アンカツさん因子北原と、それを前提とした担当ウマ娘たちの小ネタ三編です。
いつも北原×ウマ娘で妄想してる作者の欲望垂れ流し。

主に北原×キンカメ。
他、北原×ダスカ、メジャー、ブエナ。
もちろんオグリも出るよ。

他、シングレT×ウマ娘ネタがマジでちょびっと含まれます。

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アンカツ因子な北原と担当ウマ娘たちの小ネタ集

・日本ダービーを貴方に

 

 

「ほらっ、北原!大王である我から貴公へ、日本ダービーのプレゼントだっ!」

 

 凄まじいまでの喝采で湧き上がる競技場の中。

 キングカメハメハは魅惑の褐色肌のその美麗な顔に、輝かしい満面の笑みを作って。

 両手で広げて持った優勝レイを、北原に差し出した。

 

「あぁ、本当に……良くやったなキンカメっ!」

 

 それに涙ぐんでの笑顔で答える北原。

 

「ふふっ、まったく涙もろいな貴公はっ」

 

 それに揶揄うように笑うキングカメハメハ。

 

「それでだ……北原、その……我から貴公にも、優勝の褒美を求めても良いだろうか……?」

 

 それから、それまでの大王然とした佇まいから変じた。少しモジモジとした年相応の少女っぽい仕草で、顔を赤らめねだる様な様子を見せるキングカメハメハ。

 

「あぁ、もちろんだ。限界まで頑張ったもんなっ!」

 

 それに、当然と言うように答える北原。

 そして北原はキングカメハメハの手を取り、彼女の顎に指を優しく添えてクイと少し上げさせる。

 そして、二人の顔は近づき――

 

 

「――うわあぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

「な、なんやっ!?」

 

 オグリキャップはその夢の続きを見る、いや見せつけられる前に。意識が覚醒し、その夢の中より現実へと戻った。

 同時に同室であるタマモクロスも、その叫び声で必然的に起こされるハメになった。

 

「ハァ……ハァ……ゆ、夢か……悪夢だった……っ」

「な、なんやねん人騒がせな……」

 

 ベッドから半身を起こし、それが夢であったことに胸を撫でおろすオグリ。

 それに巻き込まれ起こされたタマは、呆れた様子で零す。

 

「うん、そうだ、夢に決まってるんだ。北原があんなキザな事をするなんて解釈違いなんだ」

「なーにを一人で納得しとるねんオグリ。それにな……」

 

 そしてウンウンと何か一人で完結しているオグリに。

 タマはまた呆れた声色で紡ぎ、そして次にはこう告げる――

 

 

「――せ や け ど そ れ は 正 夢 や――」

 

 

 

・ハーレム大王

 

 

「ふははっ、この大王の所有物となれるのだっ。左リボンたち、光栄であろうっ!」

 

 ある一室の中央にドンと置かれた仰々しい玉座の上で。キンカメは優雅に傲岸不遜に座し、高らかに笑い上げている。

 

「ちょッ、よしてくださいよキンカメ先輩……っ♡」

「ッ……は、離さんかこの知れ者……ッ♡」

「あの、こ、困ります……♡」

「キ、キンカメさん……は、恥ずかしいです……♡」

 

 そしてそんなキンカメを中心にして彼女に抱き寄せられ、侍らせられるは、

 ダイワスカーレット、

 エアグルーヴ、

 シーザリオ、

 ブエナビスタ、

 皆、口では拒んでいるが。その頬は一様に愛らしく赤らみ、皆一様にまんざらでは無なさそうだ。

 

「Los Los Los……!」

「……抹殺を遂行する」

 

 そしてそんな大王ハーレムが繰り広げられる一室を、凄まじい形相で覗くウマ娘が多数。

 視線で射貫き屠らんまでの形相を向ける、エイシンフラッシュにシンボリクリスエス。

 

「大事な娘に悪い虫がついているようだねェ……」

「娘たちはあげません!」

 

 また凄まじい形相を作っているアグネスタキオンに、あげません顔のスぺ。

 

「ハハハッ。有象無象の向ける妬み、ひがみ、淀んだ感情すら今の我には心地よい程だっ!」

 

 しかしそんな妬みひがみの視線や意識の数々すら。甘美な舞台のエッセンスとでも言うように、高らかに笑い上げて見せるキンカメ。

 その姿はまさに傲岸不遜の大王。

 

「――よぉーす、キンカメっ」

「ふぇ――……!!?……き、北原……っ!!?」

 

 しかしそんな悪ノリの茶番劇が繰り広げられていた所へ。

 ヌルーっと現れたのは他でもない北原。

 唐突な北原の登場に、キンカメは一転して慌てふためき、顔を青くしたり赤くしたりの器用で忙しい様相を見せる。

 

「トレーニングの時間なんで呼びに来たんだが、なんか面白い事してんな?邪魔しちゃったか?」

 

 北原の登場に、先まで禍々しい空気渦巻いていたこの場は一転。

 しかし、そんな空気やキンカメの様相は露知らず。北原は変わらずのヌルーとした様子でそんな言葉をキンカメに掛ける。

 

「ちちち違うんだ北原……っ!これは違くてっ、誤解で……っ!真に我の隣に居るべくは北原只一人で……っ!」

 

