機動戦士ガンダム フルダブル 幻想純化奇譚   作:プリエ・エトワール

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 「うにゅ…なんて強い感応波…色々な想念が混ざり合って………まるで人の想いの坩堝ね」

 「こっちも受信したよ! 急ぐよオクウ!」

 「うん!」

 生への渇望

 死を受け入れろとの冷酷さ

 勇気

 怒気

 狂気

 悋気

 傲慢

 強欲

 怨嗟

 諦め

 サイド4ムーアが置かれたラグランジュポイント宙域に急ぐ道すがら、近隣の宙域から聞こえてきた様々な想念と魂の叫びを感じ取り、二人のサイキッカーが遠くない戦闘宙域へと自機を回頭させる。

 ヤタガラスとユーギオーガ。

 それら、ハイ・テックの塊たる機体を駆るレイウルージ・オクウカイとオーリン・リン。

 この二人のサイキッカーが、ネコメイジの長ショウゴ・ローリー・ネコメイジより受けたオーダーは以下の通りである。

 サイド4ムーアに残された人々を、救わんとする者たちに助力せよ!

 それ以上、如何様な思惑がマスターにあるのか二人には解らない。

 それでも、二人は征く。

 地球圏に満ちた様々な想念を感じ取り、人類にとってより良い未来を選択を、人類たち自身が選び取るよう促し続ける、主の生き方を信じていたから。

 


殺し間にされた宙域で 14

 ザクⅡサバイブACT2ジェノサイダー、アサクラとミラードラゴン。

 

 殺し間とされた宙域の中心で、2機のライダータイプは歓喜していた。

 

 もちろん、タケシ・オージャーとリュウガ・ミラーという、ザクⅡサバイブパイロットだった個人の精神が…ではない。

 

 両者の意思は、すでに生体ユニットと化した肉体同様、2機のザクⅡサバイブACT2ジェノサイダーへと統合され、消え去っている。

 

 歓喜の雄叫びを上げるその意思は、魔女の大窯(聖杯)へとならんとしていたACT2ジェノサイダー2機の術式プログラムのものであった。

 

 今や、生体ユニットとして活動するだけのタケシとリュウガに意思はなく、残された身体は、ただの術式演算のコア(核)部分でしかなかった。

 

 それらは、すでに多くの生贄をその身へと取り込み、後は一つに融合して魔女の大窯(聖杯)へと昇華するのみの段階へと至っていた。

 

 しかし、それらを統括する術式プログラムといえば、己のプログラムを完全に果たせるという歓喜に震えつつも、冷静に生贄を欲していた。

 

 この戦場に残るミリシア軍の生き残りたちすべてが、その対象である。

 

 ジェノサイダー2機の術式プログラムは、ACT3魔女の大窯(聖杯)化プログラムを果たすその前段階で、虐殺指令プログラムを余さずに果たさんとしていた。

 

 一種の機能衝突だ。

 

 魔女の大窯(聖杯)化に突き進む一連の術式プログラムは、現時点ではACT2ジェノサイダー部分が優位であった。

 

 そのため、ACT3魔女の大窯(聖杯)化プログラムより、周辺に存在する生贄を取り込むことを優先していた。

 

 融合は生贄の取り込みがすべて終了してから。

 

 このまま2機に別れたまま、それぞれに生贄を捕食すべし。

 

 それ後にACT3になっても遅くはない。

 

 それまで、ACT3プログラムは一時的にスリープモードに。

 

 それが現状ではベストの選択。

 

 無論、下手に敵対者を戦場に残してしまい、魔女の大窯(聖杯)へと融合昇華する段階で、致命的な邪魔をされてしまっては元も子もない…そんな冷静な判断あってのことだったが。

 

 

 (ああ………もうダメ! 私を囮にしてみんな逃げて!)

 

 (そんなこと!)

 

 (生きることを諦めないで!)

 

 (私たちも援護します!)

 

 (戦場では諦めた者から死んでいくわ! 生きる意志を捨てたらダメ!」

 

 (今は必死に逃げて! 必ず…必ず打開策を見付け出すから!)

