機動戦士ガンダム フルダブル 幻想純化奇譚   作:プリエ・エトワール

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 うーん、ジャコバ・ワヨンとかピース・ランパースとかをこの時点で出すと、後々、面倒なことになりそうな気がする………最高にルナティックだぜ!

 この変なTシャツヤロー!

 不用意にキャラクターを増やすと扱いきれなくなるから、やめておきます。


 それでは、前回からの続きをどうぞ。



殺し間とされた宙域で 18

 

 「ッアー!」

 

 今一度の裂ぱくの気合と共に、ユウ・カリンがもう一つの術式コアへと切りかかる。袈裟斬りからの逆袈裟斬り。

 

 その連撃は、確実に二つの術式コアにダメージを与える。

 

 しかし、機能停止寸前の状況となろうとも、ジェノサイダー二つの術式コアはすぐに崩壊しなかった。

 それぞれ、灯火の剣による斬撃を受けて後も、増殖し続け、指令達成を諦めはしない。

 

 それどころか、オーラスプラッシュスターの激流内部にあっても、敵対するユウに自ら接近し、その身体を自己再生、自己増殖に巻き込み、取り込み融合しようと蠢動する。

 

 何たる執念!

 

 あくまでも宝具としての存在意義を貫くか!

 

 術式AIとはいえ、主に忠義を尽くすイクサ働き!

 

 そうすることで術式コアは、魔女の大窯、大聖杯としての複合術式消失と、内部魔力の拡散、取り込んでいた多くの命と魂の開放を防ぎ、共にバイストンウェルへと押し流されることから脱しようとした。

 

 悪足掻きもここまで徹底的にやられたら清々しさすら感じる。

 

 天晴な一途さだ。

 

 もっとも、やられる側にしてみればたまったものではない。

 

 どこまでも粘着質に追いかけてくるストーカーなど煩わしいだけ。

 

 それも一つではなく二つも。

 

 勘弁願う。

 

 「くっ!」

 

 オーラウォーロード・ユウも、術式コア二体によるこのしつこさには焦りを禁じ得ない。苦悶の表情を浮かべ声も上げる。

 

 「だから…って、負けて………るか!」

 

 だからといって負けてなるのもか!

 

 如何に相手が己の任務に忠実であり、他者の迷惑も考えず襲い掛かってこようとも、怖気て引き下がる理由はない!

 

 邪心討つべし!

 

 邪な意思の器は容赦不要!

 

 一切の迷いなく打ち砕く!

 

 「オーラ………シュート!」

 

 ユウは、後方支援を続ける戦友たちのオーラ力を再び結集し、自己再生、自己増殖を続ける二つの難敵へと撃ち込む!

 

 お前だけでは心許ない 力を貸してやろう

 

 「え?」

 

 (女の子?)

 

 その時。

 

 新たな奇跡が生じた。

 

 ユウを支え続ける円環の理たるオーラ力の連なり。

 

 その連なりが、ユウの身体を形作る二重螺旋と結び付き、命の可能性を理解し、ユウのもうひとつの可能性を顕現させていった。

 

 先程のユウへの呼び掛けは、もうひとりのユウからのものだった。

 

 

 男性型のユウとは真逆。

 

 陽中に陰の性質を持つ男性体に対して、陰中に陽の性質を持つ女性体。

 

 オーラウォーロードたるユウ・カリンとは別の姿のユウ・カリンが、オリジナルと並び立つように、突如としてその場に出現した。

 

 

 それは、ユウ・カリンのもうひとつの可能性…if…の存在だった。

 

 

 人類側によし近しいニュータイプであるか。

 

 妖怪側により近しいニュータイプであるか。

 

 それとも、妖精側のニュータイプか。神霊側ニュータイプか。

 

 生まれてきた時の性別。

 

 長じるまでに過ごした日々。

 

 受け取った愛情や慈しみの形。

 

 思慕や喜び。

 

 悲しみ、憎しみ。

 

 生きてきた日々の違いによる取得した様々なスキルの差と、数。

 

