ようこそ俺小路くんの無念を晴らす教室へ   作:おこむね

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♯023 『新たな彩』

 原作だと、夏の無人島サバイバル試験で注意すべき点は、当然ながら最終日の月城来襲であるが、それ以外にも細々と面倒くさいことが起きる。

 その中の一つが1年生たちによる強襲だ。

 椿桜子が指揮する1年生の部隊による自爆特攻――しかし、これに関しては既に椿との仲も修復したため、基本的には自然発生しないと判断していいだろう。その後の宝泉襲来も、この世界では宝泉がオレの側にいることを考えればまず戦うことにはならないはずだ。

 

 後、警戒すべきは、1年Aクラスの高橋、1年Bクラスの八神、1年Cクラスの宇都宮の1年生でもトップクラスの生徒が集まったチームか。

 椿が使えなくなったことで、八神自身が指揮を取って動く可能性はゼロじゃない。原作ではいらぬ火遊びをしているだけで大きな動きは見せないが、この世界では桔梗も奴の駒にはなっていないし、逆にどう動いてくるかが読めなかった。

 

 とはいえ、宇都宮がオレの退学に手を貸した理由が原作通りであるなら、椿がオレの退学を望まない限り宇都宮も大きく動くことはない。

 これだけ駒不足の状況では八神も動こうにも動けないはずだ。オレを切り崩すためにも、どこかでセフレたちに接触してくるかとも思ったが、今の所は大きな動きもない。

 

 逆にこちらから接触して探りを入れてやろうか――とも思ったが、流石に大人気ないのでやめておいた。

 正直、放置した所で脅威になる訳ではない。このままいけば、あいつは黙っていても、今年の文化祭で退学するのだ。無駄に時間を使うこともないだろう。

 

 警戒しておきながら放置というのも変な結論かもしれないが、後で椿を通じて宇都宮にアクセス出来れば警戒度は格段に下がる。石上も表立っては動かないだろうし、これで1年の問題はクリアしたに等しい。

 

 また、3年は既に南雲以外はオレの支配下に置いたし、後は2年の動きに注意しておけば大きな問題が起きることはないはずだ。

 つまり、後は夏休みまでの間をいつも通りに楽しく過ごせばいい――と、いうことで、他のクラスメイトや同学年の生徒たちが頑張ってグループを作る中、オレは普段と変わらずに過ごしていた。

 

「あ……!?」

 

 ――過ごしていたのだが、偶然にも昇降口で一之瀬クラスの白波千尋と鉢合わせになってしまった。

 

 オレと白波は、去年の一之瀬告白事件で多少話をしたことがあるくらいで、お世辞にも仲がいい訳ではない。向こうとしても、たまたま目の前にオレが現れただけで、目的地はオレの後ろである自分の下駄箱だろう。

 

 逆にオレの目的地は白波の後ろにあるオレの下駄箱ということで、とりあえず白波に道を譲るように右に動く。すると、白波もオレに道を譲ろうとしたのか、左に動いてきた。

 

 向かい合っている相手がこちらと逆に動くということは、ぶつかり合うと言うことで、またも互いの体で道を塞ぐことになる。

 白波は、言葉にならない声を上げながらまた体を動かして道を譲ろうとしてきた。が、こちらも咄嗟に道を譲ろうとして、また同じ場所に体を動かして道を塞ぐ結果になる。

 

「~~~っ!」

「あー……オレが、動くから白波はそのまま動かないでくれ」

 

 泣きそうになってしまったので、そう声をかけて道を譲った。しかし、今度こそ通れるようになったにも関わらず、白波はチラチラこちらを見ながら何か言いたげな様子を見せる。

 

「えっと、あの……」

 

 オレの記憶が正しければ、白波は一之瀬を奪ったオレを憎く思っていたはずだ。原作でも似たような態度を見せていたが、この世界では特に恨みの感情が強い。正直、話しかけられるとは思わなかったのが素直な感想だった。

 