 

 逃げても逃げても追いかけてくるザクヘッド。

 

 それぞれ、西洋のドラゴンと、東洋のドラゴンを駆るライダーの姿を取ったザクⅡサバイブACT2。

 

 その本体より伸びる触手状のそれらは、ミリシア宇宙戦闘機群への追撃を諦めようとはしなかった。

 

 援護に駆け付けた生き残りのサラミス級、コロンブス級、レパント級各艦。敵艦パプア級への追撃を諦め、急行してきたマゼラン級メイストームが、遠距離から援護射撃を開始し、その追撃をなんとか封殺しようとする。

 

 だが、いつの間にかジェノサイダー2機がオーラバリアを張り巡らし、逆に艦砲射撃による反撃を封殺していた。

 

 激戦を生き残り、見事にACT2まで成長を果たしたザクⅡサバイブは、防御術式も発動可能となっていた。

 

 これでは、ザクヘッドの追撃阻止など不可能だ。

 

 虚空の戦場を、宇宙戦闘機パイロットたちの悲壮すぎる思念波が満たし、何とかそんな状況を覆そうと、戦艦や駆逐艦のクルーたちが、激励の思念波を発し、戦友たちへと投げ掛けていた。

 

 しかし、1機1機と宇宙戦闘機群はザクヘッドに捕まり、捕食されていく。

 

 そんなザクⅡサバイブACT2ジェノサイダーの脅威は、メイ・メイ艦長が指揮するメイストーム他、ユウ・カリンが座乗するリリーブラックにも迫ろうとしていた。

 

 アサクラとミラードラゴンの本体は、ついにミリシア艦隊を獲物と捉え、それぞれの艦隊群へと向かい、動き出していた。

 

 (間に合え!)

 

 そんな状況下、より凶悪な姿となったザクⅡサバイブACT2ジェノサイダー2機を屠らんと、単騎、光の翼を広げたニンジャスレイヤーネオが、殺し間にされた宙域の中心部へと急いでいた。

 

 

 

 ―――数年前

 

 

 

 とある地球圏外延に浮かぶ小惑星。

 

 そこ地表部で、ふたつの力ある存在が対峙し、程なくその位置を重ね、激突させ、その衝撃を受け、別々に跳ね飛ばされていった。

 

 鍛えぬいた肉体に宿るカラテと、ハイ・テックによって形作られたボディにソウルを宿すバイオ・アンドロイドの一騎打ち。

 

 互いにカラテの奥義を尽くしあった両者は、数合、斬撃を重ねると、続いてユニーク・ジツでの手合わせへと移行していった………

 

 

 「我がジツの極みを今こそあなたに叩きつける! メガ粒子スリケン! 百裂撃!✖10²!」

 

 「この! 馬鹿弟子があぁっ! この程度のジツ! 雑魚狩りには有用でも! 強敵に通用しようか!」

 

 「何を! 一撃必殺とはいかずとも! 力を削ぐには十分!」

 

 「その甘い考えが! 今の貴様の限界なのだ! なぜ理解できぬか!」

 

 荒れ狂うメガ粒子スリケンの嵐の中。

 

 メガ粒子超高熱帯にいることも物ともせず、物理的衝撃をともなう思念波を叩きつけ合う。

 

 一方はニンジャスレイヤーネオ!

 

 もう一方といえば、宇宙世紀のハイ・テックによって開発された人型兵器にニンジャソウルを宿した存在。

 

 対ショゴスニンジャ用オーラエネルギーサーキット装備。さらに、神話の時代、旧世紀、宇宙世紀に渡り活躍したニンジャソウルを、それぞれが宿して完成した、超ハイスペックな生機融合メカノイド。

 

 

 東! 西! 南! 北! 宙央! 不敗! マスターナラク!

 

 で、あった!

 

 

 無論、あのニンジャスレイヤーに宿りし襲るべくソウル、ナラクが、宿主から離れ独立。生機融合メカノイドに再憑依した存在である。

 

 そんなマスターナラクの言う通り、確かにネオのメガ粒子スリケン百裂撃✖10²は高威力。

 

 広範囲に陣取る、一年戦争時のザクⅡ一個大隊36機程度ならば、簡単に屠れるだろう。

 

 ただし、真の強敵レベル…たとえば、Iフィールドの高い防御性能でメガ粒子砲を無効化させるビグザムを、一撃で屠るほど強力ではなかった。

 

 また、ネオがジツを発動させた瞬間、その動きは一時的に緩慢なものとなっていた。

 

 一撃で多数の敵を全滅させるならばともかく、全滅できねば、反撃を受けることは必至。

 

 そのように、ジツ発動のために一瞬動きを止めたネオへと、マスターナラクがメガ粒子の灼熱をものともせず距離を詰めた。

 

 そんな師匠を、ネオは両掌中のメガ粒子クナイスリケンにて迎え撃つ。

 

 マスターナラクの研ぎ澄まされたテック手刀と、ネオのクナイスリケンが切り結ぶ!