 その北原に対して、これまでとは一転したしどろもどろの様相で。一人で慌てまくって弁明誤魔化しの言葉を紡ごうとするキンカメ。

 

「――キ ン カ メ 先輩ィ?」

「――北原さん相手となると、お話は別ですよォー?」

 

 そんなキンカメに、またここまでとは一転した凄味を利かせた表情で。

 背後からガシとキンカメの肩を掴む、先まで侍らせていたダイワスカーレットとブエナビスタが居たり。

 

「難は逃れたか……」

「く、クリスエスさん……っ♡」

 

 シーザリオを抱き寄せてホッとした様子のシンボリクリスエスが居たり。

 

「まだ解決していないねぇ!今度は娘が男に誑かされているねぇ!?小内くぅん!なんとかしてくれたまえよっ!」

「北原さん、一度宝塚記念でお世話にはなりましたが……それとこれ(ダスカ)とは話が別です……!」

 

 また凄まじい形相で一転した光景を注視する、アグネスタキオンやエイシンフラッシュが居たり。

 

「ブエちゃんはあげません!」

 

 引き続きあげません顔のスペが居たり。

 

「――あら、私を忘れてないかしらぁ……?ふふっ」

 

 最終兵器の様相で登場した、ダイワメジャーお姉ちゃんが現れたり。

 

「まったく、皆余裕が無いんだ。どっしり構えて居てこそ相棒の余裕なんだ」

 

 後方正妻面のオグリが居たり。

 

「何を言うとんねんオグリ、お前さんも大概やぞ。はぁ、コミちゃんハニーもなんか言うてやってくれや」

 

 居合わせたタマが、突っ込みを待っているとしか思えない発言をしていたりした。

 

 

 

・ゲス北原掛かり勢

 

 

「みなさーんっ!北原さんの昔の写真を手に入れちゃいましたよーっ!」

 

 ある日、なにか興奮気味に写真を持って来たブエナビスタ。

 

「えっ!?これが昔の北原!?」

「今と比べて大分粗暴な風貌であるな……」

「ち、チンピラみたいね……」

 

 それはそこから入手したのか、20代の頃の北原の写真であった。

 ブエナビスタに見せられた写真に写る、まるでチンピラのような北原に。驚きつつも興味深々の様子で視線を注ぐ、ダスカにキンカメにメジャー。

 

((((き、北原がこんなゲスっぽい男だったなんて……――))))

 

 そして四人は妄想の世界へ――

 

 

.

――

 

「――フン、アンタがトレーナーですって?」

「大王たる我が、貴様のような下賤極まりない男の言いなりになるとでも?」

「あの~、ちょっと無理なんでお引き取り願えますか~?」

「妹であるスカーレットちゃんに手を出したら、容赦しないわよ?」

 

 新しいトレーナーと名乗った北原と言う若い男。

 しかしその風貌は粗暴なチンピラそのもので、とてもまともな人間には見えない。

 そんな北原を見るダスカ、キンカメ、ブエ、メジャーの眼は見下し軽んじるそれだ。

 

「――……ニヤっ」

 

 しかしその北原が、そのキャップの下の顔に静かに下卑た。何かを企む笑みを浮かべたのに、そん時の四人は気づかなかった……

 

 ――そして数か月後。

 

「――あぁ~んっ♡悔しくて仕方がないのにぃ、この男のモノにされちゃったぁ~!♡」

「我……ううん、わたくしは大王などでは無くぅ♡北原様、アナタ様のウマ娘でございますぅ~♡」

「北原さん、好きですぅ♡」

「はぅぅ……♡北原以外に考えられないわぁ♡私の全てはあなたのものよっ♡」

 

 そこには北原の卑劣な手管の数々により、すっかり落とされ。北原にメロメロになってしまい、北原に競って侍る四人のウマ娘があった。

 

「ヒハハッ、高慢ちきだったウマ娘ちゃんたちも、すっかり懐いてくれたモンだっ!このままウマ娘の世界は俺のモンだぜェっ!」

 

 そして四人のウマ娘を手中に収めた北原は、下卑た色で高らかに笑うのであった――

 

――

 

 

(――なんてなんてっ!♡)

(そんなっ♡そのような背徳的なっ!♡)

(ゲス北原さん、破壊力凄すぎです~♡)

(あの人(北原)の都合の良いウマ娘にされちゃうなんてぇっ♡)

 

 昔のチンピラ風の北原の姿をオ〇ズに、逞しい妄想に興奮し。

 「「「「やんやん♡」」」」と嬉し恥ずかしそうに耳をピコピコ、尻尾をバッサバッサさせるダスカ、キンカメ、ブエ、メジャーの四人。

 

「見てあれ……」ヒソヒソ

「爛れているわ……」ヒソヒソ

 

 そんな怪しい姿を見せる四人を、遠巻きに訝しむ目で見るモブウマ娘たちが居たり。

 

「危ない人たちなんだ、北原は離れているんだ」

「おわっ!ちょ、オグリ……っ!?」

 

 そしてそこに丁度現れ部屋に入ろうとしていた、事情を全く知らない北原は。

 しかしオグリに背中を押されて独占――じゃなくて避難させられて行くのであった。




 お付き合いありがとうございました。
 ゲス北原という妄想に興奮していますが、でもやっぱり北原には純粋で居て欲しい作者です。
 北原始め、シングレT×ウマ娘で日々妄想しています。

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