも言おうとしてたとこ。それにこの層の圏外は極寒地帯だから、フィールドに出たらお昼をどうしようか迷っていたのよ。ちょうどよかったわね」
なんの因果か、俺はまだヒスイとそれほど親密な関係でない時から3ヶ月おきに2人きりで食事をとっていた。そして今日はSAOが始まってから約1年と3ヵ月。頃合いだろう。
とはいえ、腹を満たせる施設の少なさも55層の特徴だ。
俺たちの前方には四方200メートルほどの空間があり、おそらくプレイヤーのデュエル場として設置されたであろうボクシングリングのような戦場が2つも設置されているが、言うまでもなくここは主街区の《圏内》だ。確かに模擬戦などは行いやすいだろうが、わざわざこうした広場を設けなくとも、プレイヤーは好みの場所や所属ギルドの敷地内で勝手にやっているため、はるばる出向いて訓練をする者は皆無である。
こうした無駄に広い土地を見ると、もう少し別の用途に使えなかったのかと開発スタッフに小1時間ほど問い詰めたくもなる。
もっとも、シンプルかつ殺風景な景観は開発費の軽減が目的だろうが。
往生際悪く視線を動かすが、やはりめぼしい施設は見当たらない。《グランザム》での食事は諦めて、質のいいレストラン街がある
「この層はメシ屋が少ねーな、ホント。やっぱ下層に降りてからだな。どっか穴場探しでもするか? それとも無難に行きつけの……」
「ちょっと待ってジェイド!」
ヒスイがいきなり大声を出して俺の言葉を遮った。その両目はきつく釣り上がり、事態の緊急性を示していた。
視線を彼女の見る方へ移すと、そこには見慣れない若い男性が、両膝を地面に付いて大声で
場所は現在攻略組に最も使用されている北ゲート前。それなりに屈強な、少なくとも装備は一流なプレイヤーが多く行き来する最前線で、その男だけは身なりが際立っていた。
いい意味で、ではない。あまりに簡素……否、みすぼらしい服を着ているのだ。
インナーに近い薄さの長袖の
しかもあろうことか、帯刀してすらいない。武器を携帯していないのだ。
「友達の仇を! 誰でもいいんですっ! 誰か恨みを晴らしてください!!」
つまり彼の仲間はもう死んでいるということになる。しかも仇を打ってくれるよう願っていることから、同時にそれが『死んだ』のか『殺された』のかが判別できる。
リポップを繰り返すモンスターへの仇討ちはできないからだ。
「……あの男か?」
「そん、な……」
俺の質問にヒスイは反応しなかった。どうやら彼女に俺の声は届かなかったらしい。
先ほどまで甘い空気が漂っていたというのに、あの男のせいで台無しだ。どこの誰だかは知らないが、ヒスイの関心を俺から掠め取ったことに軽い嫉妬心を覚えてしまう。
しかしそれよりも、そもそも彼女はなぜ彼にだけそんな悲しそうな目を向けるのか。言い方は悪いが、似たような件は過去に何度もあった。攻略組ならどこかで1度は見ていると言っていい。
それらと今回の相違点とは……、
「ロキヤ……ロキヤさんっ!!」
「ッ……!?」
ヒスイの個人を指した呼び声に、呼ばれた男と俺は同時に驚いた。
俺は彼の名前を知っていたことに。
男は救いの女神の声を聞いた時のように。
「ヒスイちゃん……なのか!?」
「ええ、そうよ。……ロキヤ、さん。……これはどういう……さっき仇討ちって」
「アドも、ヴィルも! みんな死じゃったんだ! 9人組の盗賊にやられて! オレ達を逃がすために、皆が囮になって! それから……ッ」
「待って、落ち着いて。順を追って話して。……《シルバー・フラグス》がどうなったのかを」
「(ヒスイが昔いたギルドか……?)」
聞き覚えも、ましてや交流もないギルド名を聞き、俺は腕を組んだまま考えた。
ゆっくりと落ち着きを取り戻した彼は、ヒスイの質問に淡々と答えていった。脱け殻のような、光のない泣き疲れた目に、いつしか俺は嫉妬するのも忘れていた。
事情を聴き終えるのに、ゆうに半刻以上を費やした。
もっとも、途中で真っ赤に腫れた両目から何度も涙を流し、
結論から言うと、その男ロキヤの束ねるギルドメンバーは間違いなく死んでいた。
ミドルゾーンを主戦場とした小規模ギルド、《シルバー・フラグス》。通称シルフラ。
実は俺も、昔1度だけこのリーダーと会話をしたことがあったことを明記しておく。
あれは今から1年と少し前、俺がまだ宿を取らずに
あとになってラフコフが流行らせた『圏内PK(睡眠PKとも言う)』ほど悪質ではないが、同様の原理で所持アイテムを強奪する被害に
忘れていたことそれ自体が失礼千万だが、そのギルドこそ彼らシルフラであり、そして今回、ほぼ全滅という憂き目にあったらしい。
悲しい事件である。ヒスイ、ひいては俺にとって関わりのあるギルドだけに、その喪失感は少なくとも無名ギルドよりは大きい。
だが、俺の興味は別の方向へと傾きつつあった。
それはシルフラがなぜ全滅寸前に追いやられたのかだ。どうやら彼のメンバーは、1週間ほど前からとある女性と行動を共にしていたらしいのである。
頭に
だからだろうか。俺の喉は数秒の空白時間に我慢できず、静かに震えた。
