フラミンゴの誕生日記念のSSです!!
トワツガイ最新ストーリーまでのネタバレが含まれます!!


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流星の贈り物(フラミンゴ誕生日SS)

 

「ねぇ、フラミンゴ......。明日は、何か予定とかある?」

 

ある日の昼下がり、食堂で食事をしながらフクロウはフラミンゴに話しかける。

 

「明日って...無い!無いよ!」

 

フラミンゴは明日の予定を聞かれて、少し考えるとその日は自分の誕生日であることを思い出す。

それと同時にフクロウは祝ってくれる為に予定を聞いてくれたのだと、理解すると食い入るように予定がないと伝えて。

 

「よかったぁ......。じゃあ明日の朝、部屋に迎えに行くね」

 

「えっ!あっ、うん!分かった!」

 

そう言うとフクロウは食器を片付けに席を離れた。

フラミンゴは若干頬を赤くしながら、朝からフクロウに会えることと迎えに行くという言葉に胸を高鳴らせる。

そして食器を片付けに行ったフクロウも、フードを深く被り周りに真っ赤になっている顔を悟られないようにするのに必死だった。

 

その日の夜は、お互い緊張してしまいあまり眠れなかった。

フラミンゴはいつもより早く目覚めると、急いで身支度を整えた。

そわそわとしながら待っていると、控えめなノックの音が響く。

 

「フラミンゴ......起きてる?」

 

「起きてるよ!おはよう、フクロウ!」

 

扉を開けると、いつもよりフードを深く被ったフクロウがそこには立っていた。

フラミンゴが顔を覗くと、緊張しているのかフクロウの顔は少し赤くなっている。

 

「少しだけ緊張しちゃって......そうだ、まずは誕生日おめでとうフラミンゴ。早速で申し訳ないんだけど......今から庭園に行かない?」

 

「ありがとう!庭園だね、勿論行くよ!」

 

そのままフラミンゴは部屋を出ると、2人で庭園に向かって歩き出す。

まだ少し朝が早いためか、人はあまり歩いていない。

2人で並んで歩いていると、右手にフクロウの手が触れる。

フクロウはそのまま自分の小指を申し訳無さそうにしながらフラミンゴの小指に絡ませる。

フラミンゴは、それに気付くと全ての指を絡ませてギュッと手を握り返す。

 

そうして、2人で歩くと庭園にはすぐに辿り着いた。

 

「気持ちのいい風だね〜!」

 

まだ太陽が完全に昇りきっていないためか、吹く風は心地よい冷たさをしている。

2人は芝生の上に並んで腰掛ける。

 

「うん。これから夏も本格的になるし、もっと暑くなっちゃうよね。嫌だなぁ......」

 

「フクロウの服は暑そうだもんね、夏用にもう少し薄い生地の物が作れるかカッコウとさんに相談してみようよ!」

 

「今は忙しそうだし、ちょっと落ち着いたら聞いてみようかな......」

 

そんな他愛のない話を続けていると、フクロウはゴソゴソと何かを取り出した。

 

「フラミンゴ、これ誕生日プレゼント......!」

 

しっかりと包装された箱をフクロウはフラミンゴに渡す。

 

「ありがとう、フクロウ!開けてもいい?」

 

そう聞かれたフクロウはコクリと頷く。

フラミンゴが丁寧に包装を解くと、中には最新のカメラが入っていて。

 

「その、フラミンゴはギフトのせいで色の見方が変わったでしょ。けど、写真を撮ればカモメさんのギフトでいつでもその時の色が確認できるし、もし今後研究が進んでギフトが消せるようになれば当時の色も確認できるかなって......」

 

とフクロウはプレゼントの意図を伝える。

その意図を聞くとフラミンゴは嬉しさのあまり少しだけ目に涙を浮かべる。

そしてすぐに花のような笑顔になると、ギュッとフクロウを抱き締める。

 

「ありがとう波瑠!とってもとーっても大事にするね!」

 

「そう言っても貰えると嬉しいです......!」

 

急に抱き締められたフクロウは、顔を赤くされながらアワアワと落ち着きを無くしていた。

 

「そうだ!ねえねえフクロウ!早速1枚、2人の写真を撮ってみようよ!」

 

「うん......!使い方は中に説明書が入ってると思うよ」

 

そうして2人で箱を開けて説明書を読み、カメラの設定を行う。

無事に起動を確認すると、フラミンゴはフクロウにギュッとくっつく。

 

「ほら波瑠もくっついて!」

 

「エマ、流石にちょっと恥ずかしいよぉ」

 

「こうしないと綺麗に映らないよ!ほら、はいチーズ!」

 

カシャッという音と共に1枚の写真が保存される。

2人でその写真を確認すると、花が咲いたような笑顔のフラミンゴと夜空に浮かぶ星のように控えめではあるが確かな笑顔のフクロウがしっかりと記録されていた。

 

その夜、フラミンゴは用意したアルバムの1番最初のページにその写真を貼り付ける。

そして写真を見ると嬉しそうにニコっと笑う。

 

「これから、沢山思い出を埋めていかないと!」

 


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