 

 「解らんか! 解らんのか! この! 馬鹿弟子がぁ! ユニーク・ジツは! 先人のインストラクション通りに構成するものに非ず!」

 

 「宇宙世紀において! まして! 恐るべきショゴスニンジャ相手に! ドラゴンケンドーソーやフジキドの教えのみで戦え抜ける訳があるまい!」

 

 激しく位置を変え、宇宙空間、小惑星表層部、内部にて、2度、3度と、互いのカラテが猛威を振るった!

 

 「己のカラテ! 自身の感性! 様々な理を学んた人類の科学知識! イクサフィールドの状況! 人類の未来を奪い取らんする敵を退け! 未来を獲得せんとする勇気! それなくして何とするか!」

 

 「我等ニンジャが敗北すれば! 地球圏は辰星の彼方に座する邪神共の支配するところとなり、人類の魂は食いつくされる結果となろう!」

 

 「何故! それが解らんのか!? この! 馬鹿弟子がぁ!」

 

 ネオのユニーク・ジツをまったく意に介さない宙央不敗マスターナラク。その全身は、防御特化で本体の動きを抑制しない障壁に覆われていた。

 

 強力な広範囲攻撃によって多数の敵を屠るが、自らの動きを緩慢にさせるネオのユニーク・ジツ。

 

 そんなジツとは対照的に、地味ではあるが自身の動きを抑制せずに高防御を実現する、安心安全のジツであった。

 

 

 ネオによる広範囲攻撃を実現できるが今一つの威力。使用時に機動力が低下してしまうユニーク・ジツ。

 

 マスターナラクによる継続戦闘力の維持、防御特化を可能とし、移動抑制なき地味・ジツ。

 

 

 単身、孤独に戦い続けなければならないニンジャとって、どちらが有用かは一目瞭然であろう。

 

 

 哭いていた! 宙央不敗マスターナラクのカラテが哭いていた!

 

 

 文学などの創作に関わる者ならば、己の作品でその想いを表現し、格闘家たちならば、己の拳でその想いを伝える。

 

 ならば、ニンジャは己のカラテとユニーク・ジツでその想いを語り伝え、後進へのインストラクションとする。

 

 それは、ニンジャとして当然のロードの示し方であり、マスターナラクとてその例外ではなかった。

 

 

 その想いを受け、どうする?

 

 ニンジャスレイヤーネオ!

 

 

 「あ…ああ……ああああ…師匠ォォーッ!」

 

 「その想い存分に受け取りました! 俺は! 俺はこのままでは終わらない!」

 

 まだまだ若さの残る武芸者が、蛹から這い出てくる蝶のように旧き姿を捨て去る…そのように、ニンジャスレイヤーネオもまた、この時、己の旧き姿を捨てた!

 

 

 「見よ! これぞ宙央不敗流カラテの新境地!」

 

 

 そんな魂の雄叫びを感じ散り、ニヤリと笑うマスターナラク。

 

 

 「ほう………ならば見せてみよ! ネオ! その新たな境地とやらを!」

 

 

 「無論! これが俺の………シャイニングスリケンブレードだあああぁ!!!」

 

 

 ネオのニンジャソウルの雄叫びと共に、背後へとⅤ字状に流すニンジャマフラーが輝きを増していった! ミノフスキーニンジャドライブを可能とした光の翼のマフラー!

 

 「ぬおおっ!?」

 

 マスターナラクが、弟子の成長のすべてを余すことなく見届けようと、その両瞼を見開いた。

 

 さらに、弟子の新技を受け止めんと、己の体内のバイオブラッド(高濃度血中ニンジャ粒子)を最活性化させる。

 

 そんなマスターナラクの全身を、光の翼が解き放った輝きが包んでいく。

 

 そんな輝きの最中。

 

 見よ!

 

 ネオの光の翼の羽状の輝きが4つ別れ、その両掌と両足先へとそれぞれ移動していった。

 

 拳パンチを撃ち放つ両腕の篭手グローブの掌。

 

 薙ぎ払いの蹴りキックを可能とする足袋ブーツの母指と示指の間。

 

 そこで光のクナイスリケンとなったそれらは、さらに伸びに伸び、ついには長大な日本刀を形作り、虚空を綺羅と照らしたではないか!

