教育実習生オンボロ、銃と青春の世界へ(試投稿) 作:北アフリカ大洋
メインVol.1進行前に完全捏造エピソードを挟むという暴挙を、
無事乗り越えられたらなぁ…
示唆含めて本作に登場させる予定のオリキャラ中心です。
把握しづらかったらゴメンネ。
それでは!
プラザムは、
この世界での身分をどうするか。
そんな切羽詰まった問題よりも対応力の確保を優先し、
より満足に応戦できるまで内蔵機能による自己修理に任せよう、そう考えて
この男は
そこへ
「おーい、生きてるかー?」
聞こえる声、ただ
「おーい‥ダメだ、返事が無ぇや」
「人形じゃね? こんな
そんな会話を尻目に
「だな…いや寝てるだけなら試し、一発撃ってみないか? 生きてたらそう簡単には壊れんだろ」
聞こえてきたその一言に、彼は慌てた。
「どぁぁ待てコラ普通に壊れるだろ馬鹿!」
「「「うわぁ!?」」」
「ったく、ブラウン管テレビ叩く時ですら素手でやるだろうに…」
何をやろうとしているんだ、そう心の中で悪態を吐き…
眼灯を青色に灯してプラザムが起き上がると囲んでいたロングスカートの少女たちが飛び退いて
「…いやぁ、普通に生きてたわ。ってブラウン管? なにそれ。」
「あー、知らねーけど どうせアレだろ、エンジニア部とやらの新作。」
「かも。見れるんならさ、資料でいいから見てみたいよな‥って、そんなことよりさ」
ふと湧いた興味に話が逸れかけ、軌道修正に跳び起きた
彼は信じられないものを見る仕草で指差すミニガンの銃口とそれを抱える金髪少女の顔を行き来するように眼灯を向け、
「…
オマエらさぁ、本ッ当に壊す気か!?」
「大丈夫大丈夫、入れたのゴム弾だから。」
「カートン買う時、たまに試し撃ち用で一発とか入ってるのを捨てる奴が結構居るんだよね。
そんなだから
「壁にめり込まないどころか跡形なく蒸発するのが最新型。ビバ完全犯罪。」
「そいつがよ? 自販機の下に手を突っ込んだらさ、出てくるんだわゴロゴロと。お兄さんは捨てる派? それとも取っとく派?」
問い詰めようにも弾の自慢を始める少女達一同に、彼は眼灯を消して項垂れ
「こ、小銭感覚‥じゃなくて。いや、あー。ハァ、これがキヴォトスって世界かぁ…」
そう呟いた。
‥ともかく。
「アンタら、そう言えば名前を聞いてなかったな。
俺の事はオンボロ、若しくはプラザムと呼んでくれ。」
そう切り出すと
「じゃあプラザムな。オンボロなんて自称されて呼べったって無理だから…
苦い顔を作ってそう答えたのは緑ジャージに黒髪を纏めたポニーテールが特徴的なスケバンだった。
次に答えたのはその隣、白と青のセーラー服に黒い袴を何故か合わせて着こなす
鋭い目付きに染めたような金髪が特徴的な
「
アタイ、補習続きの学力が嫌ンなって気付けば此処通いさ。で‥」
「コッチが
二人ともああ言ってるけどね、何だかんだここが楽しそうで羨ましいから着いてきたんだー。
ちゃんと楽しいからおっけーかなー
で、この3人で引っ括めて通称“
最後に答えた、のんびりとした雰囲気を纏う比較的小柄な青い
「路地裏、自習組か。まぁ、呼びたくなるのも分からんでは無いわな。」
そう言い、3人の鞄に目を向ければ覗くのは白い表紙の教材だった。
リツのものだけは1冊ほど金色の表紙のものが混じっているが
「で、強いて言えばリツが教える側、と。」
「フフン、みんな可愛いからね。それにさ、
「かわ、いい? のかは分からんけど、勉強に関してはリッちゃん様々だね。で、それ以外に関して。
ココらのスケバン連中には一応縄張りみたいなンがあるんだよね。そっちの付き合いに関して
私は参謀だね。策とか捏ね回すのが性に合ってるのさ。それが勉強に応用できたら良かったんだけど‥うわぁ!?」
「ハヤちゃん最近成績上がってきたぞーえらいえらい。寂しいけど嬉しいなー」
「引き寄せて丸めるな
そう言ってプラザムは呆れ、引き抜いた教材で軽くリツの頭を
そそくさと抜け出すハヤメを名残惜しそうに手だけを伸ばし、恨めしそうな目線を彼に向けると
「むぅ…まぁ、そういうこと。じゃ、せっかくだから今日もやる? やろう?」
渋々と話を切り、教材を取り出した。それに続き
「まぁ、整った場所で
満足はしないけどこんな場所でも…」
呟きながら2人がリツに
カラン、コロコロ‥
飛んでくる手榴弾。当然
「ん?…げ、やっべ!!」
ピンは抜かれた後であり。
気付いたウツキが慌てて遠くへ蹴飛ばすと
「
その号令と共に3人は教材を鞄へ突っ込み、頭を鞄で覆う。
直後漏れる閃光、次いで飛び散る紙コップや包み紙の塊などに打ち付けられ
そして手榴弾の飛んできた方向に見える影、
「出て来いよ、自習組のヘタレ共!」
「ヘナチョコ弾のゴム撒き娘なんざアタイらの敵じゃねェんだよ!」
口々に挑発する
構わず、いの一番に顔を出した
口を開くには
「うーん、これは別の区画の人間! みんな元気だよね。」
「いや、そんな日常茶飯事みたいな反応…」
「ウチら、
間違いなく
ま、
「それはともかく、銃弾一発で壊れてたら
…それでも買った弾使うのもバカバカしいケンカしか最近
「コンビニ感覚みたいに言うけど、本当にコンビニとかに売ってるんだろうから何も言わん。
バカバカしいケンカの基準はまだピンと来ないんだが…」
そう呟くと笑顔一名、他真顔で
「『オマエ、
「平均して『弁当に苦手なモン入ってた、
「『蜂に追い回されて疲れたからオマエ蜂の巣な?』って言われたことはある。」
返ってきたそんな答えに、彼はそれ以上の疑問を持つのを辞めた。そして
「まぁ、居合わせた
整備不足ながら戦えないレベルの不調ではないから、な!」
そう言い、銃を取り出した3人に見守られながら彼は立ち上がる。
腕を立てて反対側の肩まで左肘を引き…
ー
反動をつけて真横に振り抜かれた腕が電気を帯びる。
ハヤメは気付く。
「え、オジサン、
「適当に見繕っても良かったが、
馴れた
「あっそ。じゃあウチらはいつも通りの布陣で行くから適当に陣取っといて」
言うなり先行する
「おい待て、啖呵切った俺のメンツはどうでも良いのかお前ら!
