この惑星の住人は、いつも忙しなく働いている。
「ビリー! ブツは手に入れられた!?」
「心配無用だぜ親分! ほらこの通りってあぶねっ!?」
「頭を下げてビリー。いやな意味で風通しが良くなる」
「冗談は後にしてアンビー! この状況っ、どうやったら切り抜けられるの!?」
「奴らを追えー!」
「ブツを取り返せ! 絶対に逃がすなよ!」
「コケにしやがって……! ぶっ殺してやらぁ!!!」
それは弾丸の雨が飛び交う戦場であっても例外ではないようだ。
『ニコ……本当にこれは信用のできる依頼だったの? 体よく利用されただけじゃ……』
『それは僕も同感だね。また報酬だけしか見てなかったのかい?』
「しーっ! それは言わない約束よパエトーン! それよりもこの状況を何とかしてー!?」
『頑張ってるけど時間はかかるよ~。それまでそっちも頑張ってね~』
「ちょっ、ちょっとパエトーン!?」
しかし、真面目に働いているからといって必ずしも良いことが起こるとは限らない。
「……あーもう! こうなりゃヤケよ!」
「チクショー! 今回も大赤字だぜ!」
「うん、いつものことだね」
「因果応報」という言葉がこの惑星にはあるように、後ろめたいことをしているのならそれ相応の罰が当たるものなのだ。
だが、そんな仕事であろうとこの惑星の住人は「やりがい」を感じているようである。
「行くわよアンビー! ビリー! それと――!」
「
「リョウカイデス!」
…………
……………
…………
「う、うぅっ……今回の収入もこれっぽち……これじゃまた借金返せないじゃない……」
「ま、まぁまぁ、元気出そうぜ親分。ほら、マスターがコーヒーサービスしてくれたんだしさ」
「ジョーンズがコーヒー好きなのは知ってたけど、クーポンも手に入れるほど通ってるのは知らなかった。私もアルバイトしてみようかな」
仕事で失敗をし、失意に暮れる日もある。
何の成果も得られない日などが特にそうだ。
「うぅっ……あ、美味しい」
「おぉ! 仕事終わりの一杯って結構いいもんだな!」
「うん、今度から試してみようかな。ハンバーガーとコーヒー」
だがそれでも、一杯のコーヒーがその気分を好転させてくれることもある。
『だそうですよジョーンズさん?』
「サービスアリガトゴザイマスマスター!」
確かに、仕事終わりの一杯は格別だ。
だからこそ……
「さぁて! 明日もじゃんじゃん稼ぐわよ!」
「明日もか親分!? 明日はスターライトナイトの放送日で……」
「なぁに? 文句でもあるのビリー? それに、明日の依頼は絶対に稼げるわ!」
「そう言って稼げたことがあったっけ……」
この一杯のために働いている人もいるのだろう。