 しかし、原作通りであるのであれば、白波は親しい間柄じゃない相手に対して饒舌に話せるタイプじゃない。それが異性、恋敵なら尚更だろう。

 かといって、催促のようなことをすれば、出かかっている言葉が逆戻りしてしまうのは目に見えている。故に、あまりジロジロとは見ず、ゆっくりと白波が口を開くのを待つ。

 

「あ、綾小路くん……今から、ちょっとだけ時間……いいかな……?」

 

 まさかのお誘い――とはいえ、この白波の様子を見て、デートだと思うような奴はいないだろう。

 

「別に構わないが、ここで話すつもりか?」

 

 どんな話をしたいかは知らないが、今は人が居なくても、昇降口周りは誰かが来てもおかしくない。オレを嫌っている白波としては見られるのは歓迎しないはずだ。

 

「……そう、だね。じゃあ、あの、どこでもいいから、移動しようか……そんなに、時間もかからない、と思うし」

「なら――」

「あぁ、でも……その、目立つ所は、困る、かな。誤解されたくないし……」

「……人がいない所が良いってことか?」

「そうだね……詳しい場所は、綾小路くんにお任せするけど……」

 

 こうなると、適当にカフェで話――とも行かない。人が居ないという意味ではオレの部屋でもいいが、この警戒度で白波がオレの部屋に来るとも思えなかった。

 

 かといって、ケヤキモールは賑やかだし、各教室は誰か来る危険がある。生徒会室を占拠してもいいが、雪や鈴音、帆波が高確率で一緒になるであろうことを考えると得策ではない。と、すると――

 

「屋上でどうだ? 流石に放課後に屋上に来ようなんて奴はいないだろう」

「……わかった」

 

 そんなこんなで、二人で屋上に移動していく。

 

 親しくない間柄ではあるが、移動の際も白波はオレを避けるかのように後ろを陣取っていた。

 これを見て、間違っても愛の告白的なモノを期待する馬鹿はいないだろう。仮に、今ここにいるのがお調子者の池だったとしても、浮かべているのは苦笑いであろうことは容易に想像がつく。

 

 正直、白波も見た目は可愛いとは思うが、こうまで男が嫌い、オレのことが憎い――と、いうオーラを出されると食べる気にもならない。基本的に女子は好き嫌いなく食べるオレではあるが、好んで手を出そうとは思えない数少ない一人がこの白波だ。

 

「さて、話を聞こうか」

 

 と、いう訳で、早い所話を終わらせて帰るべく、屋上に着くなり適当な距離を保ったまま白波に向き直る。向こうとしても、嫌いなオレと一緒にいる時間は一秒でも少ない方がいいはずだ。

 

 しかし、いざ向かい合うと言葉が出ないのか、手と手をすり合わせながらもじもじしている。

 聞きたいことがあるが上手く聞けない――そんな感じだ。だが、意を決したように深呼吸すると、喉元まで貯めていた言葉を吐き出してきた。

 

「あの、綾小路くんは……その、帆波ちゃんとどういう関係なの?」

「どういう関係とは?」

「付き合ってるっていうの、嘘だよね? もう、あまり一緒にいる所も見ないし、他の女の子とデートもしてるし……」

 

 絞り出すようにして、そう問いかけてくる。言葉は弱々しく感じるが、その声は既にオレと帆波が本当の意味で恋人じゃないというのを確信しているかのようなハッキリとした声色だった。

 

 去年、入学して間もない頃、白波が帆波に告白した時のことを思い出す。あの時から白波の気持ちが変わっていないのなら、こいつは変わらずに帆波に好意を抱いている。だからこそ、こうして真相を突き止めようとオレを呼び出したのだろう。

 

「帆波と付き合っているかどうかという問いに答えるなら答えはイエスになる。一応、オレと帆波は変わらず恋人関係のままだ」

 

 ならば、答えは一つしかない。白波には悪いが、素直に話してやる理由がなかった。

 

「嘘……だって、綾小路くん、別に帆波ちゃんのこと好きじゃないでしょ?」

「愛していないと恋人関係になれないのか?」

「あ、当たり前だよ。好きにならなきゃ恋人になんてなれないんだから」

「それは白波の価値観だろう? 別に好きじゃなくても恋人関係にはなれるはずだ」

「それって、綾小路くんは……その、帆波ちゃんに好き、とか、そういう感情はないってこと?」

「それは……」

 

