ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024 作:松浦南北
俺「やっと息抜きできる……」
2024年12月1日、鉄研の文化祭関連に車掌業務が連日続く激務から解放されたので、今日は適当に金山駅から名鉄に乗って出かけることにした。全く……暇といったら暇だけど連日やっていたら心ズタボロになるわ。とはいえ「この日何も用事ないけど休ませろ」は真面目に申し訳無く感じるんだよな……。
俺「とりあえず次来る河和急行乗るか」
向かうのは太田川方面。こちらを決めた理由は加木屋中ノ池駅かイオンモール常滑に向かえるため。3月に開業したばかりの新駅かでかいイオンモール、どちらかに行ければ良しだ。
その時だった。
シオン「よし、僕も乗ろう」
俺「なんでいるの!?」
シオン「名鉄乗るって話は察しがついていたから押しかけちゃった」
俺「全く……予告無しとかビビったぞ」
シオンが現れた。
シオン「でも夏以来の常滑方面だね」
俺「そうじゃん」
シオンもその方面に行く予定だ。とりあえず乗っていくか。
そんなこんなでやってきたのは急行河和行き。車両は5000系。
しかし、乗り込んだときにどことなく不安そうな表情をシオンは浮かべた。これは夏のときと一緒だ。
俺「また落ち込んでるのか……」
シオン「うん……」
俺「今度はなにがあったの?」
シオン「西谷進くんってわかる?」
俺「あの元小田急嫌いで、相鉄・東急ファンのことかな?」
シオン「うん。その人が修学旅行行きたくないって騒いでてさぁ……」
西谷進くん、俺もチャンネル登録をしており、神領さくらちゃんや俺とともに、神領杏奈くんや杏子さんの活動意欲が少し衰えてから主力としてSSを書き進めている仲間だ。そんな西谷くんが修学旅行に行きたくないと言う。
俺「なんでだろうね」
シオン「飛行機が苦手なんだって」
俺「少なくとも俺が説得するのは無理だぞ」
シオン「だろうね」
そして太田川で一旦下車した。
俺「次はどっちが早いんだ……?」
シオン「セントレア方面だね」
次に乗るのは普通列車中部国際空港行き。加木屋中ノ池駅は諦めた。その間にやってきたミュースカイ……意外と速かったなぁ……。
そして乗車後も西ノ口駅でミュースカイの通過待ちをする等、見ているだけで鉄オタの俺としては飽きない。
シオン「これだけ魅力あふれるのにもったいない気もするね……」
俺「どういうこと?」
シオン「西谷くんや神領くんが昔名鉄嫌いだったって聞いてたから」
俺「あー……」
西谷くん……あの人も名鉄ダメダメだったのか……。
そんなこんなで降りたのはりんくう常滑駅。目的は……地元民には分かるよね?
シオン「イオンモール常滑、行けて良かった〜!!」
イオンモール常滑。愛知県での規模は2番目に大きい。
俺「まあ、見回りたかったね俺も」
シオン「でも目的は見回るだけじゃないんだ」
俺「どういうこと?」
シオン「西谷くんが本当にここにいるらしい」
俺「どこ情報それ?」
シオン「ちーちゃんがLINEで教えてくれた」
嵐千砂都、もといちーちゃんも一緒なのかなこれ……?
そんなことを思っていると……
ビン「どうも」
俺「いやなんでビンと万里がいるの!?」
万里「ここで自由行動しているだけ。そろそろ進之介先輩とちーちゃんも来るよ」
シオン「進之介先輩って……?」
万里「西谷進先輩の本名。羽沢進之介って言うんだ。俺とビン、それから進先輩は去年まで全員一緒だったからね」
俺「ということは西谷くんも上板橋の鉄研にいたの?」
ビン「ああ。本当に3人で仲良く、時にはケンカしながらやってたよ」
シオン「すごく楽しそうだったねその頃……」
万里「ごめんねシオン」
シオン「いや、別にいいけど。僕女の子だもん。男子校通えるわけないし」
十二分に嫉妬しているの丸わかりだぞ。かわいいけど。
〜※〜
しばらく見回り、自販機でバリ勝男クンを購入。ちょうどその頃……
??「やっほ♪」
シオン「ちーちゃん!?」
ちーちゃんと、1人の少年が現れた。その少年は学ランを着用している。
俺「えーっと……こちらの方は……?」
万里「さっきまで話題になっていた西谷進先輩です」
進「はじめまして。西谷進です。松浦さんかな?お会いできて光栄です」
俺「あなたが西谷くんだったんだ!?よろしくお願いします。松浦東西です」
万里「そういえば進先輩は松浦東西さんの本名知ってますかね?」
進「青山由美さんでしょ?千砂都様の幼馴染のかのんさんからDiscordで聞いたことあるぞ」
俺「あ、参ったな」
澁谷かのんの手にかかれば一発でバレる。西谷くんで良かったよ。
ちーちゃん「由美ちゃんは進先輩の本名知ってるかな?」
俺「羽沢進之介さんだよね?さっき万里がバラしてくれました」
