機動戦士ガンダム フルダブル 幻想純化奇譚 作:プリエ・エトワール
あっさり終わるか、長引くかは、書き綴っていかないと解んないです。笑
…あなたは?
私はヒノトリ その分霊の一柱 あなた方に知っていただきたい事 やって貰いたいことを伝えるため ここに姿を現しました
ヒノトリの分霊は円環の理たる命のオーラに接触すると、すぐさま、理力の中心軸であるユウ・カリンに語りかけた。
と、言っても、オーラ力で触れ合ってことで可能となった接触テレパス。ユウと共にあり、円環の理たるオーラ力を増幅している者たち全員に、その情報が行き渡った。
それは、ヒノトリの分霊としても承知の上でのことだった。
ムーアに残る人々を救い出したいのであれば あなたたちは知り 立ち向かわねばなりません
今 この時 ムーアがどうなっているか
それを成した存在 ハヤシニンジャ
彼が如何にして狂い あのような恐るべき凶行に走ったか
ジオン公国軍の狂気が如何にして人類の守護者を歪ませ 新たな脅威を生み出したかを
これが………僕たちが戦わなければならない存在?
そうです
ヒノトリのテレパスによって、ユウたちの脳へと次々と必要な情報が送り込まれていく。
有史以前の黒歴史。人類を奉仕種族として支配し、その果てにオーバーマインドにならんと、自らとの同化融合の素材にしようとしていた邪神群。
邪神=オーバーマインドに進化しきれなかった別星系起源知的生命体。失敗作、その成れの果て。
それらは、別種の知的生命体である人類を取り込むことで、新たな進化を目指すつもりであった。
邪神の革新たるニュータイプ。
邪神たちもまた彼等なりに、高次元の存在と繋がるニュータイプへとなりたがっていた。
そのために、自分たちの奉仕種族であるショゴスを使い、人類を自らに都合良く進化をさせるべく、地球生命に干渉。
それを快く思わない、外宇宙の神々、地球の神々と対立は深まる。
邪神群に敢然と立ち向かった、古の旧き神ソー。
かの旧き神は、自らの零落を厭わず、ショゴスに立ち向かわんとする者たちに力を分け与えた。
最初のヌンジャ、カツ・ワンソーと、ニンジャの始祖たる弟子たち。
彼らの活躍もあり、第1次地球圏忍者神大戦は、人類サイドの勝利となり、邪神の走狗であるショゴスは地球の地下深く封印された。
一時的に邪神群による地球起源生命への干渉は止まる。
だが、宇宙世紀にショゴスは突如、蘇った。その無差別同化攻撃により、ショゴスニンジャが出現。
デーモン族と合体したデビルマン軍団のように。
その無差別同化の対象となり、志半ばで非業の死を遂げたジオン・ズム・ダイクン。ダイクンなき後、サイド3はザビ家の支配下となり、暴走を開始。
そのダイクンの死と前後して開始された、第2次地球圏忍邪神大戦。
多くのニンジャたちが宇宙世紀へと蘇り、歴史の闇の中、邪神一派との死闘を演じ、戦い続けた。
ハヤシニンジャたちも同様。
ムーアをヴァルハラへと変貌させたハヤシニンジャの正体=始祖ニンジャの一柱。北欧の神話では、大神オーディンと同一視されている。
忍界31原種(クラン)、ヴァルハラニンジャクランの創始者でもある。
ハヤシニンジャは過去のオオイクサにおいて、ヒノトリと契約を結び、死を迎えても復活する力を得ていた。
その力を操り、自らのミームを引き継ぐニンジャたちをニンジャエルンヘイヤルとして復活させ、これまで共に人類を守護し続けていた。
しかし、先のジオン公国軍の大虐殺によって、ハヤシニンジャは狂ってしまった。
人類自身が自らの半身に等しい数十億の人々を虐殺する、自殺に等しき行為。
この未曽有の大虐殺によって、ハヤシニンジャ同様、自らの存在意義に疑問を持ってしまったニンジャは決して少なくはなかった。
復活の力を持つハヤシニンジャ。
だが、一部の人類による虐殺によって死亡した人々では、ハヤシニンジャとてさすがに生き返らせる訳にはいかない。
どうするか?
自分はどう行動すべきか?
