ラダーンの赤い痩せ馬がウマ娘世界にやってきたようです 作:キサラギ職員
原作:ウマ娘プリティーダービー
タグ:クロスオーバー ウマ娘 エルデンリング フロムソフトウェア クロスオーバー トレント ラダーンの痩せ馬 ELDEN RING
なんで餌も無いであろう土地で恐らく飲まず食わずで、ごく普通に穢れに耐えてるのか
こんな感じのが読みたいので誰かかいてくれ
自分の髪の毛で作った、特注性の髪飾り。
それは獅子を模したエンブレムを彩るように結び付けられている。
ラダーンの影従の獣とも言えるリーンホースが別次元で生まれなおしたのち、その世界における両親に望んだ数少ない装飾品。
ラダーン無きあとのことをリーンホースは知らぬが、
トレント曰く、律は遠く地を離れ、そして、主人は旅立ったとだけ伝えられている。
おれは罪深い生き物だ。
無双のつわもの、デミゴットたるラダーンを操り、陰で支配する。
おれは、黄金律の化身、黄金の獣から遣わされた傀儡。痩せた体は、ラダーンの興味を得るためのものだ。足が溶けて消える宿痾を宿したラダーンを補佐するためでもある。
おれは、何物にも侵されない。黄金樹の律によって遣わされた身は、決して何物にも侵されぬ。穢れや病、狂気でさえ、おれには通用しない。おれはそこにいるのに、いないのと同じだった。
だがある時やってきた褪せ人がラダーンを下した。今のラダーンはマレニアという、戦士を名乗る女の手にかかり、手負いだった。だがラダーンは強かった。マレニアを退け、おれを伴い、あらゆる兵を跳ねのけ、死体を食らい、穢れた荒野を彷徨い歩いている。
俺の役割はラダーンの無き足を補佐し、操るためだ。ラダーンがいる限り、役割は終わらない。はずだった。ラダーンのルーンは、あの、女とも男ともつかぬ輩に奪い取られた。
……あのものの目的は恐らく、自身が神になり、新しい世紀を始めるためであろう。
ラダーンの意思に関係なく、ただ愛して欲しいからと詰め寄る。そんな哀れな仔に見えた。
おれの役割は終わった。繋がりが解かれ、ルーンがほどけていくのを感じる。
おれの手綱は解かれた。
若い頃を思い出す。若きラダーンはおれを見て笑った。痩せている。気に入ったと言って、毛並みを撫でてくれたものだ。
さようなら、あるじさま。
どうか、迷わずにお進みください。
≪別世界に召喚されています≫
あれから十何年か経った。
おぎゃあと生まれなおしたおれは、地球という星にいた。いやおれのいた星も地球と呼ばれていたが、様子がどうにもおかしい。
ルーンはなく、科学技術と呼ばれる理を利用した技術が発展した世界だった。
そこは平和に見えたが、あちこちで同じ人同士が殺し合っていた。どこの次元もヒトは争う生き物らしい。優しい世界。そんなものは、存在しないのだ。人は、人と争う形状をしているのだから。
世界を律する理はひとつだけだが、これは壊すことができないものであった。この宇宙の理は上書きできないらしい。いや、いくつかの例外はあったが。
おれたちの世界がそうであったように、死してなお影響を残すものがあるらしい。曖昧になった別次元からソウルと呼ばれる力が流れて来て影響を与えるらしい。
ウマ娘。たしかそういった種族がこの世界にいるらしい。てっきりしろがね人のように迫害されているのかと思いきや受容されており、それどころか徒競走をして競っているというではないか。
おれの両親である男女は善人であった。こんな人たちがもっといれば狭間はもう少しマシだったのではないか。いや、ルーンが壊されて以降だ、正気なもののほうが少なかったくらいなのでもはや語るべきではないかもしれないが。
そういえば、この世界にも神がいるらしい。三女神。ウマソウルを操るその三者だが、会って等いない。どうやらというか、この世界の神というのは人と直接対話するような妙な表現になるが近くないらしい。
「リーンホース、時間だよ」
「トレント」
“角の生えたウマ娘”が真新しい制服に身を包んでおり、話しかけてくる。
あの女とも男ともつかぬ存在、ミケラの愛馬。黄金律に縛られていながらも、自由に使役することができたという、ウマですらなく、生物でもない、律そのものと言える存在。
やつは、元の世界では一応オスであったらしいのだが、この世界ではメスらしい。
……こいつはもともとあの者の愛馬だ。のちに、私のあるじを下した褪せ人の所有になった。
そのことを聞くと確かにそうだと肯定した上で、
『あるじ様は、自分で選択する力を持っている。私はそれに従うだけ』
と答えた。
トレントは、どうやら主人と別れたらしい。
あの世界は、どうなったのか。
壊れたエルデンリングを……と問いかけると。
『旅立った』
とだけ告げた。旅立つ。どこに。
『宇宙は空にある』
これは、痩せ馬ことリーンホースと呼ばれた私の物語だ。
今回のDLCでラダーンの株あがりまくってて草生えましたよね
フロムは人格者や英雄を地獄に落とすのが好きなようで