ゲームやアニメのキャラクターが種族として存在している程の豊富さが居る異世界。
彼らがそれに出会うとどんな反応が起こるのか気になりませんか?
エルフには剣と盾のアクション。
ゾンビにはホラーゲーム、などなど。

なろうに投稿済み

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キャラクター数イコール種族数の世界

【ゾンビ、大ウケする】

 

 

 

ここは夢ショップ。

この世界に居ない種族は存在しないと言われているくらい豊富な民が平和に暮らす場所。

お客はぼちぼち。

 

「ちわー、ゾンビです。なにかオススメのゲームありますか?」

 

と、店員たるリーシャに聞いてくるゾンビ族の人に天下一品、もうこれしかねえという品を渡した。

 

【ハイオハザード】

 

初代リメイクだ。

ゾンビに渡すという誰にも真似出来ない所業を行う店員は、そのまま上機嫌に買っていくゾンビ族の男を景気良く送り出した。

 

「ちわー、人間、このゲームさっき買ったからやろーぜ?」

 

仲の良い人族に話しかけるゾンビ族に笑顔で頷く人間くん。

 

画面に映してプレイし始める者たち。

数分後、ゾンビ族は大笑い、人間は目と鼻と口から液体を出して悲鳴をあげていた。

 

「「オギャー!」」

 

正反対の意味を持つ悲鳴が近所中へ届く。

 

「ゾンビ、ゾンビ、なぐっ、殴って!あー!殴った!」

 

「ぎゃはは!このゲーム面白すぎる!」

 

ゲームの中でゾンビと名を関する存在がどんどこ死亡していく有様が、面白く、神ゲーだぜ!と同じゾンビ族に宣伝しまくる。

 

人間族も、その世界観の違いに激ハマりする者が出てきた。

 

「素手も良いが、効率の良いやり方で無双していくところなんて、最高じゃね?ボスのコスプレ今年のハロウィンでやるのおれん中で決定してるわ」

 

お前主人公のコスプレしろよととんでもないゲームをさせられた人間は、ちらりとパッケージを見て、ストレスを発散させるために、図工の成績4の腕を生かして、回復薬を作成して爆増している×イオファンを喜ばせることになった。

 

「やるじゃん」

 

ゾンビ族大絶賛。

 

「こんなつもりなかった。喜ばせるなんて悪手!!逆効果だったなんて」

 

悔しがる人間を慰める為にゾンビくんは×イオハザード2のディスクを本体に入れ、彼の素晴らしき成績4の手にコントローラーを握らせた。

 

「なにもしてないのに追ってくるよおおお」

 

そのストレスはやがて、警察のマスコット作成にも手が入るのだろう。

 

泣き叫ぶ人間に、次はVRのやつを買ってやろうとワクワクした。

ゲームを売った夢ショップ店員のおすすめはまだまだあると、彼は品揃えを思い出して、涎が出そうになるほど楽しみで仕方なかった。

 

 

 

 

 

☆☆☆★

 

 

 

 

【エルフと妖精への要請】

 

 

 

エルフ族来店、後に店員はエルフへわくわくするゲームをしたいという要望へ忠実に対応した。

 

「こちら【Zルダの伝説】です」

 

「僕そっくり!」

 

ムジュとオカリナと迷ったけど、時系列的にオカリナだよね。

リマスターというか、私なりにリメイクしたもの。

という店員の熱い進めによりエルフ族はぽちぽちと帰りながら始める。

 

「ぬん!?妖精?」

 

Rンクと呼ばれるものに叩き起こされるプロローグにキョロキョロと辺りを見回す。

二度見してもまんま同じだ!

 

「おーい、妖精くーん!」

 

と、ゲームのサポートキャラクターそっくりな妖精族は羽を動かしてエルフの側に来る。

ゲームを見せるとエルフと画面を行ったり来たりして、再現度に驚いていた。

妖精にそっくりなキャラクターが居る!と。

 

一緒にゲームを勧め、ゲームのボスたるGノンドロフを見た瞬間、あの種族だよねと二人はお互いに顔を見合わせる。

 

他の種族名があるが、ここは穏便上【ラスボス】と呼ぼう。

 

「ちょっと良いかな、ラスボス」

 

「なんだ」

 

靴を作っていた手を止め、エプロン姿の彼はゲームの画面を見せられて固まる。

 

「に、似てる。私と……」

 

その場面はちょうどゲームの中のお城の場面。

その場を見つめるZるだ姫を見て、3人は顔を突き合わせてゴニョゴニョとする。

 

「このキャラクターもエルフとそっくりだ。誰か居ないのか?」

 

と、ラスボスくんに言われ、エルフはうーんと頭を捻る。

 

「居たような、居ないような」

 

「他のエルフ族に見せれば見つかるかもよ?」

 

妖精族に言われ、3人は姫のそっくりさんを探しに仲良くエルフの集まる場所に行く。

そこで聞き込みした結果、物知り博士と呼ばれる女性が似ているとの情報に、3品は流行る気持ちを抑えきれず訪問。

出迎えた女性は成程、確かに似ている。

 

「すみません、このゲームのキャラに似た人を探しているのですが、あなたにそっくりと言われて見にきました」

 

「んー。確かに似ているけど、私よりも弟の方がより似てるかな。キャラクターの姫よりも私の顔は年上だし、もう少し成長したらなるんじゃない?」

 

というので、弟に会いに行くと確かにそちらの方が似ていた。

そして、ものしりな姉は数年後の姫にそっくりだと後に分かり、実姉を持つ弟含めた四人は大いに盛り上がった。

 

四人プラス、未来の姫としてコスプレをして剣技や立ち回りを再現した結果、皆んなに大ウケした。

 

もっとしたい、もっと見たい、と5人は言い合う。

 

ゲームを購入した夢ショップで可能性はないと思いつつ続編はないか、と聞いた彼らを待ち受ける作品数に、全員腰を抜かした姿が目撃された。


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