迷いの末にハヤシニンジャは最悪の結論に行き付く。
大虐殺によって失われた者たちの死と、地球圏に拡散した負の想念、その魂の叫びは無駄にはできぬ。
その力、地球圏全体に張り巡らせる対邪神用結界の敷設、そのために利用しよう。
サイド4ムーアにて、今も生き残っている人々も、いずれ死ぬ。ならば、彼等の苦しみの想念も、人類守護のための礎としよう。
ムーアの生き残りの者たちを助けるべく、動き出したミリシアの者共も同様だ。
そのように もう ハヤシニンジャの思考は壊れています
本来の理知的な思考力が残っているのならば ハヤシニンジャがそうような愚劣な計画に走るはずもない
それ故に 私はハヤシニンジャとの契約を破棄することとしました
ユウ・カリン そしてオーラ力を共にする者たちよ
眼前に迫る双竜を滅ぼしなさい
あれ等は ハヤシニンジャによって生み出された自立型願望具です
人の身では遠く及ばない願いを 死んでいった人々の想念を魔力化し 叶える宝具
今のあなた達ならば あれ等を打ち砕き 死んでいった人々の想念と魂をその流れに呑み込む オーラロードを創り出せるでしょう
オーラロードの行き付く先
そこは 現世において死んでいった人々の魂が 一時遊ぶ円環の理の世 バイストンウェル
あなた方のオーラロードによって かの宝具が撃ち砕かれたならば 私との復活ジツの契約も破棄されることでしょう
そうして ハヤシニンジャの復活ジツを封じてこそはじめて あなた方の勝ち筋が見えてくるのです
いくら不死身の相手と争っても勝利はなく またムーアの人々を救うことも叶わぬでしょう
さあ 心を決めなさい 勇気のオーラと共にある者たちよ
怖気に負けていては 求めるものは得られはしません
ユウたちは、ヒノトリからのメッセージを受け止め、その恐るべき中身に恐怖した。なれど、彼等はオーラ力で連なり、孤独ではなかった。
そのオーラ力の連なりが、ユウたちに恐怖に打ち勝つ勇気を与えていた。
だが、疑問も残る。
それらのことは理解しました 僕も ここにいるみなさんも
そのこととは 別のことを聞いてもよいでしょうか?
何でしょう?
僕たちは 今 どうしてこのオーラ力とやらを使えるのです?
それは 円環の理の中心軸となっているあなたが タイヨウノハタケ(太陽の畑)の子であり フェアリオの力を引き継いでいるからです
太陽の畑? フェアリオ?
人類一人一人の可能性も ニュータイプの可能性も無限大です
人それぞれの志の中 ひとつひとつに存在します
人類の進歩の可能性の一つ 人でありながら 人以外の存在の力を得る研究 その成果
それは 現実の技術の進歩 宇宙移民や 宇宙生活のための人工の大地 宇宙空間での強固な肉体の代用品開発に飽き足らず
神話 伝承の様々な神秘的存在 幻想や夢の世界の彼方に存在するものにまで及んだのです
現実と別世界との境界線上に位置する ゲンソウキョウ
様々な世界の狭間に存在する ムゲンカン
フェアリオ舞う タイヨウノハタケ
バイストンウェルに続く ラインの流れに遊ぶローレライ
あなたの母親 ミズ・ティア・ローレライは ラインの黄金の娘であり ヨスズメとなりて歌う存在
あなたの父親 ノウ・カリンは ムゲンカンとタイヨウノハタケを行き来し 種蒔く存在
そんな力を受け継いでいます
あなた自身もまた 四季のフラワーマスターの力を受け継ぐ系子
それに あなた以外の人々もまた 気付いていないだけで それぞれ異界由来の力を持っています
これ以上のことは 遠い未来 サンシロー・T・ザンムノに 直に聞きなさい
さあ 戦う準備はもう十分整っています
今こそ 自分たちの力で 未来を勝ち取るのです
ユウ・カリンと勇気ある仲間たちよ あなた方のオーラ力で ムーアに残された民を救いなさい
さすれば いずれ イザナギ・オブジェクトもあなた方を選び 新たな領域へと人類を導く力となりましょう
そう告げると、ヒノトリの分霊は、ゆっくりと透明になっていき、虚空へと消えていった。
!?
(来た!)
その消えた虚空の先をユウが望むと、そこには、自分たちの集まるリリーブラックの許へと、高速で迫りくるジェノサイダー双竜の姿があった。
アサクラとミラードラゴンは、戦闘のリソース不足に陥ったネコメイジのオーガユーギ、ヤタガラス、ニンジャスレイヤーネオによる防衛線をついに突破。
魔女の大窯&大聖杯プログラム履行の邪魔となる因子を取り除くべく、ミリシア艦隊の旗艦へと進路を定め、高速接近していた。
双竜は、すでにリリーブラックへの攻撃態勢に移行済み。
後はオーラシュートによる一斉射撃によって邪魔者たちを消し去るだけだった。
無論、リン、オクウカイ、ネオ、共に、ユウたちが最後の切り札の準備を終えている。そう察したが故に、双竜の防衛線突破を許したのだが。
準備迎撃! 覚悟完了!
