機動戦士ガンダム フルダブル 幻想純化奇譚   作:プリエ・エトワール

21 / 35
 下記の設定は、今さっき作りました。

 作者であるプリエも、宇宙空間でニンジャはどうやって移動するのか?

 それをどういった設定にするか迷っていました。

 自白です。

 うん?

 ニンジャって、どうやって宇宙空間を跳びまわってるんだ?

 解説します!

 ニンジャなので、ナチュラルに宇宙空間を飛び回れるんです!

 読者たちに、何時までもそう強弁している訳にもいくまいよ。

 そうだ!

 テキトーな設定でっち上げるか!

 何時までも、面倒な設定は未来の自分が必要に応じて考えるだろうと、呑気に構えているにも限界がある。

 そういった経緯で、こうして設定を固めた次第です。

 キンベン!


殺し間にされた宙域で 9

 まずは説明しなければなるまい!

 

 ニンジャの革新たるニュータイプは、宇宙ニンジャジャケット頸部に巻かれたマフラー部分に、多量のメガ粒子を蓄積しておける。

 

 より大量のメガ粒子をそこに溜めるほど、マフラーは長大になり肥大していく。

 

 基本、翼のように首から左右後方へと流して対応。

 

 さらに、そこからメガ粒子を少量ずつ放出することで、シャトルがバーニアを吹かして方向転換するよう、移動が可能だ。

 

 しかし、宇宙ニンジャの真の凄さは、そんなものではない。

 

 翼状に後方に伸ばしたマフラー内部で、ミノフスキー粒子の力場を発生、衝突させ、その反動を任意の方向に放出することで推進力とできるのだ。

 

 また、状況によってメガ粒子を発生させ、それをビームサーベルや粒子砲として撃ち出し、敵対者を攻撃することも可能である。

 

 ザクⅡサバイブのエビルダイバーやメタルゲラスを撃破したメガ粒子スリケンも、ここから取り出し撃ち放ったのである。

 

 これぞ、宇宙空間での攻防一体、高速移動を実現したユニーク・ジツ!

 

 ミノフスキーニンジャドライブである!

 

 ちなみに宇宙ニンジャジャケット(装束)とは、身体外に放出した血中ニンジャ粒子とノーマルスーツを融合させて編み出すイクサジャケット(装束)のこと。

 

 マフラーも同様。

 

 血中ニンジャ粒子で編み上げたマフラー内のフィールドに、ミノフスキー粒子を取り込み、内部でミノフスキー粒子の力場を作ったり、メガ粒子を精製するのです。

 

 ちなみにミノフスキー粒子の力場っていうのはIフィールドのことね。

 

 ニンジャは人知を超えた化物ですので、この程度の荒業はやってのけます。

 

 さらに、ミノフスキーニンジャドライブ中、ネオは、全身にくまなく慣性緩和用のフィールドを張り巡らすことによって、最大50Gまでの負荷を耐えることができるのです。

 

 これは、DNAに黒帯を締めたニンジャの強靭な肉体あってこそできること。

 

 ワザマエ!

 

 流石は、宇宙世紀のニンジャスレイヤー=さん!

 

 

 

 「ドーモ、ジオン公国宇宙軍のみな=さん、ニンジャスレイヤーです! これよりみなさんを皆殺しにします!」

 

 「どうぞ好きなだけ抵抗してください! ノープロブレム! それらの抵抗をすべて掻い潜り、私はかならず、みなさんを一人残さず討ち取ってみせます! 降伏は一切認めません!」

 

 おお! おお! 何たる隙のない要点をまとめたアイサツであることか!

 

 必ず成し遂げると誓う絶対の意思を宿したアイサツは、威圧効果十分である!

 

 ネオことネオスニンジャ=ニンジャスレイヤーネオは、三機のザクⅡサバイブを退けてすぐさま、ミノフスキー粒子を通じた感応波を戦闘宙域全体に向け、送り出す。

 

 アイサツ。

 

 それは、イクサに赴くニンジャたちの絶対的流儀である。

 

 タツジンたるニンジャは、それも戦略の一部として使いこなす。

 

 そう。

 

 アイサツは大事!