 

 「おおおおっ! 光の翼を含め、ロクトウリュウへと至ったか!」

 

 「師匠ォー! 我がメガ粒子のシュラの刃! とくと御覧じあれ!」

 

 ロクトウリュウの構えを取るネオの姿は、まさしく三面六臂の修羅の如き有様!

 

 そのユニーク・ジツは、己のカラテとユニーク・ジツを一体化させた代物。

 

 単身で多数の敵相手に切り結び、機動力を損なうことなく相手を翻弄する、新たなイクサ装束を形作るものであった!

 

 おお! 何たるタツジンか!

 

 イクサ司るトウシン!

 

 そのスガタウツシの有様!

 

 

 まさしく、天を舞うアマツアラカミ!

 

 

 

 ―――現在

 

 

 

 (ロクトウリュウ! アシュラ!! アクリュウガリ!!!)

 

 光の翼を羽搏かせ、ニンジャスレイヤーネオが瞬く間に間合いを詰める。

 

 振りかざす光の刃が一度煌めけば、そこに無事でいられるものは何もない。多数の光の刃は瞬く間に真空を切り裂き、数多のザクヘッドを切り落としていく。

 

 かくして、内包する術式ごと切り裂かれたザクヘッドといえば、二度と再生することなく塵と化し、この世から消滅していく。

 

 鎌首を擡げ、次々と獲物に襲い掛からんとする悪竜の頭部を、天に舞う鬼神が次々とスレイしていくが如き有様。

 

 斯様にしてネオがザクヘッドを次々刈り取っていく最中、迫りくるザクヘッドの毒牙よりやっと逃げ伸びる隙を見つけ、トマホーク、セイバーフィッシュといった宇宙戦闘機が離脱していく。

 

 だが、それだけでどうにかできるザクⅡサバイブACT2ジェノサイダーではなかった。

 

 何も、2機でひとりの敵を追いかける必要はない。

 

 アクリュウライダー型となったジェノサイダー2機は、ネオという強敵登場の段階で別行動を取り、それぞれ別方向へと動いた。

 

 アサクラはネオを無視し、シュンライ提督率いるミリシア艦隊へと向かい、ミラードラゴンといえば、単身、ネオを新たな標的と定め、自慢の双頭を擡げてその進路を塞ぐ。

 

 赤竜と黒竜。

 

 リュウキとリュウガ。

 

 その咢を全開とし、禍々しい牙を剝き出して。

 

 「ぬうっ!」

 

 沈着冷静な強敵!

 

 こちらの思い通りに、2機共同でヘイトを向けてはこない!

 

 その理に適った動きを見せ付けられ、ネオは唸る!

 

 (尋常ならざる強敵! 単純な獣の頭ではできぬムーブ!)

 

 

 この別行動にどのような意味があるのか?

 

 

 わざわざ別行動を取る意味があり、もし、二体同時にでも撃破しなければ、退治することができない相手であったならば何とする。

 

 そのような相手であるならば、一度に自分を相手にしない戦略は理に適っている。

 

 この予想が外れていればよいが………

 

 ネオは、そのようにジェノサイダー2機の動きを分析し、戦慄して呻き声を上げたのだ。

 もしそうであったのならば、こちら側の手数が足らない。

 

 マゼラン級メイストームと共に行動する老フェイクニンジャたちが、同艦に搭載されたIフィールド・アンブレラを巧妙に操れるなら、そこそこ抵抗は可能だろう。

 

 なれど、決定打となるかどうかは甚だ疑問である。

 

 「…手数が足らぬ!」

 

 クロショウゾク型宇宙服内部で、ネオは全身に冷や汗を掻いた。どれだけ個人で強くても、どうしようも状況というものは存在する。

 

 もし、同時撃破が必要な相手の場合、分身ジツの一つもなければ対応不可能というものだ。

 

 そして、困ったことに、そんなネオの予感は大当たりなのだった。

 

 そう。

 

 ザクⅡサバイブACT2ジェノサイダー、アサクラとミラードラゴンは、同時撃破の必要なユニゾン型の怪物と化していたのだから。

 

 おお! 何たることか!

