機動戦士ガンダム フルダブル 幻想純化奇譚 作:プリエ・エトワール
最近、BS11で放送している∀ガンダム見ました。OP歌詞で…美しい剣(剣)は人と人つないで…とかあって、ちょい気に入った。
そのまま使ってしまうとヤバいので、少し変化させて演出に使う予定。
「カスガのおじさま! 御老体のみなさん! そのままアンブレラの効果範囲の拡充願います!」
「それだけ頼られたなら、やらない訳にはいきませんな! 上手にやって見せますよ!」
「心得た!」
「やれやれ、老人使いが荒いの」
「ふん、若い女子に頼られて誇らしいわい」
「そう急かさんでくれ。どれ、もう一花咲かすとしようか」
メイストームに集った面々が、そうように奮い立ってリリーブラックへと向け撃ち放たれた、多方面からの攻撃を相殺した。
戦いはなにも数や攻撃性能だけで決まる訳ではない。
防御性能もあって困ることは何もない。将来において、赤い彗星も…当たらなければどうということはない…そう言っている。
実際、バランスは大事。
そんな攻撃相殺の後のこと。
(我が艦ができることはこれで全部だ。後は………)
マゼラン級メイストーム第一艦橋のメイ・メイが、艦長用シートでマイク片手に艦内放送を開始する。
成すべきことをやり遂げる体制を整え、諸々の準備を終えると、ノーマルスーツヘルメットのシールドを開き、冷静に、力強く、朗々と語り出す。
「…全艦に告ぐ! 第一艦橋、Iフィールドユニット内部、甲板上以外のクルーたちは、速やかに退艦し、リリーブラックに向え!」
「トマホークやセイバーフィッシュが諸君らの足になる! 彼女たちに引いてもらえ!」
「残る我々がここで諸君らの盾となる! リリーブラックのクルーたちと共に力を合わせろ! 行け!」
そこまで言い切ると、クールタイムを入れるメイ・メイ。
十数秒後、通信士官を務めるサクラ・スプリングフィールドと、観測士官のフブキ・チェリーブロッサムへと声をかけた。
「あなた達も行きなさい。ここは私とカウント(元)大尉だけで何とかなるから」
「そうだせ。行きな」
尻尾を撒いて 逃げるがいいさ 誰もあなたを 責めたりはしない
メイ・メイの言葉に、艦の操舵を担当しているメイウルフ・カウントも同意する。もう十分だ。後は艦長と私に任せろ…と。
しかし、言われたサクラとフブキといえば、顔を見合わせ一瞬見つめ合うと、共に、いやいや…と、肩を竦め合い、その場から動かなかった。
そのまま、通信士官と観測士官としての職責を果たす構え。メイ・メイからの指示への、無言の拒否であった。
「…すまないわね」
「ふん…カッコイイじゃん。嫌いじゃない」
そのようにして、ちょっとした覚悟のセレモニーを終えたメイストーム艦橋のクルーたち。
彼女たちは、この狂気に満ちた戦場での、己の役目をすでに定めていた。
戦友たちの生命を守護する盾となり、眼前の宙域で未だ終わらぬ戦いの余波に立ち向かい続ける。
それぞれ、Iフィールド・アンブレラユニットに残るカスガや、メイストーム甲板上のランチにおいて、Iフィールド強化に勤しんでいる老ニンジャたちと共に。
おお! 何という献身か!
己の弱さに負けず! 強者に屈せず! 挫けることなき不屈の闘志!
勇気溢れる! 挺身覚悟の後方支援!
どうせ、いつかは消え逝く炎(命)…などという、諦めに似た蛮勇では決してない。
命ある限り戦い続ける。
死地にこそ生を見出すイクサビトの矜持。
地球連邦軍…いや。
対ジオン公国軍ミリシアに人在りて、希望の種はいまだ潰えず。
そう。
彼女たちはそれぞれ自前の豊満な胸に飽くなき闘志を宿し、怖気に負けず、魂を濁らせはしなかった。
そんな彼女たちの後方での働きがあってこそ、ネオ、リン、オクウカイは、後ろ髪引かれずに最前線で戦い抜けていた。
ユウジョウ! アイジョウ! ドコンジョウ!