 何を持ってして自己と認識するか。

 

 何を持って他者と見做すか。

 

 何を好み、愛し。

 

 何を憎み、嫌うか。

 

 誰を友とし、何を敵とするか。

 

 何を守り抜き、何を滅ばすべきか。

 

 女性体は、男性体とは、大いに違っていた。

 

 

 少々、気弱なところがある男性体のユウとは真逆。

 

 他者を圧倒する力強い意思を持つ尊大な自信家。

 

 

 他者に対して寛容であろうとする男性体に対し、人を人とは思わず興味を持たぬ。

 

 興味があるといえば、もっぱら季節に咲く花々の営み程度。

 

 

 少女型たるユウは、幽幻たる華の化身とでもいうべき、麗しくも冷厳な乙女であり、風を読むかのように命のオーラの在り方を見極める存在。

 

 すなわち、オーラ(命)の華の在り方を見定める、四季のフラワーマスターであった。

 

 

 どなたが存じませんが…お願いします

 

 任せろ

 

 

 灯火の剣を振るうオーラウォーロード・ユウが、一方の術式コア(アサクラ)へと打ち込むと同時に、もう一方(ミラードラゴン)へと、四季のフラワーマスターたる少女ユウが、真に凶悪な力を撃ち放つ。

 

 

 舞え! 命の華々! 見事に散ってオーラロードの奔流と共にバイストンウェルへと流れ逝け!

 

 

 真・マスタースパーク!

 

 

 オーラウォーロード・ユウの灯火の剣が術式コア(アサクラ)を切裂き、消滅させたと同時に、フラワーマスター・ユウが撃ち放った真マスタースパークが、もう一方の術式コア(ミラードラゴン)を打ち砕き、消滅させる。

 

 完全なユニゾンによる同時攻撃。

 

 同時撃破。

 

 これでは、不死身めいていた術式コア二体にも、復活のチャンスはありはしない。

 

 

 願望器たる魔女の大窯と大聖杯の術式は同時に消滅。それにより、ヒノトリ由来の不死再生ユニークジツ・フジワラノヴォルケイノ=ジツを使用可能とする、尊き契約も破棄されだ。

 

 バイストンウェルとは、現世で死した人々の魂を一時そこで遊ばせた後、転生させる場所。

 バイストンウェルへと続くオーラロードの奔流もそれに倣っている。

 

 不死再生のユニークジツとはいささか性質が異なった。

 

 そんなオーラロードの激流内部で、不死再生のフジワラノヴォルケイノ=ジツを使用すれば、術式の崩壊、ヒノトリとの契約も破棄されてしまう。致し方のない当然のことといえた。

 

 

 ありがとう オーラウォーロード 四季のフラワーマスター その戦友たちよ ハヤシニンジャと 私の契約は破棄されました

 

 

 何処からか、そんなヒノトリからの謝意が聞こえた。

 

 

 やった…のか?

 

 ええ やったわ じゃあね

 

 ありがとう…ええと?

 

 私はあなたよ 自分に礼をいうものじゃないわ じゃあ またね

 

 ええ?

 

 

 消えていく四季のフラワーマスターの姿。

 

 オーラ力の奔流もオーラロードの彼方へと消え去り、リリーブラック甲板よりかなり離れた虚空に、リーン・イオギーの翼を羽搏かせるユウ・カリンのみが残された。

 

 

 

 「勝った………僕たちは…勝ったんだ!」

 

 

 

 かくして、ついにこの殺し間宙域での戦闘は集結した。

 

 多くの犠牲の末と、予想外の味方たちによる支援を受け、ミリシア軍パルチザン艦隊は、彼等の進路を塞ぐ人外の難敵を退けた。

 

 

 殺し間とされた宙域で 19 に続く 

 

 

 

 




 サイド4ムーアでの過去エピソードの前半部分は、これでお終い。

 次回、前半部分エピローグです。

 続く後編、サイド4ムーア ヴァルハラ化編(サイコーに地獄だぜ!)はまた後で。

 アラシニンジャのソウルを、ギンカク・マテリアルとキンカク・オブジェクトを搭載したRX‐78 G内部で召喚し、機体に憑依させ、G・ゼファーを誕生させるネタはそちらでやります。

 超AI ALICEも、もちろん搭載。

 その後、ユニークジツ、ニンジャ・アムド(鎧化)によって、ギンカクキンカクのツインドライブ、ニンジャ装甲ガンダム登場って寸法よ!