 

 サイド4ムーアに生き残った人々、十億近い死者たちの残留思念を生贄として大いなる術式を完成させようとしている当の本人、ハヤシニンジャは、過去、ヒノトリの分霊を取り込んでおり、任意にその復活の力を行使できるのだ。

 

 

 敵の反抗心を容易に刈り取る、不死鳥復活のフジワラ・ボルケイノ=ジツ

 

 

 ザクⅡサバイブACT2ジェノサイダーと化したライダーは、その人知を容易く超えたジツを、本体構成の術式内に編み込まれていた。

 

 様々な状況を考え、できる限るの対策を講じろ。

 

 ミヤモト・マサシの教え、そのインストラクション通りの用意周到さ。

 

 アサクラとミラードラゴンは、どちらか一方が倒されることがあったとしても、もう一方がフジワラ・ボルケイノ=ジツを使用し、かなりの確立で復活できる体制を。整えていたのだ。

 

 (厳しい戦いとなる)

 

 そう判断し、眉間に皺を寄せるネオだった。

 

 だからと言って、忍討伐者たる者に容易く逃げる選択肢などありはしない。

 

 もし二体同時撃破が必要不可欠ならば、無理矢理にでも2機を一つ所に集め、同時に撃破するのみ。難しく考える必要も、怖気付いて取り乱す必要もない。

 

 それでも。

 

 すべての力を結集し、それでも足りぬというのならば、勇気を持って補うのみだ。

 

 勇気ある限り戦い諦めず続ける!

 

 そう覚悟を決めるのだった。

 

 

 ――ーその時

 

 

 (むっ! この気配は!!)

 

 その気配に気付いたネオは、師匠…マスターナラク…が残した言葉を思い出していた。

 

 

 

 なあ、ネオ

 

 この私がフジキドと共にいた時同様 お前には教えられたよ

 

 イクサに赴くその時 その志が違えども 正しき戦いであったならば

 

 必ずや 戦友となり得る強者たちの助力が得られると

 

 

 (師匠………師匠ォオオオオオオオオオ………!!!)

 

 「師匠………あなたの言う通りで御座いました!」

 

 頼もしい味方はもうすぐそこに近付いていた!

 

 

 にゃーん!

 

 

 「待たせたね!」

 

 「ウツホが来たよー! この戦場を源とする邪界思念………拙僧が断ち切ってみせよう! ノウマク サンマンダーバーザラダン センダン………忘れた!」

 

 

 増援到着!

 

 

 強大な怪異を目の前にしても、臆せぬ勇士ふたりが駆るハイ・テックの塊、ヤタガラスとユーギオーガの姿がそこにあった!

 

 

 

 

 その頃、最前線よりまだ距離を保つコロンブス級リリーブラックの砲座で、少年もまた覚悟を決めていた。

 

 

 あなたがリーン・イオギーの翼で宇宙を飛翔し マスタースパークを放つのです

 

 ヒノトリの分霊を 悪しき竜から開放しなさい

 

 それ以外の方法で これからの戦いを勝ち抜くことは難しい

 

 

 「…誰かが僕の耳元で囁いた………フルダブル…ローレライの血筋を守りなさい………戦うんだ…僕も………」

 

  ニンジャスレイヤーネオがジェノサイダー2機との戦闘態勢を整えたことで、戦場で繋がっていたミリシア軍側の感応波での情報共有は、徐々に薄れ、弱まっていた。

 

 流石のネオも戦闘態勢に移行しつつ、戦場全体の感応波を制御することは不可能だった。

 

 しかし、弱まる感応波に含まれていた何者かの想い、願いを感じ取り、少年…ユウ・カリン…もまた、眼前の恐るべき存在に立ち向かう意思を固めていた。

 

 弱まり消えつつあった感応波を使い、ユウは背一杯、ミリシアの仲間たちへと己の想いと行動を伝える。

 

 (シュンライ提督、お願いします。みなさんのオーラ力を僕へと集めるように…どうかミリシア全軍へとお伝ください)

 

 「みなさんの持つ力を一つにして、目の前の怪異を僕が滅ぼします!」  

 

 そのようにして、シュンライ提督はじめミリシア全軍へと、自らの戦う決意と戦闘法を伝えるユウ・カリンであった。

 

 

 殺し間にされた宙域で 15 に続く

 

 




 チレイデンチレイデン! チレイデンデンデデンデン!←ネタが古い

 
 今は昔、私も二次創作を始めた当初は純粋だったなあ。

 web上で、見ず知らずの人たちとアニメやゲームの話題を通じて知り合いになって、一緒になって盛り上がりたい。そう願っていました。

 それがね………こんなに二次創作サイトがキ〇ガイで溢れているなんて思いもしなかった。

 芸術性高くてイイよね………よくねぇよ!
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