教育実習生オンボロ、銃と青春の世界へ(試投稿)   作:北アフリカ大洋

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さーて、本章のメイン組がようやく先生たちに合流します…

そのうちメインにも多少だけ介入させる予定なので人となりは掴んでいただける様頑張ろうかな、と。

まぁ、毎章全員が出るわけでは無いので登場毎に補足もする必要はありそうな気はするが。
ともかく‥


2−3)邂逅・路地裏自習組

「プラザムとかから話は聞いてる。初めまして、になるのかな‥『先生(センセ)』」

 

そんな自己紹介と共に建物の角から姿を見せた、緑ジャージの少女。

聞いた話によれば(ということは)、彼女が。

 

「“自習組リーダーのウツキ、で良かったかな?”」

 

その確認に、少女は笑みを添えたグッドサインで返した。

 

「で、だ。後ろにいるのは仲間…って、そっちにも顔見知り(いつメン)が居るからわざわざ言わなくても良かったかもしれないが。」

「ほへぇ〜、本当に仲間になってんだ、賞金(カネ)獲り屋。ま、やらかしてない内はなんにもしないよな?」

「むぅ…」

 

言いつつ、ウツキという(緑ジャージの)少女の後ろから3人ほど仲間らしきスケバンが続く。

その仲間たちの言葉を受けてだろうか。微妙な心境を顔に滲ませたシロコがこちらに視線を送り、

 

「…私、どういうイメージなの、先生。」

「“えっと…心当たりは?”」

「学校のためにお金が要るから、指名手配を探してたりしてたんだ…」

「“多分、それかな…って、学校のため?”」

「うん、ちょっと訳ありで。最近はD.U.(この街)まで買い出しも兼ねて足を運んだりもしてたから…」

「“そっか。またあとで話を聞かせてね? 今は…”」

 

そう言って視線をアンズとスケバンたちの方へ向ける。

一人が電話で状況を伝えるなか、ウツキは作業ズボンを履いてロングスカートを下ろすと

 

「“ってウツキ!? 危ないよ?”」

「世話ンなってる親方(カントク)からのお墨付きだ、心配は要らないって!」 ダッ

 

路地の壁面をスルスルと登って行った。そして

 

「足場確保!命綱‥よし、と。せーの…」

 

そんな声出し確認も混ぜつつ、あっという間に姿を消す。

そして、同じくそんな彼女を呆然と見ていたスケバンたちも口を開くと

 

「アイツ、そんな知り合い居たんだ…」

「ってかこの前見た修理現場のタオル鉢巻の緑ジャージ、ウツキで間違いなかったんだな…

モロあのズボン履いて飛び回ってたし。」

 

呆れ混じりにそんな感想を口にした。

ただ、そんなウツキの偵察(?)のおかげだろうか。暫く待つと

ウツキが去った方角から走り寄り、

 

「うっす‥と。とりあえず此奴(プラザム)、ここ置いとくな。」

 

そう言って見たことある頭部を抱えたセーラー袴の金髪生徒を先頭にやってきた5人組。

その置いた頭部の横長なランプが青く灯り

 

「あ、俺を運んできたのが自習組の二人目、角立(すだち)ハヤメな。

で、俺がオンボロことプラザムだ。先生は久し振りかな?」

「“………”」

 

当然のように始めた自己紹介に、先生(猪戸元治)は呆然とするしかなかった。

 

「“えっと、通信端末? にしてはデカくない?”」

「残念ながら本体(オイラ)の最エコ形態なんですわこれが。手足の予備が軒並みマトモに動かないんで胴体ごと収納中でして…」

「これ以上鉄塊玉(オンボロの頭)でアメフトやるのシンドいから先生がプラザム(こいつ)持ってくんない?」

「“……別に、構わないけどね。”」

 

そしてそんな状況を平然と受け入れている彼女(ハヤメ)たちを見るに、こうなったのは最近の出来事でもないのだろう。

 

(“それか、この子(スケバン)たちが図太いだけという可能性も無くは無いのかもしれないけど…いや、それは置いておいて。”)