そのように雄々しきムーブを続け、同座標に陣取り続けるメイストーム。
トマホークやセイバーフィッシュから伸びるワイヤーロープに掴まり、リリーブラックへと向かう元クルーたちは、そんな僚艦の姿に敬礼し、ユウ・カリンたちの待つ主力艦隊の許へと急いだ。
これは、一体?
トマホークやセイバーフィッシュに引いてもらい、リリーブラックの許へとたどり着いたメイストームの元クルーたちが見た光景。
それは、甲板上の砲座を中心として集まった人々が、共に手と手を取り合って輪になる光景だった。
ここまでやってきた自分たち同様、他のコロンブス級や、ミリシアの民間船から続々とこの場に乗り込んできた者たちが、その輪へと加わっていく。
だが、彼らはただ悪戯に、手と手を取り合っている訳ではなかった。ニュータイプならずともオーラ力の連なりが視認できたからだ。
奔流となって人々の身体を巡りながら強化されていく暖かい生命の輝き。その連鎖が。
(ああ、確かにこれなら………)
(…何者からの…どのような悪意も退けることが可能だろう………)
(生きている人間の最後の力…それは命………)
(…ああやって手を取り合えば………)
(…私たちも…その力を増幅する一助となれるのね)
「やろう!」
「やりましょう!」
メイストームの元乗員たちも、間を置かずにそのオーラ力の輪へと加わっていった。新たに重なり合う掌と掌。それぞれのオーラの輝き。
命のオーラの奔流は一人一人の身体を通過していく度に、よりその輝きを綺羅と増していく。
オーラ………ブースト!
まっとうき全体…この宇宙に満ちた命の輝き。
その円環たる理。
それぞれの未来への希望と願いを乗せたオーラ力は、いつしか人と人とを繋ぐ麗しきツルギや、イカヅチ(雷)のオーラローブを形作り、ユウ・カリンの許に顕現する。
戦友たちの想いを繋ぎ、勝利に導くトモシビ(灯火)のツルギを天へと掲げ、イカヅチ(雷)のオーラローブを翻すユウ・カリン。巡りくるオーラ力の奔流を受け、その足元の翼をさらに輝かせる。
リーン・イオギーの翼に導かれたユウは、今やオーラの灯火たるツルギを天に掲げ、もう片方でオーラシュートを撃ち出すハッケロを握りしめる。
まさに、オーラウォーロード(オーラの戦国大名)のごとき有様。
その頭部にもまた、オーラの羽飾りが生じ、身体にイカヅチのローブ。足首にはリーン・イオギーの翼というイデタチとなる。
あえて表現するならば、オーラ力で四季の大輪を咲かすロード=フラワーマスターといったところだ。
かくして、ユウ・カリンを軸にオーラ力の円環の理はより力強く増幅されていき、オーラ力は現世へと多大な影響力を発揮するまでに強化されていった。
そうして開かれるユウの両瞼。
その両の瞳もまた、大量のオーラ力を宿し、空間を貫き、宇宙の果てまでも見通すかのようであった。
かくして、キッと前方宙域で人外の争いを演じる狂竜…アサクラとミラードラゴン…を、その視線で貫くユウ。
彼奴等によるこれ以上の暴虐を終わらせる準備はここに整った。
その時。
予想外のオーラ力の揺らめきが虚空に生じ、ユウの許へと訪れる。
それは、焔のオーラであった。
ユウ眼前の戦場では、火葬砲によってジェノサイダー両機が撃ち抜かれていた…もっとも、程なく復活するが。
その残骸より抜け出るように、突如、焔のオーラ力が不死鳥の姿で顕現していた。
それは、宇宙を優雅に飛翔すると、ユウたちの円環の理の内側にあるオーラ力へと向かい、接触した。
斯様にして訪れた焔のオーラ力が、ユウを中心とした円環の理たるオーラ力と触れ合い、混ざり合う。
ユーギオーガ、ヤタガラス、ミノフスキーオーラドライブで生み出された光の翼等の攻撃を受け、半壊しつつもすぐさま再生していく双竜。
その内側より漏れ出ていた再生の力。そのオーラ力の片鱗と。
その正体とは?