 

 コジキにもそう書いてある、ニンジャの始祖といわれる半身的存在カツ・ワンソーと各ニンジャたちの間で取り交わされた、神話的約束事なのだから。

 

 「アィエエエエエエエエエッ! ニンジャ! ナンデナンデ!」

 

 ネオによる感応波による呼びかけは、一瞬にしてザクⅡサバイブ3機撃破という修羅の如きイクサ働きと、大迫力の威圧も相まり、戦場全体へと恐るべき影響を与えていた。

 

 民兵組織ミリシアに参加していた人々のみならず、連邦軍脱走兵、対峙するジオン公国宇宙軍の兵士たちにさえ、ニンジャ・リアリティーショックを与えていた。

 

 すぐさま、ショックから立ち直れた者は極少数。

 

 「…味方…?」

 

 たとえば、ネオの感応波をアイサツ前に感知していたユウや、事前にニンジャの存在をヌエの上司たちから聞いていた連邦軍脱走兵三人の少女。疑似ニンジャライドを得てフェイクニンジャ化した老人たち。

 

 それに、同じニンジャのハヤシニンジャことオディーン・ハヤシや、ザクⅡライダーの面々くらいであった。

 

 恐怖を乗り越え戦場に出る勇気は持っていても、基本的に気の弱い者たちは、予想外のニンジャの出現…そのニンジャ・リアリティショックによって、一時的に戦闘行動を停止、固まってしまう。

 

 ジョバー!

 

 中には、着用していたノーマルスーツやパイロットスーツ内部の排泄物保管機構へと、盛大に失禁する者もいた。

 

 彼らはピチューンして残機を一機喪失した状態…すぐには行動できない一回休みめいた状態となってしまった。

 

 「ふえぇ…ニンジャ…本当に来てくれた…の?」

 

 「ヌエ上層部の人たちの言っていたことって、冗談じゃなくって真実だったんだ」

 

 「マジかー。と、いうことは、ニンジャスレイヤー…彼は味方よね。私たちにも生き残れる余地が、まだ残されていたってことよね…?」

 

 「そうかもね! このチャンスを掴み取るのよ! 彼を何とか援護して敵を退けることができれば!」

 

 「生き残れる!」

 

 「そりゃ…やるしかないじゃん!」

 

 ザクⅡサバイブ擁するジオン宇宙軍との一連の激戦以前、PTSDに陥って一時的に男性機能を失っていたユウを、その身体を開いて治療しようとしていた女スパイ、ユミ・ミミックス、ダイナ・アイラーン、キモノ・ハタラが、そう気勢を上げた。

 

 オイラン!

 

 リリーブラック艦内の多くの戦友たちが一回休みになっている中、それぞれの銃座で、新たに迫りくる敵機へと照準を定める。

 ユウ操る連装砲とは違い、一発一発の威力は弱いが、より多くの弾丸を撃ち出す連装機銃であった。

 

 ジッサイ、着弾させること重視。

 

 「見える! 私にも捉えられる!」

 

 「私もだよ!」 

 

 「これなら! これがニンジャスレイヤー=さんが貸してくれた力なんだ!」

 

 三人が狂喜する。

 

 そうなのである。

 

 何たることか!

 

 ニンジャスレイヤーネオの感応波恐るべし!

 

 ネオは、自らの力で捉えた敵機の位置情報を、ニュータイプの感応波を使い、リアルタイムに味方たちへと伝えていた!

 

 ネオは己の力…ニンジャの革新たるニュータイプの能力を十全に使いこなし、自分の中でのみ終わらせることなく、多数の味方たちにも、その絶大なる恩赦を与えていた!

 

 ミリシア側の各艦の砲手、宇宙戦闘機、武装型作業用ボールのパイロットたち全員が、一時的に一年戦争終戦間近のアムロ・レイなみの索敵能力を得たのである!

 

 ゴウランガ!

 

 何たるゴウランガか!

 

 程なく、ニンジャ・リアリティショックを乗り越えた他のミリシア側の戦士たちも、その恩赦に気付き、必中のバフ(強化)効果を受けた、恐るべき狙撃手、戦士として行動を開始することだろう!

 

 戦況は、ニンジャスレイヤーネオの出現によって一変したのだ!

 

 戦況の天秤は、一気にミリシア側優位に傾いた!

 

 ギャバァーン!

 

 ギャザースタイム!

 

 

 

 「うお! っおおおおお!」

 

 突如として始まった激烈なる迎撃。ミリシア側宇宙戦闘機編隊による正確な掃射を受け、ザクⅡサバイブ、ベルデのライダー、レオン・カーメが焦り、その十字砲火の中心で哀を叫ぶ。

 

 深追いして前に出過ぎたか!

 

 しかし! 

 

 なんだ! これは!

 

 これまでの雑な迎撃とはまるで別物!

 

 一流の気迫が籠る一撃一撃!

 

 マズイ!

 

 召される! このままでは召されてしまう!

 

 助けて! 助けにきてくれ! スーパーピンチ!

 

 僕の守護存在たるスーパーロボット!