 ハヤシニンジャの走狗共の駆るファフナー・エルンヘイヤルモデルや、ベルセルクモデルと対決させるぜ。

 ロボータースキル・トビカゲ=ステップ!


 ただし、その役目は作者の気分次第で変わるかもしれない。

 フランドル・4・スターカインドが操縦するG‐OZEU(おぜう)が登場するかも。 



 ネコメイジが0078年中に、テム・レイが管理するコンピューターから不正入手したRX‐78 Gのデータ。

 そのデータを基礎にして、ネコメイジ、ニンジャ、吸血鬼たちが、共同で驚異のメカニズムを投入した急造機を完成させる!

 RX‐78 G‐O Z E U  おぜう

 O Object オブジェクト  物体

 Z Zipped ジッパー    圧縮

 E Enchantoress   エンチャントレス 魔女

 U Unholy アンホーリー  反神聖

 吸血鬼の女王。

 フランに探偵さんと呼ばれる、ショウゴ・ローリー・C(Captain=キャプテン)・ネコメイジが音頭を取って完成させる機体。

 南極条約が締結される以前の一週間戦争時、ショウゴはGの完全なデータなど持っていなかった。

 機体コードネームがGであることは知っていたが、発展途上にあった性能以外は知らぬレベル。

 当然だ。

 ガンダムタイプの一応の完成は、一年戦争中期以降なのだから。

 そこで、当時のショウゴは、ジオン公国軍のMSに対抗させるため、Gのデータにネコメイジ独自のメカニズムに加え、さらに、ニンジャ側、吸血鬼側の持つ技術テックを投入。

 魔改造を施した急造モビルスーツ…いや、超IAメカノイドを完成させる。

 
 補足

 ちなみに、世の中には妹ガンダムなる漫画も存在する。

 4・スター シスター(妹)ね。






 作者の苦悩と愚痴


 忍界31原種

 ハヤシニンジャの真の目的は、ムーアで死んだ人々や、生き残りの人々の命と想念を魔力に変換して、地球圏全体に邪神の走狗共が侵入できない結界は張り巡らすこと………だけじゃない。

 その裏で進める、とある計画を果たすまでの時間稼ぎだ。

 ニンジャソウルプラント。

 一般人にも憑依可能な段階まで劣化させた、原種ニンジャソウルをプラントで大量複製。

 忍界昇華によって地球圏に生き残っている全人類をニンジャ化させてしまえば、人類の進化はニンジャに固定され、そこから発展することはない。

 もう邪神群は、人類のニュータイプ因子を自己に取り込み、邪神のニュータイプであるオーバーマインドになることは不可能となる。

 そうなれば、邪神は地球圏を狙う理由もなくなり、ニンジャたちと邪神群の大戦も終戦へと向かう。 






 しかし。


 人類の進化も袋小路に入って終了。

 所詮、ニンジャは邪神に対抗すべく生み出された、哀しい人類の亜種でしかないのだから。

 人類は邪神によって家畜化され奉仕種族…後々、滅ぼされる…になることはなくなるが、種としての進化は固定され、様々な未来への可能性は消え失せてしまう。



 とか妄想しているのだが………やっぱり過去編より本筋のストーリーを進めないとね。

 ツラアジ。


 それと、そろそろタグに東方projectを追加するべきか?

 でも少なからず作品に粘着する異常者がいるんですよね。

 タグを増やすとやって来るかもしれない。

 コワイ。

 そういった荒らし連中に見付からないようにランキング非表示処置とかやっている。

 悩む。


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