それは、フジワラノヴォルケイノ=ジツであった。
邪神の走狗たるショゴスと人類の守護者たる者(ニンジャ)たちによる古の戦乱。
その時代、ニンジャ側に味方したコスモゾーン:ヒノトリが、ハヤシニンジャに協力し授けた復活のジツであった。
それに連なる魔術術式より生じた再生のオーラ焔の思惑とは、一体?
この時、ハヤシニンジャの暴走に居た堪れなくなっていたヒノトリの分霊は、己がハヤシニンジャへと与えた術式を介して、ユウ・カリンたちに接触することを望んでいだ。
ジオン公国軍の暴走によりスペースノイドの数十億近い人々が虐殺され、我々は何のために戦い続けてきたのか?………その失望の末に茫然自失となり、混乱し、サイド4ムーアで凶行に走ったハヤシニンジャ。
彼を止め、封じるために。
時間は少し戻る。
「オクウ! 突っ込むよ! 援護を!」
「了解!」
アーマーユニットを変形させ、カシャ形態となっていたユーギオーガ。再び全身をプラズマ高熱発火状態とし、突撃準備を整える。
コード:カシャ=キワミ(極)による再突撃であった。
オーリン・リンの駆るユーギオーガが、幾千の星導を燈し虚空を駆け抜けていく。
そんな獄炎に包まれた僚機を、レイウルージ・オクウカイ駆るヤタガラスが素早くサポート。
濡れ羽色のフェザーミサイル多数に続き、漆黒のビーム攪乱弾、三連メガ粒子砲の弾幕が、ユーギオーガ進路上に展開しているザクヘッドを粉砕していく。
尊き戦友の導きに守られて再突撃するユーギオーガ。今度の標的はアサクラ本体だ。
一方、それぞれ三つに分離したアサクラとミラードラゴン本体は、再び一体化して、オーガユーギ、ヤタガラス、ネオが構築した防衛線を突破すべく攻撃を集中した。
まず、接近するリン駆るユーギオーガに狙い定めた。
ミラードラゴンなど、次々とニンジャスレイヤーネオの攻撃によりザクヘッドを失っていくが、それも気にせず一心不乱にユーギオーガを狙う。
アカネコよ。自ら虎口…いや。我等の竜の咢に挑むか。
ならば迎え撃とう。
愚かな者共よ! 我が腕の中で息絶えるがよい!
カシャ形態への変形時に、火葬砲含め、多数の武装をパージしたユーギオーガ。軽量化を果たしたその身軽さ、俊敏さを活かし、迫りくるザクヘッドの触手、及び、竜の吐息弾幕を避けつつ虚空を駆ける。
「スイホ! ランダムキャッツウォーク!」
まるで酔拳を使いこなす猫科の獣!
カシャ形態ユーギオーガは、アサクラが放った弾幕を躱しに躱し、その隙間を駆け抜けて、ついにはその竜の喉元に襲い掛かった!
カウンターに繰り出された、龍の咢による噛み付き攻撃も見事に躱して!
ゴウランガ!
「燃えな!」
ユーギオーガ頭部のヒートホーンが盛大にプラズマを放電させより一層輝く!
灼熱一閃!
その一撃はアサクラ頭部を跳ね飛ばし、諸共に残る胴体部も劫火に包む!
クリティカルヒット!
ユーギオーガはアサクラの鎌首を切り落とした!
おお! タツジン!
「まだまだ! 微塵切りになって燃え尽きな!」
二閃! 三閃! 四閃! 五閃!
おおおお! フウウンカザン(風雲火斬)!
カシャの放つ地獄の炎と、火葬砲同様の破邪の炎が合わさった、二重火炎斬撃をその身体全体に受け、ザクⅡサバイブアサクラACT2ジェノサイダーが塵一つ残さず、燃え尽きる!
「やったか!」
そんなオーリン・リンのセリフはフラグめいていた。
真に恐るべきはジェノサイダー単体に非ず。
アサクラ、ミラードラゴン双方に仕込まれている、ヒノトリ禁制:復活のフジワラノヴォルケイノ術式であった。双方のジェノサイダーをほぼ同時に撃破できなければ、すべては徒労。
程なく、すべてが燃え尽きたはずの空間座標で異変が生じた。
撃破したはずのアサクラが、まるで、それは容易いことでもあるかのように、その場にリスボーンしてきたのだ!