 

どうやらこの騒動の中心(に据えさせられているの)が、路地裏自習組と呼ばれる3人組であるらしいというのはこれまでに聞いた話からの情報である。

 

「ウツキ、状況は?リツの奴見つかった?」

『うーん‥ちょっと状況がややこしくなっててさ。例のサバンナ連合って奴ら、グリーンマスクを味方に付けてるっぽいんだ。』

「「!?!?」」

『本人では流石に無いだろうが、やり手だろうな。気を付けてくれ』

「ん…」

 

そう考えてる最中、ウツキからもたらされた情報に一堂に緊張が走った。

シロコの獣耳も同様にぴぃんと立っている様子からも、一帯だけの有名人ではない。

 

―よりにもよってグリーンマスクが!? アンズちゃん大丈夫だったの!

―今回の目撃例は便乗犯の可能性があります。ですが、この噂がどう言った状況を呼ぶかは正直わかりません…

 

シャーレ奪還作戦が終わったあと、耳にした言葉を思い出す。そして

 

(“調べたら彼女(グリーンマスク)は危険人物として1,2年近く前に指名手配を受けている。その時は生徒や住民を無差別に襲い、些細だろうが喧嘩に乱入しては当事者を巻き込んで破壊の限りを尽くした事も数知れず…

ある時期を境にその犯行はパタリと止んで今や当時ほどの凶暴さはなりを潜めていると聞くけど、それでも黒い噂の側にその影が浮かぶこともあるらしい。”)

 

そんな人物が、今回の騒動に現れたというのだ。

アンズはこちらに駆け寄ると、遠慮がちに袖を引っ張って先生(こちら)を呼び、

 

「先生‥その、リツちゃんを助けに行かなくても…」

「“その必要もありそうだね。ただ、みんな集まったばかりだからさ。焦りは禁物だからね、アンズ”」

 

そう言えば無言で頷いたものの。

 

(“やっぱり不安そうだね。けど、逃げようとはせずに心配するあたり、この子(アンズ)の優しさなのかな。それとも‥”)

シュタッ 「ッだーいま! リツ組見つけたけど身動きが取れなさそうだったわ。肝心のリツもはぐれたみたいだけど…そのうちフラッと合流するだろ、アイツそういうところあるし。」

警察(ヴァル公)が嗅ぎつけた時に限って絶対無事な状態で再開するくらいな奴だからなー。ただ仲間たち(アイツら)は助けないとマズくね?」

「“そっか…じゃあ、準備が出来たら言って。あと、指揮が必要だったら引き受けるよ。”」

「センセ、指揮上手かったからな。使い方の分からない切り札(とくいモノ)伝えたらばっちりなタイミング教えてくれたし。」

「え、それマジ!? 擦り寄り得なんか!!」

「擦り、寄り…?」「たぶん、さ。それ本人の前で言ったらおしまい…」

「…あ。」

「レッコまた口滑った? 一生(ずっと)それで微妙な損踏んでるの気付かない!?」

「お、銃撃戦(ケンカ)か!」

 

戻ってきたウツキを中心にスケバンたちが盛り上がりだす。

先生(じぶん)としてはそんな彼女たちを尻目に不安を隠せていない少女(アンズ)が気にはなるものの。

 

「なーんか気になるってカオしてるな、ミレニアムの!」 ドンッ

「はぅっ‥あ、ハヤメちゃん?」

「噂の緑のツラ、拝みたいって雰囲気ムンムンに出してやがんな。

…通販サイトでガスマスク探したって治まりそうに無ぇんだろ?」

「便乗犯っぽい奴が最近出たって触れ回ってるからなぁ、あの連邦生徒会(まわしぐみ)がさ。」

「ウツキ、それ数時間前にアタイが教えた情報だよな!? まぁ、当のアタイだって情報屋から今日仕入れたばかりだけどさ。」

「ハハハ…こと、アンタ(ミレニアムの)。多少腕は立つっぽいけどよ、それでも不安か?」

「…何を考えてるのかなって気になり出したら、ちょっと。」

「“うん、それは気にしすぎだと思うよ。‥だよね?“」

 