「それで、その赤髪の女性とやらは今どこでなにを?」
「……わからない。彼女は『貧乏クジを引いた』と……関わるべきではなかったとだけ言って、どこかへ行ってしまったんだ」
「あまりおだやかな話じゃねぇな。そいつも人が悪いぜ……」
「彼女の……ロザリアさんのことは悪く言わないであげてくれ。オレの調査が甘かったんだ。まさか、あんな強力な盗賊が
ロキヤはその『赤髪の女性』について、庇うような発言をした。
赤髪の女性、プレイヤー名をロザリアと言うらしい。
ロキヤは俺達との出会い頭に「メンバーが死んだのはオレ達を逃がすため」と言った。命からがら逃げたプレイヤーである『オレ達』というのは、どうやらロザリアも含んでいるようだ。
そのロザリアについて。
彼女は基本的にソロ活動をしていたそうだ。しかし過去のアリーシャと同様、女性は多方面に予防線を張る傾向が強い。つまりゲーマーとしての技量やセクシャル的な面から、男性と横繋がりを強化することによって『監視の目』を増やし、相対的に身の安全を図ろうとするのである。実際、牽制し合うことによって男達はヘタに手を出し辛くなる。
ロザリアもそんな女性プレイヤーの1人だったという。だから彼女が悪いのではないと、リーダーとしての器量が足りていなかっただけだと、ロキヤは諦めるように言った。
「けどよ、タイミングからして怪しいぜ?」
「それは……どうとも言えない。ロザリアさんは定期的に色んなギルドのお世話になっていたんだ。なのに、たまたまシルフラと狩りに行ったその瞬間だけ彼女が怪しくなるのか? 当時のオレらに彼女を疑う根拠はない」
「同時に信じる根拠もない。だろう? だったらなんで……一時的とは言え加盟を許したんだ。残酷なことを言うようだけどさ、女性を引き連れるだけでいろんなリスクは伴う。特に実力も情報力も未熟な中層プレイヤーはな」
「…………」
的を射ているからこそ、ロキヤは俺の言葉の前に黙るしかなかった。
実は攻略組に近づけば近づくほど、盗賊やその他のオレンジプレイヤーとの
だが女性がいたとしたらどうだろうか。
先の説明にもあったが、女性は強者と共存することで自身の保全を計る。ならば逆説的に、平均戦力は落ちると言えないだろうか。俺が個々人ですでに強力な戦力になるヒスイとアリーシャを引き連れる危険度とは比べ物にならないのだ。
その点、ある程度の金もあって獲物も豊富なボリュームゾーンの人々は
俺とて頭ごなしに疑うのではない。可能性の話をしているのだ。そのロザリアなる女性がなにも知らないただの被害者で、9人組の盗賊だけが犯罪者というなら話は単純である。それに踏み込んだ物言いになるが、シルフラも報われる。
だがもし、彼女が共犯者だった場合、事件は少しだけ複雑になっていく。
そして残念なことに、内通者であった可能性は捨てきれない。俺は似たような手口を過去に体験したことがあるからだ。
女性を紛れ込ませて獲物を
「懐かし……かったんだろうな……」
「あん? やぶから棒になんだよ」
俺は
すると、ロキヤはすぐに回答した。
「女性がいる攻略での……あの見栄張り合戦がね。ヒスイちゃん、きみは忘れたいだろうけど……オレは今でも覚えてるよ。あの時のオレはいいとこ見せたくて、よくクールを気取ったものさ。全然ガラにもないことしてさ……」
「ロキヤさん……」
「きみが抜けると言った日、そりゃ悲しかったよ。でもあの後ヴィルが謝りに来てさ……仲直りして、また5人で頑張ろうって。あいつは床に頭までこすって、しっかり誠意を見せて勝手な行動を詫びたんだ」
「…………」
俺とヒスイは無言で応えて話の続きを催促する。
「実はね、ロザリアさんのシルフラへの一時参加に……リスクがあるのは承知していたんだよ。停滞した士気は取り戻したい、けど1人じゃ決めたくない。だからオレは多数決を採ったんだ。……結果は3対2だった。そこで反対してたのは、オレとヴィルだけだったんだよ」
「そんなことが……」
「意外でしょ? けど決まった以上、ロザリアさんの参加を認めた。それで次の日になって、生き生きしてるメンバーを見て思ったんだ。ああ、やっぱりみんな、ヒスイちゃんと一緒にいた時間が楽しかったんだ。かけがえのないものだったって……後になって気付いた。……全員が心から大切に……」
ロキヤの声にはまた徐々に嗚咽が混じり始めてきた。当時のメンバーと交わした会話を思い出しているのかもしれない。しかもその『当時』のいうのは、ほんの数日前のことだ。
それに彼がロザリアを招き入れたのは、異性に目が眩んだだけの単純な動機ではなかった。ここまで聞かされ、いったい誰が彼を責められようか。
俺もロムライルを失ったからこそ共感できる。つぶった目の端から零れる涙に、どれほどの
「ロキヤ、《
「な、なんだ……?」
泣きはらして赤くなったロキヤの
「俺がその犯罪者を捕まえたとしたら、あんたはそいつらを『殺してくれ』と頼むか?」
俺は次に発せられたロキヤの答えを、意思を、決意を聞き、この凄惨な事件を解決すると心に誓うのだった。