 

 ザクⅡサバイブ各機の装甲は、ハヤシニンジャによる死神博士めいたカイゾウシュジツによって、攻撃性能も防御性能も、単純に装甲の厚さも、大幅に強化されていた。

 

 しかし、突如として開始された、このミリシア軍の激烈たる迎撃行動は何なのだ?

 

 こうも正確無比な攻撃に晒されては、その強固な防御性能もさして意味はなさぬ。

 

 何とか轟沈させた艦艇を背後にして反撃し、敵機の猛攻を防ぎ切ろうと藻掻くも、如何ともしがたかった。

 

 正確な砲火を放ってくる敵は、宇宙戦闘機群だけではなく、武装した民間艇や、ここぞとばかりに追撃してくるマゼラン級、サラミス級、コロンブス級も同様だったからだ。

 

 宇宙戦闘機隊の遊撃と、艦艇の戦列による十字砲火のアメアラレ(雨霰)!

 

 「おおおお! まだだ! まだ終わらんよ! 私だけが死ぬ訳がない! 貴様等も共に連れていく!」

 

 ザクⅡサバイブ、ベルデが、スリーマンセルの陣形で共闘していたザクⅡサバイブ僚機との連携を模索する道は、すでに断たれていた。

 

 なぜならば、僚機たちもベルデ同様、ミリシア軍からの正確な連撃を受け、それぞれ孤立させられ、窮地へと陥っていたからだ。

 

 各機、何とか孤立をさけようと行動するが、そうさせまいとミリシア側が先読みし、的確に合流を防ぐ牽制弾を放ってくる。

 

 ベルデ駆るレオンの、スーパーピンチへの願いも空しく戦況は悪化していく。

 

 「いやっ! ああああっ!」

 

 ファム・キリシマ駆るホワイトウイングが、ついにミリシア軍の連撃に耐えかね爆散。

 

 「…」

 

 続いて、オディーン・ハヤシのゴルドクロウも機体全体を蜂の巣状にされ沈黙した。機体内部のミノフスキー・イヨネスコ炉の安全装置が起動して爆散こそ免れたが、酷い有様である………

 

 …オディーン・ハヤシは、ネオの感応波を受けて、その時、すでに空間転移して己のみ撤退して、コックピットは空だったが。

 

 その結果を受け、ベルデを単機、最大加速させ、虚空の戦場を駆け巡るレオン・カーメ。

 

 悟ったのだ。

 

 自分はここで死ぬのだと。

 

 ならば、相応しき強敵を相手に死合い、冥府への道連れにしてやろう!

 

 私だけが死ぬわけがない!

 

 まだだ!

 

 まだ終わらん!

 

 そう開き直り、自機にメチャクチャな軌道を取らせ、各武装の弾丸を振り撒きつつ最速で虚空の戦場を駆け抜けていく。

 

 我が死するに値する強敵は何処にあるか!

 

 出ませい!

 

 と。

 

 果たして、その先に控える者共は?

 

 「そこか!」

 

 元連邦宇宙軍所属マゼラン級メイストーム!

 

 レオンは、メイストームを最後の標的と定め、突撃を敢行する。死に臨みてなお、己の魂を煮え滾らせて!

 

 ベルデの推進機関を限界まで高め、最大速度で宇宙を駆けた。その加速に、トマホークやセイバーフィッシュは追い付けなかった!

 

 だが!

 

 その前方に立ちはだかる影があった!

 

 武装型作業用ボール!

 

 それは、ミリシア・パルチザン艦隊に合流したミコト組、ミコト・セキグチ駆る丸い棺桶であった!

 

 この勇士の機体の両腕には、コロニー外装溶断用ヒートサーベルと、集積型コロニー外装転用シールドあった。

 

 ミコトはそれらを自機に構えさせ、ザクⅡサバイブ、ベルデの行く手を遮るのだった!

 

 「ここは通しません!」 

 

 (ここでこいつを止めないと…また多くの犠牲者が出るてしまう…させない!)

 

 コロニー公社が管理するサウス・ゴートイェーク・ポイントでの作業中、ジオン宇宙軍によってサイド、1、2、4が急襲され、甚大が被害が発生。

 

 ミコトの故郷も同様である。

 

 もう、他者の死に際し、他人事として傍観者でいることはできない。

 

 どうしてジオン公国軍の凶行を見逃してしまった!

 

 私は愚か者だ!

 

 悔やんでも悔やみきれない!

 

 そんな想いを再びすることは御免被る!