そう言ってスケバンたちの方を見れば、こちらを気にしていた数人が頷いた。視線を戻すと

 

「”焦らず、一旦落ち着いて。僕も何度か言われた言葉なんだよね…というのも焦って普段は気がつく事が頭から抜けることは情けないけど僕もよくあることなんだ。“」

「あ、センセもそんなことなるんだ。」

「指揮は的確なんだよな。いや、位置取りミスって流れ弾食らいかけてばかりだったけど」 「”っそれは秘密!‥あー、その…“」

「まーたレッコが口を滑らせて…」

「…ふふっ」

 

思わぬ暴露に、アンズの表情が緩む。

…そういえばずっと黙っていたせいで存在を忘れていた者がいた。

仮眠をとっていたらしい彼は眼灯を再び青に灯らせると先生達の様子を観察し、話題を引き継いで

 

「そういうことならさ、先生? ハヤメと組まねーか?

聞く限り指揮能力は高いようだが後方組の位置取りはまだ慣れてない。」

「なるほど、そこをアタイが補完(カバー)すれば万事、と。いいね、面白そうじゃんか!」

「そう言えば先生、シャーレの奪還作戦でも指揮をしてましたよね?あの時は…」

「”知らないうちに前に出そうになってたのを代行(リンちゃん)が慌てて止めてさ、進軍を一旦止めて防弾仕様の車を手配してくれたんだよね。“」

 

思い出し、元治は苦笑いを浮かべた。

因みに、その時使った弾痕まみれの車をそのままシャーレの備品として譲り受けることになったのは捜査部の始動直後のことである。

ただ、そんな思い出話を聞き逃さなかった者がもう一人。

 

『先生、私も居ます!』

(“‥アロナ。”)

『欲しい情報があったら子のスーパーアロナに言ってください!先生の指揮も、私がサポートします!!』

 

小脇に抱えていたシッテムの箱の画面の中、『副官』と書かれたタスキをなぜか掛け、目を輝かせて張り切る少女の姿が。そして、その周りには…

 

「“そっか。じゃあ、(アロナ)の事も頼らせてもらおうかな!”」

『はい!』

「…画面見えないけど、それ先生専用?」

「ガチの専用じゃん。かっけぇなそれ! …弾当たったら死ぬけど」 「レッコ!?」

「いや、だからこんなの持たされてんじゃね?あの才能持ってたらいくら身体貧弱(クソザコ)でも連邦生徒会(くずれかけ)が頼ろうってなるよ。連邦生徒会(ソイツら)ガタついたらウチらも気楽じゃいられなくなるかも知れないし。」

「なるほどね…いや、その連邦生徒会へ仕掛けたケンカに何も知らずウキウキで乗った人間の言うセリフじゃ無いけどさ、かく云うウチもだけど。」

 

ふと割り込んだ彼女達の反応。そこから考えるに

 

(“多分、彼女達『は』特に社会(生徒会)を恨んでいるという感じでは無いのかな。この前、代行から届いた報告書には上手くいかない苛立ちをぶつけるために襲撃に参加したという生徒が多かったと聞くけど…”)

 

多少は例外と言っていい生徒(こども)達もいるようだ。

戦車を持ち出すまでは流石に咎める対象(べき)ではあるものの、多少の撃合い(ケンカ)までならキヴォトスではどうやら日常茶飯事のようであり…

そんな世界を楽しめているのが少なくともこの彼女(スケバン)たちなのだろう。

・・ともかく。

 

「あーと、一つ良いかな? 「レッコ?」ウチ、一つ押さえておきたい場所があるンだよね。」

「”「それ、詳しく教えて」”」

「うっお、ウツキまで喰らいつくのか。そう言えばアタシが連邦生徒会への喧嘩(デモ)に参加してたってのはさっき口を滑らせたよな?

