転生した。金ピカのマグロになってた。……いや、なんで?
はい、一旦状況確認。えーまず、転生した。これはまだわかる。寿司食った帰りに轢かれた。異世界トラックさん、いつもお疲れ様でございます。
でよ、金ピカのマグロになったと。
………スゥゥゥゥ。
うん、いやどうしてこうなった!!!
恨むぞ神様ぁ!!マグロて!!
マグロはア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"!!!(汚ねえ高音)
……はぁ。
ちなみに現在、群れで逃亡中である。幸い同族はおり、こうして群れを作って行動していたのだが、やっぱりマグロはうまい魚なようでとにかく網をぶん投げられる。
一度引っかかったりしたらそれ即ち[死]だ。
マグロというのは口を開けて泳ぎ、エラを通過する海水に溶けた酸素を常に取り入れながら呼吸する。それをラムジュート換水法と言うらしい。
しかしそれを辞めてしまうと体に酸素が入らなくなり、死ぬ。
まぁそれはいい。元々そういう生物なのだから。
マグロ自体は生物の中でも生態系上位に入る方でもある。
ちなみに俺は人間の知識を使って色々なエサが食えたので他のマグロの奴らの中でも特段体がデカい。
しかし問題なのがこの世界は獣人、ロボット、頭上に輪っかが着いている人間が文明を築いている事だ!!しかも銃社会!!
なのでもちろん魚料理とかもある。つまりマグロはみんなの日本食、お寿司のネタや、猫の獣人はおやつとしてマグロが大好きだ。なので当然周りからも狙われる。
ふざけてんのかぁ!異世界転生ハードモードにも程があるわ!!こんチキショーめ!!
「ザヴァン!!」
アッブナ!!ほらぁ!!今隣のキハダ(さっき付けた名前)がやられたぁ!!ヤバいって!!
ウォッ!!メバチイィィィィィ(さっき付けた名前)!!!お前のことは忘れないっ!!もし忘れたらメンゴォォォォ!!
アブネェ!!死ぬて!俺死ぬて!!ヤバいどこに逃げよう!!!
くッ、こうなったらクロを囮にするしかっ………!!
アッ、クロォォォォォォォッッッッ(さっき付けた名前、ちなみにメス。)!!!!
もうダメだ…おしまいだぁ…俺はどうしたら……!!!!!
その時俺に電流走るーー!!
ええい!!一か八かァ!俺たちマグロは潮の流れに沿って回遊している!!それは奴らも知っている!!
つまり逆に考えると船の上の野郎は潮の流れに沿って網を投げるはず!!ならばっ!オリャァァァァッッッ!!!!
———船上————————————-
一般ロボットa「いやー今回は大量ですねぇ」バシャッ!
一般ロボットb「そうだなぁ、わざわざ密猟までしたもんなぁ、でも当たりで良かったぜ。」ジャバッ!!
一般ロボットa「そういえば最近、せんせe"ドゴッ!!"ィィィィ!!」バッシャーーン!!
一般ロボットb「おい大丈夫k"ドゴッ!!"ァァァァ!!」バッシャーーン!!
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な、なんとか生き残った…………!!!
奴らはマグロがジャンプするのはいくらなんでも予測しなかったようだ。
ジャンプして逃げようとしたけど、あの奴らを体当たりしたのは予想外だった。まぁ、ラッキーだな。
……よかったァァァァッッッッ!!!!
死ぬかと思ったぁぁぁぁ!!もう嫌ダァ!!こんな世界!!クソッタレめぇぇ!!!
…………はぁ、こんな世界でも生きなきゃいけねぇのか。
死にたくねぇし。こん畜生が!!もういいよ!!
そっちがその気ならやってやらぁ!!神様ァ!!
生きてやるよぉ!!
そしたらお前のこと絶対しばき倒してやるからなぁ!!!
………あっ、腕ないしヒレだからしばくもクソもねぇ!!
一方どっかの????———————————-
「ほう、トリニティの近海でまた新しく現れたゴールドマグロの群れに特段大きい個体ですか、気になりますね」
長い銀色の髪を靡かせる彼女は新聞を眺めながらそう言った。
続きません。
………今更だけどマグロ主人公の小説ってなんだ?(切実)