 

 

 「はははっ! 滾る! 滾るぞ! 俺の精神が震えておるわ! 魂ィィィッ!」

 

 そんな苦渋を舐めたミコトとは対照的に、レオンはすべての雑念を切り捨て、闘争へと向かい、さらに魂を滾らせていた。

 

 そんなレオンの想念を受け止め、不気味なオーラに包まれていくザクⅡサバイブ、ベルデ。

 

 センキ! イクサのオニ!

 

 作業用ボール、ミコト機も、ここが正念場と最大加速し切り込んでいく!

 

 高速でマゼラン級へと突き進むベルデの側面から、無銘騎士めいて…ここで止まれ!…と剣撃を打ち込む!

 

 ぶつかり合う両雄の得物。

 

 ヒート刀身を維持する磁界と磁界が触れ合い、そこからスパークが輝き奔る。

 

 ヒート系近接武器の刀身は、ビームサーベル同様、磁界によって維持されているのだ。接触の結果、盛大にスパークが生じるのは物理学上当然の結果であった。

 

 「まだまだぁ!」

 

 「ショコラスィーツみたいに甘いわ! 踏み込みが足りていない!」

 

 ミコト機が振るった溶断用ヒートサーベルの一撃を、ヒートホークデスバニッシュで弾き返し、レオン駆るベルデは追撃の斬撃を繰り出す。

 

 そのベルデ渾身の一撃を、ミコト駆る作業用ボールは、盾によるパリィによって腕ごと払い逸らし、がら空きになった胸部コックピット正面装甲へと、ヒートサーベルを突き刺していく。

 

 見事なカウンター!

 

 「ッオオオオオッ!」

 

 「ああっ!」

 

 ミコトは溶断用ヒートサーベルで、確かにベルデのコックピット正面を切裂き、レオンをヒートブレードの刀身で燃焼させ、この世から消失させた。

 

 しかし、ザクⅡサバイブの生体部品となっていたレオンの意思は、死後もベルデの意思に乗り移り、機体爆散までの僅かな合間に、両二の腕のグレネード、両脚部にマウントさせていたザクⅡミサイルポッドを作動させていた。  

 

 ミコト駆る作業用ボールを道連れとした、自爆めいたカウンターへの再カウンター攻撃であった。

 

 この瞬間。

 

 マゼラン級メイストームと、搭乗する百名近い乗組員たちを救ったミコト・セキグチの魂は、現世を離れ、戦友たちより先に三途の川を渡………れなかった。

 

 残念!

 

 ミコト・セキグチ=さん!

 

 あなたの死後の行き先はヴァルハラです!

 

 

 殺し間とされた宙域で 10 に続く

 

 

 オディーン・ハヤシがほくそ笑む。

 

 この私に単身で挑むとは、何たる恐れを知ら勇士ニンジャか。

 

 ならば来るがよい。

 

 この宙域を越えて、我が居城と化したサイド4へと。

 

 待っているぞ、ニンジャスレイヤー。




 ニンジャ同士のアイサツは大事。

 その約束事を破ってみせる恐れしらずといえば、ビーハイヴ=サンくらい。

 タイセツ!

 何か、物語を進めれば進めるほど、ネオがチートになっていく。

 まあ、これからハヤシニンジャを向こうに回して戦い続けないとならないのだから、そのくらい強くないとお話になりゃしない。これでいいや。

 戦い続けなければ生き残れない!


 補足とネタバレ

 おお…何たる悲劇か!

 戦場で勇敢に戦い抜き、死した英雄たちは、ハヤシニンジャ=北欧神話の主神オーディンの原型=によってヴァルハラに招き入れられ、エルンヘイヤルとして転生する。

 今やハヤシニンジャの居城…ヴァルハラと化したサイド4にて、ミコトはザクⅡライダーとなり、サバイブ機のウービルト(原型機)1号機を駆ることとなる。

 天空のラグナロクめいた神話的存在となり、ラグナロクめいたイクサへと駆り出されるのだ。

 技の1号機、力の2号機。

 この宙域で共にジオン宇宙軍を相手に戦った戦友たちは、続くサイド4での激戦で、敵味方に別れ殺し合う!

 オーディンに見込みありとされた戦士たちのサダメ(運命)!

 うーん…技の1号機はミコト、2号機は誰にしようかな………まだ決めていない!

 愚痴1

 やはり、深夜テンションで投稿しちゃうと誤字脱字ばかりだし、状況説明とキャラクターたちの心情描写が疎かになる。

 追加で、数百文字書き足しました。

 愚痴2

 それと、増え過ぎた作中キャラクターをできるだけ死亡させなくちゃ。

 ぜんぜん管理できていない。

 このままじゃ、ワンピの和の国編みたいな状況になっちゃう。

 群像劇とはいえ、やっぱり主要キャラクターは絞らないと。
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。