そん時に教えて貰った武器庫があるんだよ。持ちかけてきた奴、こう言ってたらしいぜ?‥直接聞いたわけじゃねーからホントかは解んねーけど。」

「あー、そういえば聞いたな。誰かは知らんけど推定あの騒ぎを起こしたってヤツ‥あ、喧嘩した(騒いだ)後にフラッと耳にしただけだからソイツ自体は詳しくねーんだわ。 ‥ごめん、レッコ続けて?」

「ウチも同じく推定元凶(恐らくの張本人)のことはカケラの噂すら知らねーけど…

ソイツがさ、指定してたみたいなんだ。取った(ぬすんだ)って何処にもメイワクの掛からないっていう武器(だんやく)庫がさ。」

「へへぇ!? そりゃ、よ…

  …良いこと、聞いちまったかな!」

 

(“大丈夫かな、それ…いや。”)

 

その場所を押さえるだけでも意味はあるのかも知れない。

そんな結論に至り‥

 

「“押さえるだけ押さえておこう。だけど、絶対に手を付けてはいけないよ?

で、そうなるとまた二手に分かれる必要があるんだけど…シロコとアンズは『救出組』ってことで良いかな?”」

「ん…わかった。」 「はい!‥お願いします。」

「“それで、武器(だんやく)庫の制圧組にはレッコと…“」

 

そこで言葉を止め、ふと暫く話に参加していなかったとある人物の方を見下ろす。

無造作に置かれていた筈の現状頭部のみの彼(機械人形プラザム)は…

 

「”‥その姿は?“」

「即興。」

 

頭の下半分にお椀型の”車体“がくっ付いた珍妙な姿に変貌していた。

 

「まぁ、さ? コレでみんなに運搬(アメフト)してもらう必要も無くなったし、遠慮なく作戦組んでくれ…

まぁ、図面描いてから作り終わったのがさっきの話なんだけどさ。」

「…まぁ、組み立て前に図面引くのは基本だからな。」

「え、そういう問題なの、ウツキ? ってかダサくね!?」

「また使うかもしれんから稼働時間重視、次点で走破性能考えたらこうなったんだよ!」

「違ぇわ、妙にオムツ染みた柄のこと言ってんの! せめて真っ赤に塗れよ!」「それだとラーメンの器になっちまうだろうが!!」」

 

「“話を戻すよ! 制圧の方はレッコとラー‥プラザムに頼んで…”」

「いっぺんハヤメは先生に同行して救出に、ウツキは制圧組(こっち)で偵察を頼むって形はどうだ? あと誰がラーメンだ馬鹿野郎」

「“ごめん、そして了解!”」

「そんな天然…と、そうだ先生。話聞く限りさ、制圧組(ウチら)の方も一応指揮自体は届くんだっけ?」

「”連絡がつけば出来なくも無いかな。 ‥もしかしてプラザムの?“」

「そういうこと。だからさ、プラザム…例のアレ、見せてやれそう? そうしたら先生も指揮がやりやすいだろうし。」

「あー…で、先生が制圧組(そっち)の指揮をしている間、もしかしてウチらで安全確保をしてくれと?」

 

そんな角立ハヤメの質問に、緑ジャージの提案者(浮水ウツキ)は笑みを添えたグッドサインで返す。

その様子を見ていたプラザムが不意に飛び上がり…

 

「“おぉ‥”」「やっぱすげぇ…」

 

丼型の車体が光に消え、本来あった筈の胴体に置き換わる。

 

腕載対武器兵装(プラズマアーム)、起動!