 さて、どう答えるべきか。ここで嘘をついて、帆波のことを愛しているというのは容易い。しかし、まだ愛という存在を理解していないオレの言葉を、白波が信じてくれる保証はなかった。

 

 それなら変に言い訳をするよりも、ストレートにオレたちがどういう関係なのかを教えてやった方が逆に良いかもしれない。何を言おうと、もう帆波がオレから離れることはないし、仮にこの問答の結果白波が騒ぎを起こしても帆波から白い目で見られるだけだろう。

 

「そうだな。愛しているかどうかという問いなら答えはノーだ。オレは別に帆波を愛してはいない。付き合っているのも、あいつから恋人になってほしいと頼まれたから続けているだけだ」

「お、おかしいよ。好きじゃないのに付き合ってるなんて……!」

「別におかしなことは何もない。オレと帆波の利害が一致しているからこそ関係は継続している。そこに愛情というものがなくても人は恋人関係を作ることが出来る」

「利害って……」

「お前たちのように、帆波を好きになる連中から身を守ること。それが帆波の願いであり、今もオレが関係を続けている理由だ」

 

 思えば、帆波との関係を作ることが出来たのはこいつのおかげでもあった。あの時、こいつが帆波に告白することがなければ、こんな関係にはなっていなかったかもしれない。

 

「……わ、私の、せい?」

「少なくとも最初はそうだ。お前からの告白に困った帆波はオレに恋人役を頼んだ。それが一番お前を傷つけないと考えたんだろう」

「そんな……でも、待って……違う……じゃあ、なんで綾小路くんは帆波ちゃんとえっちしてたの? 嘘の恋人なら、えっちなんて……ううん、そもそもキスだってしない……!」

 

 そういえば、こいつは無人島で帆波を食べる時、オレと帆波の後をつけていたんだっけか。流石に洞穴の中で何をしていたかまでは見えていなかったと思うが、年頃の男女が狭い洞穴に2人っきりで居るというのがわかれば、肉体関係がないと考える方がおかしいだろう。

 

 と、すれば、もう隠すのは悪手だな。

 

「恋人関係の報酬だ。言ったろ、利害の一致だって。オレにとっても自分の性欲解消に帆波が恋人で居てくれるのは丁度良かった。世間で言う所のセ〇クスフレンドだ」

「ッ! 最低ッ!」

「何故だ? 別に帆波も嫌がっている訳じゃない。お互いに納得しての関係なら別に蔑まれることはないだろう?」

「お、おかしいよ! だって、そんな……えっちするだけの関係だなんて……!」

「何がおかしい? この世の中に、愛がなくてもセ〇クスするなんてことはそう珍しいことではないだろう」

「そんなことない! 普通の、普通の高校生がそんな関係なんて絶対おかしい!」

 

 随分とハッキリと言い切って来た。何だか、オレとセフレたちの関係を完全否定されたようで、あまり気分が良くない。

 

 思えば、何故オレが白波にこうして文句を言われなくてはならないのか。本人たちが良いなら放置しておけばいいのに、今にも自分が帆波を救って見せると言わんばかりの表情が妙に癪に障った。

 

「少なくとも、オレたちはお前にどうこう言われる筋合いはない関係を築いている。それに、仮に変だったとしても、お前だけはそれを否定できないぞ、白波」

「な、なんで……? 私が、帆波ちゃんに告白したから?」

「いいや、それはあくまできっかけに過ぎない。今も、あいつがオレから離れないのは、お前たちを助けるためにあいつがオレに自分を売ったからだ」

「自分を……売った?」

 

 丁度いいので、白波には罪の意識を植え付けてやる。人のことを責める前に、自分が如何に帆波に迷惑をかけているかをその身にわからせてやることにした。

 