進「もう〜……青山さんだから別にいいんですけどね」
万里「ごめんなさい……」
俺「そうだ、西谷くん、いや羽沢くんも敬語じゃなくていいからね」
進「じゃあそうするよ」
こうしてまた1人、仲間が増えた。このまま6人でめんたいパークに流れることにしよう。
俺「明太豚まん美味しい〜!!」
シオン「そういう由美もここには……?」
俺「何度か家族で来たことはあるぞ」
ちーちゃん「杏奈先輩もここには一度だけ来たって聞いたよ」
進「うわ、負けたな……板橋でやっていると負けちゃうか……ここ来たことないから」
ビン「いや、勝ち負けじゃないと思います……」
しかし、今日ではないが、いきなり劣等感を覚える出来事が後日あるとは知らずに……。
そしてめんたいパークを巡ったあとは、りんくう常滑駅に戻り……
シオン「セントレアでまたときめきを見つけてみるよ」
全員でセントレアに向かおう。乗ったのは3500系のリニューアル車だ。そして夕日の沈む空港方面に列車は進み……大きな遅れもなく、中部国際空港に到着した。到着後はまたスカイデッキに向かう。
すると、今回一番落ち込んだのは……
進「やっぱり修学旅行やだな……」
西谷くんだった。
ちーちゃん「飛行機に乗るのが嫌なんだよね?」
進「うん……どうすればいいかな?」
ちーちゃん「進先輩お得意のコミュニティアンケート投げとくのがいいんじゃない?」
進「じゃあそうしてみるよ」
すると西谷くんのチャンネルを見ると……
アンケートが投下されていた。
【西谷進のアンケート】
西谷は修学旅行に
※この2日前にして、飛行機に乗りたくないことを理由に蹴ることを考えています。
《選択肢》
行くべき
行かなくても良い
むしろ行かない方が良い
これはどれとも言えない。友人から修学旅行行きたいって声はあったと聞いたからできれば行くべきだ。だが、飛行機苦手なら無理して行くものでは無い。俺はその拮抗した気持ちを持って最下部に投票した。
シオン「とりあえず神領くんが何か言ってないかも確認しようっと」
すると……
【神領杏奈の投稿】
@Nishiya-Sotetsu_3051 さんへ
飛行機が苦手くらいで明後日からの修学旅行蹴るなよ。それで友情が崩壊したら嫌だろ?だったら行きな。俺も明後日から修学旅行、あまり乗り気でないけど行くって決めてるから。
神領くんが動いたな。
ちーちゃん「やっぱり西谷くん、杏奈先輩も言うんだから、修学旅行に絶対に行くべきだと思う。飛行機が苦手なのって、テレビでよく見る墜落事故が原因でしょ?」
進「そうだけど……」
ちーちゃん「そんなこと気にしてたら、行きたい場所に行けなくなっちゃうよ?」ゴゴゴッ
進「ひっ……」
今のちーちゃんは俺にとっても怖かった。普段の元気いっぱいな様子とは思えないほど低い声で静かに怒ったぞ。
ちーちゃん「だから、シャキッとして行かなきゃ!!」
進「……わかった。千砂都様が言うなら、自信持って修学旅行行くよ」
ちーちゃん「それが大事だよ、進先輩」
西谷くん、ついに修学旅行に行く決意をしたね。
ちょうどその頃、鈴鹿山脈の向こうに日がとっぷり暮れた。その夕日を撮影しながらシオンは呟いた。
シオン「明日からまた1週間始まるし、何より神領くんと西谷くんも男子制服生活が今日で終わりなんだよね……」
明日から神領杏奈くんと西谷くんは女子制服着用となる。杏奈くんは下がスカートになるだけだが、西谷くんはセーラー服タイプになるとのこと。杏奈くんは地元で杏子さんに、西谷くんも常滑でちーちゃんに女物の下着を買ってもらったようだから、スカートの中も恥ずかしいことにはならなそうだ。
直後、飛行機が離陸する。航空会社は把握していないが、当然、離陸後に車輪が格納されていく。このシーンが何かと印象深い。
俺「ああやって、神領くんも明後日長崎に飛んでいくんだな……西谷くんもね」
神領杏奈くんの修学旅行の行き先も長崎。西谷くんとは飛行機への搭乗時刻が異なるが、無事に4日間行ってきてほしいものである。
飛行機を見終えたあとは特急に乗り、無事に金山駅で解散となった。とりあえず今回セントレアに行ったことで西谷くんが修学旅行に行く決意をできたから万々歳とするか。
ちなみに現実ではこの2日後、神領あんなさんが飛行機に乗ったことに気づき、私が宮崎に行くきっかけを作りました。
次回は部会ネタですが……
他校の修学旅行振り返りネタが舞い込みます。
その後の予定は以下の通りです。
【予定】
8A系×青山由美(12月7日)
浜松大遠征(12月15日)
リクエスト(12月24 - 25日)
東京・柴又大遠征と冬合宿出発(12月27日)
名古屋駅散策(12月29日)
宮崎・佐賀年越し大遠征(12月30日 - 1月1日)
この間に何度か部会を挟む可能性があります。