 

片腕を目の前に引き、そして真横に振り抜くと内臓兵器が起動しその腕が帯電する。そして…

 

「例えばこんな感じに手榴弾が飛んでくる、と。」

 

彼がそう呟いて顔を上げた先、先生側(こちら)へ飛んでくる手榴弾。

気付いて焦る自分に対し、彼に同行していた少女(スケバン)たちは日常茶飯事かのように落ち着いて成り行きを見守っており…

しかしシロコも目を見開きながら銃を構える態勢を取り…

 

「折角ならこのタイミングで阻止する方が解り易いだろ!?」 タァァン…

 

そんな声と共に周囲の空気を切り裂くような破裂音を伴って飛翔する、拳の形を模した電撃は

 

キィィッ 「“「…!!」”」

 

破裂寸前の手榴弾を殴りつけて弾けた。

火薬だったものを裂け目から振り撒き、呆然とする二人(先生・シロコ)の間を転がっていった。

肝を冷やしたのは二人だけでは無かったようで、スケバンの一人が思わず吼えた。

 

「…あそこまで引き付けるなよプラザム! 故障したかと思ってウチらまで焦ったじゃねぇかよ…」

「悪ぃ、けど解り易い方がいいじゃん。不安定だったらそもそもデモンストレーション断ってたし。」

「まぁそっか。流石にそこまで無遠慮では無いんだろうな…」 スチャッ 「ッ対物ライフル!?」

「おう、そこでジッとしとけ‥排熱用の穴彫ってやる!」

「待てお前、基板(ないぞう)ごとブチ抜く気か?…いや頷いてんじゃねぇよ!?」

 

そんなやりとりに二人は顔を見合わせ…

肩を竦めて笑いつつ、ふと見回して気付く。

 

「“あれ、アンズ? も、含めていつの間にか何人か見当たらないんだけど。“」

「あぁ、そいつら全員相談している間に肩組んで連れション行ったわ。ミレっ子(古澤アンズ)以外満面の笑顔で。」

「“え、えぇ…!?”」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな気配とは裏腹にこの日は陽射しが暖かく、

午後にもなれば、のんびりするには丁度良くなってくる。

 

「はぁ…暇だねぇ。ようっやく暇…

最近まで大事件だったし、苦情続きだったし…こうやって勤務中にお昼寝ができて、ようやく天国〜」

「流石にフブキに同意です…」

 

警察学校(ヴァルキューレ)校舎、生活安全局の一室で椅子の背もたれに身体を預けて会話する二人。

シャーレオフィス前のワカモの騒動を始めとした大混乱は彼女たちにほぼ休みなしの仕事を与え続け、一連の後処理から解放された一同は束の間の休暇(やすみ)を享受していた。それも

 

「…あれ?キリノも同意するんだ。 いつもは『このままだと活躍の機会がありません!』って無理矢理張り切らされるのに…」

「流石に大量の用事の連続(あれだけのしごと)を毎日こなしてたら、少しぐらいは…

‥それに折角の活躍のチャンスに万全で臨めなかったら、私たちの実力も見せ切れないじゃないですか…」

「あ、平常運転だったわ…でもさ。それを言ったら“アレ”は大丈夫なわけ?」

 

そう言い、完全に寛ぐ様子の青髪の生徒がとある席へ視線を向ける。

“澄溜”と言う苗字のネームプレートと多少散らかる資料、そして飲み残しのコーヒーの乗った卓に座る生徒は居らず…

 

「どうでしょう? そもそも教室(ここ)に居ること自体あまりないですよね?」

「澄溜さん、今日もいつも通り教材まとめて外回り(パトロール)に出ていきましたけど…」

「毎日飽きないね〜」

「というか教材なんて外回り(パトロール)に必要でしたっけ?」

 

そんないつも通りに、改めて疑問を投げ合う。

が、緊急事態は突然やってくるものである。

 

「生活安全局に来る前からやってるみたいだけど、何が‥あれ、電話?

…もしもし。あ、澄溜さん?」

「噂をすれば、ですね?」

「いいじゃん。折角だから答え合わせでも「なんですって!?」」

 

顔を見合わせた二人組(キリノ・フブキ)の会話に、割り込む驚愕の声。

 

「嫌な予感がするけど、何があったの?」

「大規模なケンカが、また発生したみたい…」

 

 




本作のオリ指名手配犯の詳細を出しました。
捕まってないタイプのヤバい奴ですが、本性やいかに…
とはいえ、ストーリーを進めていく過程でその話も混ぜるつもりなのでお楽しみに。
さて、本エピ終わらせな…

Next.(8/22 更新予定)
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