「去年のクラス内投票を覚えているか? お前たちのクラスは2000万の救済を使って退学者を出すのを防いだ。しかし、その前の混合合宿でお前たちのクラスは退学を宣告され、2000万を使っている。時間にしてひと月ちょっとで2000万PPなんて溜まるはずがない。当然、その金はどこかから集めてきたことになる」

「それは……」

「帆波は、それが誰から借りたかは言わなかっただろう? それはオレが言うなと命令したからだ。オレが帆波に足りない分のPPを貸してやったんだ」

 

 白波は顔を真っ青にしてオレの方を見てくる。ようやく、彷徨っていた視線がこちらに向いたな。

 

「それって……」

「当然、オレも善人じゃない。2000万なんて大金を、他クラスを救うために貸してやる義理はなかった。あいつが自分を好きにしていいから2000万を貸してくれと頼んできたんだ」

「そんな……嘘……」

「さて、ここで質問だ。お前たちが2000万を最初に失うキッカケになったのは誰のせいだ?」

 

 そう、混合合宿で龍園のターゲットになり、退学の危機に陥ったのは、白波がハメられたからだ。もし、あの時に白波が退学になっていなければ、クラス内投票で帆波が借金をすることもなかった。

 

 白波からすれば、帆波がオレと体の関係を継続させているのは自分のせい――のように思えるだろう。実際は別にそんなことはないのだが、心のどこかで白波も罪の意識は感じていたようで、こちらの狙い通りに自分を責める様子を見せている。

 

「わ、私が……私のせいで……?」

「いわば、オレはお前たちの恩人でもある。そのオレに、お前は文句を言える立場か? 何なら、貸している2000万を今すぐに取り立ててもいいんだぞ? 利子はなしにしているが、何なら大量の利子をつけてやってもいい」

「やっ、止めてっ! もう、何も言わないからっ!」

「オレと帆波は付き合っている。体の関係もある。それに何か問題はあるか?」

「……な、何も、問題は、ない……です」

 

 オレの機嫌を損なえばどうなるかわかったようで、白波が恐ろしいものを見るかのような視線を向けてきた。

 これでもう文句も言えないだろう。自分の大好きな帆波は、自分のせいで体を売ることになり、借金自体もまだ残っているのに、その金貸し相手に文句が言えるならそいつは相当の大馬鹿者だ。

 

「ま、待って……」

 

 しかし、もう話は終わりということで帰ろうとすると、白波はこちらを引き留めてきた。

 

 何やら、覚悟を決めた表情を浮かべてこちらを見てくる。目尻には涙が浮かんでおり、顔色は相変わらず青いままだが、視線だけはしっかりこちらを見据えていた。

 

「2000万PPは、私が、返すから……だから……帆波ちゃんを、許してあげて……!」

 

 成程、自分が代わりになるから――と、いうやつか。それなら、少し話は変わってくるかもしれん。

 

「まず、最初に勘違いしているようだから言っておく。2000万PPを返すのは貸している以上、当然のことだ。帆波との関係は、足りないPPを貸すための前提条件であり、許す許さないではなく、あいつも納得して今の関係になっている」

「ッ……」

「その上で、あいつの負担を軽くしたいのであれば、お前があいつの分まで働くしかない」

「は、働くって……」

「当然、そういうことだ」

 

 明確に何をしろとは言わないが、白波もオレが何を要求しているかはわかったようで、自分の体を守るかのように身を抱きしめる。

 

「別に強制はしない。お前がオレのことが嫌いなのは知っているし、こっちだってそんなやつを好き好んで抱こうとは思えない。お前がどうしても責任を取りたいならそういう方法しかないというだけだ。他にお前に出来ることなんて何もないだろう?」

 

 暗に、お前の価値は肉体くらいしかないと言うと、流石に屈辱に感じたのか、白波もこちらを睨みつけるように恨みの籠った視線を向けてきた。

 

 だが、オレに睨み返されると、すぐに視線を逸らしている。そして、首を垂れるかのように、頭を下げてきた。

 

「……わ、わかりました……私が、代わりになる、から、帆波ちゃんを許してあげて」

「無理だな。お前に帆波の代わりは務まらない。精々が負担を軽くするのが限界だ」

「ッ……そんなこと……」

「なら、試してみよう。白波、こっちに来い」

 