‥いや、盾にされるのもそれはそれで、か。ったく…」
そんなわけで始まった迎撃。
敵を撒き、束の間 索敵に集中し出す相手に
「ハイ、お出迎えっと!」
黒髪のポニーテールと前を開けたジャージの裾を靡かせ、
走り寄るなり白色のショットガンを低姿勢から相手の手元を目掛けて振り上げる。
その砲身は抱えていた銃を打ち上げ
「だぁッ‥出てきたぞ!路地裏ァッ…」 ダァン
「ひッとりめ! っと、次は?」
銃口を下げるなり空いた顎を撃ち抜き、崩れおちるスケバンに射線を追わせて辺りを見回す。
しかし、
(隙有り…) スチャ「!!」
気配に気づき、振り向けば向いている銃口。ただ
ダダダダダ 「うぎゃあ!?」 ドサッ
火を吹かせる前に撃ち手を殴る弾の雨。
ウツキがその主の方を見れば
「ンな
いかにも過ぎるゴミ箱なんざ奇襲手段としても使い古させてるっての。
先入観で確認忘れてる
「ッとけよ。くっそう…」
「ウッちゃんの不注意は兎も角さ。
いやー、爆弾でもビックリ箱でもないパターンなんて久々だね。
ま、実弾通せば大抵は
「だからほっとけっての…」
煙を吐くマシンガン片手に歩み寄るハヤメ、両手を頭の後ろに組みながらアサルトライフルを背負ってリツが後に続き…
「ビックリ箱て‥いや、それ数人組同士の
呆れ気味に聞き返すプラザムの頭部には跳弾の火花が舞う。
…いや、火花が舞うと言うことは
「しまった、そうだ後ろからも!」
振り向き、帯電していた左腕を向けると右手で上腕部を支える。
次の瞬間。
スパァッ 「アババババ!」
パァァン 「グウッ…」
拳の形を取って飛ぶ、雷撃二閃。
マトモに食らったスケバン二人は銃を手放して痺れながら地面に崩れ
「筋弛緩的な調整だけど、対人間調整でもなんとかなるって感じか。こりゃ威力の再調整が楽になりそうだ…」
「ほえ〜、
でも体裁用で持っといた方が余計な面倒がなくて良いと思うんだけど…」
「絶賛余計な面倒に首突っ込んでる最中なんだよな!
オッケ、考えとく!」 スタァン、トォォン…
同じ方向から増えゆくスケバンを迎撃しつつ、返事を返す。
後方からもこの調子である。当然
「もうすぐリロード入れるわ、カバーお願い!」
「ウツキほど少なくはないけどこっちもだわ。終わったら交代な!
ックショウ、今回ケンカ吹っかけてきた奴ら
ウツキとハヤメの前にも増えるスケバン。
ハヤメは考え、そして
「一点突破掛けて逃げた方が良さそうだな。
暫くリロードの暇も潰すけど、残弾とか今のうちに突っ込んどけよ!」
「ウツキ了解!」 「リツ、りょうかーい」
「…俺ぁ前準備のしようが無いんでいつでも。
ってオマエらさぁ!?」 「「「うん(、なんだ)?」」」
プラザムの影に隠れ、
「‥ヨシ!」 「じゃねぇ、ったく
火花を散らす
「っしゃ今だ、全員突撃!!」
「「
呆れる彼をよそに、突撃を始めた。
「うーん、不良はこの前片付けたはず…
もしかして、アビドスの方が平和だったり?
…ん、様子を見に行った方が早いね。行こう。」
続投含めてまず4人。
本作で初めての3人は以降のエピソードにも絡んでもらおうと考えており…
と言うより先に本エピの完結が先ですね…
追記
読み直して分かりにくそうな部分を加筆しました。
Next.(8/8更新予定)
群狼が舞う路地のかど