みんな! オーラ力を今一つに!
立ち向かうべき強敵は眼前に捉えている!
あちらからやって来てくれるとは僥倖!
今の僕の手許には!
マスタースパークを撃ち放つハッケロが存在します!
その発射と同時に増幅したオーラ力を!
激流として撃ち放ちましょう!
おお!
戦友たちの同意を待たずに、ユウは、双竜に対し半身となり、左手に持つハッケロを掲げ、標的へと突き付けた。
狙撃態勢は十分整った。
それぞれの方法で激戦を乗り越え、今この瞬間、ユウと共にオーラ力を増幅する仲間たちもそれに倣い、双竜に対して両手を翳し、気勢を上げる。
ハヤシニンジャの走狗たちにより、殺し間とされたこの宙域の狂気を止めるべき時は、今この瞬間!
オーラトリガーたるユウの合図に合わせ、最大の力を発揮するべく、オーラ力のさらなる増幅に努めた!
「開け! バイストンウェルへと流れゆくオーラロード!」
最大増幅マスタースパーク! オーラスプラッシュ!! スター!!!!
仲間たちの信頼と願いを受け、ユウはその一撃に持てうる力すべてを注いだ。仲間たちも同様。
そうして後、ユウは両脚で羽搏くリーン・イオギーの翼を頼りに、虚空へと足を踏み出し飛翔する。
オーラ力の激流直撃によって、ボディの大半を失っていく双竜。その、むき出しになった術式コアを確実に破壊するために、ユウは単身打って出たのだ。
ザクヘッドが展開するオーラシールドでは、増幅されたマスタースパークすら受け止めきれない。
まして、続いて撃ち放たれたオーラスプラッシュスターを受け止められるはずもない。
そのシールド崩壊直後、アサクラ、ミラードラゴンはオーラスプラッシュスターの直撃を受ける。
激流に飲み込まれ、その本体、触手、ザクヘッド、すべてがすぐさま崩壊していく。
しかし、オーラスプラッシュスターの激流の内部にあっても、双竜の術式コアは再生を続け、なおも健在であった。
逃がさない!
しかし、それを許さないオーラバトラーユウが間合いを詰め、すぐそこまで接近していた。
両足のリーン・イオギーの翼を羽搏かせ、その利き腕には抜き放った灯火の剣。ハッケロは懐にしまい込み、打ち込む態勢。
ッヤ! エー!
ユウは灯火の剣を双手に持ち替え、正眼の構えを取る。そのまま裂ぱくの気合と共に加速、オーラスプラッシュスターの激流内部へと押し入り、双竜の術式コアへと斬りかかった。
ハヤシニンジャの狂気により! 運命の歯車は逆転を始め! 地球圏は真に破滅へと進み出している!
事態が制御不能になるその前に! 状況を変えることができる者は君たちだけだ!
バイストンウェルへと流転していくオーラ力の奔流を用い!
地球圏を破滅へと導く荒ぶる魂を鎮め! 和らげ! フェラリオたちと共に洗い清めろ!
勇気と哀と共にある勇士たちよ! 黒歴史の始まりを押し留めるのだ!
その創生誕を阻止せよ!
殺し間にされた宙域で 18 に続く
フーンク!
やっぱり、長くなりそう…後、1回か2回で終わらせたい。
補足
サンシロー・T・ザンムノの元ネタは、東方獣王園の日白残夢さまから。
日=太陽=サン
白=シロー
T=サンダーボルト
残夢=ザンム それに、豊臣(トヨトミノ)姓みたいに、ノを付け足しました。
地球連邦を誕生させた始祖の方々には、みんなガンダム作品名を与えてます。
カグヤ・∀・マウンテンサイクル(ホウライサンノ)とか、賢者XXX(トリプルエックス)こと、エリン・X(エックス)・XX(ダブルエックス)・オモイカネとか。
オーキナー・V・ハタノカワやら、ユカリーン・OO(ダブルオー)・クラウド・ヤエガキとかね。
OO=縦にすると8と読める。
OO=8
クラウド=雲
8(八)雲
始祖に連なる血筋の人々も、本名は、ユウ・カリン・G・レコンギスタだったりするし、各作品に関連するネーミングにしています。
ユメノツキ・マボロシノツキ・M(ムーン)C(クライシス)とかね。
基本、主要キャラクター名は、東方旧作、project各作品のキャラクター名+ガンダム作品関連名のハイブリッド。
もっとも、ニンジャスレイヤーなど、それ以外では例外もあります。
平成仮面ライダーやら、ボカロやら、UTAU関連やら、ヴォイスロイドやら、別作品群から沢山持ってきています。
ではまた…オツカレサマドスエ!