 そのまま、白波を連れて屋上の監視カメラの死角に移動する。人一人が入るのがやっとな隙間だが、上手く入れば監視カメラに映らずに済む。

 

 その上でズボンのベルトを緩めてTレックスを解放した。目の前でいきなり異性のモノを見せつけられて悲鳴を上げそうになる白波の口を咄嗟に塞ぐ。

 

「騒ぐな。帆波の代わりになるんじゃないのか?」

 

 そう言うと、涙を流しながらゆっくりとコクコク頷いたので手を離す。白波は叫ばなかったが、恐怖からか歯をガチガチ震えさせていた。

 

「その調子でよく代わりを務めるなんて言えたな。帆波なら、喜んで跪いてこれにキスしているぞ」

「ッ――!?」

 

 自分の知らない帆波の一面を知らされて、白波が言葉を無くしている。何を求められているかは言わなくてもわかるだろうが、白波は視線をチラッと向けて逸らすを続けるだけで一向に動く気配を見せなかった。

 

 結局、口だけか。

 

 我が身可愛さに動けない。やはり、こいつの覚悟なんてそんなものだ。流石にいつまでも下半身を露出させる趣味はないので、白波に現実を叩き込んでやるとすぐにズボンを履き直す。

 

「あっ、まっ……」

「もう二度とオレたちの関係に文句を言うなよ。その瞬間、契約は破棄されたと判断して帆波には退学して貰う」

「待ってっ!」

 

 まぁ、退学させる気などないが――と、考えていると、手を引っ張られる。思ったよりも強い力で、元居た監視カメラの死角まで連れ戻された。

 

「で、できるから……私、できるから……!」

 

 帆波ならできる。

 

 なら、自分にもできるはず。

 

 いや、しなければいけない。

 

 まるで、そう言い聞かせるかのように中腰になると、カチャカチャとベルトを緩めて無理やりズボンを降ろしてくる。

 

 解放されたTレックスは当然ながらまだ待機状態で元気はない――が、構わず白波は手を伸ばしてきた。

 

 白く冷たい手が触れ、ピクリとTレックスが反応する。同時に、ヒッと声を上げそうになるのを堪えるように、大きな口を開けて白波がこちらに覆いかぶさってきた。

 まるで、悲鳴を上げる口を自ら塞ぐかのように、涙を流しながら白波の頭がゆっくり前後に動く。技術がないが知識はあるようで、歯が当たらないようにと自然に口を窄めていた。

 

 こうなると、流石のTレックスも元気になる。

 

 白波も顔の造り自体は悪くないし、オレのことが嫌いな女が無理に奉仕する姿はなかなかそそられるものがあった。

 何というか、普段セフレたちとはイチャイチャばかりしているので、こういう風に無理やりというのはあまりない。

 

 それなら――と、白波の顔を掴んで無理やり動いていく。苦しそうな息を漏らす中、それでも必死に耐えようとする白波の姿はなかなかクるものがあった。

 

 しばらくすると、Tレックスも満足したように火を噴いている。特に命令した訳ではないが、白波は瞳を潤ませたまた黙って喉を鳴らしており、こいつもなかなかに適性がありそうだった。

 

 改めて、セフレとはまた別の玩具枠として、これからも定期的に白波を使っていくことに決める。

 こいつはきっとオレに靡くことはない。だからこそ、無理やりという普段楽しめないスパイスを満たしてくれる――意図した訳ではないが、白波との偶然の出会いはこうしてオレの世界に新たな彩を加えてくれた。

 

 

 




 原作との変化点。

・冬イベを先取りした。
 わからせたったわ(まだ本番はしていない)。真鍋たちとはまた別種の玩具枠。



 今話の登場人物一覧。


・綾小路清隆
 白波には全く興味がなかったが向こうが飛び込んできたので玩具にした。

・白波千尋
 私が帆波ちゃんを救って見せると意気込んでいるが、当然ながら見当違い。


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