その有り様は、復活術式によって発生した空間の歪から、ブギーポップ(不気味な泡)が渾渾と湧き出てきたかのよう。
「チッ!」
(本当にニンジャの兄さんの伝えてきた通りだね! 単体で撃破しても復活しやがる! こりゃあ、手間がかかるね…キリがないったらありゃしない!)
「後退するよ! フォロー頼む!」
「うん!」
リスボーンしたジェノサイダーアサクラの巨体を上手に盾にして、ミラードラゴン本体とザクヘッドからの攻撃を減らし、一目散に後退していくユーギオーガ。
下手に一つ所に留まらず、高い機動力を活かし広範囲を駆け巡るキャットムーブ。そうして敵側を翻弄し、攻撃を散らす玄人めいたリンの立ち回りだった。
(さて…次はどう打ち込もうかねえ………!?)
「何だい? この大きな力は?」
後退途中、さて次はどうしよう?…そうリンが思考していた最中、後方でのそれをアカネコ少女は感じ取った。
何たる大きな力の揺らぎだろうか。
リリーブラックで育まれていた力の成長具合に、リンは驚愕を隠せなかった。それは、相方のオクウカイも同様だ。
「凄いねー、オリン」
「まったくさ。隠し玉を待っているとは思っていたけれど、これ程とはね。あの不死身の竜モドキが畏れる訳さね」
「どうする?」
「そうさね、真打ちは任せてもいいかもしれないねえ…っと!」
復活し、リスボーンしたアサクラとミラードラゴン本体が、なおもオーガユーギを撃破しようと追い縋ってくる。
ヤタガラスやネオに攻撃を下手に散らさない、1点突破戦術の継続であった。
「させん! メガ粒子斬撃! カサネ!」
ニンジャスレイヤーネオも、ネコメイジのサイキッカー二人に負けてはいない!
一心不乱にユーギオーガへと向かう狂竜双方を、ネオ自慢のロクトウリュウ斬撃が捉える!
しかし!
「アイエッ!」
恐るべきは双竜に組み込まれた学習型術式AI!
ゴールド聖闘士は一度見た技を二度と喰らわない。そんな伝説めいたザクヘッドの新たなムーブ!
撃ち放っていたオーラシュートを前方で発生させた磁界内部にため込み、オーラシールドに転用するという離れ業!
恐るべき防御態勢!
無敵なるかなドラゴンの盾!
「くっ! ならば! テンマ流星剣舞!」
悲しい! 哀しい! かなしい! 斬撃が降り注ぐ!
なれどドラゴンの盾は如何なる悲哀する退ける!
ペガサス舞う宇宙の流星もまた同様に! 薙ぎ払う!
多数のザクヘッドは、そのように竜盾に押し出し、ネオが撃ち放ったメガ粒子多重斬撃波を相殺、あるいは受け流し、その迎撃をことごとく無効化した!
双竜止まらず!
「なんとぉ!」
学習型術式AI。その学習能力の高さに、流石のネオも冷や汗を流す。時を与えればそれだけ強くなる!
時は必ずしも人類に味方するとは限らないのだ。
時の流れが有利に働き続けると、誰が決めたんだ!
「うにゅ! 可愛げないないね、あのドラゴン!」
「まったくだ! いやあ、人気者は辛いねぇ!」
ネオの迎撃を物ともせず、ユーギオーガに迫りくる双竜。
それでも、リンは諦めずに逃げに徹する。
焦らない、焦らない。
その程度で狼狽えていちゃ、地獄のカシャは務まるまい。
複数のカードを隠し玉として持っているオーリン・リンは、いまだ焦ってはいなかった。
虚空に複数のデコイを配し…炎の幻影で質量ある分身を生み出して…逃げ続けるユーギオーガ。
リンは質量ある分身をデコイとし、追い縋る西洋ドラゴン型アサクラと、双頭の東洋ドラゴン型ミラードラゴンの連携攻撃を紙一重で躱し続け、軽口すら吐いてみせる。
とはいえ、その余裕も長くは続かない。
ユーギオーガのエネルギーゲインは低下する一方。
対するアサクラとミラードラゴンのオーラ力は、時間の経過に伴って、より強力なものとなっていた。
ユーギオーガが後方へと撃ち放つ砲撃も次第に無効化するほどに、オーラバリヤーも強化される。
そのようにしてより強力となった2体のドラゴンは、ヤタガラスとネオが放つ弾幕をも物ともせず、ついにはオーリン・リンの駆るユーギオーガをその咢でかみ砕ける寸前へと接近した。
ユーギオーガへと、2機で隣接するように接近したアサクラとミラードラゴン。
危し! ユーギオーガ!
危し! オーリン・リン!
危し! ネコメイジの未来!
「かかったね!」
ティキーン!
この時、リンのサイキック思念波が空間を揺らす!
ここでリンの隠し玉、偽装漂流火葬砲がベストタイミングで火を噴いた。
これまで、本体からパージされ、ただ同宙域を漂っていたかに見えたオクスタンランチャー。
リンは、サイコミュニケートリンクによって、ここぞとばかりにランチャーを再操作。双竜のオーラシールドを容易く飲み込む火葬砲を撃ち放つ!
リンは待っていたのだ。ユーギオーガを追いかけるアサクラとミラードラゴンが隣接し、火葬砲の射程内に同時に収まる瞬間を。
リンが自機と同様サイキックで操作していたオクスタンランチャー。それは、ユーギオーガからのエネルギー供給に依存しないジェネレーター搭載型だ。
つまり、オクスタンランチャーより撃ち放たれるレグ式火葬砲は、ユーギオーガが保持していなくとも、別方向からの攻撃が可能だった。
そんなレグ式火葬砲が、ユーギオーガとは別座標より再び火を噴く。
オーラシールド、バリヤーを呑み込み、竜本体をも灼熱の重粒子に包み込む火葬砲。その獄炎に飲み込まれ、巨大な姿形を減じていくアサクラとミラードラゴン。
破邪の力をも乗せるそれは強力無比。
ハヤシニンジャによる再生術式フジワラノヴォルケイノ=ジツさえなければ、これで戦闘は終っていただろう。
(これでチェックメイトなら御の字なんだけどねぇ………)
灼熱の重粒子を浴び、燃え尽きていく双竜の様子を見つつ、そう願うリン。
だが、その表情はすぐさま凍り付く。
(…そう上手くはいかない…か)
恐るべきは、双竜に搭載された学習型術式AIであった。
一度、自らのボディを火葬砲に焼かれた経験から、再び焼かれても支障なきように、コア部分を常時再生モードへと移行させていた。
コアだけ残ればダイジョーブ!
その再生力が、ユーギオーガ火葬砲の火力を上回る規模で自己増殖を繰り返し、コア消滅を防いだ。
つまりだ。
コア部分さえ無事ならば、ジェノサイダーアサクラ、ミラードラゴン2機によるフジワラノヴォルケイノ術式は続行され、大聖杯の器となる依り代は何度でも蘇る。
ダイジョーブ!
だが。
今回に限り、生じた現象はそれだけではなかった。
「うっ!?」
「うにゅ!?」
「むうっ!?」
ジェノサイダーアサクラ、ミラードラゴンのリスボーンが終了した瞬間、なぜか焔のオーラが2体から分離し、不死鳥の姿を取り、単身、戦場を抜けてリリーブラックの許へと向かった。
おお! 何事か!
(何だい!?)
(あれれ? あの炎、邪悪な気配は感じなかったよ???)
(あれは…一体?)
眼前のジェノサイダー2体から視線は外さないまま、何事が生じたのかと訝る3名の勇士。
謎が謎を呼ぶ。
あのオーラ焔は一体何だったのか?
戦闘中とはいえ、気にせずにはいられぬ3勇士であった。
殺し間にされた宙域で 17 に 続く
この時点で、フルダブル・スペリオルドラゴン登場させちゃおうかなって一瞬思ったけど、さすがに未来からチートMSがやってきて主人公たちに協力するってネタは刺激が強過ぎる。
オカルトが過ぎるって?
いやまあ、原作からしてオカルトまみれなんですけどね………今回は自重します。
補足
それと、置きバズーカネタですが、いや。止まってパージしなけりゃ、宇宙空間では慣性の法則に従って移動し続けるだろう。置きにならない。
そう考えて、偽装漂流に変更しました。
フジワラヴォルケイノ=ジツ
フジワラノヴォルケイノ=ジツ
表記揺れがあるけど同じユニーク・ジツです。